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2017年5月26日 (金)

Dream Kingdom ロックの伝承強化書 <後編>~ARESZの巻

今日も川崎から。
川崎球場跡のスタジアム。
ココはかつてロッテ・オリオンズのホーム球場だったのかな?
野球は見事に見ることがないのでサッパリわからないが、今ロッテは何ていうチーム名なのかしらん?
あ、「マリーンズ」っての?…アレか、サマソニをやるところか。
それでも小学二年生ぐらいまではご多分に漏れず私にも野球に興味を持った時期があった。
その頃は大洋ホエールズとか、ヤクルトはアトムズって言ってたかな?
パ・リーグ西鉄ライオンズとか東映フライヤーズとか…そんな時代だった。
そこで、いつものMarshall Blogらしく、「川崎球場」の歴史で一発脱線しようかと思ったが、調べてみるとあまりにも波乱万丈の歴史があって、とてもまとめきれそうにないのでやめた。

10_2これからアメリカン・フットボールの試合が始まる…って、イケね!
場所を間違えた!
でも、もう間に合わない!

20_2仕方ないから、もうココで始めちゃえ!
キックオ~フ!

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そして、『Dream Kingdom ロックの伝承強化書』のトリ前に登場したARESZとお客さんの試合が始まった!

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瑠海狐<るみこ>

50v
那都己<なつき>

60v
雅己<まさみ>

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翔己<しょうい>

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今回もサポート・ドラムスは鉄兵だ。

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那都己くんはMarshall。
今日はJCM900 4100と1960A。

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翔己くんもMarshall。
3560というヘッドと1960Aを組み合わせて独特のサウンドを作っている。
このサウンド・メイキングの話を近々詳しく公開する予定。

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今日もオープニングは「BATTLE MODE」。

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猛烈な「ホイホイ」のあおりから飛び出す火の玉チューン。

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今日もARESZならではのツイン・ベースが唸りを上げる。

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雅己くんのパートはベース。
いわゆる「ベース・ライン」を奏でる仕事。

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翔己くんのバートは「自由」。
仕事をしないでベースを持って遊んでいる。
…というのはもちろんウソで、6弦ベースという楽器の機能の限界を追求し、ベース、ギター、キーボーズのパートをベース一本でこなしている。

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その低音域陣にのって那都己くんがソロをお見舞いする!
ショットガン・フォーメーションからのロング・パスといったところか。

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タイト・エンドの瑠海狐さんがそのボールをキャッチして、2曲目の「闘争本能」へのパス成功!
ん…「タイト」?瑠海狐さんが?
何の話をしているのかというと、「アメリカン・フットボール」ね。今、その試合中なの。
「タイトエンド」というポジションは、オフェンス・ライン(攻撃する時の守備)とレシーバー(駆けずり回ってパスされたボールをキャッチする人)の両方の特性を持つアメフトのゲームにおける重要かつ花形のポジションのひとつ。
アメフトは各ポジションの仕事が厳格に決まっており、選手の体形がその適性を左右する。
ごっついヤツは「ライン」といって、最初から最後までガツンと相手チームに激突して守りっぱなし。
蹴るのがうまいヤツはキック専門。「キッカー」ね。
身軽な「レシーバー」や「ランニング・バック」は走ってボールを取ってばかり。
敗戦処理のシーンだけに出て来て遠くにボールを蹴るだけの「パンター」なんてヤツもいる。
変なスポーツだよね。
で、タイトエンドの選手はどういう体系の人が向いているかというと、比較的背が高く、パスを取るという仕事に関しては、レシーバーやランニングバックほど足が速くなくていいらしい。
その代わり、ラインとして相手チームのディフェンスとガツンと当たることもあるので、体重があった方がいいとされている。
身体が重い方がいいということは、瑠海狐さんは…アッ、つい…後はご想像にお任せします。

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今日はアメフトでやっているので、チョットなつかしネタで脱線させてね。
いつ日本にアメフトが入って来たのかは知らないけど、私が小学生6年の頃、すごいアメフト・ブームがあったのね。
その頃はよく「アメラグ」なんて呼ばれていた。「アメリカン・ラグビー」ってことなんだろうね。
ついでに、サッカーを漢字で書くと「蹴球」、ラグビーは「闘球」。バスケは「篭球」、バレーボールは「排球」。
アメフトは何ていうか知ってる?
「鎧球(がいきゅう)」という。
じゃ、怒られた時は?
「お灸」…ナンチャッテ。
で、ですね、その頃、何だか知らないが、アメリカのプロ・アメフト・リーグのNFLのロゴをあしらった「グルービー・ケース」っていうのがものすごく流行ったのよ。
翔己くん、コレ知ってる?
ただの厚紙でできたA4サイズのハコなんだけど、何しろ流行った。マジソン・バッグと同じ時期だったのかナァ?
私はマイアミ・ドルフィンズのヤツが欲しかったんだけど、どうしても手に入らなくて、二番目に欲しかったワシントン・レッドスキンズのヤツを買って使っていた。
でね、コレのおかげで、NFLのチーム名とフランチャイズ地を全部覚えちゃった。
別にアメフト・ファンではないのに…だよ。
アレから40年以上経った今ではフランチャイズが大分変わってしまったのでわからないチームがたくさんあるけど、現在でもあの頃のチーム名は言えますよ。
ウルトラマンの怪獣の名前も見れば全部言える。ウルトラセブンはチョット怪しいが、多分全部イケる。
それで、10年ぐらい前に取引先のアメリカ人で、アメフト・マニアのヤツがいたの。
最初、私は彼が大のアメフト・ファンであることを知らなかったんだけど、セガレ二人がやっていたので(二人とも今でも社会人チームでやっている。冒頭の写真はその試合から)、何の気なしにアメフトの話をしたところ、期せずしてエラク盛り上がってしまった。
とりわけ、私が昔のNFLのチーム名を片っ端から言えることにかなり驚き、大興奮していた。
日本にはほとんどアメフトが伝わっていないと思い込んでいたらしいのだ。
どんな具合だったかというと、彼が「シカゴ?」と地名を言うと、すかさず私が「ベアーズ」と答える。
「セントルイス?」…「カージナルス!」
「サンフランシスコ?…「フォーティ・ナイナーズ!」
「カンザス・シティ?」…「チーフス!」…これはCount Basieで今もおなじみ。
「ヒューストン?」…「オイラーズ!」
「ハッハッハッ、バカだナァ、シゲは。オイラーズなんてとっくの昔になくなったんだよ。今はテキサンズが正しい」なんて引っ掛け問題もあった。
そんなの知らないっつーの!
そしたらコイツ、二回目に仕事仲間と来日した時、挨拶もそこそこに、その同行者にこう言った。
「シゲってスゲエんだぜ!NFLのチーム名を全部覚えてるんだ。いいか、見てろよ!」
「ミネソタ?」…「ヴァイキングス!」
「ボルチモア?」…「コルツ!」
「な!スゲエだろ!昔のチーム名まで知ってるんだよ、シゲは!」と、もう自分のことのように自慢げに騒いでいた。
ま、「芸は身を助く」とまでは言わないけど、グルービー・ケースのおかげで彼らと一気に仲良くなれたし、「外国語を勉強することは相手の国の文化を勉強すること」を痛感したな。
ちなみに私は、こうしてMarshall製品と昔のロック(特にブリティッシュ)、それにジャズとハリウッド映画だけで人脈を作って来ました。
それにしても、このただの箱に「グルーヴィー」なんて単語を当てたのは誰だろう?
あの時代で「groovy」なんて言葉を知っているのはまずジャズ好きと考えていいのではなかろうか?
そういう人が開発チームにいたんだろうね?

Gc 今、「groovy」といえばまずコレ。
Red Garlandのピアノ・トリオの名盤、1957年の『Groovy』。
ジャケットが問答無用でカッコいいよね~。
冒頭に収録されているルートと5度の二音だけを使って作られたDuke Ellintonの「C Jam Blues」の名演で知られる人気盤。「ジャズの入門盤」とされていて、滅多に聴くことはないが、たまに聴くと実にいい。

C2gv 大好きなRed Garlandのピアノ・トリオの愛聴盤はもっぱらコレ。
1956年の『Red Garland's Piano』。
チョット渋めの歌モノスタンダードが詰まっていてすごく好き。
Redのピアノもコロコロと味わい深いフレーズの連続で何度聴いても飽きない。
またArt Taylorのドラムがいいんだ~。
ハイ、脱線終わり!
試合に戻ります。

C2rgbココでも那都己くんのソロがナイス・パスを演じた。
しかし、彼はロング・パスは打たない。確実にボールをキャッチして、着実にゲインを重ねさせるソロだ。
もちろん防具はホンモノの真空管アンプだ。
ホラ、またファースト・ダウンを獲った!

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「闘争本能」はライブでは必ずセットリストに加えられる観客参加の人気曲だ。

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瑠海狐さんの「♪クラ~ッシュ」の掛け声の後に発されるアサインメントに沿って演者も観客も共通のフォーメーションを取る。

Img_0236 コレは「人形焼」。

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コレは「たこ焼き」。

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コレは「桜」かな?

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ココでカバー曲をひとつ。

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2002年にリリースされたジャパメタのカバー・アルバム『魂(スピリット)Ⅱ』にARESZが参加した際のレパートリー。
LOUDNESSのナンバーから当然「アレスの嘆き(Ares' Lament)」。

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今でもLOUDNESSのステージで頻繁に取り上げられる重要な曲。
「lament」とは邦題にあるように「嘆き」とか「悲しみ」とかいう意味で、トロンボーンの大スター、J.J. Johnsonの作品に「Lament」という有名なバラードがある。
「Ares' Lament」も美しいバラードだ。

Img_0422 ARESZバージョンは…もちろん急速調のスピード・バージョン!
コレでいいのだ。

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「地獄へ落ちろ~!」…四曲目は「Going to Hell」。

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この曲でもツイン・ベースの魅力が爆発!

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ギター・ソロもドラマチックにフィーチュアされる。

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担当パートが「自由」だけあって、翔己くんのハジケ具合もハンパじゃない。
両手はもちろん全身が6弦ベースと化すのだ。

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ハイ、アタマ回して~!
アメフトにコレはありません。
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最後は血の繋がらぬ暗黙の同志に捧ぐ「Soldigers of Cause。」

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短い持ち時間を暴れ具合の濃さで解消せんとする五人!

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そしてタッチダウン!

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今日もスゴイ試合、イヤ、ステージだった。
イエローもレッドも、はたまた担架も出なくてヨカッタ。
え?トライ・フォー・ポイントはどうしたって?(註:トライ・フォー・ポイントはタッチダウンをキメた後、ボーナス的に与えられる得点加算のチャンス。キックしたボールがフィールドゴールを通過すれば1点加算される。よってコレがうまくいけば、タッチダウンの6点とこの1点で計7点を得ることができる。
「1点ぐらいがなんだ?」と思われるかもしれないが、「ああ、あの時のトライ・フォー・ポイントさえうまくいってれば勝てたのに!」なんて局面も結構見かける大切なパートだ)

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こっちこっち。
同じポイントでもこっちはラリー型。
ARESZの春のライブ・シリーズ『艶炎春嵐』のスタンプ・ラリー。
今晩の名古屋Heart Land公演を含めて、もう残すところ5回になっちゃったけど、4か所のライブに参加すれば非売品のポストカードがもらえちゃう。

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そのポストカードがコレ。
何だよ、私が撮った写真じゃねーかよ~。
あ~あ~、こんなに大きくクレジット入れちゃって!うれしいじゃねーか!
ありがとう、ARESZ!
もちろん、7か所、10か所、14か所と数多く参加したファンにはそれ相応のプレゼントが待ってるそうだ。

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ということで、最後はタマにはこんな写真でも…。
しかし、今日の記事、アメフトを全く知らない人には迷惑だったろうな。
ARESZの皆さんは知ってるかな?
  
ARESZの詳しい情報はコチラ⇒official website of ARESZ

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<オマケ1>
コレはARESZの楽屋で発見した旧式の血圧計。聴診器で測るヤツだ。
取り扱いに慣れてしまえばデジタル・タイプのモノより、この旧式の血圧計の方が適正な値が得られるとのこと。
ステージでのあまりに激しいアクションを考慮して、健康管理をバンド自ら厳しくしているそうだ。
信じるか信じないかはアナタ次第だ。

Img_0492




<オマケ2>
今晩ARESZが出演する名古屋のHeart Landは過去二回Marshallのイベントを開いて頂いたことがあるんよ。
興味のある方はコチラをどうぞ⇒Marshall Mania 2


<おわり>

(一部敬称略 2017年4月2日 CLUB CITTA'にて撮影)