D_Drive~Seiji復帰ライブ第1弾!<後編>
Seijiさん復帰第1弾ライブ・レポートの<後編>は当日の第2部から。
昔は『Marshall Road Show』といって、Marshallを題材にしたクリニックというか、デモンストレーション・ショウをよくやっていたのね。
その中で「皆さんがコンサートで聴いているギターの音って、ギターの音ではなくて、アンプの音なんですよ~」なんてよくやっていたワケ。
ギター・アンプの宣伝ですからね。
するとある日、「イヤイヤ、我々がコンサートで聴いているギターの音はPAの音ですよ!」なんて揚げ足を取られたことがありましてね。
PAから出て来る音はコンサート会場における音の最終地点だからして、もちろん重要なんだけど、それは屁理屈ってもんでしょう?
じゃ、コレなら文句ないでしょう…というのが、D_Driveのこの「フロアライブ」。
楽器から出る音にPAを一切使わないスタイルのショウ。
ギターもベースもドラムスもすべて生の音でお送りするシステム。
お客さんが聴いていたSeijiさんのギターの音は…Marshall JVM410Hと1960AのSeiji Vintage Specialの音。
Yuki
お客さんが聴いていたYukiちゃんのギターの音は…JVM410H&1960A Blue Rose Specialの音。
Toshi
お客さんが聴いていたToshiくんのギターの音は…EDEN WT-800、D210XSTとD410XSTの音。
Chiiko
お客さんが聴いていたChiikoちゃんのドラムスの音は…NATALのフルセットの音。
ドラムスの場合が一番シックリくるな。ギター2人が7弦ギターに持ち替えての第2部のオープニングはSeijiさんの新しい曲「Breakout」。
ハーモニクスを大胆に取り入れたシャープなリフが気持ちいい!
「『Breakout』という曲をお送りしました。
D_Driveは近々『感謝の47都道府県ツアー』を再・再・再開することになりました。
今、キマっているのは鳥取と島根です。
これからもまだ行っていないところへ行きますので、コロナ禍という状況ではありますが、皆さんついて来てくださいね!
身体が資本ですから、いたわってください。そして一緒にまわってくださいね!」
コロナさえなければこのツアー、ラクラク3巡目ぐらいに突入していたハズなんだよ。
去年の上海といい、今年のNAMMといい、派手な仕事が決まっていたのに、ホントに残念だよ。
でも、とにかく『47』が再開してヨカッタ。
詳しい情報は公式ウェブサイトをチェックしてチョーダイ。「ボクも今日と同じ気持ちのつもりでガンバりますよ~!」
そのイキ、そのイキ!
もちろんコレは「Advanced and Attack」のフォーメーション。
コレを見た時、何となく「初心に帰るぞ」的な印象を受けたのは私だけであろうか?
Yukiちゃんが「進撃の巨人」をイメージして作ったという曲。
コラ~、マンガばっかり!
タマにはちゃんとした本を読まないとバカになっちゃうぞ!
チャンとした本はマンガなんかに比べ物にならないぐらいオモシロいんだから!
今度は文学作品をネタにしてナニか曲を作ってみたら?
「I'm a Cat」でもいいし、「ドラゴン之介」とか言って芥川の作品のナニかとか…。 そうそう、第1部で演奏した「Wings」ね。
Yukiちゃんが可愛がっている「ライム」ちゃんと「レモン」ちゃんというインコに捧げた曲。
あるじゃないの~。
梶井基次郎という人の「檸檬」という短編小説はつとに有名です。
しょっちゅうMarshall Blogに引っ張り出してくる通り、私は吉村昭という作家の小説が「超」がいくつも付くぐらい大好きで、全作品を読破することが自分のライフワークなのね。
その吉村先生が好きで好きでタマらなかったというのがこの「檸檬」。
何しろ好きすぎて写したっていうんだよね。
写経じゃないっつーの。
で、私も読んでみた。
サ~ッパリわからなかった。
「Wings」の方が全然ヨカッタ。
先生は同じことを志賀直哉の「城の崎にて」でもされている。
昔読んだけど、サ~ッパリわからなかった。
下にあるその「城の崎にて」の文庫版の表紙ね。
アリ、いいでしょう?…究極のシンプリシティ。
熊谷守一だよ。
熊谷は裕福な家庭に生まれながらストイックな芸術活動に没頭して極貧生活を送った画家。
晩年の20年間は家から一歩も外に出なかった。
池袋の近くの要町に「熊谷守一美術館」というのがあるので興味を持った人はどうぞ。
Seijiさん作のD_Driveの情景音楽。
正直、この2人の銃撃戦のシーンがこんなに早く見れるとは思わなかったな~。
以前と何ら変わることのないSeijiさんのこのシーンのポーズ!
さらに続けてはChiikoちゃんのドラムスからのワルツは~…
「Lost Block」!
コチラはSeijiさんがベルリンの壁の崩壊をイメージして作った社会派ナンバー。
聴く者に重くのしかかるようなハードなワルツ。
こうしたシリアスな曲もまたよろしい。
海外で演奏した時もお客さんたちはジックリと聴き込んでいたっけ。
「ありがとうございます。楽しい時間はアッという間ですね。
もう終わりに近づいています。物販のお知らせです」「毎度!色々ありまっせ~!」
と担当のChiikoちゃんから懇切丁寧なグッズの紹介があった。Seijiさん復帰ライブ1日目、いよいよ最後のセクション。
Seijiさん、大丈夫か!?…全然大丈夫だわ!まずはToshiくんフィーチュアで「Mr. RAT Boots」。
ベース・ソロ!
思う存分弾くがいい!
そして、最後の展開部はいつも通りの爽快感!
Yukiちゃんが弾くリフが響き渡る「Drive in the Starry Night」。
今度はSeijiさんの弾くリフから。
「Attraction 4D」だ!
こうして無事に、楽しく、うれしく、にぎやかにSeijiさんの復帰第1弾のライブの本編が終了した。
「皆さん、ありがとうございます!
明日もココで演らせて頂きます。
久しぶりの4人でのライブでした!
明日もガンバります。」
「最高です!
うれしくてしょうがないです。
やっぱりいいですねライブは!
皆さんのおかげです。
本当に、本当に感謝しております!」コレも初心に帰るかのチョイス。
ナゼならこの「Cassis Orange」はD_Driveの歴史の中で最も古いレパートリーなのだ。とにかく…
その他のライブもジャンジャン決まってきているので公式ウェブサイトをチェックしてね!
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Website
さて、Marshallのレコード屋さん「マーシャル・ミュージック・ストア・ジャパン」がオープンしました!
Marshall Recordsのバンドの作品を販売するお店。
よろしくお願いします!
Marshall Music Store Japanの詳しい情報はコチラ
↓ ↓ ↓
Marshall Music Store Japan