SOUL OF ROCK Vol.37 <前編>~ D_DriveとTAGAWA
今日は1月に開催したシリーズ・イベント『SOUL OF ROCK』のレポート。
Marshall Blogでレポートするのは今回で2回目。
まさにMarshall Blogの譜代大名のようなバンドがゾロリと登場する楽しみなステージ。
一番上の看板の写真…『SOUL OF ROCK vol.3☆』とボードが反射してしまっていて「31」か「37」か読み取れないでいた。
調べてみると、答えは「vol.37」。
前回Marshall Blogでレポートしたのは「vol.23」で、開催は2017年6月のこと。
すると、18ヶ月の間にこのイベントを14回も開催しているのだ!
スゴイな~、はらやん。
何事も続けるってことは大変だからね~。
さて、「vol.37」のオープナーはD_Drive。
いつものEDEN…じゃなくてイードゥンのWT-800とキャビネットはD210XSTとD410XSTのワンハーフ。
いつもと同じではないけど、NATALは同じ。
今回はバーチのキットを皆さんで使い回して頂いた。
1曲目は珍しく「M16」。
ちなみにヒースロー空港からMarshallの工場に行く時は「M1」というフリーウェイを使う。
Yukiちゃんのコール&レスポンスと一糸乱れぬギター・アンサンブル。
今日もバッチリとキマりました~!
2曲目は「Cassis Orange」。
D_Driveのキラーチューン。
ブッチギリの「Fireball Rhythm Section(←D_Driveを紹介する海外のウェブサイトでも採用されこの表現を我ながらとても気に入っているのだ)」!
MCをはさんでYukiちゃんフィーチュアのバラード「Unkind Rain」。
このバンドは新曲を下ろすのが大変だからね~。
曲を作って、アレンジして、練習して…ココまではどのバンドでも同じだけど、D_Driveは歌詞に頼ることが一切できないからね~。
その分、「仕掛け」に頼ることになる。
その「仕掛け」を作るのがヤケクソにムズカシイと来てる。
それでもこうしてシレっと演奏しちゃうところがクールなのだ。
5曲目はChiikoちゃんのドラムスがリードして…
「Lost Block」。
D_Driveのヘヴィ・ワルツ。
ん?コレ、Yukiちゃんのソロのパートは4/4と5/4のコンビネーションになっているのか…。
スケールの大きなテーマのサウンドを分厚くするToshiくんのベース!
イードゥンとの相性もバッチリだ!
「Drive in the Starry Night」が続く。 フォーメーションもバッチリだ~!
最後はSeijiさんのシンプルながら印象的なリフでスタートして…
全7曲と短い持ち時間ではあったがD_DriveとMarshallファミリー・プロダクツの魅力が爆発した!
さて、3月30日はD_Driveの10周年を記念する単独コンサート。
会場は大阪十三のGABU。
この日はですね~、D_Drive史上最初で最後となるであろうことをお見せしますからね。
奮ってのご参集をお待ちしております!
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site
今ね、海外からまたおもしろそうな話が来てるんですよ、まだチョット秘密…。
おっとその前に6月1日のMarshall LIVE!!
D_Driveと一緒にMarshall ARENAでお待ちしています!
Marshall LIVEのチケットのお求めはコチラ⇒Marshall LIVE特設サイト
長谷川浩二 ヒロアキくんはMarshall JVM210Hと今日のキャビネットは1960BV。
いつもはバッキングトラックを使った「Seascape」のギター・ソロでスタートするTAGAWAのステージだけど、今回は完全にア・カペラのソロで爆発!
爆発してもきれいな音だニャ~。
そしてドヘヴィなリフから「Stranger Destroys Arms」。
「三すくみ」って知ってる?
ヘビとナメクジとカエルの関係を「三すくみ」なんて言うんだけど、ヘビはカエルをひと飲みにすることができる。一方、カエルはナメクジをひと舐めにすることができる。さらにナメクジにはヘビが持っている毒が効かず、身体についているネバネバでヘビを溶かしてしまう。
でもそのナメクジはカエルには弱い、そのカエルはヘビには弱い、そのヘビはナメクジに弱い…と、グルグル回っちゃって、結局三者ともお互いに手を出すことができないワケ。
TAGAWAを見ると時々この「三すくみ」を思い出してしまうのね。
もちろん、誰がヘビで誰がナメクジか…なんて話ではないよ。
壊れそうで絶対に壊れない絶妙なバランスを三者が保っている…ということ。
そしてそのバランスが大きな緊張感を生むのだ。
続いてはヒロアキくんのテーマ・ソング「My Eternal Dream」。
やっぱりいい音!
ヒロアキくんは歪み系のエフェクターを一切使わない、空間系だけ。
つまりディストーション・サウンドは100%Marshallで作られているのだ。Marshallが聞いたら喜ぶぞ!
TAGAWAのステージの見せどころのひとつ「That's Over」。
続いては浩二さんのソロ。この音!
デカいけど全くうるさくない。
コレぞ達人のワザ!
お客さんの目と耳を釘づけにするエキサイティングなソロだった!
ガラっと雰囲気が変わってヒロアキくんのバラード「平和の風」。
ご存知の方も多いであろうが、ヒロアキくんはオリンピック/パラリンピックのウエルカム・ソングを現地のミュージシャンを起用してLAで制作することになり、クラウドファンディングでその資金を募った。
支援者も多く、今日現在で募集終了まで12日を残し目標金額を大きく上回ることができた。
しかし、あり過ぎても困らないのは資金ちゃん。
ご興味のある方は専用ウェブサイトをご覧のうえ、奮ってご参加くださいますようマーブロからもお願い申し上げます。
詳しくはコチラ⇒全盲のギタリスト田川ヒロアキ 2020年に向けてロサンジェルスレコーディングへ!
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano
(一部敬称略 2019年1月19日 吉祥寺シルバーエレファントにて撮影)