【スタジオだより】『ソラバルTOKOROZAWA』のsimo
今回の【スタジオだより】の締めくくりは所沢から。
超久しぶりの所沢…かと思っていたところ、先日「ところざわさくらタウン」というところで開催されたイベントに出演したsimoを取材ところだったわ。
ところで、アレはいつのことかと思って「マー索くん」で調べてみたところ…「先日」どころの話じゃなかったわ!
時の流れが速すぎてところどころ思い違いをしていることが多くなっているところよ。
ハイ、ココまでのところで「ところ」を12回使ってみた。
で、下の写真のその当該のイベントはもうほぼ「1年前」のことでやがんのよ!
ビックリだわ。
さて、雨降りのことが多いsimoのライブ。
この時は客席にも屋根が設置された屋外の特設ステージだったけんだけど、客席がわりの階段に雨水が流れ込んで来てしまって盛大に濡れたわ。 今回は所沢をあげてのイベント『ソラバルTOKOROZAWA』。
「まち全体がフルコース 限定3日のグルメ旅!」というキャッチコピーが付いているんだけど、この日は駅の近くでイベントとは無関係の普通に営業しているうどん屋さんで昼食を摂った。
アレはご主人が写真を趣味にしているのかナァ?
お店の壁には所沢近辺の名所の写真が飾ってあって、その中の1枚に湖の写真があった。
昔、志村けんが歌って爆発的に流行った「東村山音頭」ってのがあったでしょう?
アレは1976年だったのか…ということは私が中学2年生だったナ。
あの歌は1964年に東村山町の市政移行を記念して前年に発表したご当地ソングが元らしいんだけど、歌詞に「♪東村山 庭先ゃたまこ」ってあるでしょ?
この「たまこ」というのが長い間ナゾだった。
ウチは代々東京の東に住んでいるので、所沢の方面にはまったく縁がなく土地勘が皆無だった。
当然、そんな歌が存在していたなんてこともツユ知らなかった。
「たまこ」って一体ナンだろう…?
読書家の父に教えを乞うても「ん~、『店子』って歌っているのかな?…イヤ、『卵』か?いずれにしてもそれが庭先にあったところで意味が通らないな」との反応。
知らなくても一向に困らないことなので以降その謎に深く迫ることはなかったが、最近はどこかでこの歌を耳にすることがあると、10年近く前に死んだ父を思い出すようになった。
それがホントに数年前、「多摩湖」という人造湖があることを偶然に知った。
「アレは『♪庭先ゃ多摩湖』って歌っていたのか!」
こうして「たまこ」のナゾは40年以上の時を経て氷解した。
そして、このうどん屋さんの壁にかかっていた湖の写真で初めて「多摩湖」のようすを目にしたのであった。
チョット雲行きが怪しい瞬間もあったが、今回は会場がすでに勝手知ったる駅前の「WALTZ」のエントランス・ホールなのでたとえ雨が降ったとしても安心。
simoが登場したのは『ソラバルTOKOROZAWA』の中の『Musica Cocina まちなかコンサート』というイベント。
「音楽のあるまちづくり」を推進する所沢市が株式会社ワルツ所沢とタッグを組んで企画した音楽イベントだ。「WALTZ」のエントランス・ホールに設置された今回の特設ステージ。
私がこの場でのライブにお邪魔するのはコレで3回目なんだけど、いつもとチョット様子が違う…と思ったら今回はひな壇になってるんだ!
参考までに…コレは2015年10月の時のようす。コチラはその1年後の2016年10月のようす。
こうしてこの時期になると所沢の街にMarshallとNATALのサウンドが鳴り響いていた…というワケだ。そしてコロナでしばらく休んだ後、今回は『ソラバルTOKOROZAWA』で復活!
定刻になってメンバーがステージに姿を見せてまずはごあいさつ。
「そろそろ始めたいと思います。
本日は『まちなかコンサート』楽しんで頂いていますでしょうか?
simoと申します。
インストゥルメンタル・ロックをお送り致します」
1回目のステージのオープニングは「Yours」。関雅樹今日の関ちゃんは大人気のSTUDIO SV20Hと2×12"のスピーカー・キャビネット1922。
それに1987のコンボバージョン2187を組み合わせてステレオで鳴らすシステム。石井為人宮野和也宮野さんもMarshall
JMP時代の1959と1960A。ザ・グレート岡井大二大二さんはNATALのアッシュ。
色々なバージョンを有するこの「Yours」、今日のアレンジは何番だったのかな?「ありがとうございます。
改めまして…simoと申します。よろしくお願いします。
4年ぶりの『ソラバル』、そして『まちなかコンサート』にお呼び頂きありがとうございます。
コロナの自粛で去年は試験的な感じだったんですけど今回が本格的な開催です。
限られた時間ですが最後まで楽しんでください。
さて、我々がsimoと名乗り出してから3年ぐらい経ったんですけど、昨年の10月についにオリジナル・アルバムを発売しました。
『ROCK EXTRA』というミニ・アルバムです。
今日もお持ちしております…思い出はゼヒ形に残してください」
と、メンバーとアルバムの紹介をした。
コレがそのsimoのミニ・アルバム『ROCK EXTRA』。2曲目はその中からリード・チューンの「Pinky」。
関ちゃんがアルバムの中で一番気に入っているという曲。
大二さんはスティックをブラシに持ち替える。為人さんのソロはいつも通り美しい!続けて「Koto」。為人さんのソロになると…リズムがジャズ・ビートに変化して実にいい感じ!そして、この曲の作者である宮野さんのソロ。いつも通りの密度の濃いソロ。それを引き継いての関ちゃんの情感豊かなアドリブ。
しかし…あの西武&そごう売却に反対するストライキのニュースには驚いたね。
関ちゃんと宮野さんの間に見ている「SEIBU」のロゴは今後どうなるのであろうか?「ありがとうございました。
楽しい時間はアッという間に過ぎるもので1回目のステージは次の曲で最後です。
インストゥルメンタルの音楽って難しく思われちゃうんですけど、そんなことないでしょ?
昭和の時代だとやっぱり井上堯之さんの『太陽にほえろのテーマ』とかね。
ああいうキャッチーなインストゥルメンタル曲を令和の今、世に出そうじゃないかと思っておりまして次の曲を書いたんです。
皆さん、最後まで楽しんで行ってください!」1回目のステージを締めくくったその曲は「De・Mo・Ne」。日本人特有の、あるいは日本人にしか実現できない…独特の器楽曲。
歌詞はないけど「歌」があるってヤツね。そんな雰囲気を十二分に醸し出して1回目のステージを終えた。2回目のステージはだいたい1時間半後。5時40分に2回目のステージがスタート。まずは関ちゃんのスペイシーなギターが大活躍のオハコ、U2の「With or Without You」。ビートルズの「Dear Prudence」をチラリとクォートするとこなんざニクイ。
「Dear Prudence」は関ちゃんのアイドルのハイラム・ブロックのオハコだったからね。2回目のステージ、最初のごあいさつ。
「皆さん、ようこそお越しくださいました。
『ソラバル』楽しみましたか?
金曜日から行われてます『まちなかコンサート』のトリを務めさせて頂きますsimoと申します。
よろしくお願い致します!
今日は楽屋がチョット上の方なんですね。
それでさっきエレベーターに乗って楽屋に戻ろうとしましたら、女子高生が2人乗って来まして『なんだオジさんじゃん!』って!
間違っていない。見ての通りのオジさんバンドです」
少なくとも「オバさんじゃん!」って言われなくてヨカッタじゃん?
「simoは歌詞がない『インストゥルメンタル・ロックバンド』というスタイルです。
でも歌詞がなくても、情景が目に浮かぶようなサウンドづくりを目指しております。
それで昨年の10月に初めてのアルバムをリリースしました。
5曲入りミニアルバムで『ROCK EXTRA』といいます。
今日は後ろの方で販売致しておりますのでゼヒ思い出は形に残してください」
「次に演奏するのは『ROCK EXTRA』に収録されている、ボクが一番力を込めて作曲して一番苦労してアレンジしたんですけども……全国的には一番人気がない『Pinky』という曲です。
色のピンクをモジってピンキー。
『ピンキーとキラーズ』とか『ピンキー・リング』とかありますが、ボクはピンクと白が混ざって薄いピンク色みたいなイメージを思い浮かべて作りました。
気に入って頂ければうれしいです」2回目のステージでも「Pinky」がフィーチュアされた。
真剣にレコーディングしていた時の姿を思い出す。ブラシを手にして「Pinky」の深遠な世界を作り出す大二さん。「Koto」も2回目のステージで取り上げられた。もちろん宮野さんの素晴らしいソロを聴くことができた。「4年ぶりのこういうイベントということで…皆さんがノー・マスクで集まれるっていいですね。
一時期はリモート・ライブとかいろいろありました。
それはそれでその時の時代の流れで仕方ないと思います。
今日はこの大変暑い中に集まって頂いて、コレもひとつの思い出になるのではないでしょうか?
ナニがあってもこういうライブは絶対に廃らないと思っております」2回目のステージを締めくくったのは1回目のステージ同様「De・Mo・Ne」。流麗なソロでこの曲をキャッチ―に彩った為人さん。
そしてアンコール。
「ありがとうございます!
皆さま、楽しんで頂けましたでしょうか?
さて、岡井大二といえばですね、日本が世界に誇るプログレッシブ・ロックバンド『四人囃子』でおなじみのレジェンド・ドラマーですね。
私の師匠、その四人囃子のギターの森園勝敏が作曲した「Lady Violetta」を今年の〆にしたいと思います。
またsimoを呼んで頂けるとうれしいです。
こういう場所に呼んで頂くってスゴイことなんです。
ご来場の皆さま、そして関係者の皆さま、本当にありがとうございました」simoの「Lady Viloletta」は久しぶりだ。
ココのところ同じ四人囃子の曲を演るにも「眠い月」が多かったからね。
名手4人が名曲を感動的に奏でて2度のステージを終了した。 simoの詳しい情報はコチラ⇒Seiki's Webところで関ちゃんの後ろのSTUDIOシリーズね、来月新しい仲間が日本で発売されます。
それは「STUDIO JTM」。
このSTUDIO JTMの公式デモ・ビデオの日本語吹き替え版を公開しています。
ゼヒご覧ください!
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Marshall Blogの索引『Marshall Blog INDEX』を作りました。
通称「マー索くん」。
過去2,200本に上る記事のタイトルすべてをアーティスト順やカテゴリー順に並べ、リンクを施しました。
調べごとに利用するもよし、マーブロ・サーフィンするもよし、ゼヒご活用ください!
マー索くんはコチラからどうぞ⇒Marshall Blog INDEX
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日本が世界に誇るインストゥルメンタル・ロックバンド、D_Drive。
<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>
コチラはSONY Xperiaとのコラボレーションで制作した最新ビデオ<Wings>。
<Thmbs Up>
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