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2014年7月 9日 (水)

ざっとした音楽会~that生誕10000日スペシャル

今日ご紹介するのは、今春Marshall Blogに登場した「虹色オーケストラ」に参加していたシンガーのthat。
コンサートのタイトルは『that生誕10000日スペシャル』。

「生誕10000日」とは何ぞや?
そう、当日は文字通りthatさんが生まれてからちょうど10,000日目だったのだ。

10,000日か….。自分はどうなんだろう?ということでそれこそ「ざッと」数えてみた。
うるう年も考慮して…と。
今日で18,8558日ってとこだな。
スゲエな、ずいぶん生きてきた。
すると、メシは何回喰ってきたんだろう…かける3と…、56,574回!
何回ウンコしたかな?…これは簡単。でもどちらかというと腹が弱い方なので若干多めに見込んで20,000回は越してるかも…。あ、初っ端から失礼しました。

チョットあり得ないことを考えてみると…毎日ひとつ英単語を覚えて来ていたとしたら、ま、赤ちゃん時代を差し引いても一日ひとつ以上はイケるだろうから20,000は軽い。
アメリカ人の平均的な日常生活で必要とする語彙は20,000というから(我々日本人は50,000語使っている!)、単語を並べるだけなら日常英会話はチョロいもんだワケだ。

もし毎日100円貯金していたとしたらどうだ…失敗したな。

やっぱりものごと何でも溜めこんじゃダメだ。
なんて…人生も長くなるとこういう計算も案外楽しいもんだ。

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…といいところに目をつけたthatさん。
その生誕10,000日を祝う音楽界の内容はとてもにぎやかで楽しいモノだった。

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ボーカルのthat。今日のコンサートの主役だ。

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ピアノは紅い流星。

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ベースは蒼い刹那。

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ドラムはもうMarshall Blogではおなじみ、ショボン。

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この日のショボンのキット。ウォルナットだ。
タムが10"x6.5"と12"x7"(今回は未使用)、フロアが14"x12"、バスドラムが22"x18"、スネアが14"x5.5"というコンフィギュレーション。FUSION Xというキットだ。

これがまた驚異のバランス!見た目の美しさも素晴らしいが、タマらないのはその音色!パワーだけではない、打楽器の持つ音色の魅力というものを教わったような気がする。

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このバンド・フォーマット、つまりピアノ・トリオからもわかるように、この日はいつもポップに演奏している持ち歌をジャズやボサノバで演奏しようという企画なのだ。
ジャズ好きな私としては、NATALがどういう風にバンドをスウィングさせるのかすごく楽しみだった。
結果は上々。
このショボンちゃんの表情を見ればNATALがどう活躍してくれたか一目瞭然だと思う。

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この人、以前にも書いたが、起きている間はスティックと練習パッドは片時も離さないという練習の虫。
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初めて会った時に彼の4ビートを聞かせてもらったのだが、すごくいい感じだった。あの絶え間ない練習がそうさせているのだろう。
シンバル・レガートだけでギンギンにスウィングさせて見せてくれたのだ。
「いいジャズ・ドラマーはライド・シンバルやハイ・ハットだけで猛烈にスウィングすることができる」とよく聞く話しを彼が証明してくれたようだった。

ウソだと思うかもしれないけど、いいジャズ・ドラムの演奏ってシンバル・レガートだけ聴いて楽しむことができるんよ。
ギターで言えばCount BasieのFreddie Greenみたいなもんね。

で、今回、ショボンちゃんがNATALでその実力を十分に見せてくれたのはとてもうれしかったね。
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ダンサーも登場してステージに華を添える。

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ゲスト・ボーカルのコニー。

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同じくカケリネ。

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thatさんとコニーさん。
このコニーさんが芸達者で実に愉快!

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後半ではthatさん、ギターを抱えての登場。

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華麗なテクニックでソロをキメる紅い流星さん。

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終始バッキングに徹してバンドをスウィングさせた蒼い刹那さん。エレクトリック・ベースではスラップのソロがフィーチュアされた。

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そしてショボンちゃんのテクニックを感じさせないナチュラルなドラミング。そういえば、観ていて何となくEd Thigpen(Oscar Peterson Trioのドラム)を思い出したっけな。

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チビッとハスキーなthatさんの声がまたよくてゴキゲンな演奏だった。

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ダンサーもゾロゾロ!

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ゲームやらお客さんを交えての寸劇やら、もういろんな企画がテンコ盛りで満員のお客さんも大喜び!

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ホント、にぎやかで若々しくて…thatさんの生誕10,000日を祝うにふさわしい楽しいコンサートだった。

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thatの詳しい情報はコチラ⇒ざっとしたぶろぐ

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NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

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(一部敬称略 2014年5月30日 東京カルチャーカルチャーにて撮影)