【Marshall GALA2】vol.2:オープニング & THE CORAL CANDIES
5時…定刻通りに客電が落ちて会場に鳴り響くのはアリス・クーパーの「Cold Ethyl」。
かつて、かのSlashに「この世で一番カッコいいギター・リフ」と言わせしめた『Welcome to my Nightmare』のB面の2曲目に収録されたアリスとボブ・エズリンのペンによる名曲。
第1回目の時にもこの曲をオープニングSEに選んだ。
イヤ、Slashが「カッコいい」と言ったから使ったんじゃ決してないよ。
Slashがそういう風に言う以前から私は「アホほどカッコいい曲」だと思っていたから!
私です。
GALAの経緯と趣旨、そしてお定まりの上演中の注意事項についておしゃべりさせて頂いた。
そして、今回もはるばる地球の裏側から飛んできてくれたMarhshallの皆さんを紹介した。
社長のジョナサン・エラリー。
もうおなじみですな?
奥様のエリー。
エリーとはもう長いよ~。
初めてMarshallの工場に行った時からずいぶん面倒をみてもらった。
そして我々、10ccの大ファンなのだ。
やっぱりブリティッシュ・ロックのいい時をリアルタイムで、しかも本場で経験されているのでエリーとロックの話をするのはすごく楽しいね。
マーケティングの担当重役アレックス・クームズ。
アレックスも奥さん同伴だ。
そして、いよいよ『Marshall GALA2』スターティン!(←コレ言うの忘れた!)
最初のチームのメンバーを紹介する。
そして、最後に呼びこまれたのは五十嵐☆sun-go☆美貴!
「THE CORAL CANDIES」というのは私が勝手に付けさせて頂いたチーム名でしてね。
「coral」というのは「珊瑚」でしょ。
始めは「珊瑚とくれば人魚」ということで「THE CORAL MERMAIDS」としたんだけど、待てよ…sun-goさんってよく自分のこと「キャンディ」とか言ってるな…ということを思い出して「THE CORAL CANDIES」とさせて頂いたのです。
スゴイ歓声の中、ドヘヴィなギター・ソロをブチかます!
そして、おなじみのあのリフ。
さぁ始まるよ~!
1曲目は「私は嵐」!
説明は不要だと思うけど一応書いておけば、SHOW-YAのキラー・チューンのひとつね。
Mayoちゃん、イケ~!
ノッケからスロットル全開のまきちゃん。
期待通りの…イヤ、期待以上のパフォーマンス!
喜子さんは他のメンバーとはチョット異なるフィールドからの参加だったんだけど、んナァことは関係ない。
猛烈にノリノリだ~。
それこそ音楽にジャンルに垣根はないのだ!(ホントはあるのよ)
最初のリハーサルの時は試行錯誤していたけど、バッチリじゃないの~! そして、そして…
スゴイでしょ、「嵐」ポーズの3元中継!
SHOW-YAの時は必ず上手から狙っているので、このポーズを下手から見たのはココ10年の間で初めてかも知れない。
ナンダカンダでSHOW-YAさんのステージをカレコレ10年撮らせて頂いております、ハイ。
ソレは私の勲章なのです。
この日、スチールをお願いしたのは前回同様に吾妻仁果ちゃん。
ビデオは山田智久さん。
やっぱりウケたナァ。
当たり前のことだけど、ウケたわ。
前回のMashaくんの時もそうだったんだけど、最初のチームのパフォーマンスがウケると、ま、大体全部ウマく行くね。
精神的にすごくラクになるの。
今回もバッチリ!
でもね、実はこのTHE CORAL CANDIESをオープナーにするアイデアは私じゃないのよ。
チョット、電話で押したり引いたりしたんだけど、コレはsun-goさんのアイデアだったのです。
だって、アータ、普通はこんなメンツでこんな内容のパフォーマンスは最後の方にキープしておくのがイベントの定石ってもんでしょう?
1日年上なだけぐらいではsun-goさんには逆らえないのでリクエストを聞き入れさせて頂いた。
結果大オーライ!…sun-goさん、どうもありがとうございました!
矢継ぎ早に2曲目に突入。
喜子さんの壮大で勇猛なキーボードの音色から…
Mayoちゃん必死です。
赤いスネアドラムがお似合いだね。
このスネアは今夏の布袋寅泰さんのツアーでドラムスを担当したイギリス人ドラマー、スティーブ・バーニーが絶賛していたモノ。
「日本で一番ラウドなガール・ドラマー」の呼び声高いMayoちゃんにあって最高のパフォーマンスを引き出してくれた。
やっぱりNATALっていいな。
そして、この曲の見どころ、聴きどころはナント言ってもキーボーズと…
「はい、キーボーズどうぞ!」
あ、気が付いた?
ココまで「キーボード」と「キーボーズ」と2種類の言葉を使い分けているでしょ?
一応、私の中では「キーボード」は楽器、「キーボーズ」はパートを指すように当てハメているのです。
そういう意味で「歌のパート」は「ボ―カルズ」、歌い手さんのことは…「シンガー」かな?「ボーカリスト」って海外ではあんまり耳にしないような気がするので。
さすがドリムシ仕込みのキーボーズ!
キャプテンの常用フレーズにテクニカルなヤツをタップリと加えちゃう!
そこへ持って来て1959フルテンみたいな声のまきちゃんボーカルズと来たもんだ!
ナンカ、ドアタマからスゲエもん見ちゃってる感じだぞ!
今日のお客さん、ヨカッタね~。チケット早く買って正解でしたね~。
「祭りだ、祭りだ~!」とまきちゃん。
イヤイヤ、特に「お祭り」ではないんですよ、サブちゃんじゃないんですから。
でもすごいテンション。
何よりもみんな楽しそう!
「MCをする時間があるなら、その持ち時間を演奏に費やしてください」と全出演者にお願いしておいた。
MCは幕間でタップリ聞けるでしょ?
ってなことですぐに3曲目。
ひとりだけ、Azuちゃんは『NAONのYAON』でsun-goさんと共演済。
しかし、バッチリなのよ、まきちゃんのフリが。
確かにひと月ぐらい前に「嵐」と「Fairy」の振り付けのことは電話で伝えたんだけどね。
YouTube見て研究してきてくれたのかな?
うれしいわ。
そして、サオ回し!
やってくれました。
Mayoちゃん、ジッと見てるわ。
今回のMarshall GALAの各チームの持ち時間は20分。
だからもう最後の曲。
締めくくりは「限界LOVERS」。
まきちゃんは来れなかったけど、初めてリハーサルで顔を合わせたのが10月末のこと。
もう本番が終わっちゃうよ。
こういうセッション・バンドって終わりがすぐ来ちゃうから寂しいね。
でも、GALAを通じて新しい出会いがあってその後の活動を共にしたりするケースもあるワケ。
やっぱりそういうのを目の当たりにするのは企画したモノとしてはとてもうれしいよね。
まずはTHE CORAL CANDIESの皆さんは最後の1曲の演奏をお楽しみアレ!
「私は嵐」⇒「BATTLES EXPRESS」⇒「Fairy」⇒「限界LOVERS」…スゴいセットリスト。
私が普段SHOW-YAさんのライブ写真を撮っていて最も気合いが入る4曲だぜ。
「とんかつ」⇒「すき焼き」⇒「天ぷら」⇒「火鍋」のようなフルコース。
「いきなりステーキ」⇒「天や」⇒「天下一品(コッテリ)」⇒「和幸」のハシゴと言ってもよいかもしれない。
それが終わっちゃった~!
前回のGALAは3年前の2016年。また3年後にGALAを開催するとすれば2022年。
それはMarshallの創業60周年に当たるのです。Marshallの還暦。
そして、私はMarshallと同じ年。1962年だからBluesbreaker年の生まれ。
sun-goさんは私と生まれ年が同じで誕生日が1日違い…ということは?
もうキャプテンのことは言っていられなくなる…というお話。
私なんかは男も「Fading Beauty」で年を取ることはそう悪いことではないと思っているし、若い時分に戻りたい…なんてこともそうは思わない。
でもね、とにかく身体が疲れやすく、疲れが取れにくくなってきたのだけは何とかして欲しわ~。
そこへ行くと「慣れ」とはいえ、sun-goさんなんかスゴイ体力だよな~。
「Marshall GALAにでることができて死ねる」とまで言ったMayoちゃん…生きろ!
そして感動の涙?!
一番好きなギタリストのsun-goさんとの演奏にナニかあってはイケないと、猛練習を重ねてくれたMayoちゃん。
どうもありがとう!
NATAL使っててヨカッタね~。
NATALを使っていなかったら出れませんでしたよ~。
とにかく最高のドライビング・ドラムスでした!
「高校の時にガールバンドをやっていて、SHOW-YAを見て『こんなにカッコいいバンドがいるのか!』と憧れました。
今日こうしてsun-goさんと一緒に演奏できて感無量です!」
GALA2にご出演頂くに当たってsun-goさんはチームの人選を私に任せてくれた。
でも、シンガーについてはリクエストをお持ちだった。
私もシンガーについては腹案があった。
sun-goさんとその「シンガー案」を出し合ったところ、見事「まきちゃん!」と意見が一致した。
で、すぐにまきちゃんに電話。
そしてスケジュールを調整した上でご快諾頂いた…というワケ。
sun-goさんは秋田で開催されたイベントで既にまきちゃんと共演済みだった。
一方、私がまきちゃんとお近づきになったのは山口PON昌人さんの紹介だった。
やっぱりまきちゃんにお願いしてヨカッタ!
喜子さんとは今回初めてご一緒させて頂いた。
sun-goさんからメンバーの人選を任され、Azuちゃんは元よりsun-goさんの知り合いだし、ドラムスはMayoちゃんに決まっていたし…でも、キーボーズは困っちゃったのね。
こっちはMarshall屋ですからキーボード・プレイヤーのカードは少ないじゃん?
どうしようかと迷った挙句、1回目のGALAにNEO ZONKというグループで登場して頂いた長崎祥子ちゃんにお願いしてみた。
すると祥子ちゃん自身はスケジュールが入っていてNGだったんだけど、責任を感じて代わりに紹介してくれたのが喜子さん。
最初はまったく存じ上げなかったんだけど、聞いてみたらそのNEO ZONKで1回目のGALAに出てくれた、NATALドラマーの伊藤ショボン太一と大の仲良しで、ベーシストのご主人と一緒に活動しているっていうじゃないの!
後はトントン拍子でした、ハイ。
sun-goさんの活動状況報告。
日本中回って相変わらずお忙しい!
そんなお忙しい中本当にありがとうございました!
そして、前回の記事で触れたように皆さん、CDを持ち寄ってくれたのでご紹介させて頂いた。
CD売りましょうよ、CD買いましょうよ。
形になっていないモノで音楽を聴くってのはやっぱりおかしいよ。
そんなの絶対に頭や心に残らないってばよ。
…ということで、この日、皆さんが物販コーナーに展示した作品をご紹介。
sun-goさんは昭和歌謡アコースティック・ロック・バンドdead branch brothersの2作。
なんか両方ともスゴイ迫力のジャケット・デザインだな…。
ちなみにコチラのバンドではsun-goさんは「ミーコ」と呼ばれているので要注意。はじめ誰のことかサッパリわからなかった。
まきちゃんはフル・アルバムと最近作のシングル。
今回はSHOW-YAのコピーだったけど、まきちゃんはオリジナル曲もすごく良くて、チャンスがあればそれらの曲でまたGALAに出てもらいたいナァ。
右のシングルのジャケット・デザインはNATALドラマーのFATE GEARの森はるかちゃんの手によるモノ。
喜子さん関連の作品。出たばっかり。
ご主人とのチーム「池尻家」と上で触れた祥子ちゃん、さらにRie a.k.a SuzakuちゃんのイベントGG3なんかでキーボードを弾いている深井麻梨恵ちゃんらによるコンピレーション・アルバム。
まだ私は聴けていなくて残念!
このアルバムのレコ発ライブが今月の26日に吉祥寺のシルバーエレファントで開催されるのが楽しみ。ドラムスはNATALのショボンちゃん。
そしてAzuちゃんが参加しているLAZY guns BRISKYの『Riot Bulb』。
先日ミュータントモンスターとのダブルヘッドライナー・ショウがあったので取材に行ってきたんだけど、相変わらずのLAZYの世界は展開していてオモシロかった。
あ~、カッコよかった。
こんなに盛り上がっちゃって…次に出て来るチームは大変だぞ!
(一部敬称略 2019年11月9日 東京キネマ倶楽部にて撮影)
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