ART~D_Drive with ENTERART <後編>
換気中。
しかし、ココと表のNEW SIDE BEACHさんの掲示板はホントいつ見ても見事だよね~。
ホレボレしちゃう。いつも賑やかなD_Driveの物販コーナー。
おかげさまで『DYNAMOTIVE』、引き続き大好評を頂戴しております!
昨日、Marshall Recordsとインターネット・ミーティングをしたんだけど、ヨーロッパでも評判がとても良いそうだ。
うれしいね~。
今度、日本のポップ・カルチャーを取り扱っているイギリスの『NEO Magazine』という雑誌にSeijiさんとYukiちゃんのインタビューが載る予定。
その手の雑誌ではイギリスで一番知名度が高い雑誌らしい。
結構気合の入った質問で翻訳していてオモシロかった。休憩の間にスッカリと空気が入れ替わったところで第2部スタート。
冒頭はD_Drive単独の演奏。まずは『DYNAMOTIVE』から「Runaway Boy」。
伝統の「Dクラシック」。
D_Driveはもうすぐ14年目に突入する。
こうして時を経た曲がいつまでも新鮮に聞こえるのも「Driving Rock」の魅力だ。間髪入れずChiikoちゃんの短くシャープなフィルがリードするのは「Attraction 4D」。Seijiさんのリフ。
実に心地良いディストーション・サウンド!よいギター・サウンドはMarshallから!続けて「Mr. RAT Boots」。
グイグイ来て気持ちい~!もちろんココではToshiくんフィーチュア。
今回は特に暴れまくるでなく、テクニカルは側面をグッと押し出した大人のプレイ。やはり音がいいわ~。アップ・テンポのナンバーが3つ続いて第2部は早くも大きな盛り上がりを見せた。
そりゃ盛り上がるよね。「ありがとうございます!では後半戦のスタートです。
『DYNAMOTIVE』と『Maximum Impact』に収録されたナンバーを取り混ぜて聴いて頂きました。次も『DAYNAMOTIVE』からの1曲です」Seijiさんのラジカセ・ギター・サウンで「古き良き街(I Remember the Town)」。アップテンポ3曲の後のミディアム・ファスト・チューン。実に心地の良い展開だ!華麗なギター・ソリから…手拍子へ。
D_Driveって思っているより手拍子ナンバーが多いんだよね。
コレがまた楽しい。
次はChiikoちゃんが必殺のフィルでイントロを弾き出す。
「逆鱗ーGEKIRINー」だ!Chiikoちゃんが鳴らしているのはNATALドラムス。
普段ココで「フロア・ライブ」を演る時はステージを独り占めしてツイン・バス・ドラムのフルセットを組むのだが、今日のロケーションはステージ下。
場所を取らないようにバス・ドラムもフロア・タムもシングルのコンパクトなセットが組まれた。
ローDチューニングを活かした激烈な演奏。Toshiくんのベースに全員が乗っかってくるパートはスリル満点!一方、ステージの上では「壊れる音と」をテーマに据えたパフォーマンスが展開した。
まさにウロコを触られた龍が怒り狂っているかのような赤いライトの下で演技をする3人のダンサー。 そして、照明がガラっと変わって今度は青。
そう、「Unkind Rain」だ。曲に合わせてユックリと身体を動かす3人。
テーマは「流して平す雨の音と」。
Yukiちゃんが情感を込めてもの悲しいメロディをつなげていく。その美しい音色を出しているのはMarshall。
ユックリ、ユックリ…3人が動く様は非情の雨がしおしおと煙るように降っているようだ。そして、Toshiくんのベース・ソロ。
いつもイケイケのToshiくんだけど、この曲のソロでは哀愁に満ちた静かなソロを聴かせてくれる。曲のエンディングとともにユックリと静かに姿を消したダンサーたち。「皆さん、プログラム見て頂けましたでしょうか?
私たちのセットリストの他にダンスの意味合いというか、どういうことを表現してるのかが書いてあります。
今日はこういう風に私たちのセットリストとは別にダンスのストーリーが流れてるという感じで、そのプログラムを見ながら『こんな思いがあるんだ』と感じながらご覧頂けたらオモシロイかな~と思っています。
そして、今日は昨日と全く同じセットリストで演っています。
2日とも演奏曲目を全く同じにするということは我々には結構珍しいことなんですよ。
昨日もお越し頂いた方もいらっしゃいますが、2回ぐらいご覧頂いてちょうどいい…という感じがします。
やっぱり情報量が多いので、どこを観たらよいのか…ということがありますからね。
この2日間で終わっっちゃうのは寂しいですね」
「寂しいし、モッタイない。
こういうのどうです?みなさん。もっと演ったほうがいいと思います?
(拍手)
ありがとうございます。
でも、Yukiちゃんのお姉さんがニューヨークに住んでいるのでなかなか出来ないんですよね。
スケジュールが合いませんからね。
なので簡単に予定が組めないんですけど、確実にスケジュールが合うような時には演ろうかと思っています。
そして、コレに関してはボクにも夢があるんです。
『ART』でも『チェリーを三つ入れてください。』でも、どちらの作品でもいいんですがニューヨーク公演を演ってみたいな~と思っているんです!」
「遠いな~、ニューヨークは!
そうですね~、そういう機会を期待しながらラスト2曲へ移りたいと思います。
皆さん、今日は本当にありがとうございました!」まずはSeijiさんが弾く「飛び道具的リフ」が迫りくる「Russian Roulette」。この曲も手拍子だもんね。
Seijiさんの弾くリフに合わせて「♪シャンシャンシャン、シャンシャンシャン」と両手を合わせるのは人気のパート。Seijiさんのプレイにも力がこもるというモノよ!矢継ぎ早にChiikoちゃんの「♪タスタスタスタス」。
『ART』の本編を締めくくったのは「1000000hp」!最後はもちろんENTERARTの皆さんもステージに登場した。 演奏はいつも通りのハラハラドキドキの「大楽器弾き倒し祭」!一方、ステージでは…ナンだ、ナンだ、ナニが始まるんだ?! 演奏と…ステージに視線を行ったり来たり。写真を撮っている私も忙しいよ~。ベールをアタマに巻いたダンサーが脚立に上ってクライマックスを迎えると同時に…D_Driveの演奏も完全燃焼した!こうして本編が終了。
チョット最後にひとこと言わせてもらいますが…今日のD_Driveは暗くて撮りにくかった!
それもそのハズ、演奏しているのは客席エリアなんだもん。
充分な照明が当たらないのは当たり前だわね。次回の首都圏エリアのライブは全員ステージの上だよ。
お隣のNEW SIDE BEACHでの公演はもうすぐ! …ということでアンコール。
「アンコールありがとうございます。
今日はお楽しみ頂けましたでしょうか?
私たちこのような機会を頂いて大変うれしく思っております」ココでChiikoちゃんから物販の紹介。 今回フィーチュアされたのは「だるまさんは転ばない」をモチーフにした「だるまリストバンド」。音に反応してチカチカ光るヤツ。
コレ、実際に付けてみると存外に楽しいな。
「Red Light, Green Light」という英題にちなんだ赤と緑。ところで、我々は「OK」を出したりもらったりする時に「ゴー・サイン」という言葉を使うでしょ?
「あの稟議書でゴーサインが出たわ!」みたいに。
コレ、完全に和製英語で外国では通じない。
英語圏でコレいう時は「give a green light」とか「get a green light」と言う。
もちろんこの「green light」は信号の色のこと。
今では間違えることはないけど、つい「blue light」って言ってしまって意味が通じない…なんて場面以前に何度かあった。
「横浜」じゃないっつーの。
私が大好きなフランク・ザッパに「Blue Light」というカッコいい曲があるので余計言いたくなっちゃうワケ。
信号機の3色は全世界共通だが、「進め」を「青」と呼んでいるのはどうも日本だけらしい。
他はみんな「緑」。
しからば、ナゼ日本は「青信号」って言うんだろう?
下の写真のように信号機の「青」は誰がどう見たって「緑」じゃんね。
コレは日本人の古来からの言語感覚によるモノらしい。
昔は「緑信号」と呼ばれていたんだけど、終戦後に制定された道路交通法の前身の法律を定める時に「青信号」と言い換えたそうだ。
「青りんご」、「若葉が青々としている」…みたいに我々には緑のモノを「青」と呼ぶ感覚があるでしょ?
どうもコレから来ているそうですよ。
あ、「青っぱな」もそうだ。アレも緑っぽいじゃん?
最近は「青っぱな」を垂らしている子供を見かけることもメッキリなくなったナ。
アンコールの脱線終わり。 ココでSeijiさんからうれしいひとこと。
「『Maximum Impact』や『DYNAMOTIVE』のライナーノーツを書いてくれたMarshallのシゲさんが今日もいらっしゃっているんですけど、なんと今日がお誕生日です!拍手~!
おめでとうございます!」
どうもありがとうございます!Yukiちゃんがダンサーの皆さんを呼び込んだ。そして、お姉さんのYukariさんからひとこと。
「皆さん、こんにちは、Yukiの姉のYukariです!
ありがとうございます。
ココでENTERARTエンターアートのダンサーを紹介させてください」 橋本さくら下野のぞみ
『チェリーを三つ入れてください。』で活躍した2人なのだ。「今までは割とシリアスな感じだったと思うんですが、これから演る『Get Away』という曲には振り付けをして皆さんに楽しく踊って頂けるようにしました。
ビデオで見られるようになっているのでご覧頂ければと思います。
そして、今回1回だけに限らずこれからもこうしたコラボレーションを企画して頂ければうれしいです」
「珍しくメンバー紹介をしちゃおうかな?」と今度はYukiちゃんがD_Driveの面々を紹介した。
そうか…そういえばD_Driveは「オンなんとか」っていうメンバー紹介はやって来なかったね。
アレもサ…いつのまにかああやって「on~」と英語らしくやるようになった。
それは構わない。
でも…D_Driveは歌い手がいないから書くけど、「on vocals」と「-s」を付けてメンバーを紹介する人はまずいないね。
パート名を示す「vocal」は常に複数形にするのが一般的な英語表現です。
「on drums」と「on keyboards」も同じ。
そんなに英語がカッコいいと思っているならチャンとした英語でやった方がいい。
ま、「ツーマン」よりはマシだけど。
「ツーマン」だけはトコトン恥ずかしい。アンコールの1曲目はYukariさんが案内した通り『DYNAMOTIVE』からYukiちゃん作の「Get Away」。なるほど、「Get Away」にゴーゴー・ダンス風の楽しい振付が付けられた!いつものD_Driveのライブに個性あふれる舞踏を加えてアートの無限の可能性を与えてくれた3人!
今回は『DYNAMOTIVE』の曲が中心で、『チェリー』の時とはゼンゼン違ったパフォーマンスがとても興味深かった。
最後はおなじみの「Screw Driver」で『ART』のステージを締めくくった。
「ありがとうございました~!」最後の最後に記念撮影タ~イム。
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEB SITE
Yukariの詳しい情報はコチラ⇒Yukari Osaka Official Web Site
コレで楽しかったD_DriveとENTERARtのコラボレーション『ART』の記録を半永久的に残すことができました。
記録しておかなかったらナ~ンにも残らない。
こうしておけば、いつでも、どこでも、行った人はこの時のことを思い出すことができるし、行かなかった人はその様子を窺い知ることができる。
そう、Marshall Blogに記事が出ることは「残す」ということなのです。
それがMarshall Blog!
SeijiさんのD_Driveに関する記録もスゴイけどね。
「いついつMarshall Blogに登場」なんてことまですべて細かく記録されている。さて終演後、私にもサプライズが!
D_DriveRの皆さんが私の還暦を記念するお花とグッズを贈ってくださったのです!江戸切子の赤いグラス。
還暦だからね、赤です。
コレで白鶴をグッとやって赤ちゃんに戻ります。おお!ありがたき還暦!
D_DriveRの皆さん、どうもありがとうございました!
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