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2015年1月 6日 (火)

THE GOOD-BYE アンコール・ツアー

改めまして、明けましておめでとうございます。
Marshall Blogをご愛読の皆様におかれましては、よきお正月をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
本日よりMarshall Blogを再開させて頂きます。
本年も相変わらずのご支援を賜り度く何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、Marshall Blogはコンサートやイベントのレポートを時系列に沿って掲載していることをご愛読の方々はすでにご存知だと思う。
もちろん告知のタイミングがらみでわずかの例外はあるものの、ほぼ完全に「時系列」と言っても差支えないであろう。

「去年の最初の記事は誰だったかいな?」…と、前年の最初の記事をひも解いてみると…コレが驚いたことに今日登場するバンドと同じだったのだ!
繰り返しになるが、掲載の順番は操作していない。
こんなこともあるのか~、めでたいな~、と驚きつつご登場頂くのはTHE GOOD-BYE。
時は2014年11月22日…コレもゾロ目ゾロ目でめでたいな…と。(まだ、しばらくは昨年のライブのレポートが続くだでね)
場所は超満員の東京フォーラムC。
客電が落ちて、紗幕の向こうに3人の姿が見えた瞬間からそうれはもう興奮状態の極致!

10今回もTHE GOOD-BYEの3人にサポート・キーボードが2人加わった編成。

20当然Marshallを背にして登場した曾我泰久。

30今回はJVM410Hのフル・スタック(三段積み)!

40vやっぱり大きいステージにはフル・スタックがよく似合う!そして、もちろんヤッチンにもよく似合う!

50さっき触れた去年最初の記事はTHE GOOD-BYEのデビュー30周年を記念したコンサートで、今回はそのアンコールという位置づけ。
チョットここで種明かしをしてしまうと、「年のはじめの記事が同じバンド」という冒頭のサプライズはそれほどビックリすることではなくて、公演日にカギがあるだけ。
昨年のTHE GOOD-BYEの東京フォーラム公演は11月17日。今回は11月22日。公演日が近かった。それで1年、巡り巡ってアップがちょうど同じタイミングになったというワケ。規則正しい生活のみが成せるワザだぜ。
だから今年の11月下旬にTHE GOOD-BYEがコンサートを開いて、順調にMarshall Blogが回転すれば来年の最初の記事もTHE GOOD-BYEになる可能性が高いのだ。

60オープニングは「祭り気分でTake a Chance」。

70ステージ最前まで歩み出て満員の観客に挨拶をするヤッチン。もちろん客席からは大歓声が上がる。

80続いて「Let's Get Together」。

80vオールディーズ調の「Dance x 3」。こういう曲はいいナァ。
イントロはDavid Bowieの「Let's Dance」風。チョット調べてみると、Bowieの「Let's Dance」は1983年4月。
一方、「Dance x 3」が「気まぐれOne Way Boy」とのカップリングでリリースされたのが同年9月なので符合する。
勘違いや思い違いかもしれないけど、こういうことを考えるのが面白いし、長いこと色々な音楽を聴いているモノののひとつの楽しみでもある。
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また、先人へのリスペクトが強く感じられるような創作活動が好きだ。
以前ご本人とも話したことがあるが、ヤッチンのソロの諸作もそういった偉大な先達へのリスペクト感にあふれていて、音楽を聴いていてとても気持ちがいい。
今の若い人たちの大きな不幸のひとつは、海外に手本となる音楽が極端に少なくなっていることだと思う。

90vそして「にくめないのがニクイのさ」。
「♪愛する 愛して 愛したら」…野村さんが高校の古文の授業中にひらめいたという例の歌詞。
小林先生の授業かな~。
そう、私は野村さんと同じ高校の出身なのだ!
イヤ、コレがですね、ロック業界に何人か後輩がいたりして、それが発覚した時のうれしさは存外に大きいもんでしてね。
担任が一緒だったりすると、楽屋で盛り上がるッたらありゃしない!

100この曲もいいナァ。Bメロの「I Saw Her Standing There」感といいサビとエンディングの「She Loves You」感といいタマらんわ。
ツインのギター・ソロも完璧!

110vドラムは衛藤浩一。絶好調!衛藤さんのコーナーは中盤でタップリと。

105オープニングで切れ目なく4曲をプレイした後、MCを挟んで更にたたみかけるように演奏したのが「昨日まではFunny Boy」、「Misty Night」、「Don't Make me Blue」…

1_img_0095 …「摩訶WHO SEE議」。
MCでも触れていたが、こういう言葉遊び的な野村さんの歌詞がまたTHE GOOD-BYEの特徴だよね。
シナロケの「You May Dream」なんかもそうだけど、80年代に入ってロックの裾野が広がり、何となく簡単な英単語が身近になって、こうした横文字混じりの歌詞をよく見かけるようになった。
一方長い英単語は取り入れなれないね。
ちなみに絶対に日本語の歌詞に入ってこないであろう…と思われる最も長い英単語は、「pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis」という医学用語らしい。
でもこの単語よ~く見て、分解して考えればそれほど難しくはない。
いつかヤッチンの曲に出て来ることを期待している?
115
冒頭から8曲を演奏し、竜巻のように暴れまわった後は新曲コーナー。「新曲」と聴いただけで客席からは大歓声が!
MCではTHE GOOD-BYEの「初期~中期~後期」の解釈の説明があって、まずは「初期っぽい」という「だからヤメないで」。
軽快なロックンロール。

140v続いては「I Can BE」という「中期っぽい」作品。イギリス英語で「I can」が「アカン」聞こえるという言葉遊びがからんでいる。
地方によっては「can」はハッキリと「カン」と発音するからね。「just」が「ジュスト」、「somebody」が「ソンボディ」とハッキリカタカナ発音しているイギリス人もいる。
これまたノリのいい曲でいかにもTHE GOOD-BYE風?
150v
そしてバラードで「LOVE」という曲が披露された。
昨年のコンサートでは2014年に新アルバムの発表宣言があったが、残念ながら延期。今年の活動に思いっきりファンの耳目が集まっている。
130v
さて、ここでしばらくアコースティック・コ~ナ~!
ステージ中央にイスが3脚用意され、上手にヤッチン、下手に野村さん、そして中央にスネアドラムとシンバル類を携えた衛藤さんが配置につく。

160v「毎度!」…衛藤さんが前に出てきただけでにぎやかになるね!
190v
曲はもちろん「花のお江戸は華盛り」。
カズーの吹き方があーでもない、こーでもないで大爆笑。
180v
このコーナーも人気があって、「浮気なロンリー・ガール」や「You惑May惑」、「マージー・ビートで抱きしめたい」や「僕らの祈り」が演奏された。

170v<お正月お年玉画像>
ちなみにコレがリバプールのマージー川です。

1_rimg0335_4 そしてショウは終盤に突入。コレがまた7曲連続の気合の入りまくった演奏!
当然ノリノリのナンバーばっかりで固めてきた。

200東京公演の曲目を並べてみると…「Out of the Time」~「浪漫幻夢」~「やさしく溶かしてDon't You Know」~「Real Me」~「悲しきRadio Girl」と続いた。

210そして、ヤッチンのソロでもおなじみ「YES! YES!! YES!!!」。

220vタオルが宙を舞う!
みんな楽しソ~!

230演ってる方も楽しソ~!
240
衛藤さんも入魂のドラミングでTHE GOOD-BYEをドライブさせる!
215
最後に「赤いポルシェ~Takeoff」で本編をまとめ上げた。

250東京フォーラムCホールは3階席までビッシリ!その満員のお客さんが一斉に「アンコール」を叫び出す。

260vアンコールの1曲目は「Hong Kong Blues」。

270v「聖 YAH!」…

280…「Gaah x3」と演奏して締めくくった。
310v
THE GOOD-BYEミュージックをタップリと2時間半!会場のファンは大満足だったことだろう。Marshallも大活躍だ!

1_img_0307 …コレで終わりと思ったら、ダブル・アンコール!
曲は「ペパーミント・パテ telephone」。

2_img_0299 熱気ムンムン、楽しいロックンロール…サービス満点の充実したロック・エンターテインメントだった。
今年はニュー・アルバムを出して、また11月下旬にコンサートを開いて、来年のMarshall Blogの初っ端にお会いしましょう!…あ~、もう1年終わっちゃった!

3_img_0205_2曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒【soga21.com】

320(一部敬称略 2014年11月22日 東京フォーラム・ホールCにて撮影)