『NAONのYAON』への道~CUTE GIRL LIVE <後編>
今日から3日後に迫ったSHOW-YAの『NAONのYAON 2013』のオープニング・アクト出演権をかけたオーディション、『CUTE GIRL LIVE』のレポートの後編!
全10バンドのうち後半にエントリーした5バンドと結果発表をお届けする。
6番目に登場したのはDOLLS。
実はDOLLSを撮るのは2回目でしてね。今日も相変わらずチャーミングに演奏してくれた。
「2度あることは3度ある」…次に撮る時は武道館かな?!
7番目のバンドはHICCUP PANTHER。
こちらはグッとロックな雰囲気。ギタリストもマーシャルを背にバッチリっとポーズが決まってる!マーシャルが似合うギタリストはいいギタリストなんだぜ!sun-goさんみたいにね!
続いて白いんげん豆。高校の軽音楽部のバンドだそうだ。いっかにもホンモノの「けいおん」らしくていいナァ~。
なんか変に思われそうなんであんまり言いたくはないんだけど、学生バンドのコンテストの審査員を何度もやってきているせいか、案外この制服っぽい出で立ちと楽器ってマッチように見えてきた。これで音がデス・メタルだったらビビるな。
ピアノの弾き語りのエントリーは芹澤稚菜ちゃん。
澄んだ歌声と素足でペダルを踏む姿が印象的だった。
世界の貧しい国の子供たちに歌を届けたいという。
そして10バンドを締めくくるトリでの登場は音恩。「ネオン」と読むそうだ。本当に最近のバンド名とか源氏名(?)はシャレているね。
音楽の専門学校に通っているそうだが、裏方さんのコース、つまり制作サイドっぽい仕事の勉強をしているそう。コリャ将来どっかでいっしょになるかもね。「アンプはMarshall」よろしくね!
…とこれで全10バンドのエントリーが終了。
ゲストのCyntiaの演奏の間に審査員の結果が集計され、いよいよ発表と相成る。
いったい誰が『NAONのYAON 2013』のオープニング・アクトで野音のステージにたつことができるのかッ!
優勝はHICUPP PANTHER!
このよろこびよう!見ていてこっちもうれしくてシャックリが出そうになる!
おめでとう!HICUPP PANTHER!! 29日よろしくね。
さて、この後、出場者のみなさんのあまりの熱演に恵子さんから衝撃発言が!
「あともう少し何組か出られないでしょうか~?」
ということで後日、「芹澤稚菜」「白いんげん豆」「Su凸ko D凹koi」「dolls」の4組も出演することが決定。にぎやかになるわ~。
みんなで仲良く『NAONのYAON 2013』を盛り上げよう!
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE
『NAONのYAON 2013』は4月29日開催。今日の予報では天気もOK!頼むぜ天気予報。「伝説の雨の野音」なんていうけど、絶対晴れろ~!
5年ぶりに開催されるSHOW-YAプロデュースの大ロック・イベントをお見逃しなく!
NAONのYAON 2013の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト
女の子が主役の記事の時にはどうしても書いてしまう「女の子がスゴイ」的な考察。もはやそんなことひつ必要はないし、そうした記述が女性に失礼に当たるようになってきているとも思う。
でもホントにスゴイと思うね。ロックの多様化がもたらした男女比の大きな変化…といいたいところだけど、あながちそうでもない。
女性のバンドにも食いつきやすそうな昔でいうニュー・ミュージック的なソフトなロックは男性サイドに流れ出し、かえって女性の方がSHOW-YAのように男性的な骨のあるロックに近い感じがする。大いに結構。ドンドン暴れまくってもらいたいと思う。
ボーカルやキーボードは昔から女性のエリアは広かった。最近はドラムやベースへの進出も目覚ましく、まったく男女の差はないといっても過言でもないと思うが、ひとつ気になるのはリード・ギターだ。出てきそうでなかなか出てこないのがEITAちゃんやD_DriveのYukiちゃんやこの日演奏してくれたCyntiaのYuiちゃんのようなリード・ギタリスト。
もっとも男の子のバンドでもみんなほとんどギター・ソロが出てこないから女性バンドに限って言えたことではまったくないのだが、なんでなんだろう。シュレッダーとまでいかなくても、キチットした音色でメロディを弾ける子をほとんど見かけないんだよね。
一般的にベースやドラムの水準が上がったことを考えればsun-goさんのようなブットい音色でリード・ギターをバリバリ弾く女性ギタリストがもっといてもいいと思うのだが…。これはMarshall屋としてのワガママなのかな?スケール練習をしてガンガン指を鍛えてMarshallでいい音を出してもらいたい。
でも、いい音を出すのはギターやエフェクターやアンプではありませんからね~!指、指!そのためにはスケール練習が一番早道。お金もかかんないしね!がんばってください。
それにしてもみんな楽しそうだった!ひとつお願いしたいと思うのはSHOW-YAのみんなが夢中になって聴いたであろうロックが一番ロックだった時代の音楽をジャンジャン聴いてエキスを吸収してもらいたい。そして第2の、第3のSHOW-YAを目指しでもらいたい。
(一部敬称略 2013年4月16 日 渋谷O-WESTにて撮影)