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2016年10月18日 (火)

Sound Experience 21~ STAND編

Sound Experienceの第21回目。
三宅庸介のこのシリーズは、前のMarshall Blogから追いかけているワケだけど、第何回目からレポートし出したのかな?
前回の「20」は他と予定が重なってしまってお邪魔することができなかったし、以前にも同様のことが何回かあったハズなので、残念ながらコンプリートということにはなっていない。
それでも一体何回ご登場い頂いているのだろうか?

   

<業務連絡>
あ~、三宅さん、三宅さん、レジ入ってもらえますか~?
チガウチガウ!
これまでSound Experienceの記事を何回Marshall Blogに掲載しているかおわかりになりますか?
もし数えていらっしゃったら教えてください。

あ、それとノリッチのRobin Trowerありがとうございました!
ホント、いまだに新作を出し続け、ツアーを組んで自分の音楽道を前進する姿には尊崇の念を抱かざるを得ませんね。
そして、我ながら…やっぱりMarshallのサウンドってカッコいい!
来日が実現するといいですね。

   

さて、ほぼ毎回ゲストを迎えてのSound Experience…21回目はSTANDをお迎えした。
…となるとご存知の通り、Strange, Beautiful and Loudのギターが入れ替わって、2バンドで出演者が4人という「人員抑制型エコノミー対バン・システム」。
このシステムを使って、人間椅子の和嶋さんの和嶋工務店を組み込み、3バンドが登場して出演者5人という離れ業をやってのけたこともある…と、ここまで書いて思い出した。
36、37年前、名古屋のなぞなぞ商会が東京に来た時、前座のバンドが登場したことがあった。アレって屋根裏だったかな?ロフトだったかな?
スケジュールには前座として4つのバンド名が記載されていて、「ずいぶんたくさん出るな~」と驚いていたら、ナント4人編成のバンド・メンバーはそのままに、ボーカルを持ち回るだけというからくり。
すわわち、4バンドで出演者が4人というケタ違いに経済的なシステム。
「次は〇〇の番で~す」、「次は××が登場します!」と言いながら順番をボーカルを回していくというワケ。
その中には今でも活発に活動を続けているバンドも含まれていた…というか、そのバンドが核になっていたんだろうけど…。
「こんなのアリなの~?」と高校生だった私はビックリしたわ。

さて、今日のトップバッターはSTAND。

10山本征史

20v金光健司

30島紀史

40vこの三人が織りなすプリミティブでストレート、でもひとひねりしてあるロックがSTANDの音楽。

Img_0112 正史さんはSTANDでもMarshallだ。

60v愛用のSUPER BASS1992。

70v金光さんはNATAL。

70コレまたなじみの深いバーチのタバコ・フェイド。

80そして、ノンちゃんも当然Marshall。

90vスッカリおなじみのMAJOR1967。

100v足元のようす。

110一曲目は「From The Bottom To The Top」という曲。

120vみなぎるパワーを気前よく吐き出すパフォーマンス。

130vまるで志ん朝の「粗忽の使者」のような気風のよさがSTANDの魅力だ。

140v…なんて強引に落語を引き合いに出したが、征史さんは大の落語マニア。
私も父の影響で落語が好きで、大学の頃よく聞いた。それで、時おり征史さんと落語の話をするのだが、私など足元にも及ばない。すぐにメッキがはがれて地金が出ちゃう。
何しろiPodを見せてもらうと「火焔太鼓」、「寝床」、「明烏」、「妾馬」、「文七元結」、「芝浜」、「宿屋の富」、「佃島」、「黄金餅」、「藪入り」等々の題名がギッシリ!
どう考えてもこれはロックやブルースではあるまい。
私も志ん生のCDを買ったりするし、家でゆっくり聞いている時間がないので、iPodに噺を入れて車の中で聞こうとすることもある。
しかし、アレだけ揃えているのには驚いたよ。
そういえば上野で征史さんにバッタリ出くわして、「おい、山本の!おまいさんどこへいくでい?」、「へぇ、これから寄席へ…」なんてこともあった。
今のは『甲府ぃ』という噺のパクリのつもりなのだが、コレはあんまり有名なモノではないだろう。征史さんのところの本当のセリフは「甲府ィ、お参り願ほどき」という。
コレが切れ味の鋭い秀逸なサゲになる。サゲだけでこの話が好きになった。
ところで、イギリスにも落語好きで、有名な噺の題名をバンド名にしているプログレッシブ・ロックの名門グループがあるよね。
ダ~レだ?
ヒントはこないだ来日した。
そう、「キャメル」!
「ラクダの馬さん」、スゴイ話だよね~、死骸に「かんかんのう」を踊らせちゃうんだから。
昔、三笑亭可楽の「らくだ」をよく聞いた。
今、こんなストーリーを思いつく脚本家はいないだろうナァ。
おあとがよろしいようで…

S41a0070間髪入れず「Into You」。
160
STANDは三人の火の玉のような演奏がもちろん大きな魅力なのだが、征史さんの独特のヴォイスと練り込まれた詞も十分に楽しむべきだ。

150「Strange, Beautiful and Loudとの共演は五回目ぐらいかな?」というサッパリしたMCに続いて比較的新しい曲だという「Sweet Midnight」。
「共演」と言っても、言っている本人が両方出ているのだから面白い。

170ゆったりした曲でもノンちゃんのギターはいささかも鋭さを失わない。
STANDのノンちゃんはCONCERTO MOONの時とはまた違う味わいがあるのだ。

180v続いてはLightnin' Hoplinsもビックリのアルバム『煩悩Good!』からタイトル・チューンを!
久しぶりだな~。

190代表曲のひとつとあって征史さんの演奏にも力が入る!
265v

ここでゲストとして三宅さんを迎え入れた。

210曲はSTANDの「インキュベーション」。

S41a0107 「incubation」とは「孵化」という意味。
へヴィな雰囲気が三宅さん入りのSTANDを際立たせる。

255

プライベートでも仲のよいノンちゃんのこと、もちろんイキもピッタリだ。

250vノンちゃんのピッキングは親指の第一関節を曲げ伸ばしするアクションが特徴だ、
あれだけ速く弾くにはピックを短く持った方が有利だと思うが、我々が学んだ成毛式ピッキングとは異なり、ノンちゃんのスタイルだとコレぐらい長く持った方が弾きやすいのだろう。

S41a0175_2スーパー・スロー・カメラでもう一度見てみよう。
ピックをこんなに斜めにを弦に当てているんだね~。

S41a0177_2 強引にMCを振られた金光さん曰く、「このふたりの共演はレア。ありそうでなかなかない」。
Marshallが服を着てストラトキャスターをぶら下げているようなふたりだからして、レア度だけでなく、演奏の濃さも特筆すべきものであった。

Img_0059 続いては新曲。
我が道をひたすら突き進む、尊敬する三宅さんに寄せる思いを曲にしたという。

270v曲は「A Sound In Miracles」。
目も覚めるようなピュアなへヴィ・メタル!

280vストレートさを身上とするSTANDの面目躍如といった作品。
これからもSTANDの重要なレパートリーにひとつになることだろう。
またね~、SUPER BASSとプレシジョンの組み合わせが何とも言えない音なんだよね~。
他ならぬ「山本征史の音」だ。
310v
そして最後は『煩悩Good!』を締めくくるへヴィ・ワルツ「スパイラル」。
320

ノンちゃんのメロディアスなソロが容赦なく斬り込んで来る!
CD聴けるソロもスゴイが、燃えるようなライブでもパフォーマンスも最高!
そして、いい音~!

290v留まるところを知らない曲の盛り上がり!
すごく起伏に富んだカッコいい曲だ。

300v
STANDの魅力を十分にまき散らして全七曲を演奏し終えた。

S41a0030

山本征史の詳しい情報はコチラ⇒BLACk CAT BONE

330<Strange, Beautiful and Loud編>につづく

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

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★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
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(一部敬称略 前半:2016年8月25日 三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONにて撮影)