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2018年8月22日 (水)

私のフランクフルト <vol.3:2008>

 

2008年、6回目のFrankfurt Musik Messe。

05_2ブースはほぼ前年と同じ。

10_3かつては1959だった巨大MarshallオブジェがJVM410Hに変わった。
当時JVMは新商品だったからね。

80_2レミー、ランディと、シグネチャー・モデルがフィーチュアされた。

660_2photo_from_20080315_021053ランディのモデル、1959RRはかなりセンセーショナルだったナァ。
取説に載っていたランディがルディ・サーゾに送ったハガキの翻訳をしていて楽しかったもん。
大学1年の時、『Blizzard of Ozz』でランディがブレイクして、短期間であったが、こんな天邪鬼の私でも入れ込んで、何曲かコピーした。
こうして思い出してみると、ランディは私にとっての最後のロック・ギター・スターだった。

660_photo_from_20080312_180309_2ケリーやザックのモデルも存在感を十分に誇示していた。

660_photo_from_20080315_021032この年もスゴイにぎわいだった。
コレ、何となくだけど列を作っているのね。
列は英語で「queue(キュー)」という。
イギリス英語ね。
イギリス人は「列」のことを間違いなく「line」とは言わず「queue」と言う。
The Kinksに「Who'll Be the Next in Line?」という曲がある。
レイ・デイヴィスが「失恋の列に次に並ぶのは誰だ?」と歌うナンバー。この「line」はアメリカっぽく演りたかったからだろう。やっぱりココを「キュー」と歌うとしまらない。

40_2広いスタンドをグルリと取り囲むようにして作られるキュー。
以前、初めて日本に来たイギリスに住むフランス人が地下鉄のホームでキチンと列を作って電車を待つ人たちを見てゲラゲラ笑っていたのを思い出す。
「こんなのパリでもロンドンでも見たことない!」って言ってた。
確かにロンドンの地下鉄には電車のドアの位置を示す印などない。そんなことより「Mind the Gap」と肝に銘じて電車とホームの隙間や段差に注意する方が絶対的に先決だ。
50_2ブース内の展示を見ているヤツがいねーじゃねーか!
キューの先にいるのは…

70_2ジム・マーシャル!
前年は体調不良で欠席せざるを得なかったが、2008年には復活を果たした。
関係者はみんな「Mighty Jim」なんて言ってたナァ。

60_2ケリーも。

80_2この年はスラッシュもサイン会を開いた。

90vコレはブースの裏通りのようす。
あ~あ~、ASがコッチ側に押し出されちゃったよ。
何度も書くけど、ASシリーズはヨーロッパにおけるアコースティック・アンプのベスト&ロング・セラーだ。

660_photo_from_20080312_180740この年はポールがデモ・ルームのステージに上がった。

100_2当然、毎回ルームから人があふれるほどの超満員だった。

110Musik MesseはNAMMほどプロ・ミュージシャンによるデモが盛んではない。
なので、ポール級の人が見れるとなるとかなりの大騒ぎになる。
でもね、ヨーロッパならではのミュージシャンのデモも散見されて、私なんかはヤン・アッカーマンとか地元ドイツでのウリの演奏とか…うれしかったナァ。
ジャズはダメ。

120ポールとは来日時のMarshallの手配なんかで以前からやり取りしていたが、この年はパーティや打ち上げなどで一緒になって楽しかった。

130この人はデモを演っていたワケではないが、ある方に紹介して頂いた。
誰だかわかる?
この太い腕!
この方はイタリアのArti E Mestieriのドラマー、フリオ・キリコなのだ!
高校の時大好きだったのでとてもうれしかった。

135こういうヤツね。
昔からのロック・ファンならきっとご存知のハズ。

Tilt 場所は変わって以前紹介したMarshallのスタッフの定宿のPark Hotelの前。

20_3ナンバーは「JCM800」。それに「M」の文字。
そう、コレはジムのベントレー。
ジムの最後の愛車だった。
「愛車」と言っても、まさかジムが運転するワケではない。
昔は以前の回にも登場したジョン・ケントというショーファーがいたのだが、年齢を理由に引退。この頃にはプロの運転手がイギリスから運転して来ていた。
かつてジョンに聞いたところによると、イギリスからは、ドーバー・トンネルを通ってフランス、ベルギーの一部を通ってドイツにはいるのだとか。
スゴイな~。
「地続き感」満点よ。「9時間ぐらいかかる」って言ってたかな?それに「ベルギーというところは本当に美しい」と言っていたのが印象的だった。
車は最高級だし、いくら運転しないとはいっても、ジムのようなご高齢の方にはさぞかしキツいドライブだったことだろう。

30_2ハイ、この年もシッカリ解体まで手伝いました。

140しかし、このイベント終了後の寂寥感ってのは何ともイヤだね。

150_2さっきまで大勢の人でゴッタ返していた会場にあふれていた話し声や楽器の音が「バコン」だの「ガタン」だのブースを解体する音だけになってしまう。

160_2写真は残っていないんだけど、この撤収作業が終わるとホテルのそばにある12時まで開いている「Leon」というイタリア料理店で打ち上げをするのが恒例だった。
この年はポールもその打ち上げに出席していたっけ。

170コレは別の日のザクセンハウゼン。

175「知らない」というので、ハドソン・ミュージックの社長を例のドイツ料理店、アドルフ・ワグナーに連れて行ってあげた。
アメリカ人もビックリの肉のボリューム!
ハドソン・ミュージックはドラム系の教則ビデオのメーカーね。
ロブはDCIの創設者でもある、業界では超有名な人。

180せっかくだから…と、2人で驚いてみた。
コレ、誰が写真を撮っているのかと言うと、ハドソンのヨーロッパのスタッフのロン・フライという人。
この人は子供の頃からロンドンのスタジオのメッセンジャーボーイをしていた人で、ブリティッシュ・ロック界においてメッチャ広い顔を持っているとのことだった。
だからアレよ。
まさに生きる「Old Grey Whistle Test」みたいな人。
最初はとっつきにくかったけど、慣れるとすごく親切な人だった。ケントのグレイヴスエンドというところに住んでいて、「今度カンタベリーに行くことがあったら絶対にウチに寄ってくれよ!」なんて言ってくれたけど、元気にしてるかナァ。
 
The Old Grey Whistle Testについてはコチラをご参照あれ。しかし…我ながらずいぶん書いたもんだナァ。⇒【Music Jacket Gallery】サマー・ジャケット特集 <中編>

190ロブとは2人でヴァイツェン・ビアを飲みに出かけたりして楽しかったナ。
フランクフルトの夜は更ける。
夜はなるべく外出しない。

Fn <つづく>

 

200
(一部敬称略 2008年 Frankfurt Musik Messeにて撮影)