FATE GEARのMV完成!
世の中ってのは、ホントにいろいろと変わりゆくもんですな~。
私がロックに夢中になりだした1975年頃、歌謡曲以外にも「女性歌手」というのはゴロゴロいたけど、「女性バンド」というのは私が知っていた限り皆無だった。
当時スージー・クアトロが大人気だったけど、ガール・バンドではなかったし。
私はファンではなかったけど、今聞くと「Can the Can」とか「The Wild One」とかヤケクソにカッコいいね。
ま、Mike ChapmanとNicky Chinという一流のヒット・メーカーが曲を提供していたからね。
そんな人気の中「洗濯機」と結婚することになって、その後急激に人気が衰えたイメージがあるけど果たしてそうだったのだろうか?
その後、1977年、颯爽と現れたのがThe Runawaysだった。
「女の子だけのロック・バンドだってよ~!」と学校でもずいぶん話題となり、多くの生徒が「チチチチチチチチ」ってやってたな。
男性雑誌のGOROにまで出ちゃって。
このThe Runawaysムーブメントの後、楽器屋さんが運営する街のバンド・コンテストでもタマに女の子だけのバンドを見かけるようになったが、それでもかなりマイノリティだった。
そのころの女の子のバンドって、たいてい歌とコーラスは問題なくても、何せドラムとリード・ギターがボロボロだった。
あれから40年近くの時間がアッという間に経過して…今はどうだ?!
あの当時、誰がこんなんなると想像したろうか?
どんなに著名な音楽評論家でも「将来女性のバンドが活躍する」などとは予見できなかったのではないか?
ノストラダムスだって予言できなかった。
さらに驚いてしまうのは、もはやガール・バンドが珍しくなくなってから久しく、最近ではその淘汰が始まっているではないか!
学校や教材の普及、音楽の画一化が進み、どのガール・バンドも演奏技術のレベルが格段にアップして、「上手くて当たり前」となった現在、勝負どころはその音楽。
いかに魅力的な曲を作って刺激的に聴かせるか…。
ガール・バンドは、まさに男性のバンドと同じ命題を抱え、音楽の将来を背負うところまで来たのだ。
今日、登場するのはすでにMarshall Blogに何度か登場してくれているFATE GEAR。
「運命の歯車」は音楽の将来を背負うべくしてまた回転を進めた。
…というのはFATE GEARが最新のMVを公開したのだ。
その撮影現場に潜入してきた。
そういえばコレ、「PV」って呼んでたヤツがいつのまにか「MV」って言葉に置き換わったね。
撮影は都内の某所。
ロケーションに選ばれた現場は繁華街のど真ん中。
「エ~、中はこんなんなってんの~?」
ヘンリー八世のハンプトン・コート宮殿の中かと見紛うような豪華な内装にビックリ仰天!
撮影に採用された楽器たち。
ドラムはNATAL。
24"のツーバス・キット。
ベースアンプはEDENのWT-800とD410XSTが2台。
そして、Mina隊長は当然Marshall!
JVM410Hと1960Aだ。
やっぱりロックの背景はこうでなくてはイカンね。
Marshallのある風景こそが「ロック」なのだ。
各シーンとも撮影は順調に進んだ。
そして出来上がったのがコレ。
曲は「Scars in my Life」。
いかにもFATE GEARらしいメロディとスピード感に満ち溢れた一曲。
各パートのそれぞれの魅力がフィーチュアされていて、ギターとキーボードの掛け合いのパートなんざ実にカッコいいね。
とにかく見てみて!
この映像はMVのフル・バージョンと15分超のメイキング映像収録し、DVDとしてリリースされる。
発売開始は10月23日渋谷La.mama公演より。価格2000円だ。
その渋谷La.mama公演は『熱キ音ノ響キ』vol.2と題したイベント。
最新のFATE GEARが皆の前に登場する!
FATE GEARの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR OFFICIAl SITE
1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト