Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【マー索くん(Marshall Blog の索引)】
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

« 2018年1月16日 | メイン | 2018年1月19日 »

2018年1月17日

2018年1月17日 (水)

八王子天狗祭2017 <後編>~ a flood of circle & グッドモーニングアメリカ

  
『八王子天狗祭 2017』レポートの<後編>。
今まで気がつかなかったのが不思議…と言うほどフェスに行かないから無理もないのかも知れないが、今回若い皆さんの「フェス装束」ってのに初めて目が行った。
男の子も女の子も、ヒイキのバンドのTシャツに長めの短パン、そして首にはタオル…と。
パッと見た感じ7割ぐらいの来場者がそんな格好をしていた…と言ったらチョット大ゲサか?
こっちは相変わらずのMarshall装束。
Marshall Blogの取材以外ほとんど出かけないので、外に出る時は1年中まっ黒。
カラスの気持ちがよくわかるわ。
それに汚れが目立たなくていいわい。

10_2さて、会場のロビーにはこんなモノも用意されているのよ。
カラス天狗。

20_2オッサングラム。

30_2ウワ~、金ちゃんデカい!…と思ったらトリックか…ビックリした。
フェスを協賛しているトリックアート美術館のPR。

40今日のレポートはまず白虎ステージから。

50_2a flood of circle!

60_2佐々木亮介

70渡邊一丘
90_2HISAYO

80_2そして、サポート・ギターのアオキテツ。

100アオキさんはMarshall 1959。

110AFOCがMarshall Blogに登場してくれるのは一体何年ぶりのことだろう?
少なくとも今のマーブロになってからは初めてのことだから軽く丸5年は経っている。
MarshallのJMD:1が発売された頃、チョクチョク出てもらっていたんだよ。
一番最初にAFOCを観た時、まだベースがHISAYOさんの前の人だった。

120その間、1度もお会いしていないのに佐々木さんは私のことを覚えていてくれたし、アオキさんはMarshall Blogを読んでくれているというし、実にうれしかったね。
190そしてもうひとつうれしかったのはAFOCのサウンド!
佐々木さんの皮ジャンにGretch!
1曲目は「I'm Free」。

130やっぱり骨のあるロックにはMarshallだな~。
音も見た目も!

140_2続いて「Blood Red Shoes」。
切れ味鋭いドライビング・チューン。

150_2お、ペギちゃんがステージそでで演奏を見てる。

135コレは私も覚えてる…「Quiz Show」だ!
「Purple Haze」のモチーフとカウントダウン…すごく印象的だったんだよね。

180_2マイナーのワルツと疾駆する8ビートが交錯する展開がカッコいい「Flyer's Waltz」。

170_2そういえば、昔「どんなに汗まみれになっても佐々木さんは絶対に革ジャンを脱がない」って書いたことがあったっけ。
それも変わっていない。
うれしいね…ロックンロールの正装だからね。

1_img_0300さらに「プシケ」。
ステージ狭しと猛烈なアクションでギターをかき鳴らすアオキさん。
何でも公募で加入したそうだが、バンドのイメージにバッチリすぎるぐらいマッチしている。

160メンバー紹介を挟んで「New Tribe」で出番を終えた。
コレを機に、またひとつ、よろしくお願いします。
 
200a flood of circleの詳しい情報はコチラ⇒official web site

1_img_0307天狗ステージに移動。

210ナンダカンダ言って『八王子天狗祭 2017』もクライマックスを迎える。
トリの登場だ。
一日早かったわ~。
NATALのドラム・キットがステージにセットされる。
グッドモーニングアメリカの登場だ。

220_2「みなさ~ん!」
いつも通り奇声とともに現れたたなちゃん。
今日はマッチョな方々の騎馬に乗っての登場。
たなちゃん、細いな~!

230_2大きな歓声に包まれながら会場内を練り歩く。

230そして、マッチョもろともステージに上がって演奏がスタート!
1曲目は「未来へのスパイラル」。

240_2「待ってました!」とばかりに大合唱!
会場が瞬時にしてグドモ一色になってしまった!

250_2金廣信吾

260_2渡辺幸一

270_2幸一ちゃんはMarshall JVM210H。

280_2たなしん

290_2ペギ

Gma2_img_0967 ペギちゃんのキットはNATALのメイプル。

310_2フィニッシュはシルバー・スパークル。

320_2チョット写真ではわかりづらいんだけど、ペギちゃんはドラム・キットについているパーツを全取っ替えした。
「ブラッシュト・ニッケル」という黒味がかったビンテージっぽいフィニッシュのパーツだ。
渋い!

330_2スネアはアッシュのステイヴ。
コレは本当に音がいいナァ。

340_224"のバスドラムがスッカリ定番化したね。

345続けざまに「アブラカタブラ」。

350_2人気曲の連続で会場の温度がグングン上がっていく!

360_2幸一ちゃんもいつも通りしょっぱなから猛ダッシュ!
「アブラカタブラ」の後、ご挨拶。
「今日は本当に来てくれてありがとうございます!目の前の皆さん、ひとりひとりのおかげです。泣いても笑ってもオレたちが最後!ドラムのペギさん、今の心境は?」

Gma1_img_0423 ココで振られると思っていなかったペギちゃん。
「こうやって見てみると日本人って黒髪が多いですね~。ありがとうございます」
今の心境にバッチリのコメント!

300_2続いてたなちゃんコーナー。
やっぱコレがないとね。

450「3、2、1、ファイヤ~!」

4603曲目に「言葉にならない」。

380_2グドモは10月にニューアルバムを出したばかりなのに、やっぱり従来のおなじみのレパートリーで固めるね。
コレは「盛り上げ重視」のフェスの定石なのかしらん?
390_2次もやっぱり…「コピペ」。
イントロだけで大騒ぎ。

370vで、ココへ来てニュー・アルバム『502号室のシリウス』から1曲。
前に同じステージに立ったゴールデンボンバーが「尻と臼」でやってましたナァ…「シリウス」。

400_2曲は「風と鳴いて融けてゆけ」。
新しいグドモ・スタンダードとなりそうな1曲。

410vそれにしてもMVでは完全に風と融け合っていましたな。上の方から猛スピードで。

420金ちゃんのMC。
「第2回目の八王子天狗祭。またこのステージに立つことができました。色々とうまくいかなくて続けて行くことはムズカシイことだと感じました。
でも、今年も最高の景色を見ることができました!
オレらだけでは何もできないけど、みんながいれくれるおかげで本当に大好きな音楽をやることができます。
青春をすごした八王子で来年もやりたいと思います」
…とお客さんに言葉を投げかけて、ギターを降ろした。
490vハンド・マイクで熱唱したのは『inトーキョーシティ』から「STAY WITH ME」。

495v「♪Stay with me, stay with me」のリフレインが感動を盛り上げる。

500そして、本編の最後を飾ったのは「空ばかり見ていた」。

430火に油をたんまり注いだかのような爆発的な騒ぎ!

440もうこうなると後ろからガンガン若者が降って来るんでコッチとしては前と後ろを見ていなければならないので大変忙しい!

480vすぐにアンコール!

510「天狗祭を支えてくれたみんな、そして来てくれたみんなのおかげです。オレたちバンドマンはライブと音楽でお返しをするだけです。
またライブに来てください!」

520vそして、「拝啓ツラツストラ」をプレイした。
「ツラツストラ」は久しぶりのような感じがするな。

530

540v

550

Gma2_img_0676

570vすべての演奏が終わり、出演者が全員ステージに集合して記念撮影。
こうして『八王子天狗祭 2017』の幕が下ろされた。

Img_0538 さて、相変わらずグドモは忙しい。
今、最新作『502号室のシリウス』のレコ発ツアーの真っ最中。
ツアー・ファイナルは3月25日の渋谷TSUTAYA O-EASTだ。

Cdg

さらに!
今年はグッドモーニングアメリカの10周年アニバーサリー・イヤーなのだそうだ。
色々な企画が目白押しだからね。
詳しくはコチラをチェック!⇒10th ANNIVERSARY特設サイト

Gma10 グッドモーニングアメリカの詳しい情報はコチラ⇒Official Site

50_3

★NATAL NEWS★
もうすぐNAMMショウですな。
それに向けてなのかな?
NATALのCafe Racerシリーズに新しいフィニッシュが加わるみたい。
 
1. Piano White with Black Sparkle Double Split
スゲエ名前だな。31のアイスにありそうな…。
写真ではまったくわからない毛d黒い2本のストライプはラメラメなのでしょう。

Nn1   

2. Green Sparkle with Black Sparkle Double Split
上のヤツのグリーン・スパークル版。
NATALのラメラメ・フィニッシュはメッチャ美しいからね~。
ホンモノが見てみたい~。

Nn2   
3. Tulip Wood Veneer
チューリップ・ウッドはローズウッドと同じ属の木。
これもイイ感じだ。

Nn3     

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

  

(一部敬称略 2017年11月11日 エスフォルタアリーナ八王子にて撮影)

八王子天狗祭2017 <前編>~MAGIC OF LiFE & 04 LIMITED SAZABYS

  
生まれも育ちも東京の東部だったので、京王線ってのは滅多に乗ることがなかった。
今でもそう。
小田急線なんかはホントに人生のウチで数えるほどしか利用したことがない。
八王子も同じ。
今でこそタマ~に来ることはあるが、八王子方面に出かけることはかなり珍しい。
でも今日は八王子…のチョイととなりに来た!

10「挟間」というところ。
こんな駅があるのを全く知らなかった。
で、気になる…名前が。
一体ナニとナニの狭間なんだッ?!
まさか「人生の狭間」か?
…と思って調べて見ると、ナ~ンダ、ただの固有名詞。
近くの集落の名前をそのまま駅名にしたとか。
ま、その集落がどうして「狭間」なのかは調べなくてもいいや。
この駅、昭和42年(1967年)の開業だというから、私より若いわ。
ただ1967年というのはロック史においてはとてつもなく重要な年だからね。
ビートルズの『サージェント・ペパーズ』をはじめとした歴史に残る名盤が集中して発表された年なのよ。

Img_0003 さて、今日ココへはるばるやって来たのは…

20『八王子天狗祭 2017』!
会場は挟間駅真ん前の多目的アリーナ、「エスフォルタアリーナ八王子」。

30八王子出身のグッドモーニングアメリカが主催する一大ロック・フェスティバル。
今年で2回目の開催となる。

30vMarshall BlogではおなじみのMAGIC OF LiFEも出演する。
この幟(のぼり)、スゴイんだぜ。
印刷された布が縫い合わされていて、、風に吹かれて裏返しになってもデザインが反転しないようになってるの。40v会場の入り口では「ぱっちぃ」くんがお出迎え。
最初ピーナツかと思ったらトンデモナイ。
八王子の「8」のデザインになってるんだね。
天狗祭の協賛をしている日本工学院八王子専門学校の7つのカレッジカラーをまとった王子様だ。
日本工学院さんには昨年NATALでお世話になりました。
  
詳しくはコチラ⇒ペギちゃんのNATAL体験教室!in 八王子

1_img_0024ロビーにはたくさんの祝い花が…。

60四国は高松のライブハウス、モンスターからも!
モンスターさんにはNATALドラムスをご使用頂いているのだ。
ありがとうございます。

70vその傍らでは金ちゃんが何やらメディアのインタビューを受けているよ。
おにぎりの販売もしたとか…。

80ステージはふたつ…「天狗」ステージと「白虎」ステージだ。
まずは「白虎」ステージに登場したMAGIC OF LiFEから。

90高津戸信幸

100v山下拓実

110v渡辺雄司

120v岡田翔太朗

130v翔太朗くんはNATALメイプル。美しいフィニッシュはシー・スパークルだ。

140MOLは冒頭、おなじみのナンバーで攻めて来た。

150「storyteller」と「弱虫な炎」だ。
9月にニュー・アルバム『Niemeyer』をリリースして、ツアーも無事終了させたにもかかわらず旧作からスタートさせるなんて渋いというか、余裕というか…。

160vコレがその『Niemeyer』。

Photo「MAGIC OF LiFEと申します。スゴイ、イッパイですね!うれしいです。
グッドモーニングアメリカ、大好きです!」とあいさつした後…
「歌を歌おうじゃないか!」とココからジックリと『Niemeyer』のレパートリーを披露した。

240ま、「ジックリ」と言っても残念ながら持ち時間は少ないんだけどね。
MAGIC OF LiFEのエキスをタップリと発散した演奏だった。170まずは「乱舞ランデブー」。

180チョット「2-3クラーベ」の要素を取り入れたようなMOLらしいリズムのアクセントを持った曲。
ん~、やっぱり翔太朗くんのドラムスはカッコいいナァ。
手前ミソながらNATALの音も素晴らしい。

190v続いて「Ansewr」。
バッキングのギターがいいね~。

200vもうこの辺りになると盛り上がりも最高潮に達した。
今日も渡辺くんのアクションが激しい!写真を撮るのがムズカシイぞ!
220みんなで「♪ウォッウォッオオ」と歌うのは「呼吸」。
この曲は『Niemeyer』の収録ではない。
楽しいね~!

210v「アナタにとって特別な1日になりますように…最後まで楽しんで行ってください!」と「線香花火」で出番を締めくくった。
この曲のMVはYouTubeで230万回以上のアクセスがあるのよ。
イギリスのNATALの担当者、ゲイリーがそれを知ってブッたまげてた!

230v2月からツアーが始まるMAGIC OF LiFE。
5月には自分たちが主催する栃フェスもあるし、今年もギンギンの活躍が期待できそうだ。
今年はMarshall Blogも栃フェス行こうと思ってる。
  
MAGIC OF LiFEの詳しい情報はコチラ⇒official web site

250変わって天狗ステージ。
ただならぬ歓声の中、舞台に姿を見せた4人は04 LIMITED SAZABYS!

260ボーカルズ&ベースのGEN。

270上手のギターはHIROKAZ。

280ドラムスはKOUHEI。

290そして、下手のギターがRYU-TA。

300RYU-TAくんがガッツリMarshallなのよ!
うれしいね~。
Marshallがあるだけでそこはロックのステージになるのだ。

310ヘッドはジョー・サトリアー二のシグネチャー・モデルJVM410HJSが2台!
スピーカー・キャビネットは1960Aだ。

320正直が取り柄のMarshall Blog。
白状しちゃうと…大変失礼ながら、この時、このステージを拝見するまで04 LIMITED SAZABYSを存じ上げなかった。
普段Marshall Blogをご覧になっていらっしゃる方の中にも世代の違いからこのバンドをご存知ない向きはいらっしゃるだろう。
少し書いておくと…2008年名古屋にて結成。
インディーズ時代にミニ・アルバムを3枚、シングルを1枚リリースし、メジャーへ進出。
昨年の2月には日本武道館公演を実現させた。
そのチケットは即日完売だったという大人気グループなのだ。

330GENくんの抜けのよい独特の歌声。

340ギター2本による…

350厚みのあるアンサンブルとソロ。

360ストレートに爆走する飾り気のないドラムス…。

370わかるよね、やっぱり。
我々の世代がいうところの「ロック」とは異なるモノだけれども、シンプリシティを礎にした「ロック」という音楽のわかりやすさや楽しさがふんだんに盛り込まれてるもん。
それと、やっぱり声。
歌のある音楽はとにかく「声」がすべてを左右するからね。
「フォーリミ」は一聴して「それ」とわかる声を持っている。
  
コレが今の若者を酔わせているロックなんだ。

1_img_0225 その現場にMarshallが立ち会っているということがすごくうれしい。
ありがとうRYU-TAくん!
しかし、今時エクスプローラー・シェイプのギターってのは珍しいね。
そんな独自性も若い人たちにとっては新鮮に映るのかな?

390「ココ八王子じゃないよね!ココ狭間でしょ?」…私みたいなこと言ってる!
「久しぶりに八王子でライブをやると思ったけど、違うよね?!
皆を幸せに楽しい方向に、音楽を通して導こうと思っています。
よろしくお願いします!」

38004 LIMITED SAZABYSのステージをジッと見つめる男たち…。

375あ、見つかっちゃった!
グドモの金ちゃんとMOLの渡辺くん。
実は今、サプライズでグドモの曲を演奏しているのだ!

376いいように天狗ステージを沸かせ返らせてステージを降りた。
ドンドン盛り上がって来たぞ、ハチテン!
2_img_026204 LIMITED SAZABYSの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEB SITE

400<後編>につづく

★NATALについて★
時は1965年、場所はロンドン。
伝説のパーカッショニスト、アラン・シャープは理想の楽器を編み出すことに没頭していた。 
そして、ついにそれを手に入れた。 
やがてその楽器は多くの人の知れるところとなり、
レッド・ツェッペリン
ディープ・パープル
ザ・ローリング・ストーンズ
ブラック・サバス
UB40
ボブ・マーレー
…らに重用された。
アランは「*ロー・プロファイル・フープ」の開発者。
彼はいつもナニかを作り出そうとしていた。
そして今、我々がそれを引き継いだ。
アラン・シャープのレガシーは生きている。

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

  

(一部敬称略 2017年11月11日 エスフォルタアリーナ八王子にて撮影)