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2026年6月22日 (月)

SYU AND YUHKINEN~SYU PLAYS Marshall 1959 MODIFIED

つい先日、GalneryusのSyuちゃんとYUHKIさんのデュオ・チーム「SYU and YUHKINEN」のタイのMarshallのライブハウスでのステージの模様をお届けしたが、今日はその凱旋公演のもようをレポートする。
「ただいまJAPAN!! やっぱりJAPAN!!」か…そうそう、誰がナンと言おうと日本が一番いい!10v会場ははじめてお邪魔する飯田橋の「Spacewith」。
寡聞にして存じ上げなかったが、コチラは「菅沼孝三」さんのホーム的なお店だったのかしらん?20孝三さんの他、「王様」や故「仮谷克之」さんに関するアイテムが店内に展示してあって感動してしまった。30この日の屋台村のようす。
SYU AND YUHKINENやAKHAMBRAのアイテムをお取り揃え。40コチラはステージのようす。
ドワッ!Marshallがズラ~リ!
ありがとうございます。
全く知らなかったんだけど…「Marshallのハーフ・スタックのキャスターなし+1936のキャスターつき」と「Marshallのハーフ・スタックのキャスターつき+JC-120のキャスターなし」というのは積み上げるとほぼ同じ高さになるんだネェ。
ま、こんなことに感動しているのは私ぐらいのモノでしょうけど30年近くMarshallの仕事をして来て初めて知ったわ。
ん?そうか…「1960」と「JC-120」って幅が760mmで同じだったんだ?
ともに12"のスピーカーが横に並んでいる構造なんだからそう不思議なことではないんだけど、これまで一度も考えたことがなかった。
12インチのスピーカーをバッフル板に取り付けるとき、2つのスピーカーのこの距離が最も良い音を出すということなんろうな。
…ということをこのステージが教えてくれた。
50ステージ上のMarshallをチョット見てみよう。
いわゆる「JMP時代」の「1959」。
マスター・ボリュームの改造が施されている。60_2コレはランディ・ローズのシグネチャー「1959RR」のハーフスタックかな?
Marshallに回路図が残っていなかったため、私の仲良しだったエンジニアの「ダニー・トーマス」がカリフォルニアのランディの実家まで赴き、ローズ家の倉庫にしまってあったランディが所有していた1959の回路を精査し、どういう風に改造をしていたかを正確につきとめてそれを再現したモデル。
ハンドブックに掲載した「ランディからルディ・サーゾへの手紙」を翻訳したりなんかして、コレの発売準備をしていた頃は実に楽しかった。70v向かって右端のMarshallは私がMarshallに50台限定でオーダーした「ECフレット」をまとったビンテージ・ルックスの「JCM2000 DSL100」と「1960A」のハーフ・スタック。
セット販売ながら、確か予約の段階で売り切れになったように記憶している。
いい時代だった。
D_DriveのSeijiさんやMOONSHINEのCharlie Tanakaさんがこのヘッドを所有しているが、セットになっていたキャビネットはどこへ行ってしまったんだろう?80vそして、ステージ上手の壁際にセットしてあるヘッドにご注目。90Syuちゃんのトレードマークのジャック・オー・ランタンのピック入れとフィンガー・イーズ…ではなくて。110注目して欲しいのは、この日実際に使用したMarshall。Img_42892ハンドワイアード回路の1959に改造を加えた「1959 Modified(型番:1959MS、以下「1959MOD」)」だ。120イギリスのMarshallのスタッフを迎えて5月の下旬に開催された「Tone Sanctuary」という試奏会でSyuちゃんが一発で気に入ってしまったのが上の1959MOD。
写真はその時に撮った写真。
Marshallのアーティスト担当のジョエルとの間にあるのは新しいジミ・ヘンドリックスのシグネチャー・モデル。
Syuちゃんはコレも弾いてくれたけど、それはそれはスゴい音だった!008a0623 そこで日本に帰って来たばかりのSYU AND YUHKINENのライブで早速1959MODを使ってみようじゃないか!とになったのが今回のライブ。130会場は超満員…まさに「立錐の余地がない」とはこのことよ。
写真がウリのMarshall Blogだけど、ナニをどうやってもうまく写真が撮れなかったので今回は撮影を完全に断念。
そこで以下のライブ写真をSyuちゃんに見繕って送ってもらった。140vSYU AND YUHKINENとGALNERYUSのレパートリーをタップリと披露するプログラム。150v前回まではイスが用意されていたとか。
登場した早々YUHKIさんが客席の様子の違いに驚いていた。
Syuちゃんだけでなく実はYUHKIさんとも古いお付き合いでしてね。
その昔、キーボードのスタンドでお世話になっていたことがあったのです。160激演につぐ激演!
時に一糸乱れぬアンサンブルで、時に互いに一歩も譲らないバトルで充実したパフォーマンスを展開する2人。
そしてSyuちゃんの傍らには「1959MODIFIED」。Stコレね。185センド&リターン回路を搭載していないので余計に音が良い。
その代わりにオリジナルの1959に搭載されていないマスター・ボリュームと2つのコントロールを搭載している。
それは「BRIGHT」スイッチとディストーションのキャラクターが大きく変化する「CLIP」スイッチだ。186今回のSyuちゃんのセッティングは左から…
 PRESENCE=3
 BASS=2
 MIDDLE=7
 TREBLE=2
 VOLUME I=10
 VOLUME II=0(ジャンプをしていないので無使用)
 MASTER VOLUME=7
 インプットはブライト・チャンネルのHIGH。
今回は「CLIP」も「BRIGHT」も使用しなかった。Img_68293足元のようす。
基本的にはアンプで歪みを作り、オーバードライブとほんのりブースターを追加。
オリジナルの「半開きワウ・ペダル」も大活躍。210使用したスピーカー・キャビネットは「DSL100EC」セットの「1960A」なので、ユニットはオーナーが載せ替えていなければ普通の「CELESTION G12T-75」だ。200vそれでは演奏後に聞き取ったSyuちゃんの1959MODの感想をインタビュー形式で書き記しておこう。

Marshall Blog(以下「M」):先日試奏をしてもらって、今回いきなり実戦で使ってもらったワケですが、どうでした?
Syu(以下「S」):イヤ~、スゴかったです!
点数を付けさせてもらえるとしたら「100点」の枠には到底収まりませんね。
まさに自分が求めていた音でした。
M:Syuちゃんは「1959ハンドワイアード」の発売を記念して開催した2005年の『Marshall祭り3』にも出演してもらった経緯があるぐらいで、1959ハンドワイアードのことは既に知っていたはずでしょう?
S:はい、でもあの頃はまだ若かったので「音」というモノがよくわかっていなかった…DSLの方がヨカッタんです。
その後、だんだんと音というモノがわかってきて…コンプ感とか、1959のようなビンテージ系のMarshallで音を作ることを目標とするようになっていたんですよ。
M:アラ?それじゃタイミングが超バッチリだったというワケ?
S:ハイ、まさに!
だから今回は心から気持ちよく弾かせてもらいました!
M:どういう点がそんなに気持ちがヨカッタんでしょうか?
S:コレが一番強調したいところなんですが、とにかく音の立ち上がりがメッチャ速い!
どんなに速く弾いても音の粒立ちがよくて完璧に付いて来てくれるんです。
M:やっぱり全然違うよね。
歪みについてはいかがですか?
S:さっきチョット触れたまさに「目標」としていた音です。
今回は時間がなかったのであんまり突っ込んだ音作りができなかったんですが、それでも大満足。
時間をかけてあの2つのスイッチも使ってジックリ研究すればもっとスゴイ音になることは間違いない!
M:GALNERYUSのギター・サウンドとしてはいかがでしょう?
S:もうバッチリすぎるでしょう。
「1959」というとメタルのイメージに結び付かないかも知れませんが、今の若い速弾きの子たちにもピッタリなのではないでしょうか?
シミュレーターなんて使っている場合ではありませんよ!
コレで一生イケます!」
M:ハハハ!どうもありがとう!
今度はGALNERYUSのステージで是非音を聴かせてください。
S:もちろんです!

下の写真は2008年にMarshall Blogに掲載したSyuちゃんへのインタビュー記事に使用したモノ。
うれしそうに、楽しそうに1959MODを語るSyuちゃんの表情はこの18年前時と全く変わりがなかった。220v普段からMarshall Blogで音質の良さを「音抜けが良い」とか「太い」とか「コシがある」とかいう表現を使っているけど、Syuちゃんが弾く1959MODに関しては、そんなことよりとにかく「音の質」自体が大変に素晴らしいと思った。
人それぞれ好みがあるにしても、もしかしたら「これが最上のロック・ギターの音質」ということが言えるのではあるまいか?
弾き手がSyuちゃんということを割り引いても、我ながら本当に素晴らしいサウンドだと思った。
そして同時にSyuちゃんが「当代随一のメタル・シュレッダー」であることを1959MODがつぶさに証明して見せた。170vショウは約2時間にわたってスリリングな展開を見せ、満員のお客さんを大いに楽しませた。1807月15日に2年ぶりの新しいアルバム『A CRY FROM THE SKY ABOVE』の発表を控えているGALNERYUS。
8月5日からスタートする『THE CRY ECHOES』THROUGH THE SKY』ツアーや、SyuはANIMETALでの活動も控えていてこれからも大変に楽しみだ!
   
GANERYUSの詳しい情報はコチラ⇒GANERYUS Official Website240v 200_2(一部敬称略 2026年6月14日 飯田橋Spacewithにて撮影 ※ライブ写真他提供:Syu)