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2016年11月16日 (水)

LONDON DRUM SHOW 2016

ロンドンは得意のアールズ・コート駅。
ココはピカデリー線とディストリクト線が乗り入れているにぎやかな駅。
何せレッド・ツェッペリンやピンク・フロイドで有名なコンヴェンション・センターがあるので、以前から何回もここを訪れているし、前回ロンドンに行った時には5日ほど滞在して何度もこの駅を利用した。
しかし、ディストリクト線の支線がここから伸びているとは知らなんだ。
ハイ、英語脱線。
「拍車」ってあるでしょ?騎士の靴の踵にくっついている馬のお腹をつっつくギザギザの車輪。
アレ、英語で「spur(スパー)」っていうのね。
ナゼこれを覚えたかと言うと、Horace Parlan(ホレス・パーラン)というピアニストに『On the Spur of the Moment』っていうアルバムがあって、「spur」の意味を調べたから。「on the spur of the moment」は熟語で、「出来心で」とか「衝動的に」とか言う意味。
で、この言葉、もうひとつ「支線」という意味があるんだってさ~。正しくは「spur track」って言うらしいんだけど、「spur」でも通じるようだ。
今、知ったよ!うれしいな~。
さてこのspur、アールズ・コートから先に駅がひとつしかない。
要するに始発駅と終着駅だ。
その終着駅とはケンジントン(オリンピア)というところ。

20その駅名の通り、ここにはオリンピア(Olympia)という見本市会場がある。
1885年に完成。129年前の建物だ。
立派だね~。

30最近でこそビッグサイトとか幕張メッセとかパシフィコ横浜なんてのがあるけど、日本はこういう設備が本当に少ないよね。
日本に比べて国土2/3、人口半分のイギリスにはこういう設備がいくらでもある。
展覧会、博覧会、展示会、見本市等がいかに太古から普通に開催されていたかを物語っているのではなかろうか?
それで、こういう展示場につきものなのがコンサートの類。
調べてみるとヤッパリ…ジミ・ヘンドリックスは1967年12月22日に、ステイタス・クォーは1975年の大みそか、その翌日の元旦にはプロコル・ハルム、バッド・カンパニーは1977年のお正月の2日と3日、、ロッド・スチュアートも1977年の1月にここでコンサートを開いている。
これらは一種の「ニュー・イヤー」企画だったのかな?

40展示があるとこんな感じ。

50コレ、相当デカイね。
敷地面積は4エーカーだって…1万6千平方メートル。
浅草寺の本堂が何個入るんだ?
と久しぶりに平方根の計算をすると、126.5m四方となる。屋内でこのサイズは相当大きいでしょう。
しかも19世紀の建物だからね。

60それで、この週末の11月12&13日にココで開催されたのがロンドン・ドラム・ショウだ。
数えてみると65のドラムに関するブランドの豪華な展示とアーティストを売り物にしている。
やっぱりこういうイベントはアーティストをジャンジャン呼ばないとラチが開かないのをさすが連中はよくわかってる。
展示やデモだけでなく、エデュケーション・ゾーンという体験コーナーというかドラム教室のコーナーも充実しているようだ。コレは楽器フェアなんかでもマネっこしていておなじみだろう。
ウェブサイトに出ているこのイベントの紹介文を見るとこんな文章があった。
「Some of the best drum tutors out there will be on hand to finesse your fills and reignite your rudiments.」…会場にいる何人もの世界的なドラム講師が、あなたのオカズの悩みを解決し、あなたのルーディメンツに火をつけるのをお待ちしています…ぐらいの意味になるのかな?
「fill」だの「rudiments」だのに特化しているところが面白い。
ちなみ「finesse」というのはフランス語。辞書によると動詞では「術策を用いる」なんてスゴイ意味になっているけど、そういう意味なのか…。
穐好敏子のソロ・アルバムに「Finesse」という作品があるので単語自体は知っていたのだが意味は正確には知らなんだ。「オハコ」っていう意味かと思っていた。
入場料は£5だから今なら700円ぐらいかな?
10_2
コレは調べたワケではなくて、何人かのイギリスの友人からの聞き伝えで恐縮なのだが、ロンドンでは元々『ロンドン・ギター・ショウ』というのがあって、ここに『ドラム・ショウ』が合体したり離れたり、場所を変えたり、しまいには開催しなかったり、と紆余曲折を経て来たようだ。
それがこんな立派な会場で開催されてめでたし、めでたしなんじゃないの?
私はと言えば、2004年にウェンブリーで開催された『ロンドン・ギター・ショウ』にお邪魔したことがある。
ドラムは全くなかった。
比較的ショボめの展示会だったが、ジェリー・ドナヒューがデモをやっていて、そのスゴさに腰を抜かしたものだった。

70他にもMarshallのデモ・バンドにブルース・ディッキンソンが飛び入りで入って来て歌ったりと日本では絶対にできない経験をした。
「VIP」だし!でも何ひとつ特別な扱いはなかったな。
で、この晩、ニコ・マクブレインたちと夕べの食卓を共にさせてもらったんだけど、ニコがフォークとナイフを手にする前に、手を合わせうつむき、神様にシッカリとお祈りを捧げている姿を目の当たりにして驚いた。あの顔だし…。
他にもイギリス人がたくさんいたが、そんなことをしているのはニコだけだった。
その後もニコとはジムの家やフランクフルトで何度も食卓を共にをしているが、彼はいつもキチンとお祈りをしている。
そういえば、この時、ウェンブリーが物騒だから外に出ない方がいい…とMarshallのスタッフに注意を受けたっけ。
たまたま、数日前に追剥きかなんかがあったからだったように記憶している。

80さて、そのロンドン・ギター・ショウ、じゃないわ、ついついギターが先に出てきてしまう!
ロンドン・ドラム・ショウ、もちろんNATALも参加した。

90以下はその展示のもよう。

100色々とラインナップを広げております!

110こないだ「NATALのアクリルってカッコいいですよね~!」とあるプロ・ドラマーに言われちゃってさ~、うれしかったな。
正直、ヨソとどこが違うんだかよくはわからないけど、カッコいいことはよくわかる!

120スプリット・ラッカーというヤツ。

125おいしそうなお菓子が入っていそうでしょ?
音はおいしいよ~。

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150こんなヤツも…。

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170METAシリーズという新しいブラスのスネアのラインも好評だったようだ。

180vあ~、コレはどこでも見かける光景!

190vオリジナル・シリーズも安定した人気をキープしている。

180お!スゴイ行列!

200StereophonicsのJamie Morrisonのサイン会。

210展示されていたキットはまさにホンモノ。

220だって、コレと同じなんだもん。

230コレはStereophonicsが7月に来日した時に撮影したもの。

240グドモの金ちゃんとペギちゃんとも記念撮影したね。
JamieとペギちゃんはNATALつながりなのだ!
この時、モノスゴイ黒山の人だかりになっちゃって…。
Jamieからスティックをもらってご満悦のペギちゃん。

9_s41a0271 これがそのスティック。

9_2img_2382 相変わらずの人気のJamieなのである。

250コレはエデュケーション・ゾーンのようす。
NATALドラマー、Marko Djordevicのクリニック…ってったって知らない人はまず読めないよね。
「マルコ・オルジェヴィック」っていうんだって。
モダンドラマー誌に「世界クラスのドラマー」とか「真の革新者」と評価されたスゴ腕ドラマーで、SVETIというグループを率いてリーダー作も発表している。
バークリーを出たジャズ系の人で、Wayne Krantz、Garry Willis、Bill Frisell等々と共演し現在までに40枚以上のアルバムのレコーディングに参加しているそうだ。
彼のSVETIというグループは「コルトレーン、ウェザー・リポート、ザッパ、ポリスに影響を受けた古郷のバルカン風味タップリの音楽」を標榜している…「バルカン」にはそそられるな~、と思いつつ動画をいくつかチェックしてみたけど、普通のジャズだったわ。
でも今風のテイストのジャズ・ドラミングでカッコいい。
260今回写真を提供してくれたアメリカのJoshが動画をあっぷしてくれたのでそれを拝借して掲載しておく。
この人、どこか東ヨーロッパの国の出なんだろうけど、こういうルーツを持った人たちが英米のシーンに出て来ることも珍しくなくなったね。
こういう人たちはアニメもゲームもない裸一貫の音楽出稼ぎだからして、その実力と根性はかなりのレベルなのだろう。
そして、この動画を見て思い出したのはMagamとかSBBとかあたりのブリティッシュではないプログレッシブ・ロックだ。新手のフリオ・キリコみたいな?
彼らにはアニメがない代わりに、この手の音楽のDNAがあるんだろうな~と感じてしまった。

…ということでNATALよろしく願します!

270965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2016年11月12~13日 ロンドン・オリンピアにて撮影 ※Spechai thanks: Josh Touchton)