EARTHSHAKER GO GO SHAKER’S PARTY FINAL!!
昨年末に敢行されたEARTHSHAKERの年末のツアーのレポート。
一昨年デビュー30周年を迎え、、ますます血気盛んなEARTHSHAKERのロック・ショウは「さすが」以外の何物でもない!
こうしたベテランだけが出しえる確固たるバンドのサウンドというものがある。
「MORE」のオーケストラ・バージョンのオープニングSEに乗って登場した4人が音を出した瞬間からロックの感動が湧き上がる。
オーケストラ・バージョンからオリジナル・バージョンの「MORE」へ!
この「MORE」、『CR 燃える闘魂アントニオ猪木~格闘技世界一決定戦~』というパチンコの新機種とのタイアップでも活躍している。
その心は、どうも「♪もっと~、もっと~」玉よ出ろ!…ということだとか。ん~ナイス・センス!こういうのスキ。
ノッケからMARCYさんの熱唱。そうでなきゃSHAKERは始まらない!
SHARAさんのギター・サウンドもいつも通り。爆音が心地よい。
いいギター・サウンドはいくらデカくてもうるさくない。イヤ、さすがにうるさい時もある。
でもSHARAさんのサウンドは大丈夫。耳思いのいい爆音だ。
まずは3曲ブッとばす。
「記憶の中に」。そして「ざわめく時へと」。
MCを挟んで「WHISKY AND WOMAN」。
コレを聴くと、ナゼか今年の横田基地のイベントを思い出す。雷が鳴って途中で終わっちゃったヤツね。
この曲を演った後ぐらいから雷が鳴り出したんだ。
安定したサウンドは安定した機材から。
ヘッドはJVM410H。
SHARAさんの足元のようすをもうひとつ。
それはこのブーツ。何となくロビン・フッドみたいじゃない?会ったことないけど。
SHARAさんにピッタリだ。普通こんなのなかなか似合わないよ。
私がはいたら完全にただの長靴になっちゃうね。
ノリのいいお客さんとおなじみのレパートリーで会場はギンギンに盛り上がる。
名代『四輪駆動屋のドラム・ソロ』!
EARTHSHAKER30年以上の歴史を貫く定番コーナー。
今日もいつもより多く叩いてる!
ところで、この上に書いた「名代」ってなんて読むか知ってる?
「名代 富士そば」とか。
この言葉なんと「みょうだい」、「なだい」、「なしろ」と三通りの読み方とそれぞれ別の意味があ~る。
工藤さんのドラム・ソロは「なだい」だ。
すなわち「広く知れ渡っている」ということ。
「富士そば」といっしょ。
他方、「みょうだい」は何かの代理ということですな。
コレは使われているけど、「なしろ」は「大化改新前の天皇、皇后、皇子の名をつけた皇室の私有民」だから覚えなくていい。
ま、どこかの国の財務大臣には…♪わかるかな~?わっからねーだろうなァ…。
大歓声を浴びる工藤さん!
何度も観ているが、奇を衒うことのないスタンダードなドラム・ソロの見本のようなプレイは飽きることがない。コレでいいのだ。
30周年記念アルバム『THE EARTHSHAKER』から「約束」と「僕の詩、その証を君へ」。
それとは対照的して1984年のアルバム『Midnight 』からSHAKERクラシックで「失われた7224」。
SHARAさんはVが最もよく似合うギタリストのひとりだと思う。
しかし、Vってのはなかなかにいい音だ。Marshallとのコンビネーションもとてもよい…イヤ、Marshallで鳴らすからいいのだろう。それはあのドイツ人ギタリストがイヤというほど証明してくれた。
MCではMARCYさんの「SHAKERズッと続ける宣言」で盛り上がった。
ショウは最終コーナーへ。
「EARTHSHAKERは30年以上前にこの曲で始まった~!」
本編最後は待ってましたの楽しい「RADIO MAGIC」!
圧倒的かつ完璧なパフォーマンスとショウ運びで本編14曲を終了した。
やっぱいいワァ~、EARTHSHAKER!
さらに「COME ON」。
コレで終わりかとおもったらさにあらず!この日はダブルでアンコールに応えた。
最新版「MORE」の「MORE2015」。
この2曲を演奏してすべてのプログラムを終了した。
MARCYさんのMC通り、ホント、EARTHSHAKERにはズッとズッと活動してもらわなければ困る。
ファンのためだけじゃなく、「日本のロック」の権化のひとつとして、ロック界の重鎮として存在し続けなければならないという最早宿命を背負っているのだから!
Marshallとともにね!
あ、そうそう、SHARAさんがご自分のブログであの『アンプ大名鑑[Marshall編]』に触れているので是非コチラを見てみて!
EARTHSHAKERの詳しい情報はコチラ⇒EARTHSHAKER OFFICIAl SITE