Blow away the Recession!Extra edition~DEALS
さて、「Wild Thing」のSEに乗ってステージに現れ、3番目に不景気を吹き飛ばしてくれたのは…DEALS!雨宮敬義吉永'GOKI'訓春横山壮五山市修也1曲目は3曲入りミニ・アルバム『DEALS』に収録されている「Candy Color Maker」。「♪カワイイあの娘にサヨナラ~」
コレコレコレコレ~!
TAKAさんがひと声上げただけでもうタマらなく「ロック」! 「ロックという音楽はこうやるモノ」的なパフォーマンスがとにかくゴキゲンだ!
そう、かつてロックはこういう音楽だったのだ。GOKIさんはMarshall。JVM410Hに1960Aのコンビネーション。
MIDIを活用したご自慢のハイテク機材をJVMがバッチリ受け入れる。TAKAさんももちろんMarshall。GOKIさんと同じくJVM410Hと1960Aを使用。このチームは「ロック演るにはMarshallに限る」ということを100%以上理解してくれているギタリストが揃っているのであ~んしん。 ソコへ持って来てコレだよ…NATAL(ナタール)だよ。
今回も山市さんが気持ちよく鳴らしてくれた。そのまま続けて「No Reason to Pray」。TAKAさんのSTILL ALIVE時代の曲。
ミディアム・テンポのピュアなロック・ナンバー。しつこいようだけど、リフもソロも往年のロックそのもの。
でも、ちっとも古さを感じさせないところがスゴイ。
不純物が入っていないからだ。
「イエーイ!DEALSです!
獅子王にやって参りました。よろしくお願いします!
今日は3バンドともホントにセクシーなバンドでとても楽しいです。
今日一緒にできて本当に感謝してます。ありがとう!
さて、今日はようやく新曲を持ってくることができました!」 次に持って来たのはその新曲「サ・ヨ・ナ・ラ」。
「♪会いに行くよ」というフレーズが猛烈に耳に残る。
山市さんのストレートなロック・ビートが小気味よい!壮五さんのコーラスがドラマチックにTAKAさんに寄り添って…サオ・チームのソロ!
2人ともMarshallの図太いサウンドを利しての会心のプレイ! 再びGOKIさん! ステージ下手のようす。続いてはCD『Kick Ass Rock'n Roll』に収録されているDEALSのキラー・チューンのひとつ…「Are You Ready」だ!
私はこの曲を聴くといつもテッド・ニュージェントを思い出す。
高校1年生の時に武道館へ観に行ってね~。
コンサート中、アリーナ席の目の前にいた観客が警備員と取っ組み合いのケンカをおっぱじめた。
昔のコンサートはイスから立ち上がることさえ禁止されていたからね。
ステージでの演奏に興奮して立ち上がった外国人の観客とそれを制する若い警備員との間の団体戦だ!
悪いけど、ステージ上の「Cat Scratch Fever」や「Hammerdown」よりその乱闘の方が断然オモシロかった…と言うよりもはやその乱闘のことしか覚えていない!
ところで、今知ったんだけどこの「Hammerdown」って曲はMeatloafが歌っていたのね?
聴いてみると確かにMeatloafの声だわ。知らなかった。
その時のテッド・ニュージェンとのエキサイティングな演奏(←「覚えていない」と言ったクセに)を吹っ飛ばすかのようなDEALSの熱演! GOKIさんのソロ。
イケイケ~! 再びステージ下手のようす。ココでみんなで歌うコーナー。
「オーライ!楽しい夜にしようぜ!
暑いからみんな熱中症に気をつけてね…ビールもお酒もお水も飲んでよ!」「♪ア~、ア~、アア、ア~ユ~レディ!」 「聞こえる、聞こえる!ヨシヨシ」
「サンキュ~!
色々と考えて来たんだけど…まず獅子王で演奏できたことに感謝します。
ちょっとチューニングしようかな…誰かしゃべってぇ~」
壮五さんが引き継いだ。
「こんな暑い日にココまで来て頂いて感謝しています。ありがとう!
本当に感謝…こんだけお客さんが集まってくれて。
MOONSHINEも新橋Go5ガールズさんも楽しませてくれて、オレらもちょっとガンバなきゃいけねぇな。まだまだ続くので楽しんで行ってください。
よろしくお願いしま~す」続いてはTAKAさんのボトルネックでスタート。今度は切れ味鋭いシャッフルだ。
曲はコレも『Kick Ass Rock'n Roll』に収録されている「アタシの悲しいブルース」。
タイトルに「ブルース」とついているけど、ブルース形式ではない「淡谷のり子スタイル」のブルース。
ヘビィな1曲だ。SGに持ち替えたGOKIさんのソロ。
ウーム、私もGOKIさんのと同じSGを持っているかも…どこで買ったのかはヒミツ。またGOKIさんのソロの間にステージ下手に集う2人。
やっぱりシャッフルとかブギとか、3連のロック・ナンバーっていいよね。
若い人たちの間ではこうしたリズムがもう絶滅してしまったでしょう?
日本人が元来こうした3連のリズムがニガテだからナァ。
ジャズ・ビートも同じ。
リズムがガラっと替わってタイトなロック・ビートに。
壮五さんと…山市さんの2人でジックリと下地を練っておいて… アレサの「Chain of Fools」。
DEALSのステージで頻出する重要なナンバー。
アレサ・フランクリンというのはアメリカでの地位がベラボーに高い割には日本では全く商売にならなかったらしいね。
有名ではあったけど、「日本では売れない大御所アーティスト」としてレコード会社を悩ませたらしい。
かつてはビートルズも同じでヴェンチャーズの方がはるかに商売になった。
ストーンズもまた同様で、LONDONレーベル時代のセールスは悲惨だったらしい。
アレサの場合は多分、本格的すぎたからではなかろうか?
何でも日本式にアレンジしてあげないとダメなの。
日本の消費者って「ホンモノ」とか「本当に新しいモノ」を受け容れるのがすごくニガテで、「良いモノ」かどうかを自分で見極める能力に乏しい。
だからいつでもマスコミが騒いだモノしか受けない。
音楽だけではなくて映画も全く同じ。
反対にマスコミが騒げば、例えそれが「ウンコ」であっても「信州ミソ」としてよろこんでクチに入れちゃう。
DEALSは長年にわたって醸造された「ロックの信州ミソ」だから安心してクチに入れることができます。
TAKAさんの方を見ながらソロを弾くGOKIさん。なかよし。全員でコーラス。
コレもDEALSの魅力のひとつ。次はGOKIさんのボトルネック。「こんなに暑い夜は悪魔と踊ろう!」と、『Kick Ass Rock'n Roll』収録の「Dance with the Devil」を続けた。 問答無用のストレートなロック・ナンバーに会場は大盛り上がり! ココでライブの告知をした…と言っても、今年は先日下北沢でにやったライブが最後とのこと。
寂しいね…もっとやればいいのに。
ステージはガラリと雰囲気を変えてバラードを1曲…「傷と裏切り恋焦がれ」だ。GOKIさんの泣きのソロ。最後はそれにTAKAさんが重なって劇的に曲を弾き上げた。実はこの曲ではチョットしたトラブルがあったんだけど、気にしない、気にしない!
「あ~、言わないでおこうかと思ったんだけど…涙で前が何も見えなくなったんだよ!
アハハ、ウソだよ!」
トラブルがあったのはホント。でもヘッチャラ!
「次で最後…コレもみんな一で緒に歌ってくれよな、簡単だからさ!
こんな言い方は良くないんだけど、サルでも一緒に歌える歌を目指してるんだ。
やっぱ、そういうのが演りたくてさ!」コレも既に音源になっているナンバー「Please」。
今日も最高のロックンロールを聴かせてくれた4人。
TAKAさんの目標通り「♪プリーズ、プリーズ」のところではみんなで歌って「ましら」になったよ! ※「ましら」というのは「猿」の古い呼び名です。池波正太郎の小説なんかによく出て来ます。
アンコール。
今回もThin Lizzyを持って来た。
まずは「Cowboy Song」。 そして「Thy Boys Are Back in Town」のツイン・リードをカッコよくキメてひとまずアンコールを締めくくった。イヤ~、今日もヨカッタな~。
DEALSは私をロックに夢中になっていた高校生の時に引き戻してくれる。
ストレートにロックのカッコよさを思い出させてくれるんだ。
DEALSの詳しい情報はコチラ⇒Official Twitter
最後の最後は今日の出演者と合流した。新橋Go5ガールズからRubyさんとマユさん。そしてMOONSHINEから藤井重樹さん。曲は安定のエディ・コクランの「C'mon Everybody」だ!三者三様、それぞれのチームの魅力に満ち溢れた実にいいイベントだったわ~。
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