CODEネームは'D'
今年のNAMMで発表となったMarshall初のフル・モデリング・アンプ、CODE。
日本での発売はまだ大分先になりそうだが、3月に開催されたMarshall GALAでルーク篁さんのデモンストレーションによっていち早くその姿を現した。
商品の詳細については、ありがた迷惑であろうぐらい細かくゴチャゴチャ記しておいたので下記の記事をご参考願いたい。
①【NAMM速報】 BREAK THE CODE!~その暗号を解け!<前編>
②【NAMM速報】 BREAK THE CODE!~その暗号を解け!<後編>
先行部隊として、まずは25Wと50Wが私のところへ到着している。
ステージ仕様の100Wヘッドが楽しみなところだが、この25Wと50Wコンボも練習用あるいは宅録用用として最高のパフォーマンスを発揮してくれることが判明している。
何せ歴代のMarshall名器の音がこの箱の中に詰め込まれているのだから!
これまでこのCODE50を何人かのプロ・ギタリストにお試し頂いているのだが、コンセプトや操作性についてはもちろん、音質や弾き心地に対する評価もすこぶる高いことに驚いている。(ゴメンね、Marshall。こんなに評価が高くなるとは思わなかったんだよ)
今日はD_Driveのお二人にお試し頂いた。
そうだよ、ASTORIAの試奏の時についでにお願いしたんじゃ。
まずはSeijiさん。
Seijiさんはこうしたデジタル・プロダクツより、真空管がゴソゴソと入ったトラディショナルなアンプがお好みなのは百も承知。
Seijiさんは食わずギライというワケではなく、実際にステージでデジタル・アンプを使ったこともあるそうだ。
CODEを弾いて、デジタル・アンプのテクノロジーの進化に驚いていたが、ファースト・チョイスは真空管アンプだ…
…といいたいところだが、さすが真のマーシャリストだけあって、14種類のプリアンプ、4種類のパワー・アンプ、8種類のキャビネットというラインアップの誘惑には勝てず。
気になっていた弾き心地も申し分なし。
ボリュームをグイっと上げて…ナンノことはない、CODE弾き倒し!
従前から説明している通り、CODEはGATEWAYというアプリをインストールすればスマホでの操作が可能となる。
もちろんスマホがなくてもコントロール・パネルですべての操作が行える。
そこで、まずはコントロール・パネルでイジって頂いた。
…というのはGATEWAYが入っている私のスマホ、充電し忘れちゃって!
Marshall CODE家訓その1!:GATEWAYを使う時はケータイの充電切れに注意せよ!
「家訓その2」はない。大変使いやすいのでご心配なく。
GATEWAYの方が扱いやすいことは確かなのだが、「あ、そうか~」と言いつつ次々と操作を進めていくYukiちゃん。
若い人にはまったくかなわないワイ。
そうこうしているウチにスマホの充電が完了!
さっそく、GATEWAYとCODE50をBluetoothでひっつなげて…と。
コレがGATEWAYの画面。
プリアンプ、パワーアンプ、キャビネットを選ぶ「AMP」のページ。
冒頭で紹介した記事に見に行かない人も大勢いるでしょうから、チョット久しぶりに中身を並べてみようか?
ムヤミに内容を膨らまそうというワケではない。
井上ひさしだか、筒井康隆だったか、あったよね。
原稿行をボリュームを楽して膨らませ津には、兵隊を登場させて点呼すればいい…ってヤツ。
どうなるか…
「番号!」
「イチッ!」
「ニッ!」
「サンッ!」
「シッ!」
「ゴーッ!」
「ロクッ!」
「シチッ!」
「ハチッ!」
「キュウッ!」
ってやると、ホラ、難なく10行も紙幅をツブせて楽して原稿料をせしめることができる。
コレ、コピー譜もそうなんだって。
原稿料というのはページ毎に精算するのが普通だから、尺は長くなるが、採譜者にとってはTAB譜を付けた方がお得ということになる…という話をあるプロ・ギタリストから聞いたことがある。
Marshall Blogは長さも原稿料も関係ないのでご心配なく。
写真だけならべて、「いいライブだった。ハイ、レポート完了!」ということもできるけど、「マーブロ中毒」としての私のプライドが許さない!
では…
<PRE-AMP>
★クリーン系
JTM45
Clean DSL
Clean American
Clean JVM
Acoustic
★クランチ系
Bluesbreaker
Plexi
Crunch American
JCM800
50's British
★オーバードライブ系
OD JVM
OD DSL
OD American
OD Silver Jubilee
<POWER-AMP>
Classic Marshall 100W
Vintage Marshall 30W
British Class A
American Class A/B
<CABINET:( )内はモノホンのスピーカー・コンフィギュレーション>
1960 (4×G12M-75)
1960V (4×Vintage30)
1960X (4×Greenback)
1960HW (4×G12H-30)
1936 (2×G12M-75)
1936V (2×Greenback)
1912 (1×G12B-150)
1974CX (1×G12M-20)
まだまだ行を稼ぐぞ~!ウソウソ。
ココはエフェクターをコントロールする「FX」のページ。
PEDAL、MODURATION、DELAY、REVERBとエフェクターが4つのカテゴリーに分けられている。
<FX>
★PEDAL
Distortion
Auto Wah
Pitch Shifter
Compressor
★MODULATION
Chorus
Flanger
Phaser
Tremolo
★DELAY
Studio
Vintage
Multi
Reverse
★REVERB
Room
Hall
Spring
Stadium
もちろんハイ・クォリティのノイズ・ゲートも搭載されている。
ギターから送られた信号はFXのPEDALセクションを通過しプリアンプへ。
そこからループにかまされたMODULATION、DELAY、REVERBを経てパワーアンプ段に送られる。
そして、スピーカーへと信号が送りだされる…とう概念。
スゴイ世の中になったものだ。
ちゃんとしたクォリティのモノを40年前これだけ揃えたらチョットした車が一台買えていたのではないか?
…なんてことはお構いなしに、Yukiちゃんはサクサクと音を作って弾きまくってる!
この顔…間違いなく気に入っている。
ご存知の通り、YukiちゃんもTSL100をこよなく愛する真空管アンプ派だ。
ところが、見ていると何の違和感もなさそうにCODE50をバリバリ弾いてる。
その評価はSeijiさん同様、弾き心地については何ら問題なく弾きやすい。
そして、音もお気に召したことは、Yukiちゃんが止めどもなく弾きまくったことが証明している。
音、いいのよ…。
発売が待ち遠しいCODEなのであった!
D_Drive最新作、『R』絶賛発売中!
このアルバムのギター・サウンドはMarshall、そしてベース・サウンドはEDENです。
どうぞ安心して真のメタル・ギター&ベース・サウンドをお楽しみください。
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Offiical Web Site