LOUD ATTACK 2016~FURY OF FEARの巻
そういえば昔、『ラブアタック!』っていうテレビ番組あったね。
どんなんだったっけ?
マドンナ獲得を目指してチャレンジャーがゲームかなんかするヤツかな?
ま、どうでもいいね…。
さて、コチラは『LOUD ATTACK』。
いよいよトリの登場となる。
Fury of Fearだ!
…と本題に入る前に…。
会場前方にこんなお客さんを発見。
うれしいね~!
他の機会でも時折お見掛けしますが、皆さんありがとうございます!
さて、現在Fury of Fearのメンバーは二人。
チョット寂しいけど、助っ人の力を借りて「トリ」という大役をこなした。
ギターの西村守。
ボーカルの西村直人。
ココは偶然にも苗字が同じ。ラモーンズみたいだ。今ではOKAMOTO'Sって言うべきかな?
いずれにしても二人は血縁ではない。
ちなみに私が社会にでて初めて仕えた支店長のお名前も「西村さん」だった…エラく関係ないけど、その方は業界では知らない者がいないほどの豪傑だった。
ドラムで助っ人に入ってくれたのはUndifeatのIkka。
ベースは打ち込みで乗り切った。
もうチョット時間があれば何とかなったのであろうが、止むに止まれぬ守くんの決断だったのだろう。
私が弾いてあげればよかったんだけど、歳だけにアタマを振れないから諦めざるを得ない。
この日もMarshall GALAで使用した愛機1959を持参した。
最近、富に腕のいい若手のMarshallプレイヤーの活躍が目立つようになってきた。
うれしい限りである。
Fury of Fearは元来カルテットだからして、この二人…というのもチョット変なんだけど、積極的に創作活動に取り組んでおり、この七月にもミニアルバムをリリースしている。
これがその六曲入りのミニアルバム『Tales of the End of the World』だ。
このジャケットはよく見ると…「焚書」ということなのかな?
「『世界の終わりの物語』なんてよせやい!」ということかしらん?
ちなみに核戦争の勃発などによる人類の滅亡までの時間を表す「世界終末時計」は2016年で三分前。
1953年にアメリカとソ連が水爆の実験に成功した時が最も終末に近づいて二分前だった。
その後、最長十二分前まで改善されたが、1984年に米ソの軍拡により二分前までに再度短縮。
後に軍縮が実践され改善したが、現在はまたしても核軍備拡大により状況が悪化し、三分前までになってしまっている。
こんなカタイ話ヤダよね~!
典型的なメタル・チューン「Hunger Never Filled」で幕を上げたトリのステージ。
サビのポップな展開が意外といえば意外。
典型といえば典型。
美学と言えば美学!
堰を切ったかのような音の洪水!
イケイケ~!思いっきり切り刻め!
続いては2014年にリリースしたミニ・アルバム『Crest』からタイトル・チューン。
ひたすら突き進むへヴィなナンバー。
2013年の最初のフル・アルバム『Lost Innocence』収録の「Beyond the Gate」。
ドラマの主題歌にでもなりそうなキャッチーなナンバー。
しかし、作りはどこまでもへヴィだ。
それがFury of Fear!
「僕らがCONCERTO MOONの後でいいんでしょうか?」と控えめなMC。
ま、そりゃそう言っちゃうのが自然だよね。しかも、今日は片肺飛行だし…。
でも、そんな逆境を乗り越えて堂々としたステージを展開したのは立派だった。
ココからはニュー・アルバムからのレパートリーだ。
トラディショナルなブリティッシュ・ハードの芳香ただよう「Attack」。
「Attack」が出ちゃうとな~。
ゴメンね、どうしてもコレに触れないと。
1956年の異色戦争映画『攻撃』。
原題を『Attack!』という。
私の生涯ベスト10映画に入るかな?
観てない人は生きているウチに是非!特にサラリーマンの皆さんにおススメします。
打ち込みベースを用いてひとりでリズム隊をこなしたIkkaさん。
今は「打ち込み」って言わないのかな?「同期」か?
機械相手のベースじゃウネらないというか、ドライブしにくいというか、ノリを出しにくいよね~。
でも、持ち前のパワーとテクニックで完璧に乗り切った!
そして、開放弦を使った「♪コガネムシは金持ちだ」みたいなパートにドッキリ!
さらに阿鼻叫喚の弾きまくり。
ウン、この曲はHit the mark!
いよいよFury of Fearのステージも大詰め。
ニューアルバムから『Once Again』。
サビ前のキメがカッコいいな~。
ディレイ・トリックのようなフレーズを全部弾ききっちゃうソロもかなりスリリングだ。
そして最後の曲はファースト・アルバムのタイトル・チューン「Lost Innocence」。
最後の曲らしく思いっきり爆走に爆走を重ねるスピード・チューン。
鮮やかにソロも弾き切って本編の幕を降ろした。
アンコールで再びステージに上がった三人は一曲をプレイしてイベントを締めくくった。
さて、さてさてさてさて、このFury of Fearの守くんと…
今週の日曜日、10月9日のLOUD PARKのオープニング・アクトを務めることになっているのだ!
おめでとうFury of Fear!
オープニング・アクトを選考するオーディションで、殺到する応募者の中から見事勝ち残った二組のうちのひとつとなのだ!
当然のことながらメンバーはもう決定していて、通常のカルテット編成であの大ステージに上がる。
ドラムには現Naked Machineの石川達也が参加することになっている。
達也くんはNATALプレイヤーだから尚うれしいね!
守くんと達也くんの組み合わせはMarshall GALAがキッカケになっている。
GALAのおかげというとまるでラーメンのダシになってしまうが、こういうことがあると本当にMarshall GALAをやってヨカッタと思いますよ。
シッカリ演ってこいよ~!
Fury of Fearの詳しい情報はコチラ⇒Fury of Fear Official Website