『NAONのYAON』への道~CUTE GIRL LIVE <前編>
「やおん」って聴くとこの歳になってもワクワクするね。やっぱり子供の時から行きつけているので、なんかものすごい「ホーム感」があるの。
聖橋から見た神田の景色、隅田川にかかる橋の数々、そして日比谷公園というのは東京の中でも特に好きな風景なのです。
そして、日比谷野外音楽堂が今年で90周年を迎えるんだそうですな。前にも書いたけど開業は1923年、すなわち大正12年。なぜスラスラ出てくるかというとJim Marshallと同じ年なのだ。Jimも生きていれば卒寿だったんだね。
楽屋が木造だった頃の野音をまだ覚えてる。学校の教室みたいだったぜ。
さて、その90周年を迎えた野音で5年ぶりに開催されるSHOW-YAがプロデュースする日本を代表するビッグ・ロック・イベント、『NAONのYAON2013』が目の前に近づいてきた!
当日はMarshallもズラリとお目見えするよん!
その『NAONのYAON 2013』にオープニング・アクトとして登場できちゃうかもしれない!というオーディション、「CUTE GIRLS LIVE ~ROAD to NAONのYAON~」が去る4月16日渋谷O-WESTで開催された。
全国から200通を超える応募者の中から厳正な審査の末、全10バンドがエントリーし、熾烈なバンド合戦(←こりゃ古いか)が展開した。今日明日と2回にわたってその模様をレポートする。
アコギを片手に1曲歌ってくれたのはうれしい限り!
ブルースだね。
ジックリと歌いこむその姿は…
これから出演する女性へのお手本のようであり、エールであり、音楽を楽しむ者たちの讃歌のように聴こえた。
そしてSHOW-YAのメンバーも勢ぞろい。
出場者全員にエールが送られる!
トップ・バッターはBRATS。
恵子さんが小声で「子供だよ…」なんて言っていたが、ホント!何しろ今年中学生になったんだって!「タメになるね~(もう中学生とひっかけております)
ま、コワいもの知らずというかナント言うか…とにかく立派なもんです。だってこの子たちのご両親だって私よりかなり年下だろうにね~。一体オレはナニやってんんだ?
「野音に出してくださ~い!」の図。
2番手の小野葉月。こういうバンド名だそうだ。
こういう編成はカッコいい。ギターレスなのがカッコいい(Marshallには秘密だよ)。ヘタすりゃELPみたいな音楽かな…なんて勝手に期待したりして…。
ELPとは似ても似つかないチャーミングなボーカルさんによるポップ・ロック。
とにかく歌にアクションにと華やかな雰囲気がすごくいよかった!
それに曲がなかなかによろしいですな。
ひとバンドの持ち時間は20分。転換時には交替でSHOW-YAのメンバーが客席横の特設ステージに現れて出場者にインタビューをする。恵子さんの話だから、おもしろくてまったく飽きない。
ここはsun-goさんと恵子さんの出番。「ちょっとあたし、恥ずかしいわ…」とsun-goさんにバンド名の紹介を振る恵子さん。
そして、sun-goさんが絶叫する…「次のバンドは~…」
「失禁少女ぉ~!」
彼女たちが身に着けているのはオムツです。介護用の…。だからもれない…って何がだ?!
パワフルなパンク風ロック。
ま、みんなビックリしてたけど、80年代のはじめごろはもっとスゴイのいっぱいいたからね~。
も~やりたい放題!元気があってよろしいな。
ドカンと雰囲気が変わって登場したのは山本香澄さん。
ここはバンドではなくソロでの出場。堂に入ったソウルフルな歌いっぷり。まだかなりお若いんだそうですよ。
前半最後はSu凸ko D凹koi。「スットコドッコイ」と読むんだって。
ここは女の子特有の世界観を持ったバンド。「彼女のオッパイ飲まないで~!」…なんてこと歌ってんだ?!と思ったら「揉まないで」だって。大してかわらないか。でもこういうの男にはできないよね。あ、ただ単語を置き換えるはやめてくださいね。
ま~、バラエティに富んだバンドが目白押しで楽しいな~。こりゃ野音もさぞかしにぎやかになるってば!
NAONのYAON 2013の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE
<後編>につづく
(一部敬称略 2013年4月16日 渋谷O-WESTにて撮影)