曾我泰久 Special Birthday LIVE~I'm 57 ROCK YOU <前編>
「一年の計はヤッチンにあり」…コレは皆さんのよくご存じのウチの家訓ですな。
今年も仕事始めは1月5日のヤッチンのお誕生日コンサートだった。
もうカメラを担いでコレに行かないと1年が始まらない。
今回も会場はヤッチンのホームと言っていいでしょう、日本橋の三井ホール。
「三井」の祖、三井高利は三重県松阪の出身ですからね。
興味のある方はコチラをどうぞ。
↓ ↓ ↓
【marshall Blog】私の松阪 (前編)
今回は海外からカワイイお客様をお招きした。
オーストラリアから駆けつけてくれたタリア・ルイスちゃん。
タリアは15歳なのにQueenの「Bohemian Rhapsody」は完璧に歌えるし、フランク・ザッパの「Muffin Man」を知っていたりして、やっぱり海外は違うわ~と恐れ入ってしまった。
「オーストラリアで一番のロック・バンドは?」と尋ねると0.58秒で「AC/DC!」と即答してくれた。
それだけじゃない、キチンと政治の話もできるし、戦争の勉強もチャンとしている。
学校でそういうことを教わるワケ。
果たして日本の16歳の少女がどれだけタリアと同じことができるか?
日本は「英語の早期教育」なんてことより、もっと大切なことを子供たちに教え込むべきなのだ。
ところで、タリアのお母さんは筋金入りのヤッチンやTHE GOOD-BYEのファンであるからして、タリアも知っている曲は「イエス、タカスクリニック!」とか言って一緒に歌って楽しんでくれたそうだ。
マジマンジ?今回はヤッチンの57歳をお祝いするステージ。
来年は「心機一転、58算でねがいまして~は」
再来年は「59ろうさんでありがとさん」
その次は「60電(ロック充電)還暦祭」
と来るワケだ。
ウソウソ、知りませんよ。
ヤッチン、お誕生日おめでとう!
以前からココに書いている通り、私はヤッチンと同じ学年で、2ヶ月ほどお兄さんなのです。
そして、ショウ・タイム!
ヤッチンのMarshall。
愛用のJVM410Hと今回のスピーカー・キャビネットは1960BV。
ヒロアキくんもJ愛器JVM210H。
それにキャビネットは1936を使用。
足元のようす。
元来ヒロアキくんの足元は少量のペダル類でスッキリしているんだけど、ヤッチンの時はややこしい。
それだけ仕事量が多いのだ!和佐田達彦
和佐田さんはEDEN。
今回はTerra Nova TN501ヘッドとD410XSTを2台ご使用頂いた。
ドラムスはファンキー末吉。
ファンキーさん、今カンボジアにいらっしゃるのかな?
モーリス・ジャールの『アラビアのロレンス』を思い出させてくれる大陸的なサビのメロディがいかにもヤッチンらしくて好き。
続いてストレートなロック・チューン、「21st Century」。
ヤッチンとベスト・マッチの'のっつ'のキーボードも全編を通して重要な役割を果たした。
初っ端はもう1曲続けて「Please Believe Me」。
これまたゴキゲンなドライビング・チューンで客席はもう大興奮。
今日もとびっきり爽快なドライブ感を弾き出してくれる和佐田さんと…
「明けましておめでとうございます。2日早いバースデイ・ライブにこんなにも集まって頂きましてありがとうございます。(中略)今年はソロ活動30周年に突入します。
いつもにも増して楽しい企画を展開していきたいと思います」
MCの時のヤッチンの手。たいていこうなってるよね。
「あって七癖」ってヤツ?
私はコレを「リズム」と呼んでいる。
人は何かをする時にこうして同じ動作をすることによってリズムを取ってるんだね。
リズムに乗れば仕事も調子よくはかどるワケ。
見てごらん、焼き鳥屋でも、ラーメン屋でも、経理部長でも、空き缶集めのオジサンでも…いい仕事をする人はみんなこの「リズム」を持っている。
「2曲アルバム通りに演ってみたいと思います」と4曲目は「Virgin Snow」。
「アルバム」とは、この日にリリースされた新作『SONG(S) COLLECTION 1990-2020 Vol.2』のこと。
今となってはなかなか入手しづらかった過去の作品を中心にリマスターした音源をコンパイルした一作。
いい写真がブックレットに使われてるよ~!
いつもありがとうございます!
軽快なポップ・チューン。
でもやっぱりサビのメロディはヤッチンだけのモノ!
Sourcesの美しいヴァイオリンの音色が足音ひとつない真っ白い雪のイメージを膨らませる。
そして、ヒロアキくんのギター。
ヴァイオリンの音色に負けない美しいMarshallトーン!
MCでの言葉通り、アルバムの曲順通りに「Stepin' Out」を披露した。
さらにテンポをアップさせて会場を盛り上げる。
「昨年は音楽が充実した1年でした。漢字1字で表すとしたら『音』でした。
THE GOOD-BYEの10枚目のCDを完成させるのが大仕事でしたね。
ソロの音とバンドとしてやっている音は違うんですね。新しい発見がありました。
10枚目のアルバムと、今DVDの編集が進んでいまして、今年発売になります。
そこでうれしそうにドラムスを叩いていた人を今年はスペシャル・ゲストにお迎えしました!」
ヤッチン、手、手!
いいリズム取ってます!
衛藤浩一
「おめでとうございます!
も~、家族みたいなモノですからね!ナニせ年間のスケジュールはぜ~んぶ『ヤッチン』って書いてありますから!
歌詞を用意して…と。
もうステージ前方は衛藤さんオーラに満ち満ちています。
「とっておきの1曲をバースデイ・プレゼントに歌ってもらおうと思います」とヤッチンが紹介した曲は「笑顔がICHIBAN」。
THE Good-Byeの30年ぶり、10枚目のアルバムから。
「花のお江戸」じゃない衛藤さん。
熱唱が満員の会場に響き渡ったよ!
ココからはもうひとりのスペシャル・ゲスト、野村義男さんも加わってThe Good-Byeコーナーで盛り上がった。
まずは「ちょっと待って」。
Sourcesの2人が華麗な舞で雰囲気を盛り上げる。ドラムスには衛藤さん。
本当にうれしそう!ヤッチンがギターを持ち替えてバラードの「LOVE」。
またギターを持ち替えて、「♪アカン、アカン」の「アカンBe Love」。
ココで『SPECIAL THANX』から離れてThe Good0Bye旧来のナンバーを2曲。
ヤッチンのギターでスタートするのは「祭り気分でTake a Chance」。
この頃はまさか三社祭りが延期するなんてことになるだなんてまったく想像していなかったね。
でも、この時から20日ぐらい経ってドンドンおかしな事になって来たんだった。
この曲では野村さんとのギターのカラミをタップリと見せてくれた。
もちろんファンの皆さん、大喜び!
人気のナンバーが飛び出して来てショウの中盤も大いに盛り上がった!曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com