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2017年8月10日 (木)

イングヴェイ・マルムスティーンかく語りき

  
もうMarshallのオフィシャルfacebookでご覧になられたかも多いと思うが、ロンドンでMarshallの壁を前にしたイングヴェイ・マルムスティーンのショート・インタビュー。
チョットばかりジョンの力を借りて訳出してみた。

(ギターを弾く)
最初のMarshallは10歳の時だったと思う。お気に入りでずっと使っていた。4インプットのヤツだ。
すごくお気に入りでね。いつもバッチリだったよ。
こういうヤツ(指さした先はたまたまJCM800 2203)もスキだよ。Marshallってだけでゴキゲンなんだよ。
サウンドは最高!
見た目も最高!
最もクールで、最もラウドだ。
他のアンプなんかに邪魔されたくないね。
それから、「Marshallみたい」というのが決まり文句になってるよね。
他のアンプについて言う時も「Marshallみたい!いい感じじゃん」とかなんとか。
オレはもう既にそういうヤツを持ってる。
(ギターを弾く)
こういうサウンドだ(笑)。

 
 
さすが、御大、よくわかってらっしゃる。
ナンだっけ?…「万里の長城とオレのMarshallの壁は宇宙からでも見える」…だっけ?
ま~、やっぱりホンモノはスゴイよ。
イングヴェイのシグネチャー・モデル「YJM100」の最初のプロト・タイプを本人に見せに東京フォーラムに行った時、このビデオのインタビュアーのようにホンの数10cmの距離で、チャンとしたバックラインでギターを弾いて見せてくれたのね。

7_2yjm  
ま、私も商売柄イングヴェイを崇拝している人たちのプレイをゴマンと見たり聞いたりしているけど、当たり前のことながらやっぱりゼンゼン違う。
その「違い」はテクニックのことを言っているのではない。
もはやソックリに弾くことのできるハイ・テクニックの人は世界中に数え切れないぐらい存在することだろう。
そういうことではなくて、このプレイング・スタイルとそれを用いた自分の音楽を確立したアーティストの迫力みたいなものに大きな「違い」を感じるんだな。
オリジナルだけが持つパワーと言ってもいいかもしれない。
  
専門家に言わせれば、イングヴェイのやっていることは、リッチー・ブラックモアの血統を受け継いだそれ以前のロックの焼き直しだということになるのだろうか?
私はもうその手の話はどうでもよくて、フォロワーたちの演奏を一聴した時、「あ、コレってイングヴェイじゃん?!」と思わせるロックを世界的に普及させたところを尊敬するのね。
  
今どうなんだろう?…イングヴェイが出て来て、その影響を受けてロックを演っているプロ・ギタリストがたくさんいて、またその人たちの影響を受けた次世代の若者がいて…流行りのキッズ・ミュージシャンまで入れると第4世代ぐらいまで来たのかな?
そう考えてもスゴイことですよ、イングヴェイのやったことは。
タテにもヨコにも自分の音楽を広げた。
「速弾き」より、世代を超えて愛される音楽を作ることに成功したのだ。
イングヴェイに憧憬の念を抱き、演奏技術を身に付けた立派なフォロワーさんたちには、そのテクニックを使って自分たちだけの音楽を作っていってくれることに大いに期待したいな。
イングヴェイと同じことをやっていてもしょうがないでしょ?
もうイングヴェイがさんざんやっちゃったんだから。

  
そして、そのイングヴェイの音楽を支えている必須アイテムのひとつがMarshallだ。
このインタビューでイングヴェイが言いたいのは、「つべこべ言ってないでMarshallでロックしやがれ!」ということなんだと思うわ。
例え重かろうが、デカかろうが、メンテに手間がかかろうが、やっぱりホンモノのロックはホンモノで演ろうよ…真空管のアナログ・アンプでさ!
コレでイングヴェイがデジタル・アンプやモノマネ・アンプをメインに使い出したらヒックリ返っちゃうけどね…ま、そんなことはあり得ないだろう。
彼はホンモノを知っているから!
  
アノね、ま、自分で言うのもナンだけど、実は私が撮ったイングヴェイの来日公演の時のいい写真がたくさんあるのよ。
イングヴェイがストラトキャスターを天高く飛ばしているところとか…。
出来ればココでド~ンとお見せしたいところなんだけど、色々ありましてね~。
写真の良し悪しではなく、タイミングの問題でお蔵入りになってしまい、結局Marshall Blogでレポートすることもできなかったことはファンの皆さんもご存知の通り。
ってんで、代わりにMarshallの「50周年記念コンサート」のイングヴェイをお楽しみくだされ。

コチラ⇒【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.6~Yngwie Malmsteen

しつこく書くけど、大分前の来日時、バックステージで、私が「インギー」って呼んでいいですか?と尋ねると、「ダメだ。オレの名前は『イングヴェイ』だ。『イングヴェイ』って呼んでくれ!」とかなり真剣におっしゃっていましたよ。
その時だけなのかどうかは知らないけど、「インギー」と呼ばれるのをスゴくイヤがっていた。

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※先週3日も休んでしまって心苦しかったりもするけど、Marshall Blogは明日より夏休みに入ります。17日に再開する予定ですのでよろしくお願いします。
皆さま、よい夏休みをお過ごしください。


(Marshall Offcial facebookより引用 ※協力:Jonathan Ellery)