【NAONのYAON 2015~SUMMER~】 vol.3:GO-BANG'S、Gacharic Spin、アコースティック・コーナー登場!
続いての出演はGO-BANG'S。
Mary's Bloodとガラッと変わって舞台はメルヘンチックな雰囲気。
バラエティに富んだ内容のNAONのYAONは楽しい!
一曲目は「サンキュー・パンキュー」。今年20年ぶりにリリースしたアルバムのリード・チューン。
ヴァイオリンの効いたブルーグラス調の軽快なナンバー。いい曲だな~。
自然に身体が動いちゃう?
続けては大ヒット曲、「あいにきて I・NEED・YOU」。一時期、この曲がテレビから流れて来ない日はなかったもんね。
サビのメロディの可愛さもさることながら、ちょっと「メケメケ」を連想させるコーラスも実にいい。
ここでもヴァイオリンが大活躍。
こういうヴァイオリンが入ったグループというと、アメリカではカントリー系でChrlie Daniels BandとかDixie Dregsとかの名前が挙がる。一時期Jefferson StarshipにはPapa John Creachという名手がいたし、ヨーロッパではヴァイオリニストをフィーチュアしたたくさんのプログレ・グループがいる(いた)。日本でももっと出て来てもいいと思うんだけどネェ。ウマい人はいくらでもいるでしょうに…。
そんなことも考えさせてくれるGO-BANG'Sのステキなステージなのであった。
誰でも知ってる「I・NEED・YOU」からまた「サンキュー・パンキュー」に戻って、やたらにぎやかに持ち時間を消化した。
演奏した後は恵子さんとのトーク。
コレがまた大笑い!
森若さん、ものすごい個性なんだもん。
恵子さんもタジタジのすさまじく熱っぽい物販告知!
今春リリースしたニュー・アルバム『FAIRY BRAIN』を紹介。そして、森若さんが手にしているのは同じく今春に上梓した処女小説『妖精頭脳』。エライおもしろいらしい。タイトルだけ見るとCDと本が対になってるのね?
カン、カン、カン、カンカン!
今日初のゴング!
神取さんが現れて森若さんを軽々と担ぎ上げ強制退場!森若さんまだしゃべってる!
GO-BANG'Sの詳しい情報はコチラ⇒official web site
9月末にメジャー・デビュー・アルバム『MUSIC BATTLER』をリリースしたガチャピンはもう絶好調中の絶好調!
このバンドもNAONのYAONに欠かせない存在だ。
一曲目はそのアルバムから「赤裸ライアー」。
最後は「ウィナー」。
ここでも主役は何といってもふたりのパフォーマーだろう。
いつも書いているように、私も子供の頃からずいぶんと色んなステージを見て来たけど、こんなの見たことない。
コレは演者にとってもっとも過酷で辛いステージアクションなのではなかろうか?
一曲の間サイド・ギタリストが三転倒立をするというドイツのハード・ロック・バンドがいた(いる?)けど…高校の時、生でも見たけど、今考えてみるとアレナンだったんだろうな…。
こっちはスゴイよ。何しろ曲を演奏している約5分の間、パフォーマーのふたりは腿を高く挙げてずっとその場でランニングし続けるのだ。ギャラの配分は同じなのかッ?!
それに呼応するかのようなすさまじく気合の入った演奏!
レオナちゃん(みんな「オレオ」って呼んでいるけどどっちがいいんだろう?)の奮闘ぶりには感動させられるわ!このやりたい放題ぶりがタマらん。どうせやるならコレぐらいやるべし!
バリバリとソロを弾いて大喝采を浴びたKOGAちゃん。
はなちゃんはいつも才気にあふれてるね。ハッキリ言っても言わなくてもカッコいい!
ゴォォォォォルッ!
誰だァ、こんなの考えたの?!
感動しちゃうじゃないの!
とにもかくにも、このハチャメチャぶり、お客さんを楽しませようとするコッテリぶりが素晴らしい。厚切りのとんかつをおかずに天丼を食べ、味噌汁の代わりに大盛の担々麺を食べているようだ。それでいてクールにカロリー計算されているのだ。実際に走ってたし…。
ウチの楽器を使ってもらっていないのが正直残念なのだが、どういう形にせよガール・ロックの歴史に残るバンドだと思う…ッてんで仔細にレポートさせてもらった。
Gacharic Spinの詳しい情報はコチラ⇒Gacharic Spin web site
Gacharic Spinのステージの後は15分間の休憩。
はい、ココでマーシャル・コマーシャル。
The Whoの『Sell Out』みたいでしょ?
この年末ぐらいに出て来るであろう新商品をご紹介。
春ごろ一度Marshall Blogにも登場しているんだけど、名前はASTORIA(アストリア)シリーズ。
いわゆるハイエンド・コンボ・アンプね。
巷間のブティック・アンプに対するMarshallの回答だ。
比較的詳しいことはコチラをご覧頂きたいんだけど、ここで軽く紹介しますね。
シリーズには3種類が用意されていて、クリーン・サウンドのASTORIA CLASSIC(AST1)。
目印はグリーンね。
歪みのASTORIA CUSTOM(AST2)。
赤いボディが印象的。
そして2チャンネルのASTORIA DUAL(AST3)。
それぞれにヘッド&キャビネット・バージョンも用意されている。
このシリーズ、とにかく素晴らしい。言うことないわ。
5月にイギリスの工場に行って実際に弾いてきたけど、どれもヨダレが出た。ダラダラよ。
「シゲちゃん、ヨダレ垂れちゃってるわよ!」って横で見ていた家内がハンカチで拭いてくれた。
アシストしてくれたMarshallの友人に言ってやった。
「Hey, why didn't you launch this range ealier?!(アータ、何でもっと早くコレ出さないの?)」と。
それを言わなきゃ気が済まないほどのギター・アンプの最高峰。
ASTORIAがあればずっとギターを弾いていられるワイ…って感じ。
近いうちにマーブロで試奏レポートをアップするつもりなんだけど、チョットした裏ばなしがそこで披露できればいいな~と思ってる。
お楽しみに…。
ガチャピンで騒ぎに騒いだ後は浴衣姿のお姉さまがたのシットリ・ステージ。
今回のハイライトのひとつだ。
ステージに上がっているのは上手から、安達久美、寺田恵子、相川七瀬、富田京子、渡辺敦子、杏子、中村あゆみ。
まずは渡辺さん、富田さん抜きで「夏祭り」と「ふたりの愛ランド」を4人で演奏した。
それから、ふたりが加わって「世界でいちばん熱い夏」をプレイ。
ギター一本でバックを務めた久美さん。貫録のギター・プレイだけでなく、甚兵衛姿も完璧!
汗混じりの日比谷は大盛り上がりだゼ!
もちろんコレは「今何時?」。
「NAONのYAON 2015 ~Summer~」ももう半分ぐらい来ちゃったよ!
楽しい時間は本当に過ぎるのが早い!
(一部敬称略 2015年8月23日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)