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2020年11月 6日 (金)

Break Through~大山まき ワンマン・ライブ <前編>

 
大山まきちゃんが不滅のSHOW-YAナンバーを熱唱してくれた『Marshall GALA2』からもう1年!
毎度のことながら早いナァ~。
まさかあの時は今年がこんなことになるなんて一体誰が予想していたであろうか…いないわね、そんな人。540そんなまきちゃんのワンマン・コンサート。
5月に開催する予定だったのだが、延期を余儀なくされ、10月に入りようやく開催の運びとなった。
ショウのタイトルは『Break Through』。10v「Break Through」と聞くとどうしても思い出してしまうのが名盤の誉れ高いThe Doorsのデビュー・アルバムの1曲目「Break on Through to the Other Side」。
ナゼかというと、コレ、私のテーマ曲なんだよね。
だって、曲の真ん中あたりでジム・モリソンが叫ぶでしょ?…「シゲ、シゲ」って!
そんだけ。20cd 会場に寄せられた祝い花。
「大山七味会」さんより。30v「ファン一同」さんより。

40v場内は都のガイドラインに従ってソーシャル・ディスタンスを配慮したイス席。
昔のライブハウスみたいで私はコレが好きなの。
イスに座っていい音楽を迫力の生演奏でジックリと味わう…本当はこうあって欲しい。
興に乗ったところで立ち上がればいい。
ロックだって「音楽」なんだから、いいロックはチャンと鑑賞しないとモッタイない!
どうでもいいロックはどうでもいいけどね。
音楽に合わせて暴れたければディスコか盆踊りに行けばいい。

50vいきなり新曲でスタート!
ヤル気満々なのだ!

60大山まき

70v斉田KAZZ和典

80vKAZZはJVM。
スピーカー・キャビネットは1960Aと1960BVの両方を鳴らした。
やっぱりこの「BV」ってキャビはスゴイね。
音が太くて、押し出し感がメッチャ強いけど、耳に優しい…みたいな。90足元のようす。
KAZZは普段からJVMを使っているのでフットコントローラーの使い方もバッチリだ。100寺沢リョータ

100v森はるか110vはるかちゃんはNATAL。
いつものCafe Racerの10"、12"、16"、22"のキット。120この新曲のタイトルは「element」。
仮称だそう。130_eleまきちゃんの力強さと勢いをフィーチュアしたようなナンバー。
いきなりの「まき節」でうれしいね!

140v忍者がバラまくのは「まきびし」ね。
踏んだら痛いヤツ。

Mb そして、KAZZのソロ炸裂。
まきちゃんの音楽には欠かすことのできないギター・サウンド。
ほとんどの曲でギター・ソロがフィーチュアされる。
Marshallの音で奏でるゴキゲンなソロだ。1502曲目はアルバム『Monster』から「Satisfaction」。
ロック版ジョビンの「One Note Samba」?
音程が変わらないAメロがまずはド迫力だ!

160_sfたたみかけるようなリズム。

170v若きパワーが猛然と降りかかってくる!

180vそして、KAZZのソロ。
実にカッコいい曲だ。0r4a0158 3曲目は「dinosaur」。

190_dsコレも新しい曲。
サビの後半に「ガオガオ」という擬音を取り入れているところが今風だ。200vもちろんこの曲でもKAZZのソロが曲をハードに盛り上げるのだ。

210もう1曲続けていっちゃうよ。
これまた新しい曲で「TRUE」。

220_tr4曲のうち3曲が未音源化曲という、まきちゃんの心意気がストレートに伝わってくるような濃い内容のオープニング。
このポジティブな気持ちはまさに「真実」と言わんばかりの「True, true」というサビのスキャット。
でも、コレ「true」とうたっているワケではないそうです。230v最初のMC。
「私の欲しいモノがここにある!皆さん、マスクをしていても喜んでくださっているのがわかりますよ!」…と、久しぶりのステージへの感動をあらわにした。

250MCの後に演奏したのは「looking for」。

260_lf_svアルバム『Monster』に収録しなかった1曲。
コレもまきちゃんのパワフルな歌声が冴えわたる会心の一発!

270vもちろんそれに呼応するかのような鋭いギター・ソロが楽しめる。

280vリズム隊の二人はひたすらバック・ビートを強調。

290vはるかちゃんのNATALの音色がまたいいんだわ!
あ、今回もスタッフさんからNATALにおホメの言葉を頂戴しました!
叩き手がいいんですよ!

300v「カバーを演ります」
いつかのステージで「私のルーツ」と紹介した数曲をまた演奏してくれた。310vまずはジャニスの「Move Over」。320_moもうコレはハマり役だからね。
何の文句のつけようもない。
せいぜい言えるのは、今度は「Half Moon」も歌って!って感じ?
「Piece of my Heart」もすごくいいかも…ジャニスの曲ではないけど。

330vKAZZとのイキも超ピッタリなのだ!

S41a0287 ここでリョータくんのベース・ソロ。
このバンドがすごく楽しそうなリョータくん。
そんな気持ちが素直に爆発したかのようなプレイだった!350リョータくんにはココのところ連チャンでマーブロにご登場頂いております。
お世話になっております。360v続いてDeep Purple MK IIの「Space Truckin'」。
パープルのコピーというとたいていMK IIIでしょ?
その筋に人に理由を尋ねたところ、日本にはian Gillanの歌を歌える人がほとんどいないんだそうです。
「Highway Star」とか「Smoke on the Water」みたいなロックの愛唱歌みたいなのは別よ。
誰か「『Who Do We Think We Are』全曲演奏」なんて演ってくれないか?
まきちゃんが歌う「Smooth Dancer」なんて絶対カッコいいにキマってる。

370v_st間奏。
コレはギターとベースのバトルのシーンなんだけど、どっちが先に弾くかをジャンケンでキメているところ。380ハイ、まずは下手、リョータくんから!
♪ベンベンベロベロ!

400v対するは上手、KAZZ!
♪ピロピロピロピロ~!S41a0459 ココは前半のハイライトのひとつだった。
390そして、「♪加門、家紋」で大盛り上がり!420<後編>につづく

★オマケ★
『Marshall GALA2』にTHE CORAL CANDIESの一員として出演してくれたまきちゃんの雄姿はもうご覧頂けましたかな?
まだの方はゼヒ!


<後編>につづく
 

200  

(一部敬称略 2020年10月19日 渋谷TAKE OFF7にて撮影 ※記事制作協力:斉田和典)