SHOW-YA~メタロッポン METALLIC ROPPONGI <後編>
さて、「六本木心中」前半をで締めくくった後は休憩コーナー、イヤ、恒例の楽しい楽しいMCコーナー。
「この六本木で私ばっかりしゃべっちゃって…本当はメンバーのみんなにしゃべってもらおうと思っていたんだよ!」
ナンカ今日は「六本木」に対する意識がスゴイな。
「皆さん、お久しぶりで~す!お元気ですか?
以前、六本木にはビブロスというディスコがあって、海外のアーティストがよく来るということでロック少女の私のあこがれの場所でした!」
「EXシアターの注意事項に『ネコ、イヌ、宇宙人の持ち込み禁止』とありました。
昔、ドラム・セットをUFOと思って見ていました。
あれからこんなに長くドラムをやることになるとは思いませんでした!
SHOW-YAの明るい未来を築いていきたいと思います!」
ドラムス、 角田mittan美喜。
「ディスコね…行ったよ!渋谷のキャンディ・キャンディ!
新宿のツバキハウスで「ヘビメタ・デイ」ってのやってたの。
初めて行った時、恥ずかしくて踊れませんでした!トイレで練習した!」
「皆さん、クリスマスの予定はありますか?
私は全くないので、その分今日は楽しんで帰りたいと思います!」
ベース、仙波さとみ。
「今日はみんなのことがとてもよく見えます!
私、デビューするまでディスコなんて行ったことなかった。バンドはやってたんだけど…。
昔、キャプテンにリズム感がないのは踊れないからだ!と言ってSHOW-YA全員でディスコに行かされたの。
すごくイヤでした…。
人に強要されて踊るなんてイヤでしたよ。
sun-goは踊ってました!
その時ミッタンはどうやって踊ってたいたのかわかりません!」
キーボーズ、中村美紀。
…と言われて脇を閉めるsun-goさん。
「六本木と言えば、恵子に老舗のイタリアン・レストランに連れて行かれて道を間違えたことを鮮明に覚えています!」
「ディスコはそれなりに行ってました。それに、ロック喫茶、ビブロス、無限…。」
「レアなものを観ることができるのでSHOW-YAのライブは必ず来てくださいね!」
そうか、「六本木=ディスコ」だったのね。
いつかも書いたことがあったけど、高校1年ぐらいの時に『サタディナイト・フィーバー』が大流行して、猫も杓子も「ディスコ、ディスコ」って騒いでいた。
そのブームは大学に入る頃まで続き、ミーハーな友達からよく誘われたが、私はドップリとロックに浸かっていていたので、ああいうところが苦手で、苦手で…。
キャプテンじゃないけど、まず踊りがイヤだった。
小学生の頃はそれなりに盆踊りを楽しんだんだけどナァ。
それと、知らない女の子に声をかけるなんてことは、論外の恥ずかしさだった。
今ではスーパーのレジのオバちゃんでも話かけることができるのに…あ、オバちゃんだから大丈夫なのか。
それでもどうしても断りきれなくて、新宿のUSA(って言ったっけかナァ)ってのと、六本木の「ブルーなんとか」というお店につき合わされた。
後にも先にもディスコへ行ったのはこの2回だけ。
面白くも何ともなくてすぐに出てきちゃったけどね。そりゃそうよ、踊りもしなければ、女の子に近づきもしないんだから。
踊りは今でもイヤ。
海外へ行くと、時々普通のパーティが最後の方でダンス・パーティになっちゃうことがあるんだけど、ガンとして踊らない。
強引に引っ張り出された時だけ、チョコっと身体を動かしてサササと逃げてきちゃうようにしている。誰も見ちゃいないんだけどやっぱり恥ずかしい。
SHOW-YAの皆さんは完全に私と同じ世代。
そうして話を聴いてみると面白いナァ。
高校生の男子はいくらロック好きでも、外タレが来るからと聞いてディスコへ行くなんてこと考えつきもしなかったと思う。
そうか、sun-goさんはディスコで踊ってたのか…今でもジュリアナ扇子やってるもんな。
ギター、五十嵐sun-go美貴。
ハイ、休憩終わり!
「この曲も久しぶりに演ります」と紹介した曲はsun-goさんの泣きのギターで始まる。
曲は「In my Arms」。
『GENUINE DIAMOND』収録のバラードだ。
ボーカルズ、寺田恵子。
続いては『PROGRESS』から「Show-yA」。
「We are…」
「SHOW-YA!」
メンバーにスポット・ライトが当てられる。
ダウン・チューニングしたsun-goさんのギターに乗ったSHOW-YA讃歌。
そして、最後はコレコレ。
銅鑼をぶっ放してSHOW-YAの名物コーナーのひとつを〆た。
続いては『GENUINE DIAMOND』からさとさん&ミッタン共作の「Count 8」。
4ビートも取り入れられたこの曲、sun-goのソロの雰囲気も他とはチョット違っていい感じ!
「これから5曲、死ぬ気でやればアップアップしちゃうぞ!
一緒に盛り上がっていこう!
オッサンの声が多いな…女の子がんばって!」
「私のギターが、「みんなの声が小さい』って言ってる。
私の妖精ちゃんの音が出るように声を出して!」
コンサート後半に出てくるドライビング・チューン。
もちろん大ウケ!
展開部のAb→Bbの次のディミニッシュが気持ちいいにゃ~。
普通のロック・バンドだとたいていAb→Bb→G→CmとやるところをAb→Bb→Bdim→Cmとスムースなアセンディング・ラインにしたところがカッコいい。
ギター・ソロに続いてキャプテンのソロ!
今日もキーボードとコーラスと大活躍なのだ。
私はキャプテンのコーラスの声にいつも注目しているのです。
sun-goさんがドラムのライザーに乗って弾いているのは「Look at me」。
セクシー・ポーズ、バッチリ~!
このピンクのライトはやっぱりクセ者だ。
誰だLEDの照明なんて開発したのは!
コレ、メタメイカンではできませんからね。
思いっきり暴れてくださいました!
そして5人の他に大切なメンバーとして…「and…and…and…you!」…お客さんが紹介された。
…ということで、メンバー参加コーナー。
よくあるチーム分けしてやるコール&レスポンスね。
下手はさとさんチーム。
上手は先生チーム(sun-goさんのこと)
そして、真ん中は恵子さんのヤンキー・チームだって。
ココはおもしろかったな~。
遠慮なく大声出して笑っちゃったよ!
…て言うのはね、さとさんとsun-goさんのチームの掛け声は「ヘイ、ヘイ」なんだけど、恵子さんのチームだけは「コリャ!コリャ!」なんだよ、ヤンキーだから!
もうコレで大爆笑!
すると、その様子を見て取った恵子さん、「ン?もしかして全員『コリャ』やりたい?よし!チーム分けを止めて全員でハラの中にたまった怒りをココで全部吐き出しちゃおう!」
「コリャ!コリャ!コリャ!コリャ!」
もう、おかしくて、おかしくて!
こんなの初めて見た。
世界広しといえどもこんなことやってるのはSHOW-YAだけだと思うよ。
このMarshall Blogを見たSHOW-YAファンで、コリャ!未体験の人、今度コンサートに行った時に恵子さんがコール&レスポンスをやることがあったら、「姐さん!Marshall Blog見ました!『コリャ』でやって!」ってリクエストするといいよ。
…と、さらに盛り上がったところで「BATTLE EXPRESS」!
コレもコンサートの終盤に持ってこいのスピード・チューン。
恵子さんの歌もポーズも最高潮だ!
「sun-go!」
キーボードとギターの掛け合い。
カッコいい~!
「フェアリ~!!!!!」
本編を締めくくったのは「Fairy」だった。
恵子さん、珍しくこの曲でくステージに腰をかけた。
ゴロリ!
私もずいぶんというかSHOW-YAのステージを拝見しているが、「Fairy」でこんなことをする恵子さんを初めて見た!
恵子さんがやるとキマるな~。
いつも通りサオ回しの儀も無事、かつスムースに執り行われた。
「どうもありがとう!
老体にムチ打ってみんなとこうして同じ時間を楽しむのは最高なのだ~!」
そして4月29日に『NAONのYAON』が決定したことが発表された。
アンコールは「限界LOVERS」。
今日も最高にロックな5人だった!
お客さんも大満足。
本編14曲、アンコール1曲。〆て2時間。
コレでいいんですよ。
一流はコレですよ。
何回も何回もダラダラとアンコールをやらない。
お客さんもいつまでも「アンコール、アンコール」とねだらない。アンコールなんてなくたって別に構わないんだから。
「あ~、カッコよかった!おもしろかった!もうチョット観たい気もするけど、また来ようよ!」
コレでいいじゃんよ。
今回は今まで取り上げられなかった曲もふんだんに盛り込まれてすごく新鮮な感じがしたね。
コンサート冒頭の「みんなで楽しめるように色々考えて来たよ!」という恵子さんの言葉通りだった!
世界最強の女性ロック・リズム・セクション!
実際、アメリカにもイギリスにもいないでしょ?
sun-goさん、どこ行ってんの!まだお仕事が残ってますよ!
「みんな、愛してるよ~!!」
次は4月29日の野音か…まだまだ先のような感じがするけど、例によってまたアッという間なんだろうな~。
今年も楽しみだ!
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト
さて、SHOW-YAの年末のコンサートの後は、忘年会が開かれるのが恒例になっているのです。
毎回ゴージャスなメニューが楽しみなんだけど、今回はコレ、カニちゃん!
みんな会場に入っていると「ウワ~!」とビックリして記念撮影。
恵子さんとキャプテンもこの通り!
今回は流しのマジシャンも登場して存分に楽しませて頂きました。
あの手品のタネどうなってるんだろうな~、今度恵子さんに教えてもらうぞ!
そして、ミッタンのお誕生日をみんなで祝ったのだ~!
ミッタンお誕生日おめでとう!