Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【マー索くん(Marshall Blog の索引)】
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

« 2015年3月 | メイン | 2015年5月 »

2015年4月

2015年4月 2日 (木)

FoZZtone~『Return to Earth』 TOUR FINAL

Marshall Blog久しぶりの登場となるFoZZtone。
昨年11月にリリースした6枚目のアルバム、『Return to Earth』を引っ提げてのツアーの千秋楽のレポート。
このツアーは各公演毎にテーマが設定されていて、残念ながら都合が悪くて行けなかったのが、初日に至ってはギタリスト竹ちゃんの誕生日と重なったため、『竹尾典明生誕 マーシャル祭り』と銘打ったものだった。

10cd千秋楽の会場は満員の赤坂BLITZ。
いつもと変わらぬ4人。

20渡會将士

30v竹尾典明

40v菅野信昭

50vサポート・ドラムの武並J.J俊明。

60vステージ上でいつもと変わらないものがもうひとつ…

70それは竹ちゃんのMarshall。
愛用のJimi Hendrix Signature、SUPER100JHだ。

80vいつでもどこでもオーナーといっしょ。本当に大切に使ってくれていてうれしい限り。それだけにそのサウンドは「♪あったかいんだから」。
KT管の音はホント好き。時に激しく、時に「♪あったかいんだから」。まさにKinless Tetrodeなのだ!

90v…と、いつもと変わらないFoZZtone…のハズだった。
ところが!
この日の公演を最後に活動を停止するというのだ。
会場のロビーにはこうしてメンバーへ贈る言葉が寄せられた。

100千秋楽ではニュー・アルバム『Return to Earth』の収録曲を中心におなじみのレパートリーがちりばめられたプログラム。

110思えば竹ちゃんのおかげでFoZZtoneとのお付き合いも結構長いものになった。
250v
今の時代、「がんばれ」、「まけるな」一辺倒の他のバンドには例を見ない知的な音楽づくりは魅力的だった。
また、私にとってはコンセプチュアルなアルバムづくりは、今の音楽配信という悪行に抵抗しているようにも映った。

120v「オーダー・メイド・アルバム」なんていう企画も話題になった。

130v私もいい加減口が悪い方だけど、竹ちゃんもかなりのもので、私なんかずいぶんイジられたが、いつの間にか仲良くなって、ふたりで外タレのコンサートに出かけたことなんかもあったっけ…。

150v
そして、目の前のFoZZtoneの熱演を目の当たりにして改めて思ったことは…「モッタイナイ」だった。

140大分前、『The Sound oF MUSIC』をリリースした時だったかな?新宿ロフトで「自分たちが影響を受けたロックの曲」を演奏するというコンサートがあった。
誰が選んだのかは知らないが、レパートリーの中には70年代のスタンダードも数多く含まれていた。
正直、「本当にその時代の音楽に影響を受けているのだろうか?」と訝しんだこともあった。
170v
しかし今回FoZZtoneの演奏を見て、そして聴いて、それがわかったような気がした。

160

古き良き黄金時代のロックンロールの血脈(けちみゃく)をしっかりと受け継いだロック宗家のバンドだったのだ。
いつも書いているように、「もう音楽の将来は未来にはなくて、あるとすれば過去の中にこそある」。
若い人たちがロックがロックだった時代の音楽を吸収し、自分たちの感性を練り込んで音楽を作ることによってしか今の閉塞された音楽の状況を突破できないことは明らかで、それを具現していたバンドのひとつがFoZZtoneだったのだ。

180v「口笛男」で幕を開けたコンサートは終始エキサイティング・ムード。

190v好きな「JUMPING GIRL」も早々にプレイしてくれた!

2004月から早速ソロ活動に入るという渡會氏。汗だくの熱唱はまるで「気合」がパフォーマンスをしているかのよう。

230v
寂しい気持ちを押さえつけてのファンの声援が会場を満たす。

210ま、「解散」ということではないので、またきっとその姿を我々の前に見せてくれるであろう。

220vその日を楽しみに待つことにしよう。

240FoZZtoneの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

260vこの日はあいにくダブルヘッダーで途中で失礼せざるを得なかったのが残念至極!

270(一部敬称略 2015年2月28日 赤坂BLITZにて撮影)

2015年4月 1日 (水)

ピストル・ディスコ巡業2015 〜サヨナラダケガ人生ダ〜東京編

「ROCJ DJ集団」を標榜する『ピストル・ディスコ巡業2015 〜サヨナラダケガ人生ダ〜東京編』というイベントのレポート。今回で6周年。
満員の会場はTSUTAYA O-EAST。
普段は「サブ・ステージ」と呼んでいる会場右手の小さい舞台は拡張され、「Disco STAGE」と名付けらた。
要するにまったくメインもサブもないふたつの大きな舞台に総勢16組のバンド&DJが出演し熱演を繰り広げた。

10そのDisco STAGEで活躍していたのがウチの働きものトリオ、Marshall、NATAL…そして、この写真には写っていないが、もちろんEDENもステージに上がっている。
20
あいにく私はこの日もダブルヘッダーで、すべてのステージを見ることができなかったが、Disco STAGEにトリで出演したこのバンドの登場には間に合った!
VOLA & THE ORIENTAL MACHINE。

25ボーカル、ギター、マニュピレーターのアヒト・イナザワ。
バンドの中心人物だ。

40楢原英介

50v有江嘉典

60v中畑大樹

70実はですね、このバンド、かなり前から知っていたが、観るのは今回が初めてだった。
「Volaってアノ?」、「そう魚のボラです」なんて会話をしたのを覚えている。

80説得力に満ちたイナザワさんのボーカルとパワフル極まりないバック陣の演奏!

85やっぱりこうしたパワーを必要とした音楽にはNATALの鳴りの良さがモノを言うね。

86vもちろんMarshallとの相性もバツグン!
自らのスタイルを「人工ハード・フロア・ビート」と称しているだけあって、エレクトロ・サウンドを大胆に導入したノリのよいサウンドがすさまじい!

90v元々ドラマーだったイナザワさんもスティックを握りエレクトリック・パーカッションを操る。モノスゴイ音圧!
とにもかくにも内容が盛りだくさん!スリリングで楽しいバンドだ。

100VOLA & THE ORIENTAL MACHINEの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEBSITE

ピストル・ディスコの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

110NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

(一部敬称略 2015年2月28日 渋谷TSUTAYA O-EASTにて撮影)