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2020年2月14日 (金)

NAMM2020レポート vol.5~NATALとD_Driveデモンストレーションの2回目

NAMM2020の2日目。

10今日のレポートはまず1階から。

15メインの展示場となる1階ホールの入り口。
今回のセキュリティは建物の外でIDを見せて、手荷物検査を受けるシステムだったが、以前はこの入り口でIDを厳しくチェックしていたこともあった。
とりわけ2001年9月の「同時多発テロ」の翌年はセキュリティが死ぬほど厳しかったっけ…。
昔は携行するIDとしてパスポートのコピーもOKだったが、今はもうホンモノでないとNGになった。
パスポートの現物を持って歩くのはイヤだよね~。ホント、イヤ。201階の打楽器コーナーにNATALのブースがある。
ドラムス、シンバル、パーカッションの展示が集中するこのエリアは、かつては工事現場にも似た阿鼻叫喚の雑音地獄だったが、最近はそうでもなくなった。
それでも耳栓をしたけどね。

30NATALのブースでまず目に飛び込んでくるのはこのツーバスのキット。

40どこかで見たことがある感じでしょう?
そう、Marshall仕様なの。

50フロント・ヘッドはソルト&ペッパーのフレット・クロスにプレキシの「NATAL」のロゴ・プレート。

60ゴールドとブラックのコーディネーションはMarshallカラーそのもの。

70

80プレイヤー側からの眺めはこんな感じ。

90

100ま、実際にこんなセッティングはないだろうけど。110色だけでブランドのイメージを表現できるなんて実にありがたいことだ。
これもMarshall(もうすぐ)60年の歴史の賜物!

120他にもドラム・キットを展示。
 
イメージ・キャラクターのひとりジェイミー・モリソン。
Stereophonicsが渋谷のO-EASTに出演した時にジェイミーに会ったけど、すごく感じの良い若者だった。

140v展示のキットは7プライ、チューリップ・ウッドの人気のシリーズ、Cafe Racer。

130NATALのラメのフィニッシュは大変美しゅうございますからね…こんなスローンもありでしょう。

150Ray HearneはHakenというバンドのドラマー。
「Haken」って「ハケン」?それとも「ヘイケン」?
まさか「派遣」の「Haken」じゃないだろうな~?
2007年に結成したロンドンのプログレ・メタルのバンド。
気になったので調べてみると、なかなかにカッコよかった。
来日したら喜んでサポートさせて頂きますよ~。

160上位機種の「Originals」のキット。

170ショーン・ムーアはManic Street Preachersのドラマー。
去年の来日公演は私が用意したNATALをプレイしてもらった。

180vコレはお求めやすい価格帯のシリーズ、ARCADIA(アルカディア)。
そして、よく売れているというNATALのカホン。

190スネアいろいろ。
真ん中の茶色いのはチューリップ・ウッドのスネア。
その隣はARCADIAのメタルの14"x8"スネア。

200ビギナー向けモデルDNAのキットと…210スネア・ドラム。

215NATALブースを守るためにイギリスからやってきたゲイリー(左)とジョージ(右)。

2201階をひと通り見て回った後、2階のベース・キャンプに戻る。

230Marshallが支給してくれた名前入りの水筒。
ペットボトルのまま水を飲んでいるのはみっともないということね。
Ryan、Stephen、Joel、Thomas、Philippaと来て…Shigeだよ、シゲ。
カッコ悪ぃナ~。
コレ、今気がついたんだけど、Steveの水筒が「Stephen」だし、Tomのヤツが「Thomas」になってるじゃんね。
すると私のはShigeじゃなくて「Shigeyuki」になってもいいハズなんだよけどな…ま、ワケもわからずに長いだけの日本人の名前なんかどうでもいいか…。
ってんで「譲二」さんとか、「健」さんなんてお名前がうらやましかったりする時がありますな。

240さて、ブースのステージはというと、2回目のD_Driveのデモンストレーション。

250Seiji

260vYuki

270vToshi280vChiiko290v今日もノリノリ!

300…というのは、やたらとお客さんが多いのよ!
正直、完全に想像以上。
ま、私が言うのもナンだけど、ブースがにぎわうのはせいぜい土曜日ぐらいかと思っていたのです。
コレ…開催2日目、金曜日の朝っぱらだよ!

0r4a0707以前の回に書いた通り、Marshallのブースは2階にあって、下の大ホールでのデモと違って、通りがかりの人が寄っていく…ということが起こりにくい。
2階までワザワザ上がって来てくれるのはMarshallの展示かデモ演奏を目当てにしているお客さんが多いことは間違いない。
もちろんMarshallを見に来て偶然D_Driveのデモに出くわすというケースが少なくないことはあろうが、熱心にD_Driveの演奏に見入るお客さんの姿を見ていると、どうもそうでもないようなのだ。
つまりD_Driveの演奏を目当てに来てくれているということ。
♪な~んでか………知ってる?、「なんでかフラメンコ」の堺すすむ。

90もちろんインターネットを通じて、D_Driveのアメリカでの認知度がある程度確立されていることがある。
もうひとつはコレだったのではなかろうか?
NAMMに関する速報がテンコ盛りに掲載されている『UpBeat』という会期中に日刊で発行されるフリーペーパー。
近隣のホテルの部屋には毎朝コレが差し込まれる。0r4a0009_2その中の1ページ。
Marshallのブースの宣伝。

0r4a0010_2_2その右下に毎日Press to MECOとD_Driveのデモンストレーションの情報が掲載されたのだ。
コレを見て来た人も多かったんじゃないかと思う。
だって、ナンの情報もなしに時間通りに2階のMarshallのブースに大挙してお客さんが押しかけて来るなんてあり得ないもん。
3、4日目にはリピーターさんも結構いたしね。
D_Driveがどうしょうかいされているかと言うと…
「『ドライビング・ロック』いう独自のスタイルを持つ日本のインスト・バンドがD_Drive。ハードロックとメタルをミックスした複雑なメロディによって生まれるスリリングなパフォーマンスは見逃せません」
コレ、誰が書いたのかな?私ではないけど、よくわかってらっしゃる!
で、見逃したくないお客さんがドドっと集まって来たというワケなの。

0r4a0014_2 今日の1曲目はYukiちゃん作の「GEKIRIN-逆鱗-」。310v朝っぱらからMarshallのブースにはおおよそカリフォルニアらしくないヘヴィなサウンドが鳴り響く!
コレでいいのだ!

320続いては「Russian Roulette」。
またヘヴィ・チューン。
そう、2人のギターを見ればわかるように、この回はドロップDチューニングのナンバーを並べて演奏したのだ。
330_rrいつもならショウの後半の激しいパートで演奏する曲ばかり。

340リズム隊の2人も遠慮なくヘヴィに演じてくれた…まだ朝の10:40なんだけどね。350でもココでガラリと雰囲気を変える。10:46ぐらいかな?
Seijiさんのギターでスタートしたのは…

360vD_Driveのポップ・チューン「Gradation」。
皆さん「ホホウ…こんな曲も演っているのか~」と思ったのかどうかは知らない。
とにかく『Maximum Impact』を聴いて欲しい。
この曲が入っているから!
370_gdコレがD_Driveの世界デビュー・アルバム『Maximum Impact』。

MiYukiちゃんとのツイン・ギターで奏でる美しいメロディはカリフォルニアっぽいではないか!
「カリフォルニアっぽい」といえば、こんなこともやったっけな~⇒マーブロ聖林に行く

390奇抜なエンディングもバッチリキマった。
このパートこそみんな聴いててどう思ったかな?

380vオラオラオラオラ~!
景気よく「1,000,000 hp」でも行ってみるか~!
今、まだ朝の10:50。

4102人のアクロバチックなギターの掛け合いにみんなビックリ。

420こんなにお客さんが入ってるんだからと、Seijiさんに「ミリ音頭をやったら?」と合図を出したんだけど、「イヤ」だって。

0r4a0793暴れまくるToshiくん。

430v「Crazy Bassist」の名に恥じないハジケっぷり!440今回、Chiikoちゃんのドラミングへの評価は生半可じゃなかった。

450また別の機会に書くつもりだけど、どこで演っても聴衆の度肝を抜いたよ。460最後もヘヴィに「Screw Driver」。

470_sdこのデモンストレーションも盛大にウケまくった!
お昼を挟んで、この日は現場を変えてもうひと仕事!
Work hard D_Drive!480v_2

490v

500v

510vD_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEB SITE

530_2<つづく>
 

200 
(一部敬称略 2020年1月17日 アナハイム・コンベンション・センターNAMM会場にて撮影)