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2022年7月21日 (木)

大山まき~the beginning <後編>

 
…とか言っているウチにもう本編も最後のセクションだよ。
'まきちゃん'の周りは特別に時の経つのが早いのか?と疑いたくなるぐらいアッという間だった。10 そんな演奏を聴かせてくれたうれしい4人は…
 
大山まき20v_3斉田和典30v佐野優40v_2中山直樹50v_2その最後のセクション、昨年リリースしたシングル「Dinosaur」で盛り上げて…60「ガオガオ」ポーズでで締めくる。
0r4a0402そのままのノリで「MERA MERA」。
80_2この2曲はとても似たテイスト。
ディスコ感覚でお客さんも安心して盛り上がっちゃう!90v_2あんなに声を張り上げ続けているのに'まきちゃん'は全く疲れた様子を見せず、ピョンピョン飛び跳ねまくり!
元気だナァ~。
95そのピョンピョンしている足元に目をやると…おお、カッコいい靴!
'まきちゃん'のお召し物はチャラチャラもゴチャゴチャもガチャガチャもしておらず、いつもシンプルで気持ちがいい。S41a0187 「♪アナタしだい~」の指が指す先は誰だろう…そう、お客さん全員の♡だよ。130v_ikeますます冴えわたるKAZZのギター!
身体を悪くしていたなんてにわかには信じられないぐらいのパワーを発散した!
でも、十分気をつけてよ。
110アタマを振り回して容赦なく攻め立てる'まきちゃん'!0r4a0504 次の曲は「Red Element」。100v_elコレまた目の覚めるようなド迫力のドライビング・ナンバー!
いいなァ、こういうロックは。
心底そう思うわ。0r4a0479 「どうもありがとう!
次がラストの曲です。このままイケるか~?」
120本編の最後に持って来たのは『MONSTER』から「Satisfaction」。150「まき節」の真骨頂。
『MONSTER』の中でも印象が強かった1曲。160まさに4人が一丸となって「まきミュージック」を作り上げた!140_st  

170v

180v_2「どうもありがとう!」
この笑顔!
会心のステージだったことの証だ。190最後はひと際高くジャ~ンプ!200_2アンコールがいきなり演奏で始まった。
ナニをやるのかと思ったらいきなり「♪ヘヘイ、マ~マセ」よ。220_bdFleetwood Macの「Oh Well」が元ネタと言われているLed Zeppelinの「Black Dog」。
まきちゃんの声で演られたらイチコロだわ。230v_2ギター・ソロもタップリ!240もう1曲コピーを。
おなじみのドラムス・イントロ。250もう1曲も今回はLed Zeppelinだったの「Rock'n' Roll」。
以前のコピー・コーナーのチョイスはパープルが多かったが今日はゼッペリンで来た。270バック陣の演奏も気合が入りまくってる!
260vこういうコピーなら大歓迎だな~。
やっぱりココでも「歌」すなわち「声」ですな。
海外のショウビジネスの関係者がいつか話していたが、「トリビュート・バンド」と呼ばれている日本のコピー・バンドは楽器の演奏能力は優秀極まりないが、残念ながら歌だけはどうにもレベルが違う…と言っていた。
それは、英語の発音の巧拙だけではなくて、声の質が連中の音楽には不向きであるという意味のようだった。
そんな時は'まきちゃん'の歌を聴いてもらいたいものだ。280_2「アンコールありがとうございます。
マジで楽しい時ってあっという間。
斉田さん、『死んだかもしれん』って思ってからというもの、Twitterに『今日がファイナルステージです』って書いてたじゃん?
アレはマジだったん?」
300「いや、アオり、アオり!メチャメチャ元気です!
でも、3週間くらいずっと最後の晩餐やってました。
『最後の晩餐』って言って、みんなにご馳走してもらっていたんですけど…」
KAZZの来ているツアーTシャツは黒字に金の文字…コレ位牌カラーなんだって!
Marshallもそれに近いな…。
310v「ハハハ!
ホンマにそういうのもあって、実はライブでせっかく東名阪へ行かせてもらえるんやったら新曲作りたいな~…って。
『遺作』を作ろうと思って、皆に相談せずに先にTwitterに『東名阪全部で新曲演ります。カブリなし!』って発表しておいて、その後に『こんなん書きました~』ってみんなに曲を披露したんです。
ホンマに最後のステージだと思ったら良い曲作れるよね!
マジでさ、皆もそうやけど2年間はマジでシンドかったじゃないですか?…コロナ禍でさ。
ライブハウスに行けるようになっただけで会社からは、「本当に大丈夫ですか?」って言われたり…。
私たちは私たちで、自分たちの存在意義ってなんなんだろう?と思った。
アマゾン・プライムで映画観て、お酒を飲む日々が続いたこともありましたが、今日来ることができました!
それもこれも皆さんが待っていてくださるおかげです。
ありがとう!」
290v_2「このライブを一緒に作ってくれた関係者の皆さんも、スタッフの皆さんもありがとう。
私も意地で乗り切って倒れないタイプなんですけど、心配性のお母さんみたいになってしまって…。
でもホンマに1回1回のライブがマジで奇跡だと思ってます。
イッパイいい曲を作って、『伝説』になって自分の音楽を永遠に残していきたいと思っております。
そして、みんなの背中をバーンって叩くような、力強い助けになるような、何かのキッカケになるようなロックを作りたいと思っていますので待っててください!
我々は歩みを止めません!
この時代に生まれたことに特別な意味があると思っている私はヤベー女なのです。
これからもガンガンロックしていこうぜ~!」
と観客にお礼と決意のほどを述べてこの日の最後の2曲に取り掛かった。320v_2まずは日本のヘヴィメタル・テイストの塊のような「Pain Letter」。
330_pl猛烈に、そしてハードにドライブするこのバンドならではのナンバー。340まきちゃんの絶唱が観る者すべてを圧倒しまくるのだ。350_2KAZZのギターとMarshallのコンビネーションもこの曲を盛り上げる大きな視覚的要素でしょ?
この曲にピッタリ。350vそして、最後の最後は'まきちゃん'のキラー・チューンのひとつ「Monster」。
370_2「コレよ、コレコレ!」的な締めくくりナンバー。
実際、アルバム『MONSTER』の中で一番耳に残ったのはこの曲のメロディだったもんね。

360v_m 'まきちゃん'の激唱&熱唱を支えた3人のプレイも最高だった!380v

390v_2

400vいつのまにかコピー・バンドだらけになってきている感が強い日本のグラスルーツ・ロック・シーン。
この状態は本当に危険だと思う。
若いお客さんは全く寄り付かないし、コピーは次の世代に伝承する音楽的財産を生み出すことができませんからね。
このチームのようにトラディショナルなロックの要素をうまく包含した、オリジナリティ溢れる自作のロックを演じてくれる若いバンドが増えてくれることを願って止まない。
Marshall Blogは有名無名を問わず、そういうバンドを喜んで応援します。
我こそは!というバンドさんはゼヒ声をかけてチョーダイ!
 
さて、この『the beginning』は8月13日の大阪がファイナル。
こういう人はドンドン進化していくだろうから「今のまきちゃん」を決してお見逃しなきよう!
最後に…目下の私の夢はノン・スモークのステージの'まきちゃん'を撮影すること。
も~、どこもかしこもモクモクでどうにもならん!
410v大山まきの詳しい情報はコチラ⇒Oyama Maki Official Website 420_2<オマケ>
'まきちゃん'に出演して頂いた前回の開催から3年、今年はMarshall GALAを開催する年に当たっていたんだけど、コロナがこんなだから止めた。
また、別の機会を考えていますので、開催の時には何卒よろしくお願い申し上げます。
それまでの間、'まきちゃん'がホンモノのsun-go☆さんと共演して熱唱したSHOW-YAの名曲の数々をコレでお楽しみあれ!

■□■□■□Marshall Recordsからのお知らせ■□■□■□■□Marshall_records_logo_square_blac_2  
先頃、2作目の世界発売アルバム『DYNAMOTIVE』のリリースを発表したD_Drive。
先行して配信リリースした「I Remember The Town」に続いて7月29日に第2弾先行シングル「Wings」を配信リリースします!
すでにD_Driveのステージでは頻繁に取り上げられているYukiちゃん作の人気曲。
お引き立てのほどよろしくお願いします。
詳しい情報は発売日にMarshall Blogからお届けします。
126v そして、そのセカンド・アルバム『DYNAMOTIVE』。
我がMarshall Music Store Japanからは輸入盤を販売致します。
コチラも方もよろしくお願い申し上げます!
尚、帯とブックレットが付属した国内盤はD_Driveのライブ会場での限定販売となります。53000x3000

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 200(一部敬称略 2022年6月18日 渋谷TAKE OFF 7にて撮影)