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2020年2月 1日 (土)

【Marshall GALA2】vol.1:仕込み&リハーサル

6_marshall_gala_2_logo2_2 『Marshall GALA2』を開催してからもう1週間が経ってしまった!
鶯谷にお越しくださいましたお客さま、ご出演頂きましたアーティストの皆さま、お手伝い頂きましたスタッフの皆さま、そして東京キネマ倶楽部の皆さま…誠にありがとうございました。
心から感謝申し上げます。
 
    ★    ★    ★
 
前回、『Marshall GALA2』の日程をキメるためにMarshallの社長が来日したのは1年半前のこと。
この時は「まだまだ100万年ぐらい先のことじゃん」と思っていたけど、アッと言う間に年が明けて、「ソロソロ内容を考えて、アーティストさんのスケジュールを押さえなくてはマズイ!」とビビり出したのがもうかなりの昔のことのよう。
薄っすらとは言え、始終GALAのことを考えていたので、一旦プランを組み立て出したら作業は案外早かった。
1回目のGALAで出来なかったこと、2回目でやってみたかったこと、おなじみのMarshallファミリーの顔、新しいMarshallの仲間のサウンド…などを頭の中でグルグルかき回してお目当てのアーティストの連絡を取った。
前回もそうだったんだけど、「アッチの人がもしダメだったらコッチの人」なんてことはほとんどなくて、凡そ初めからショウの中身は頭の中でキマっていた…かな?
1年近く先の予定がガッチリ入っている方もいらっしゃったし、そんなに早くから予定を入れるとレギュラーの仕事に差し障りがあるかも知れない等の理由で出演依頼を断念せざるを得ない方々もいらっしゃった。
でも、概ね皆さん一発でOKして下さった。
中には「Marshallのためなら!」と、スケジュールを変更してまでオファーを受けて頂いた方もいらっしゃった。
最高にうれしかった。
そして、6月の中旬にイギリスへの出張から戻って内容を最終的にまとめ、7月5日にMarshall Blogにその内容を発表。
さらに1週間後の12日にチケットを発売。
発売直後はスタート・ダッシュでかなりの枚数が出、コリャ楽勝でソールド・アウトだな…とタカをくくっていたらトンデモナイ!
途中で停滞し出した時は正直ビビったゼ。
そして、このあたりから時間の経つのが早いのなんのって!
10月には上海へ出張したりしてジックリGALAの準備に取り組んでいる時間がない。もちろんGALAの準備以外もやらなければならないことは山ほどある。
結局細かい仕事は開催が押し迫った時分になってしまい、関係者の皆様にはご迷惑をおかけしてしまったことは否めまい。
準備の面で助かったのは物販やケータリングの分野を家内が全て引き受けてくれて無難にこなしてくれたこと。
家内はほとんど全てのアーティストの皆さんと顔見知りでもあるし、色々な面で助けてもらった。
本当に沢山の方々のサポートを得て乗り切ることができたけど、家内が手伝ってくれなかったら実現できなかったと言っても過言ではあるまい。
冒頭からナンですけど、この場をお借りして改めて家内にはお礼の気持ちを伝えたい。
とにかく燃えに燃えて燃え尽きた『Marshall GALA2』なのであった。
 
   ★    ★    ★ 
 
さて、GALAロスも大分薄まって来たところで今日からしばらくの間、『Marshall GALA2』レポートをお送りします。
ま、「GALAロス」と言っても私の場合、精神的なモノではなくて、ひたすら「体力のロス」なんだけどね。
会場内を約25,000歩、1日で3kg近く痩せたわ。
 
第1回目の今日はマーブロらしく開演前の様子から。

10それにしてもアッという間にやって来た『Marshall GALA2』本番当日。
チョットした目的があって早めに家を出て、キネマさんに到着したのは朝8時。

20さすがキネマさん。
すでに私が作ったMarshallの壁のプラン通りにキャビネットを並べてくれていた。

30まずは照明のセットから。

40この日使用するNATALもバッチリ。

50今Marshallのキャビが乗っている黒い部分はエキストラ・ステージ(いわゆる出ベソ)になっていて、準備ができたところでこのステージをセリ上げ、一気に機材を舞台に乗せる。

60機材を舞台に乗せ終わってエキストラ・ステージを下げたとこと。
これから舞台の直前までイスが設置される。

80コレが今日のステージのデフォルト。
中央にNATAL。
その両脇をEDENで挟み、その左右にはMarshallのフルスタックが4セットずつ。
コレがロック・コンサートの舞台の正式なルックス。
ハイハイ、「昔の人間」と笑わば笑え…ギター・アンプが置いていないロック・コンサートのステージなんて私は認めない。
そんなの「奇形」だとすら思っている。
だって、「ロック」という音楽はギターとギター・アンプがあったからできた音楽なんじゃないの?
重かろうが、邪魔だろうが、ロック・ギターなんてものはチャンとアンプで鳴らして、空気を揺らして人様に感動を与えるモノだよ。
音は当然いまだに真空管アンプの方がいいワケで、そもそもコッチの方が問答無用でカッコいい。
どんなに時代が変わってもテクノロジーが進化してもこのMarshallがゾロリと並んだ光景は「ロック」という音楽の一部なんだ。
そして、この光景が見たかったらいつでも『Marshall GALA』に来てください。

70リハーサルに向けての準備が粛々と進む。

90一方、コチラは物販コーナー。

95Marshall GALA2のオリジナルTシャツに…
100トート・バッグ。

110名物、マーガラ・スナック。
お買い上げ頂きました皆さん、ありがとうございました!

96オリジナル・グッズの販売を手伝ってくれた「ザ・ブッパン・スリー」の皆さん。
愛称は「ブッピー」。
左から…いつもおしとやかなタラちゃん、いつもダイナミックな茉央ちゃん(1人だけ台に乗っているワケではありません)、いつもプラズマな明日香ちゃん。

120パスの準備もバッチリ。
コレも作るの大変だった!…って、100%家内がやってくれたんだけど。
私は中身を作ってコピーしただけ。
裏面にはこの日のタイムテーブルが載ってる。
このアイデアは2010年にロンドンで開催された『High Voltage』というロック・フェスのパクリ。

130照明のチェックもスムーズに進行。

140イスも並べ終わったよ。
こうして見るとなかなか壮観ですな。
「いい音楽を鑑賞する場所」って雰囲気が出とる。

150そしてリハーサルがスタート。
まずはHELL FREEZES OVERから。
チョット朝早かったんだけど、快く一番手を引き受けてくれました。
でも、一番若くて新しいチームだから…。

160後ろ姿は私。
厳しく演奏をチェックをしている…ワケではなくて、ジッとして体力を温存しているのです。

170


リハーサルは本番時の転換の時の練習でもあるのね。
ステージ周りのスタッフさんにもこの時ほぼ初めて段取りを体験して頂く。
このあたりは1回目の時も完璧に切り回してくれた私のアシスタントのTazzyちゃんが勝手知ったるところ。
今回もバッチリとスタッフさんをリードしてくれた。
さてリハはまた若い順で、2番手はTHE GUV'NORS。
イヤ、決して年齢でリハの順番をキメたワケではありませんよ~。
さもないと「最後のチームはどうなんだ?」ってことになっちゃうじゃんね?
190セッセとペダルのセットをする雄太くん。

200今回も面倒なステージプランに付き合ってどんなムリでも受け入れて頂き、完璧な音響を仕上げてくれたPAの白水さん。
終演後「すごくオモシロかったです!」とおっしゃって頂いた時は、それがたとえお世辞だとしてもすごくうれしかった。
だってこういうのを毎日ご覧になっているプロ中のプロの人からのお言葉だからね。
モニターさんやステージ上の音響スタッフさんにも大感謝!

220「お昼の準備が出来ましたので手の空いている方からドンドン召し上がってくださ~い」とアナウンスしているのかな?

180 今回もお昼はカレーライス。

230文京区は春日の名店、「スーラジ」からのホットミール。
このお店はTHE GUV'NORSの真壁雄太くんに教わったんだけど、Marshallの社長も行ったことがあるんよ。
ちなみにイギリスの方々は、歴史が歴史だけにナンの違和感もなくカレーライスを召し上がる。
日本人だけじゃなくてイギリス人もカレーが大好きなのにはインド人もビックリだろう。
Marshallの工場があるミルトン・キーンズにもメチャクチャおいしいカレーを出すインド料理店があるし、ロンドンのインド料理店のカレーはどれもおいしい。
もちろん、社長はスーラジのカレーを美味しそうに召し上がっていた。
そういえば、アメリカ人はカレーライスのことを「Rice and curry」って言うけど、そういえばMarshallの連中は「Curry」としか言わないな…。

240わざわざスーラジのママさんが出張してくれた。

250給仕の仕方をブッピーの3人に伝授。

270この日のメニューはキーマカレー。
写真はPONさんの撮影…「宙に浮くカレー」らしい。

12cr カレーの盛り付け方もマスターしたし…

12currry後はお客さん(?)が来るのを待つだけ!
いらっしゃ~い!

12curry2 こんな人いた?
3階にこもって開演前のビデオを操作してくれた。

275アーティストさんが到着するにつれて物販コーナーがにぎやかになって来る。
KellyさんのCD各種。

280MASHAくんのSilexのst&2ndアルバムと雄太くんの新作『乾為天(けんいてん)』。

290コチラはHELL FREEZES OVERの『Speed Metal Assault』と池尻喜子さんの発売されたばかりの『池尻家×SHOKO solo project “Sonicscape”×深井麻梨恵』。

300おなじみMarshall RecordsからD_Driveの『Maximum Impact』。

320クルベラブリンカの直近2作とファースト・アルバム。
数作を飛び越して遡ってファースト・アルバムを持参したのは、この日一緒に演奏するオガンちゃんがレコーディングに参加しているから。

330まきちゃんの諸作。
最近作の『絶対領域』(左)のジャケットはNATALプレイヤーであるFATE GEARの森はるかちゃんのデザイン。

340sun-goさんが参加しているdead branch brothersの作品。

350LAZY guns BRISKYも最新作『Riot Bulb』等々、とてもにぎやか!

360それらを完璧にさばいてくれたのが「ザ・ブッパン・オールスターズ」!
向かって左は馬場さん。
物販のプロフェッショナルの博美さんから数えきれないほどのアドバイスを頂戴した。
右端は今回も物販部長を務めさせて頂いた私の家内。
馬場さんやブッピーの皆さんには、マーガラ・スナックやTシャツ・セットの収め込み等、事前にも大変お世話になってしまい、本当に感謝している。
そして、巻き添えを食ってしまって事前準備を手伝うハメになってしまったミュージシャンの中村ピアノちゃんにもココでお礼を申し上げておく。

365前回同様Marshall Lifestyle商品も展示された。

370リハーサルがサクサクと進む。

380Kellyさんだ!

390vチョット思うところがあって、皆さんのリハーサルのようすを録画させて頂いた。

400D_Driveは大掛かりな転換があってリハの段階で心配していたんだけど、素晴らしいスタッフのおかげで難なくクリア。
本番に向けての心配を簡単に払拭してくれた。
続いての犬神さんのリハも順調。
ちゃんと幟をセットしたところがスゴイ。

420スタッフの皆さんも会場の整備に余念がない。

440SPIN OFF四人囃子 #1!450プロ・スタッフのおかげでキーボーズのセッティングもスンナリ。
左下は坂下さんにキーボードを1台貸与頂いたTHE CORAL CANDIESの喜子さん…付きっ切りでサポートして頂いた。
どうもありがとうございました。

460このチームのリハも見ごたえ満点。

470大二さんも念入りにドラム・キットをセット。

490演奏が始まるとみんなヤッパリ食い入るように見ちゃいますな。

480リハの最後からひとつ前のGOTWEE3 with KAZUE AKAO。

510vノンちゃんの遠慮なしのMarshallサウンドがスゴイ!そしてデカい!
若いギタリストたちが集まって来ちゃった。

520vCazさん、PONさん、ノンちゃん…ん~、シッカリとひとり足りませんな~。
そう、オガンちゃんがチョットした交通のトラブルでリハ時間に間に合わなかったのだ。
でもゼンゼン心配しなかった!
ナゼならオガンちゃんだったから。プレイになんの心配があろうものか!
Dsc_2989さあ、リハーサルも次で最後。

505sun-goさん率いるTHECORAL CANDIES。

530大阪から前乗りして前日のリハに参加してくれたまきちゃん。

540vsun-goさんのやさしいリードがメンバーの緊張を和らげる。

550vお、この2人のポーズは⁈

590ほぼ予定時刻通りにリハーサルは完了。
皆さん、ご協力ありがとうございました。
リハ終わりの時間にキネマ倶楽部に来るように頼んでおいたMarshall一行も自力で無事到着。
社長はオッソロしくpunctualな人なのです。
 
今日の役者と裏方が全員揃ったところで恒例の記念撮影…と言いたいところなんだけど、GOTWEE3の4人は欠席。
ナント、プライベート・リハーサルをするためにオガンちゃんが到着し次第キネマ倶楽部から近くのスタジオに向かったのであった。
やっぱりコレだけの人を集めるってのは大変なことよ。
しかし、ココまでアッと言う間だった。
もうイザ本番になってしまうともっとアッと言う間なのはわかっている…結構寂しいんだよね。

600照明の手直しをした後は定刻の4時に開場。
今回の客入れBGM…Alice Cooper、Roy Wood、Robin Trower、Blue Oyster Cult、The Who、Sparks、Sweet、Steve Miller Band、Status Quo、Sailor、Paris、The Sensational Alex Harvey Band、Nazareth、UFO、Led Zeppelin…ってなとこだったかな?

開演の20分間にはMarshallが制作したビデオを上映。 
1. サザエさんとMarshallの工場を見学しよう!
2. 波平と思い出のMarshall
3. アーティスト・スポットライト~ロビン・トロワー&タラちゃん
4. 磯野家のMarshall 2019
の4本で~す!…ンガクク。
 
本当は私、『サザエさん』が苦手で、幼い頃に見た記憶しかないのです。でも「ンガクク」は知ってる。
コレらの4本は別の記事でそれぞれ紹介させて頂きます。

610
そして開演時間の5時になった!

500

<つづく>
  

200_3  
(一部敬称略 2019年11月9日 東京キネマ倶楽部にて撮影)