SHOW-YA~メタロッポン METALLIC ROPPONGI <前編>
2016年のSHOW-YAはココ六本木で締めくくられた。
夏の目黒鹿鳴館の「メタメイカン」に続いての「メタ」シリーズは「メタロッポン」。
あ、別にシリーズになっているのかどうかはわかりません。
惜しいナァ、八丁堀にいいライブハウスがあれば「メタボリック」だったんだけどナァ。
それにしても「六本木」ってのは一種変わった地名だよね。
その由来を調べてみると、その名の通り、6本の「松の木」があったというつまらない説があるらしい。
それよりも、何でも「上杉、朽木(くつき)、高木、青木、片桐、一柳」という木っぽい大名屋敷が6つあったという説の方がゼンゼンおもしろい。
そういえば目黒に五本木ってのがあるよね。
するってぇと、コレ、「何本木」が実際に存在するんだろう?
…と思って、これまた調べてみると、一本木から三本木まではたくさんある地名らしい。
そして、四本木から激減して、九本木を除いては十本木まで全部揃っているんだって。
それしても木が6本揃えば世界的に有名な歓楽街。かたや1本多くても少なくてもマイナーな地名。
3つ並ばない限り「6」なんて数字はなかなかフィーチュアされることがないからね。「六本木」は貴重な地名なのかも知れないよ。
さて、ココまでやると徹底的にやらなきゃ気が済まないのがMarshall Blog。
俄然気になりだすのは「五反田」だよね。
コレについても調べてみた。
こちらは単純で、目黒川周辺の田んぼの区画が五反だったことが由来らしい。
「五反田」は字名で、かつてはマイナーな地名だったが、山手線(私が子供の頃は「やまてせん」と読んだ)の駅名に採用され一気にメジャーな地名となった。
「ポンギ」シリーズと異なり、「タンダ」シリーズは「一反田」から「十反田」まですべて実在するのだそうだ。
「タンダ」シリーズの方は人名にスライドされやすかったのか、「ゴタンダさん」にこそお会いしたことはないが、「サンタンダ」さん、「シタンダ」さん、そして「ロクタンダ」さんにお会いしたことがある。
何かカタカナで書くと外人の名前みたいだな~。
ん?
五反田に頃合いの良いライブハウスができたら『メタンダ』ってコンサートを開くのどう?
まぁ、ほぼ一日中こんなことを考えて過ごしています。すいませんね~、季節外れで…。
このコンサートが開催されたのはクリスマスの20日前のことだ。
それが、クリスマスなんかとっくに終わって…年が明けて…また新しい年だもんね。
月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也…ってか!
そんな新しい年ももうひと月が終わっちゃったよ!
さて、「メタロッポン」…ほぼ定刻に5人のメンバーがステージに上がった!
ここは避けて通れないところ。
ハイ、今日もやりますよ~、sun-goさんのMarshall。
キャビネットは?
「1960BDMで~す!」
誰のシグネチャー・モデルですか?
「メガデスのデイヴ・ムスティンです!」
Marshallではこのモデルの前にキャビネットのシグネチャー・モデルがありましたか?
「ありませ~ん!1960DMがMarshall初のシグネチャー・キャビネットです!」
スゴイ!みなさん完璧だ!
今回もいきなりの「嵐」!
も~、ショッパナからカッコいい感満点よ!
今日の「嵐」ポーズはこんな感じ。
このピンクのLED照明がクセ者なんよ。
誰がこんなLEDの照明を作ったのかね~、うらみますよ~。
巨大岩石のようなsun-goさんとMarshallの轟音で会場が揺れる!
「オラオラ、回せ、回せ~!」
このタオル回しってのも最初見た時「ナンダ?」と思ったけど、こうして定番になってみると楽しいね!
ホコリがスゴイけど…。
おなじみの2曲をガッツリかましてつかみはOK。
2016年もにぎやかに締めくくれそうだ!
「ありがとう!今年最後のSHOW-YAのライブになります!
みんなで楽しめるよに色々考えて来たよ~!」
ここでいきなりsun-goさんから振られて「舟唄」。
コレも超定番。
ただ今日は出てくるのが滅法早い!
そして、「やったことない曲をやります!」…
…と飛び出したのは『PROGRESS』収録の「反逆のフラッシュ」。
恵子さん、アコギをかき鳴らしての熱唱…と書くとバラードのようだが…
続けて同じく『PROGRESS』から「Bring It Out」。
ベースを持ち替えたさとみさん。
ベースラインが効いたちょっとファンクな曲調がカッコいい。
中間のスリリングなキメからキャプテンのソロへ!
このパートカッコいいな~。
この曲、サビのメロディとコード進行がアンバランスですごく耳に残るんだよね。
『PROGRESS』からの2曲、これからもどんどんライブで演って欲しいな~。
「性~SAGA~」
コレもライブ初演かな?イヤ、以前も演ってるかな?演ってるか?
『GENUINE DIAMOND』の1曲。
恵子さんの声にピッタリの曲だね。
キャプテンのキーボードがアンサンブルを分厚く演出する。
「いかがかな?
新しいアルバムを23年ぶりに出したり、カバー・アルバムを出したり、そのあたりから用意しました。
みんな!予習してきた?!
まさか、まさか昔の曲しか聴かないなんて人いるのかな~?」
ココで恵子さんと目を合わすとマズイ。
と言うのはもちろん冗談で、いつもの調子が小気味よい。
「今年(2016年)、新曲のレコーディングをやったんですよ。その曲聴きたい?
正直言うとレコーディングした後、まったくと言っていいほど演ってないので覚えるのに必死で~す!」
恵子さんによれば、出来上がる曲のテンポがドンドン速くなってきているという。
なぜなら…
「SHOW-YAは戦うバンドだ~!ヘヴィ・メタ~ル!」
ということで、新曲「NO REGRETS」を披露。
なるほど、コリャ激しいワイ!
いいのいいの、コンサートはブッ速い曲をやるべし!
Frank Zappaはコンサートでは絶対にバラードを演らなかった…というよりバラードがほとんどなかったか。
最後の恵子さんのセリフがいいね!
「ゴメン、動けない…55近くになってこんな速いの大変…」とsun-goさん!
イエイエ、バッチリだったよ~!
「SHOW-YAのワンマンっていつ以来?
8月か…8月に2daysやって(『メタメイカン』のこと)デビュー32年目に突入しています。
ナンカ演らないといられない。しょうもない性なんだよ!」
「SHOW-YAが六本木で下車することもないね。そんなおしゃれな街でライブをやっております!
ここはギロッポン!
ギロッポンと言えば~、クラブ!
ここは大きな、大きなクラブ…みんなで踊ってみましょう!」
何だか知らないけど、ココでいきなりKISSの「I was made for Lovin' you」。
ようするに「ですこ」ね!
なんか「ディスコ」だなんて、今にして思うとものすごく「平和」だった感じがあるよね。
それがこんな世の中になってしまうなんて…「♪ワ~イエムシエ~」なんてやっていた連中の誰があの時想像しただろうか。
そういう平和で無邪気だった頃のことを、知っている人、感じるところがある人はドンドンそれを思い出すといい。
そうすればこれから自分が何をすべきかがわかって来るかも知れない。
ちなみに私は「♪ワ~イエムシエ~」はやってません。
ナンダカンダでお客さんも大盛り上がりで前半の最後に差し掛かる。
お客さんの定番の相の手もキマって大盛り上がりで前半を終了した。
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト
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