LOVEROCK NIGHT『2』~THE LOVEROCK VIOLENT
『LOVEROCK NIGHT「2」』、ショウの後半はヘッドライナーのTHE LOVEROCK VIOLENT。
Marshall Blogへは2度目のご登場だ。
前回は2018年のこと…ウワッ!アレからもう4年半以上も経ったのかよ!1曲目は「Rage」。
木村直樹
Atsuo
清水賢治
臼井"OAMA"孝文
乙部ーオトチーヒロ
4年前と全く変わらない面々でうれしいな!アンサンブルそのものが押し寄せて来るようなド迫力のインスト・ナンバーでショウは幕を開けた。
「新曲いくよ~!」いきなりの新曲披露!
「Escalation」と直樹さんがタイトルを告げて曲が始まった。
直樹さんはREACTION以来のご登場。
しつこくて申し訳ないけど、もうアレから1年経ったんか!今年のことかとばかり思っていたわ。乙部さんのドラムスと…
OZMAさんのベースのコンビネーションが作り出すグルーブに乗った小気味よいナンバー。
客席もノッケから大エキサイティング!
そして、Atsuoさんのギター・ソロが炸裂。
Atsuoさんはこの日、JCM900 4100と1960Aを使用した。
「サンキュー!改めましてTHE LOVEROCK VIORENTです。
お久しぶりでございます。
あいにくの雨ですが…まだ降ってるんでしょ?
オレらも来るとき大変でした。
風も強いし…飛ばされそうになっちゃって!
以前はこのスタイルでずっとやってきたんですけど、最近はカホンを叩いたり、ギターを持ったりと荷物が多いんですよ。
それを考えると大変ですよ…バンドをやっていくということは。
今日はMOONSHINEのデビュー・ライブということで…最高だったでしょ?
ボーカルの藤重さんから『チョット一緒に演らないか』ってお誘い頂いて『じゃあ、やろうか!』って決まったワケです」「いつもそうなんですけど、新曲を演る時ってメッチャ緊張すんの。
いくつになってもですよ…どんだけ長いことやってきても新曲ってやっぱりドキドキ、ドキドキ。
どうでしたか『Escalation』?
(拍手)
まだ戦争が終わっていないじゃないですか?
本当はこんな話どうしようかと思っていたんだけど、どうしても胸が痛い。
それで『コレはいつになったら終わるんだろう?』という思いで歌詞を書いたんですよ。
今朝できました!
今日はチョット珍しいセトリでお届けします。
前半がLOVEROCK前期。
で、後半がこのメンバーになってからのLOVEROCK。
そういう風に今日はお届けしたいと思います。
LOVEROCKが始まった時、一番最初にこの曲でスタートしたね…」「この曲」とは2011年リリースの「面影」。
シンプルなロック・ビートがグイグイくる1曲。
そうか、コレがTHE LOVEROCK VIOLENTのスタートか! 10年経ってもサウンドにブレなし!
心臓の音に清水さんが奏でるオルガンの音が被さる。
2012年リリースの「鼓動」。
今度は胸のすくようなドライビング・チューン!
ココでもAtsuoさんのソロをタップリと!
「どうもありがとう!『一輪の花』!」
と直樹さんが次の曲のタイトルを口にするとすかさず…清水さんのオルガンと…
直樹さんの悲しく切ない歌が流れ出す。
このバラードも「面影」とともに2011年の最初のマキシシングルに収録された。清水さんのキーボーズの音色はピアノに代り…
バンド・アンサンブルがこの曲の美しいメロディを最高にドラマチックに演出する。
「♪ヘイヘイヘイヘイ!」
キタキタキタキタ~!
直樹さんがお客さんをアオり出すと雰囲気は一変! 2012年リリースの「She's So Good」!
「ギター、Atsuo!」
「オン・ドラムス、オトチーヒロ!」
「オン・ベース、オ~ズ~マ~!」
「オン・キーボーズ、清水賢治!」
「オン・ボーカルズ、木村直樹!」
曲の中でメンバー紹介。
盛り上がるのなんのって! 再びギターを手にした直樹さん。
「はい、どうも~!
今日は配信もあるんでそっちも意識しておかないとね。
最近は慣れたけど、配信は大変ですよ。
昨日のTwitterで『MCが聞こえづらい』とか言われて…。
チャンとナニを言っているかわかるよね?
配信をご覧の皆さん…見てるか~?聞こえるか~?活舌大丈夫か~?
もともとオレは活舌が悪いからね。
『直樹は声が低いから聞き取りにくいのよ』って先輩から言われて、声のピッチを上げようとするんだけどすぐに直ぐ下がっちゃうんだよね。
今日のライブは『LOVEROCK年内最後』ということで、ホントに集まってくれてありがとうございます!」ギターのチューニングに取り掛かる。
「この前のREACTIONの時にYuki兄が『チューニングしながらはしゃべれねぇ』って言ってたよな…ウン、確かにしゃべれねぇな。
今日来て頂いた皆さん、愛してます!
来年になってしまうと思いますが、オレたちもガンガン活動していくんでこれからもよろしくお願いしま~す!」Atsuoさんのギターからスタートするのは「光」。
2013年の3枚目のマキシシングル。これまたストレートなロック・ビートと直樹さんの声と歌い回しが絶妙に絡み合うナンバー。
清水さんが被せるキーボーズのサウンドがカッコいい。
片膝を折ってソロを弾くAStsuoさん。
カッコいい。
ひと言もしゃべらずにただひたすらギターに専念する姿があまりにクール!
誰の言葉だったっけかな~、リッチー・ブラックモアかな?
「オレが言いたいことは指が言ってくれる」
まさにこのことである。直樹さんの高速ダウン・ストラミングがなお一層曲にドライブ感を与えていた。
時は下り、清水さんのピアノとともに2019年の「異邦人」が続く。
このあたりから「今のメンバー」のレパートリーかな?
ちなみに英語圏の人に「レパートリー」と言っても絶対に通じません。
フランス読みをして「レパトワ」と発音しないとダメ。雰囲気がガラっと変わり、直樹さんの心をさらけ出すかのような情感豊かな歌声が会場に広がる。
今度は泣きのギター!
やっぱり言いたいことは指が言っている!SEに続いてOZMAさんのベースと…
Atusoさんのギターのアンサンブルによるイントロ。
曲は「激情」。
この曲も直樹さんのボーカルズの魅力が存分に押し出されたLOVEROCK感満点のナンバー。 乙部さんのドラムスが一気に雰囲気を変える。
本編最後の「目眩」だ!サビのメロディがカッコいい!
も~、この頃になるとお客さんが乗っちゃってスゴイんだわ。
チョット驚いたのは直樹さんの男性客からの人気ぶり。
「ナオキ、ナオキ」と掛け声が一時も止まることがなかった!その直樹さんを劇的にそして完璧にサポートする4人!
こうして本編が終了。
そして、間を空けずしてメンバーがステージ戻りアンコールが始まった。
「ありがとうございます!
配信の皆様もありがとうございます!
活舌が良くて配信でも声の通りが良い清水です!
自信があります。
こんばんは、ようこそいらっしゃいました!イエーイ!」
清水さんのMC爆発!
笑ったわ~。ココで物販の紹介をしてOZMAさんのトーク。
「いいですか?ボク、しゃべっても…。
こんばんは~!今日は久しぶりに上手との温度差をメチャクチャ感じています。
なんか『Atsuo~!』とか『ナオキ~!』みたいな掛け声は聞こえて来るんですけど、上手からは『OZMAさんステキ!』という声が一切聞こえて来ない!
だから上手には行かない!
上手の皆さんは今日初めて見たんじゃないですか?…この『ボク』という物体を。
『小さい妻』って書いてオズマです。
今日はTHE LOEROCK VIOLENTの今年最後のライブでございます。
こんなに集まって頂いて感謝しております。
ボクの曲は一切無いんですけども…。
ありがとうございます!」 今回のTHE LOVEROCK VIOLENTの方の取材はOZMAさんの口利きで入らせて頂いた。
OZMAさんとは残念ながらMarshall関連のカラミは全くないんだけど、お互い大の映画好きということもあって何かと親しくさせて頂いている。
OAMAさんの方が幅広く観ていらっしゃって私はゼンゼン敵わないんだけどね。
お住まいも比較的近所なので、映画の話を肴にご一献と思っているのだがなかなか実現しないのが悔しい。
そして音楽の方といえば、OZMAさんはたくさんのプロジェクトを抱えていらして、それぞれCDを制作して留まることなく前進させているところがスゴイ。
凄まじいまでの創作意欲だ。
この日も新しいCDを会場にご持参されていた。
1枚はOZMA-Xの『OZMADNESS』。 もう1枚はNERVOUS BREAKDOWNの『GET NERVOUS』。
双方、伝統のハードロックに根差した飛び切りイキのいいロック。
老若を問わずこうしてハードなオリジナル曲をブチかましてくれるバンドがジャンジャン出て来くれるとうれしいんだどね~。
それにしてもすべての曲を提供している「Takafumi Usui」という人、スゴイな。
一瞬どこの人かと思ったら…OZMAさんだわ!「じゃあみんな1つになりましょう。僕らの大好きな曲です!」
アンコールは「I Surrender」。
本編の最後に引き続いて会場は興奮の嵐! 直樹さんに捕獲されたOAMAさん。
グイグイと首を絞めつけて…「ダメ、苦しい!ヤメて、弾けない!」なんてことはお構いなし。
OZMAさんも必死の形相で何とか乗り切った!そしてして、ココがまたヨカッタ。
「I Surrender」からそのままオープニングで演ったインストゥルメンタル「Rage」をつなげたのだ。
映画のエンドロールよろしく、ライブの内容を反芻させるような演出が最高にカッコよかった。
なんかヴィクター・フレミングの『オズの魔法使い』を思い出してしまった…と思ったら、それもそのはず!
ココに「オズ」がいらっしゃった!
こちらの「オズ」さんは「小津」にもお詳しいですからね。「サンキュー!」
今日は素晴らしいロック・パフォーマンスを2つも観れてマンゾク、マンゾク!THE LOVEROCK VIOLENTの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEBSITE
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