THE GOOD-BYE 35h ANNIVERSARY CONCERT TOUR
2019年…いつもの調子でやれば、「2019」は素数ではないものの、い~か~に~も~ハンパな数字のように見える。
ところが、コレは私の周りのロック界だけの話かもしれないが、今年はいわゆる「周年」の当たり年だった。
どちら様ががいとうするのかはいちいち書かないが、10周年、20周年、25周年、35周年、最大では45周年なんてのもあった。
SHOW-YAは来年が35周年。
そして、今年35周年に当たっていたのがTHE GOOD-BYE。
それを記念して制作されたニューアルバムを引っ提げて35周年の記念コンサートが去る8月末に中野サンプラザホールで開催された。
ロビーに並べられた夥しい数の祝い花。ナニせ35周年だからね~。
物販にはヤッチンのライブDVDが!
ん~、ジャケットの写真が素晴らしい…ってか?
楽屋にはこんな可愛い祝い花も!
THE GOOD-BYEの35周年を記念する舞台に上がった面々は…
曽我泰久
和佐田さんはEDENを従えてのご登板。
ヘッドはWBP-600。それにスピーカーキャビネットD410XSTを2台組み合わせての最強布陣。
さて、THE GOOD-BYEの35周年を記念するコンサート…まず冒頭がスゴかった!
今回発表したTHE GOOD-BYEの10作目となるアルバム『SPECIAL THANX』から最初の4曲を休みなしでブッ続けで演奏したのだ。
「今を生きよう」
ヤッチン・テイストあふれる心地よいメロディ!
ドラムヘッドもこの通り。
赤いのは「アレ」とはまだ関係ない。
まだ4年かな?…衛藤さんは。
衛藤さんのドラムからスタートするのは「アカンBe Love」。
前の曲路とはガラっと変わったギンギンのエイトビート。
「♪アカンアカンアカンアカン」というサビがやたらと耳に残る~!コレは「アカン」!
「どうも皆さまTHE GOOD-BYEです!
今日は平日にもかかわらずおいで頂きましてありがとうございます!
ちょうど1年前にデビュー記念日に35周年記念のスタートしてココで演奏しました。
そして35周年イヤーの間に新しいCDをお届けすると約束しました。
コレ…30周年の時から言っていましたが、『出す出す詐欺』なんて呼んでいた人もいるようで…。
でも、今回ツアーの前にお届けすることができました!」
コレがその新しいアルバム『SPECIAL THANX』。
10作目だから「THANKS」の語尾が「X」になってるのね。
「最近は男性のファンも増えて来ました。以前はTHE GOOD-BYEファンなんて言えないかんじでしたけどね。
音楽好きのお兄さんには愛と勇気を。初めてTHE GOOD-BYEを観に来た人には感動を。
そして年季の入ったお嬢さんのみなさんにはこの瞬間から少女に戻してあげましょう!」というヤッチンのMC通り、ココから「なつかしの曲」コーナーとなった。
「涙のティーンエイジブルース」…
「にくめないのがニクいのサ」。
さらに「You惑 May惑」と代表的なシングルのA面曲を3つ続けた。
ショウはグイグイと前進する。
続いてはファースト・アルバムから。
3曲続けて演奏したのは「Shock Me」…
「GROWING UP DAYS」…
「LOVE AGAIN」。
デビュー・アルバム『HELLO! THE GOOD-BYE』。
35年前!
私はヤッチンとは同じ学年でしてね…1984年といえば、大学4年生で就職活動で血まみれになっていた頃だわ。
大学のジャズのオーケストラでギターを演っていた。あの頃は人生の中で最も楽しい時期だったな。
さほどあの頃に戻りたいとは思わないけど、体力と感性だけは戻って来て欲しい!
ニューアルバムから衛藤さんの歌で「笑顔がICHIBAN」。
4ビートのホンワカ・チューン。
ホント、笑顔が一番ヨ。
そういえば、衛藤さんもいつも笑顔だもんね。
ヤッチンもそう。
私もいつもニコニコしていたいんだけど、アレは意識してできるもんじゃない。大変ツライ。
いつも笑顔の人は生来ニコニコしているか、顔のデザインが元々そうなっているかのどちらかだ。
ニコニコしていてもヒデエ奴だってタマにいるもんね。
ショウはココからが後半。
ニューアルバム収録の加賀さんの曲「BLUE」。
もう1曲「Lonely Night」をつなげた。
いよいよクライマックス。
ココもスゴかったよ~。
ただでさえ盛り上がっている所へ持って来て問答無用の7曲ブッ通し!まずは「浪漫幻夢」…
前回、加賀さんの代役は荷が重いと一旦はこの仕事をお断りしたという和佐田さん。
「恩返しのつもりで弾かせて頂く」という気持ちだったそう。
さすがのプレイだった!
「赤いポルシェ~TAKE OFF」で息継ぎなしの7曲を締めくくった。
コレで本編が終わりかと思ったら大間違い。
「本来であれば'Take Away'で終わるところなんですけど、折角なので『SPECIAL THANX』からこの曲をお届けして終わりにします」と演奏したのはアルバムを締めくくっている7分半以上の大作「タイムカプセル」だった。
この曲、クルクルと情景が変わって、私なんかには色々と思い当たるメロディが満載でメチャクチャ面白い。好きです。アンコール。
「終電までまだ時間があるのでもう少し遊びましょう。
昨年の9月12日にこのサンプラザでスタートした35周年が終わります…それではもうチョットお付き合いください」
「みなさんタオルを出してください!お手元に用意しておいてください!」
…とくればコレしかない! 「ナイスッ!」
ま~、とにもかくにもみんな楽しそうだった!
「ナイス!」
3回、違う場所から「ナイス」をお届けしました。
ナイスだろ~?
コレで一旦はステージから降りたTHE GOOD-BYEだったが再びステージに現れて「Hong Kong Blues」をプレイ。
全25曲でTHE GOOD-BYEの35周年を記念した素晴らしいショウだった!
曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com