GATHERING THE FORCES~SEVENTH SONの巻
SPiRiTRiAL企画のイベント、『GATHERING THE FORCES』の2番手はMarshall Blogには2回目の登場となるSEVENTH SON。 大谷保泉(やすもと)のギター…
ドラムスの正田泰…
ベースのGenki…
そしてキーボーズの小林拓雄…のシャープなキメでスタートしたSEVENTH SONのステージの1曲目は「Behind the Smile」。
そして、キタキタキタ~!
今日もクリーンなトーンでヌケヌケの声を聴かせてくれるYama。とてもストレートなドライビング・チューンなんだけど、どこか全体を覆った不吉なフィーリングがとてもいい感じ。
歌詞にある「desire」や「your bill」のあまりにも意外な歌メロがタマらん!
この曲はキーがDmで、ココはDm→B♭→Cと来て普通はDmの戻るところ、歌メロをA♭にして強引にDm♭5のサウンドにしている。
そうしてすんなりトニックに解決しないところが大変に気持ち悪い…という点が大変気持ちいい。さっそく大谷さんのギター・ソロ。
大谷さんはもちろんMarshall。愛用のJCM800 2203。
キャビネットは1960A。
今回も足元はコレだけ。
パッと見ると「ブルース・ロック系のお方?」と確認したくもなるシンプルさ。
イヤ、いまやブルース系のギターを弾く人も足元は「エフェクターゾロリ」だからね。
大谷さんにはディレイもコーラスもナ~ンにもない。
でも大谷さんは紛れもなく「プロッグ・ロック系の音楽のギタリスト」ですから。HADESの紗良ちゃんの帽子をかぶってご満悦のYamaさん!
続けて「Eternal Spiral」。
何度もデベソの最先端まで出て来ては強力にお客さんをアオるYamaさん。
前回のライブ・レポートでYamaさんの声を「Marshallのクリーン・トーン」と形容したところ、ご本人にとてもよろこんで頂いた。
でも、そうなのね。
クラシックの声楽の人たちは自分たちのノドを「楽器」と呼んでいるぐらいだから、シンガーの声は「楽器の音色」なんですよ。
そして、クリーン・トーンはディストーション・サウンドよりはるかにヌケが良い。
ちなみに声楽の方々は耳鼻咽喉科の先生のことを「リペアマン」と呼んでいます←未確認。ミディアム・テンポのヘヴィ・チューン。
Genkiさんのベースに乗って…Yamaさんが猛り狂う。
ウン、こんな声が出せるなら私だって雄叫びのひとつも上げたくなるわな。
今、チョット声を使った仕事に取り組んでいるんだけど(内容はまだ秘密)、自分の声の情けなさには本当にガッカリするわ。 言いたいことをまとめてコンパクトに弾き通すのが大谷流ギター・ソロ。
冗長になることは決してない。以上、オープニングの2曲は2016年に発表したフル・アルバム『Arc of Infinity』から。
このアルバムはヨーロッパでも流通している。「改めまして…東京のSeventh Sonです。
なんか変なヤツが出て来たと思ったでしょ?
新しいアルバムのレコーディングもミックスも終わりました。
イヤ~、今日は今まで溜まりに溜まったモノを全部出すので受け止めてください!
触ると火傷するかもしれないけどね。
よろしくお願いいたします。
大事に大事に作って来た子供たちの子供たち…次は4枚目のアルバムから聞いてください」レコーディングが終わった「4枚目のアルバム」というのはコレ。
来る10月リリース予定の『Edge of Insanity』のこと。
クレムリン大炎上。小林さんのキーボーズからスタートするのは「Welcome」。
ココから4曲続けてそのニュー・アルバムに収録された曲を披露した。この曲は前回レポートしたSEVENTH SONを初めて観た時のライブでも取り上げていて、もっとも印象に残った曲。
「♩Welcome to the new world
I'm sure you'll be there
You should be someone else」
…のパートのスケールの大きさにヤラれてしまったのだ。
何しろ時々無意識のウチにこのパートを口ずさんでいる時があるんだよね。壮大な曲を雄大に演出する正田さんのドラミング!
続けては大谷さんのハードなリフが炸裂する「Unite」。
この曲も前回観たステージで演奏していた。
正田さんの表情から想像に難くないSEVENTH SONの魅力に溢れたハードなドライビング・ナンバーだ。
「今聴いて頂きました2曲は新しいアルバムにに入っています。
ゼヒ皆さんよろしくお願いします。
じゃあ次は大谷さんがしゃべるかな?
作曲者ハイ、イエーイ!」「今回は自信作なんで…必ず買ってください!」
私みたいに人前でベラベラ余計なことをしゃべるようなタイプではない大谷さん。
テレッテレでニューアルバムをPR。「買います!メンバーも買います!
このアルバムはコンセプト・アルバムではないんですけど、色々な意味でつなげて1つのテーマにまとめました。
まだ地球の裏側でも戦争が起きていて、色んな思いや勘違いや策略とかがあって、結局ロシアが攻め込んでるんだと思うんだけど…やっぱ攻め込んじゃ悪いよね。
1日も早くプーチンがくたばれ!って思ってます。
ゼヒ聴いて聴いてください…『くたばれプーチン』」
だからああいうジャケット・デザインだったのね?タイトルは冗談ですよ~。
曲は「Scarstorm」。
前回は「Scars of Storm」としていたが、アルバムに収録するにあたりポートマントーにしたようだ。
「ポートマントー」についてはSPiRiTRiALの回で触れる予定です。
この曲も大谷さんのギター・リフが暴れまくる!ステージ中央でひざまずきナニかに祈るようなしぐさをするのはこの曲のYamaさんのルーティン。
そして、Yamaさんがステージから退く。
すると始まるのはSEVENTH SONのライブの大きな見どころのひとつであるインスト・チームのシンフォニック・パート!
楽器チームが一丸となって…
イキのあった演奏を聴かせるスリリングなパートだ。
そしてYamaさんが戻って劇的なフィナーレを迎えた。
ガラリと雰囲気が変わってシットリと「Moonlight Dusk Fading」。
コレも新しいアルバムに収録されている曲。小林さんのキーボーズが曲全体に分厚く覆う。
そして当然「泣き」のギター・ソロ。
JCM800 2203のブッといギター・サウンドがあまりにもピッタリとハマっている。そのソロに呼応したかのようなYamaさんの熱唱で曲が練り上げられた。
続いては『Arc of Infinity』に戻って、アルバム冒頭の「In Your Heart」。
大谷さんのアルペジオから今日はスタートし…不吉な和音の中、Yamaさんが雄大なメロディを歌い上げていく。
また大谷さんがアルペジオに戻ったところで正田さんがフィルを入れると曲は「In my Heart」になる。
この曲はアルバムのクローザー。
つまり組曲仕立てにしてアルバムの最初と最後の曲をつないだというワケ。Genkiさんのベースのピックアップからおとなしくしていた曲は俄然ハードに展開し…
タッピングをふんだんに取り入れた大谷さんのギターソロで曲はクライマックスを迎えるのだ。
「ライブがいっぱい決まっています。
日本だけじゃないかもしれない。色んなところに行きます。
色んなところでSEVENTH SONを見て頂いて、気に入って頂いて、自分たちの思いが伝わればいいなと思っています。
準備はいいですか?
じゃあ、ラスト行きます!」SEVENTH SONのステージを締めくくったのは「Blaze of Revenge」。
正田さんのツイン・バスドラムがド迫力の1曲。
今度リリースするアルバムを作るに当たって、「この5人でまず1曲作ろう」と決めて出来上がったのがこの曲だという。
ハードにしてスケールデカし!
この曲もSEVENTH SONのキラー・チューンになっていくことであろう。
エ?もうなってるって?全力投球の50分のステージ!
新しいアルバムのリリースが楽しみだ!SEVENTH SONの詳しい情報はコチラ⇒SEVENTH SON Official Website
ニュー・アルバム『Edge of Insanity』の発売は10月4日を予定しています。
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