Welcome to THE ROCKS HEAVEN 5 <前編>~BLACK YAK.とFury of Fear
『Welcome to THE ROCKS HEAVEN 5~Chaos of Sunday in Tokyo~東京の日曜日も混沌』というイベント。
フォー・マン…イヤイヤ、「出演は4バンド」って言えばいい。
そういや、Bruce Forman(ブルース・フォーマン)なんてギタリストには一時期夢中になったっけな。
冒頭、主催のOZMAさんからご挨拶。
「皆さんお元気ですか?今日は『Welcome to THE ROCKS HEAVEN』というイベントになっています」
出演バンドの種類が余りにもグチャグチャなんです…ナニからナニまで出てきますよ~。
ビジュアルには気をつけているんですけど、今日はビジュアル系ではないラインナップです」…と出演する4つのチームを紹介した。
上段がKosukeさんの大のお気に入りのORIGIN50H。
Kohsukeさんは三宅さんのご紹介だったんだけど、イヤ、「京都からORIGINを電車で持って来る」と聞いて、そりゃ大変だ!ということでウチのお貸しして差し上げた。
ね~、ホント、「持ち運びが大変だから真空管アンプからデジタルに切り替えた…」なんて人はKohsukeさんの爪をアカを煎じてゴクゴク飲んでもらいたいナァ~。
「音」が第一でしょ?ミュージシャンは。
このままいくとね、近い将来ギタリストの会話から「音の良し悪し」という話題がなくなるんじゃなかろうか?
それより「こっちのデジタル・アンプの方が持ち運びにラクだゼ」…とこういう話ばっかりになるよ。
だって結局、どっちが森進一のモノマネがうまいか…なんてやっているようなモノでしょう?
オリジナルの森進一はまだギンギンに歌っているというのに!
マクベスじゃないが「ギタリストは『音』を殺した」なんてことにならないようにして欲しいものだ。
ちなみにコレのオリジナルは「Sleep no more. Macbeth does murder sleep. (もう眠るな。マクベスは眠りを殺した)」っていうんだよね。
私、ヘアスタイルがいよいよウィリアム・シェイクスピアですので…。
KosukeさんのORIGIN50Hへの惚れ込みようは並大抵でなく、「この値段なら壊れてもすぐ買い直せますからね!」とまでおっしゃってくれていた。
ORIGINって発売してからたった1年後にSTUDIOシリーズが出て来ちゃったモノだから影が薄くなっちゃったんだよね。
Kohsukeさんがおっしゃるように、すさまじくコストパフォーマンスがいいシリーズだと思うんだよね。
気になっている人は早く買っておいた方がいいですよ。
ORIGINが製造終了になるなんてことは今のところないけど、なくなると大騒ぎするんだから。
最近ではベースのVBC412を探している人が少なくないと聞いて驚いたわ。
そんなの中古で出やしないよ。元々で回ってないんだから。
持っている人は大事に使ってくださいね。
「改めましてこんばんは!東京に来てしまいました!
このメンバーになって初めて東京に来たんですけど、新幹線の中が居酒屋か!と思うぐらい後の3人は缶ビールを飲んでいました。一体何本飲んだ?ヘベレケになってやって来ました!」
「アレ、おかしいな…いつもなら初めてMarshall Blogに登場するバンドは『初登場』って書くのにナァ」って思ったでしょう?
「BLACK YAK.」としては初登場なんだけど、前身の「YAK.」としては2008年の4月にスタートした以前のマーブロにご登場頂いているのです。
その同じ年の11月に、今はなき渋谷AXにMarshallをズラリと並べて開催した単独公演をレポートした。
アレから11年か…もっと前かと思った。(←珍しい!)
そんなこととは関係なくORIGINでバリバリ弾きまくるKohsukeさん。
実はkohsukeさんも「Marshall Blog初登場」ではない。
以前はRAJASのメンバーとしてご登場頂いているのだ。
YAK.は元々女性2名のチームで、Youmiちゃんの他にAsamiちゃんというシンガーがいるんだけど「おめでた」で一時期活動から離れた。
YoumiちゃんはAsamiちゃんの穴を埋めるべく1人ぼっちの大熱演!
でもコレがその1人BLACK YAK.の最後のステージだった。
Youmiちゃん、大約お疲れさまでした!「明るいヘビメタ」っていいんだよね。
ヘビメタの求道者の皆さんが聴いたらアタマから湯気を出して起こるかもしれないけど私は好き。
混沌とした日曜日の夜を盛り上げるショウに持って来いのパフォーマンスだった!
BLACK YAK.の詳しい情報はコチラ⇒BLACK YAK. OFFICIAL WEBSITE
「お待たせしました!Fury of Fearです!皆さん、コブシを上げましょう!」
2番手はおなじみFury of Fear。
後で写真を撮っている時にコブシをやたらと上げられると大変やりにくいんだよね~。
いつもは1959なんだけど今日はORIGINと1960BVの真ん中に挟まっているJVM210Hを使用。
この日のFuryはすごくヨカッタ。
いつもより演奏がこなれた感じで、自分たちのやりたいことをキチっと提示したように思えた。
「会いたかったゼ~、高円寺!ボクとギターの守さんは苗字が同じですけど血はつながっていません」
…とバンドの自己紹介。
「ヘビーな世界に皆さんをお連れしたいと思います!」
『こち亀』に本田っていう白バイのお巡りさんが出て来るでしょ?
Furyのまもちゃんを見るといつもあの本田を思い出しちゃうんだよね。
あの人は白バイに乗ると急に怖くなるけど、まもちゃんの場合はギター。
もちろん怖くはないにしても、ギターを弾き出すとガラっと変わるところがオモシロくも頼もしい。そんなギターの鬼神と化したまもちゃんをバックアップするリズム隊の2人。
前にも書いたことがあったと思うけど、晃くんは彼が高校生の時から知ってるんだよ。
少し前に八王子で開催したNATALのクリニックで再会した時に「あの高校生ドラマー」ということを知ってビックリした。
パワーとテクニックを存分に兼ね備えたドラマーになった。
BLACK YAK.もMarshall。
まもちゃんも当然Marshall。
この後に出演した2つのバンドもMarshall!
いい夜だったナ。
OZMAさん、ありがとうございます!
そして全7曲、息継ぎすることもなく最後まで突っ走った4人なのであった!
Fury of Fearの詳しい情報はコチラ⇒Fury of Fear Official Website