Live, Alive, D_Drive <後編>
10分間の休憩でバッチリ空気が入れ替わったところで第2部がスタート。Chiikoちゃんの強烈なドラムスがイントロ。
Yukiちゃん作の「GEKIRIN-逆鱗-」。
Toshiくんのベースが唸って第2部もヘヴィにスタートしたよ!
Seijiさんもサオを持ち替え。
ローDのチューニングだ。ド派手なナンバーを華麗に弾きこなすYukiちゃん。
ナンカこの曲はすごく久しぶりに感じるのは私だけであろうか?
続けてはYukiちゃんの4音パターンのタッピングのイントロが特徴的なのは…
「Among and Destruction」だ。
ベース・リードのパートがあったりして…
この曲もドラマチックに場面が変わっていく聴きどころの多い曲だな。
今頃ナンですけど。「第2部もよろしくお願いします!
最初に演った曲は『Maximum Impact』にも入っている'GEKIRIN'です」
『D_Drive 感謝の47都道府県ツアー』のスケジュールをYukiちゃんが説明。
「D_Drive史上最長のツアーになります。
2週間弱家に帰りません」
北海道まで機材車で行くそうです。
とにかく道中気をつけてくださいよ。
台風とかね。
「Seijiさんも体調がいいんじゃないですか?」「この通り復帰していますので、もう大丈夫です!」
お医者さんもビックリするほどの回復の早さだそうで…ヨカッタ、ヨカッタ!
前回より全然元気そうだもんね。 今回のは<前編>で触れた通り、米子や出雲といった山陰地方も回るので、ご当地出身のToshiくんから鳥取ガイドのコーナーもあった。
俄然盛り上がったのは「うまいもん」話。
ツアー先で、そこでしか口にできないものを頂く…コレはバンドの皆さんの唯一の楽しみなんだよ。
良くて気の利いた仕出し弁当か、大きな会場ならホットミール(給食のこと)ばっかりでしょ。
そんなの飽きるぜ~。
揚げ物ばっかりでしょ?気を付けないと胆石になっちゃうんだよ。
演劇系の大きな現場ばかりやっている友達のサキソフォニストは、「弁当の揚げ物は必ず衣をハガして食べる」って言ってた。
さもなくば、こういう皆さんはコンビニの弁当ばっかり食べてるんだから。
そんなの身体にいいワケがない。
月に1回や2回なら問題ないけど、しょっちゅう食べざるを得ないからネェ。
「へぎそば」でも「わんこそば」でもたらふく食ってくるがいい!
プロ・ミュージシャンになれる第一の条件は、文句を言わず好き嫌いなく何でも食べることができて、どこでもすぐに眠れることなのです。
私は変なところが神経質で両方ダメ。音楽の才能以前にダメダメなのだ。
大学の時にチョットやって、コリャとてもできないと思った。ナンカこれも久しぶり感が強かった「Gradation」。
これからしばらくはこの曲の季節ですな。
立て続けにChiikoちゃんのドラムスから「Mystery Zone」。
コレはホントに久しぶり。ストレートなハードロック・テイストが実によろしいな。
かつてはこういう雰囲気の音楽を「ロック」って呼んでいたんだよ。「おかげさまで『Maximim Impact』完売していましたが今日はあります!」
私がこの日配達させて頂きました!
この流れでココのMCは物販紹介コーナーとなった。
D_Drivreのグッズはウェブサイトでも入手できるのでチェックしてね。
さぁて、本編残すところはあと3曲。
チョット、初めての試みをしてみようかと思います。
ま、大したことないんだけど、写真で構成する演奏の完全実況中継。
題材は「1,000,000 hp」。
私もかなり長いこと、そしてとても深く音楽を聴いておりますが、こんな曲って他に2つとないんじゃないかしらね~。
まるで音楽のサーカス。
英語で「Circus production(サーカスの出し物)」というと、「安っぽい」を意味する侮辱的な表現になるんだけど、コレは胸を張って「音楽のサーカス」と言いたいね。
まずはChiikoちゃんの重機関車式暴走ドラムス。
まずココからして「一体これからナニがおっぱじまるんだ?」感が炸裂。Seijiさんのリフが重なる。
D、Ab、F、D…よくこんな単純なモチーフをココまで展開させたよな。
だいたいね、いいリフってのは単純に出来ているもんよ。
この世で一番カッコいいロック・チューン、フランク・ザッパの「Inca Roads」もC、D、Gの3音だを使ったリフからスタートするけんね。傍らではyukiちゃんがあおる。
リフのアンサンブルと「♪ダカダカダン ダーダ ダカダカダン」のキメ。
あ、言っておきますが私、譜面書けますから。
ココではこうするより仕方ない。
でも譜面を読むのは大キライ。Seijiさんのテケテケのソロから…
ギターの2人のアンサンブル。
そこにToshiくんが加わっての3オクターブにわたるユニゾン・アンサンブル。Yukiちゃんもテケテケ。
ギター2人のツイン・リード・パートからSeijiさんのハダカのギターがクロマチックで上昇し緊張感を高める。
Chiikoちゃんのドラムスでほぼダ・カーポ。
よし、Toshiくんいったらんかい!
この曲はピック弾き。スネア・ロールでテクニックの見せ所!
そして、この曲のハイライト…コレは何て言ったらいいんだろう。
ジャズでは「バース」という言葉があって、4小節ごとにソロを受け渡しするのを「フォー・バース」、8小節なら「エイト・バース」っていうんだけど、このパートは2拍ずつ4人がソロをテレコする。
「2拍バース」?
♪テケテケ♪ピキピキ
♪テケテケ
♪ピキピキ
♪ゴリゴリ
♪タカタカ
そして曲をうっちゃるかのように突然Eの音がオクターブ上昇。
リフを1回だけリフレインして曲が終了する。
台風一過。
初めてこの曲を聴いた人は一体ナニを演っているのかわからないのではなかろうか?
NAMMで1回だけ演った時も、お客さんの反応はまずはポカーンだった。
その後にヤンヤヤンヤの拍手喝采。
Seijiさんの「舞い(ミリ音頭)」が復活するように期待している。
そういえば、Marshall Liveの前にミリ音頭を演っているビデオをMarshall Recordsに見せて「本番の時にコレを演ったらどうだろう?」と相談したところ、「イヤ、持ち時間が短いのでチャンと音楽だけを演った方がいいんじゃん?」と言われた。
アタシャ受けると思ったんだけどね~。
ま、現実的にはチューニングの問題があったんだけどね。
いつかイギリスでSeijiさんに舞わせてあげたいと思っている。
「またかよ!」と言われそうだけど、「Russian Roulette」は久しぶりでしょう?
Yukiちゃんの「シャンシャンシャ、シャンシャンシャ」もしばらく見てなかった。
最後は「Screw Driver」。
第2部はすべてローDの曲でまとまりました!
珍しいね。アンコールは「Attraction 4D」。
今回も充実した生音コンサートでした!
上に書いた通り10月まで大ツアーが続くのでしばらくフロア・ライブの予定はなし。
またやる時には観に来てね!
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive official website
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D_Driveの世界デビュー盤『Maximum Impact』あり〼。
ただし、イギリスからの輸入盤のみを取り扱っております。帯と豪華ブックレットが付いている国内盤仕様の『Maximum Impact』はD_Driveの公式ウェブサイトあるいはライブ会場でお買い求めください。
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