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2022年5月27日 (金)

【Marshall60周年記念イベント】『爆音の父の日』のオープン工場


ココはMarshallの本社工場がある英ミルトン・キーンズの「Campbell Park(キャンベル公園)」というところ。
キレイだネェ。
コレがロンドンから電車で1時間ぐらいのところにあるんだから恐れ入る。
もっとも1時間も離れなくてもロンドン市内には大きくて美しい公園がいくらでもあるんだけどね。10_2_2 その公園の西の端に「Milton Keynes Rose(ミルトン・キーンズ・ローズ)」と呼ばれる一角がある。
「一角」といっても形は円形で、上から見るとバラの花のようなデザインになっている。
バラはイギリスの国花だ。
下の写真がその「ローズ」。
作者はイギリスでは「パブリック・アーティスト」と呼ばれる、公共の場に設置されるオブジェのデザインを手掛けることで知られているゴードン・ヤングという人。
黒い丸いオブジェを囲むように林立しているのは、「Pillars(ピラー=柱)」と呼ばれている地元や国の名士、世界的に活動した人たち、また世界的&歴史的にの重要な出来事の「記念碑」の数々だ。
ピラーにはその人や出来事の内容だけではなく、それにまつわる年月日が記載されている。
例えば、1月27日の「Holocaust Memorial Day(ホロコースト犠牲者を想起する国際デー)」、2月14日の「St. Valentine's Day(ヴァレンタイン・デイ)」、8月6日の「Hiroshima Day(広島の日、9日の「長崎」の碑はない)」、最近の出来事では5月25日の「Black Lives Matter」の碑が設置されている。
設置されているピラーのリストにザっと目を通してみたが、どちらかというと、世界的に有名な事件の方が多い感じ。
その中にあって、(行ったことはないけど)ひと際目を惹くのが4月5日を記念するピラー。20何の日か…。
4月5日は「Father of Loud Day(爆音の父の日)」…そう、ジム・マーシャルの命日なのだ。
このピラーに寄せられている文を読むと…
地元の名士、爆音の父ジム・マーシャルOBEに贈る。彼は音楽の分野において最も名の通ったブランドのひとつであるMarshall Amplification plcの創設者にして会長だった
としてあって、デザイナーのゴードン・ヤングが…
『爆音の日』のことをインターネットでチェックしたのだが、世界中からジム・マーシャルへの敬意が寄せられていた。ジム・マーシャルが亡くなったこの日は、今でも世界のファンが長時間にわたって関連する音楽をダウンロードしている。これがファンがやり続けていることだ」と、コメントしている。
 
上に書いたように、このピラーは他にも5月1日の「メーデー」とか「初めてティー・バッグが作られた日(1953年7月5日)」とか、出来事に関するモノが多く、『爆音の父の日』のように個人を称えて設置されたピラーは極めて少ない。
ミルトン・キーンズというイギリスで一番歴史の浅い町の発展に貢献したという「地元ビイキ判定」が働いていたにしてもジム・マーシャルのピラーが建てられているのは大変誇らしいことだと思う。30v_2 ココ、ウィリアム王子も訪れているんだって!
ジムのピラーとパチリ。
 
現在68の碑が設置されていて、あと38基設置することができるそうだ。Will_2 さて、去る4月5日、Marshallは創業60周年とジムの没後10年を記念して、100人を超える一般の方々を招待して工場を開放した。
「オープン・マイク」って盛んにやってるでしょ?
Marshallの場合は「オープン工場」というワケ。

40まずはレセプションに集合して出席の確認。60正面のフル・スタックのデコレーションも「60周年記念」使用になっている。70階段を上がってミュージアム見学。
やはりシリアルナンバー#1のJTM45が注目を集めたようだ。80続いて工場見学。
ココは木工のパートね。90「フムフム、オレのMarshallもこうなっているのか…」

100工員さんのTシャツも60周年記念バージョンだ。110シャシ製作の工程に置かれていたJVM410Hと1960BDM。
1960BDMはMegadethのデイヴ・ムスティンのために作られた「Marshall初のスピーカー・キャビネットのシグネチャー・モデル」。
SHOW-YAのsun-goさんが愛用しているスピーカー・キャビネットね。
この写真に写っているJVMにはデイヴ・ムスティンのサインが施してある。

115コチラは電気回路まわりの説明。120「え~、ハンド・ワイアードというモノは~」なんてやっているのかな?140コチラは最終の仕上げ工程だ。
このマスクをしたおジイさんと赤い上着を着た人、熱心だナァ~。
130場所をMarshall Studioに移したよ。
スタジオのマネージャー、アダムの説明を聞く。150壁があれば当然記念撮影でしょ。160そしてお待ちかねの「お楽しみタイム」!

170思う存分爆音でどうぞ!
180今日は「爆音の父の日」だから!190この日、残念ながら「オープン工場」に参加できなかった方…安心してください!
50コチラで体験できます!
 
①Marshallの工場を見学しよう!

②マーシャル・スタジオへようこそ!

あ~あ、イギリス行きたいナァ。

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200(写真提供:Marshall Amplification plc)