Naoko Plays EDEN
お、何かの撮影。
撮影の主役は世界を股にかけて活躍するギタリスト、菊田俊介。
そして、Marshall Blogが注目するはこのベースの名手、山田直子。
愛用のプレシジョン・ベースとコンビを組むのはEDEN WT800ヘッドとD410XST。
直子さんは1990年、「イカ天」への出演をキッカケに「NORMA JEAN」でメジャー・デビュー。脱退後には97年に「SPEAK」で再度デビューし、99年に解散。現在は自分のバンド「Viva!80's」で80年 代ロックの再燃に注力するほか、ムッシュかまやつとの活動、SMAPや上戸綾、ダイヤモンドYUKAIや中山加奈子等、フリーのベーシストととして数々の ステージやレコーディングを精力的にこなしている
直子さんとはジャズ・ギタリストの関雅樹を通じてお近づきにさせていただいたのだが、直子さんは10歳から5年間ロンドンで過ごしたという経験もあってロンドン好きの私としては、色々とご教示を乞うことも多かったりする。
そんなバックグラウンドを持つ直子さん、時折ベースを抱えてイギリスに出かけては現地の友人と旧交を温めたり、ロンドンのライブハウスのセッションに飛び入りしたりしている。
下は先ごろ渡英した際の一枚。Milton KeynesのMarshallの工場に立ち寄ってくれたのだ。
さて、この撮影は菊田さんのインストラクションによるブルースの教則DVDのためのもの。
菊田さんとはあるイベントで過去に一度だけお会いしたことがあって、今回はチョー久しぶり。
聴けばこのDVDの他にもおもしろそうな企画が進んでおり、これからもご一緒する機会が出て来るかも知れない。乞うご期待!
お邪魔した時には「うまくオブリガードを入れる方法」的なレクチャーをしていて、様々なパターンのブルースで、歌に合わせて当意即妙に味わい深いフレーズを連発する菊田さんのプレイが素晴らしかった。
バンドのメンバーは…
サイド・ギターは四月朔日義昭。
私はこの方の名字の読み方を知っていた。わたぬきさん。「朔日(さくじつ)」というのは毎月の一日のこと。4月の1日にもなると春が訪れ陽気もよくなり、薄着にもなる。つまり、4月1日には衣から綿を抜くというところから来た読み方だ。…とばかり思っていたが、旧暦の4月に綿花を収穫する、つまり「綿を抜く」ということに由来しているという説もあるらしい。
四月朔日さんの他にも六月朔日(うりはり)さん、八月朔日(ほづみ)さんという方もいらっしゃるらしい。日本語メチャかっこいい!
この辺りをご存知の方は普通にたくさんいらっしゃるだろう。
私が読み方を知っているのは約30年前に仕事でご一緒した方の中に四月朔日さんという方がいらっしゃったから。今回初めてお会いして、四月朔日さんの出身地を言い当て、その仕事でご一緒した方のことを伝えると驚いたのはこっちの方よ。その方の家がこのギタリストの四月朔日さんの本家だというのだ!
あまりにも狭すぎるでしょ!
キーボードは氏家克典。
氏家さんも久しぶりにお会いした!
そして、山田直子。
方をくゆらしながらどっしりとしたグルーブでバンドを練り回すのが直子さんのスタイル。実にいいベースを弾く人だ。
そんなスケールの大きな直子さんのプレイにはクリーンで驚異の音抜けを発揮するEDENのサウンドがシックリくる。ただでさえ大きい存在感が倍増するのだ!
Grateful DeadのPhil Lesh、PhishのMike GordonはたまたGenesisのMike Rutherfordらが使用しているアメリカの老舗ベース・アンプ・ブランドEDENは現在Marshallの傘下でビジネスを展開している。
昨年にはStrange, Beautiful and Loudでおなじみの山本征史さんらと3人のベーシストによるグループ「3ASS」にも参加した直子さん。「3ASS」なんてチョット聞くとはしたない!でも、これは実にしゃれたグループ名で、「3」に「1」を足すと「B」になって「3ASS」が「BASS」になるというのだ。
今回の教則DVDは数々の教則作品をリリースしているアルファノートから発売される。
下は既発の直子さんの教則DVD『手が小さくても指板上を縦横無尽に動けるベースの弾き方』。
アルファノートの詳しい情報はコチラ⇒アルファノート公式ウェブサイト
今回撮影のDVDの発売情報は追って掲載する予定。
山田直子の詳しい情報はコチラ⇒やまだなおこのブログ