大山まき~the beginning <前編>
グェェェッ!
前回お邪魔したO-CRESTの'まきちゃん'のライブって1年前かよ!
は、早すぎるわ…。
そしてその前、今日と同じステージに立ったのが1年と8カ月前。
アレからもう2年近く経ったのか…。
そもそも今日のライブだって前から楽しみにしていて、アッという間に当日になっちゃったもんナァ。
とにかく残された時間を有意義に過ごさないと…なんて言うセリフがかなり身に染みるわ。
…ということで大山まきの「the beginning」と銘打ったライブ。
ロビーには自慢の「まきグッズ」が並んだ。
まきちゃん私物のガチャガチャも設置されていた。
定刻通りにショウはスタート。
オープニングは2014年の『アダムの声帯』に収録されている「ダリア」。
大山まき
斉田'KAZZ'和典
佐野優
中山直樹
KAZZはもちろんMarshall。
JVM410Hと1960BVを使用。
ノッケからまきちゃんの魅力が炸裂してツカミはバッチリ!
続けて2019年のアルバム『MONSTER』から「Karma」。
KAZZの弾くギターリフがシャープに切り込んで来る。
やっぱりこういうロックのギターはMarshallで演らないとダメね。
真空管のアンプじゃないとまきちゃんの声に負けちゃうよ!
この曲はまたベースのバッキングが実にいいんだわ。
佐野さんはMarshall Blogへは2019年の『美女と金髪と野獣』以来、3年ぶりのご登場。
イヤ、しかしカッコいいな。
彼女の歌からは「ロック」しか感じない。
もう1曲続けたのはアルバムの曲順通りに「Survivor」。
私にはこの曲はものすごく「まきちゃん」チックに響く。
最近こういう「ドンガラガッタ節」のロック・ナンバーがないからね。
恐らく初めてこの曲を聴いた時の印象がすごく強かったんだと思う。
やっぱり人と同じことをしていたらダメね。
KAZZのギター・ソロ。
コンパクトだが説得力は十分。
〆はまきちゃんお得意のこのポーズで!
コレでまだ最初のセクション。
この後大丈夫なのか?というぐらいのエキサイトっぷりなのよ!
「やっと会えましたね!
大山まきワンマンショー『the beginning』へようこそ!
今日はメチャメチャ会えてうれしいです。
ありがとう、東京!
まだまだ声は出せないし、いろいろ制約はありますけれど、久しぶりに観に来てくれた方もいらっしゃると思うし、初めてライブハウスにお越し頂いたという方も人もいらっしゃると思うんですよ…」
「決まりはありませんから!
オシッコ行きたかったらオシッコへ行ってもいいし。
声を出したらアカンだけで天井を突き破ってもいいそうです。
思いっきりジャンプして、クラップして楽しんでいこうぜ!
今日は東京だけのオフィシャル・セットリストなんで最後まで瞬きせず楽しんでいってください!」
『MONSTER』から「Swingout」。
タイトルに「swing」とあるように、4ビートのロック・ナンバー。
いつかアコメタルの時にまきちゃんが「Fly me to the Moon」を取り上げていてすごくヨカッタ。
やりようによっては最高に魅力的なジャズ・シンガーになりそうなんだけどな…まきちゃんのコッテリしたジャズが聴きたいと思う。
「ベース!」
ビシッとしたソロをキメてくれた佐野さん。
KAZZのソロ。
そうそう、一度KAZZともメールでジャズの話をしたことがあった。
ココではロック・フィーリングあふれるメロディを奏でた。
続けて「Lookin for」。
まきちゃんの絶叫から始まるヘヴィ・ナンバー。
もうタマらんね、この声。
わかっちゃいるけどスゴイ。
こういう声で歌う音楽のことを「ロック」という。
続けて演奏したのはタイトルがまだキマっていない新曲。
ヨシ!
シンプルでヘヴィなロック・ビートが気持ちいい!
中山さんはアコメタルでもまきちゃんをサポートしている。
だからソリはバッチリだ!
大蛇のようにそのドラムス絡んでいくギター・リフ!
そして、どこまでも突き抜けるロック・ボイス。
コレですよ、コレ。
非の打ちどころがない「ロック・ナンバー」とはこのこった。
その証拠に外国人のシンガーに英語でこの曲を歌わせてみな…そのままで「洋楽」になるから。
そういうロックにガンバってもらいたいのだ。
ロックな曲にはロックなギター・ソロが付き物だ。
見よ!このKAZZのポーズ!
「ロックなギターソロ」がキマった瞬間だ。
初めて聴いた曲ながら凄まじいレスポンス!
正式な音源になるのが楽しみだね。
「熱いじゃないですか東京!いいっすね。
こうして汗をかいて、また暴れる空間が戻ってきつつある感じですね。
実は…今日このメンバーでココへ来れるかどうか、可能性が五分五分だった事件があったんですよ。
遠征先で謎の奇病に罹り、コロナではなくて、なんか疲れがたまっちゃったんだよね?
ご紹介しましょう…オン・ギター、斉田和典!」
「こんにちは!今日はどうもありがとうございます!
そうなんですよ。
それがわかってから作った曲とかもあって、それのことをみんなで『遺作』って言うんですよ!
それらの曲のタイトルがやっと決まったりしたんですが…ハハハ、遺作が出世しました。スミマセン!」
チョット!お大事にしてくださいよ!
「でもサ、もうできんかも?…って思ったら、本当にこの機会が大事やし、東京で今この瞬間に皆さん出会えてメッチャうれしいです!
私、試練がある度に打ち勝ってレベルアップしてきたなぁ…って思ってきたんです。
でもこういう目に遭ってから、『ムチャしたらアカンのちゃう人間』だなと思うようになった。
私の好きな伝説のロッカー達はムチャをし過ぎたせいでみんな27歳で死んでるんですよ。
ドラックをやりすぎたりとか…。
私もナンカ27歳で死ぬんかな?と思っていたんですけど、それにも打ち勝ってどうも設定がおかしくなってきた!
死んだらカッコいい…って言うよりも、生きてカッコいいロックをジイさん、バァさんになるまで続けた方がカッコいいんじゃないかな?って思ってきたんです。
皆、長生きしろよ~!! 一緒に遊ぼうぜ!」
「ロックって元々の根源は『怒り』やと思うんですよ。
『絶望』を『希望』に変えられるパワーがある音楽だから、私たちはコレがある限り誰にも負けず、勝っていける。
今日は楽しんでいこうぜ!」
次の曲は「This is me」。
これまたとてもいい感じのヘヴィ・ナンバー。
「♪Carry on, carry on」と英語の歌詞がバッチリと歌のメロディに乗っていて気持ちがよい。
KAZZはギターを持ち替えてこの曲でもバリバリとソロを弾いて見せてくれた。
ゴキゲンなドラミングでスタートした「LION」。
軽快なテンポが全体を貫く明るいハード・ロック・ナンバー。
1975年以前に存在していてもおかしくない1曲。
でもゼンゼン古臭くない。
ロックという音楽のオリジナルに根差しているからだ。
コリャやっぱりノリノリになるよね~!
ショウはちょうど本編の真ん中あたり。
客席は興奮のるつぼだ!
そしてもう1曲続けたのは…徹底的にドライブしまくるメタル・チューン「Bless」!
この手の曲で一段と個性と実力をブッ放すしてくれるのがまきちゃん。
それだけじゃない!
勇猛なギター・リフからソロまでKAZZ+Marshallが大活躍の1曲。
KAZZのソロを背中で見守るまきちゃん。
リズム隊の2人も火の玉が転がり落ちて来るような過激なプレイを見せてくれた。
あ~、皆さんホントにカッコいいわ~。
大山まきの詳しい情報はコチラ⇒Oyama Maki Official Website
<後編>に続く
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