DESTROSE復活2周年! 『霖-Rin- / MAZE』発売記念 ワンマンLIVE!
「ガール・バンド」は世界に誇れる日本のロックの特徴のひとつになった…と言っても決して大ゲサなことではないだろう。
ロックのハードな部分はそうしたガール・バンドの存在を抜きにして語れなくなった。そうした時に枕詞として「ガール」という単語が使われなくなるのも時間の問題だろう。イヤ、もうなったかな?
そのムーブメントの渦中にあるバンドのひとつ。DESTROSE。
TSUTAYA O-WESTで先ごろワンマン・コンサートを開催した。
4月に『NAONのYAON』で共演したSHOW-YAからお祝いの花が!
DESTROSEは4月にフル・アルバムとなる『DESTROSE』をリリースした。
オープニングは今回リリースした両A面シングル(この言葉も「レコ発」」と並んでナゼか生き残っている)から「MAZE」。
いきなりやっちゃう。もちろん、このコンサートの前日に発売されたシングルの発売記念なので構わないんだけど…というより、最後までネチネチ出し惜しみするより全然いい。男らしい!
もう一刻も早くナマのパフォーマンスを見せたい!という感じ。つまりは自信作なのだ。
これがそのシングル『霖-Rin-/MAZE』。
O-WESTから始まったというDESTROSE。それだけに今回のワンマン・コンサートに対する思い入れと感動は相当なものであったハズだ。
「Skykiller」、「Lifer 13」とファースト・アルバムからのレパートリーを繰り出していく。
ワイルドな演奏と緻密に計算されたステージアクションや演出のコンビネーションがDESTROSEのステージの魅力。
今日はEDEN WT-800とD410XSTキャビをBi-ampで2台配しての激低音!しっかし、このベアン、スゲエな。音の抜け方がハンパじゃない!へヴィなサウンドが身上のDESTROSE、これぐらいゴージャスな低音こそシックリくる!
そして、Harunaちゃんのドラムがガッチリと組み合わさる。今日のNATALはバーチのキットだ。サンバースト・フェイドが美しい。
厚く深い鳴りがこれまたDESTROSEサウンドをへヴィに演出する!
後半に入る直前に演奏されたのは「Fairy」!SHOW-YAの「Fairy」!うれしいな~。
本家に喰い下がるパンチのきいたプレイがこれまたうれしい!
「Nostphilia」、「Sword of Avenger」、「破壊の薔薇」等、ファースト・アルバムからの曲を立て続けに演奏しクライマックスを形成していく。
切れ味鋭いリフやソロでスリリングに展開したギター・チームの演奏。もはやMarshallが欠かせないなんてことを言うのはヤボというものだ。
体調不良を理由にこの後の大阪公演を最後に休養に入ったMina隊長。一日も早く回復してまたパワフルなギターをDESTROSEのステージで聞かせて欲しい!お大事に。Get well soon, Mina!!
そして、最後にもう一度「MAZE」。
DESTROSEが日本を代表するガール・バンド(ここは敢えて「ガール・バンド」と言う)であることを証明したファンタスティックな一夜であった!
がんばれDESTROSE!
DESTROSEの詳しい情報はコチラ⇒DESTROSE official site
(一部敬称略 2013年11月14日 渋谷TSUTAYA O-WESTにて撮影)