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2017年8月 1日 (火)

松川純一郎 PLAYS ASTORIA

 
ま、言ってみたところでどうにかなるものでもないので、正直言いたくはない。
でも、いつも言っちゃう。
「早い!」
チョット前に108番目の除夜の鐘の音を聞いたかと思ったら、隅田川の花火大会も豪雨のうちに終わって、今日から8月だよ!
8月の浅草はサンバか…。
今年で36回目だって。
始まった時は「一体何じゃらホイ」と思ったけど、スッカリ定着しちゃったね~。
国際通りにまだ本当に国際劇場があった頃でね、キング・クリムゾンの初来日公演を観に行ったな~。
そして、8月といえばお盆だね。
東京は7月だけど。
コレなんで地方とひと月ズレているか知ってる?
アタシャてっきり何がしかの仏教の教えに則ってそう定められているのかと思ったらさにあらず。
東京と地方のお盆をズラすことによって、親戚演者を集まりやすくしているのだそうだ。
何だよ、最近の話なのか?!
…ということで今日は「盆」の話題。
ウソウソ!
さすがにMarshallとお盆は関係ない。
本当は「Vaughan」…すなわち、スティーヴィー・レイ・ヴォーンの話題だ。
ヤングギター誌8月10日売り号のダウンロード・コンテンツのひとつにスティーヴィー・レイ・ヴォーン風のチュートリアルが収録されているという情報。

10lo  
コレがその撮影風景。

20インストラクターはレイ・ヴォーン・スタイル・ギターの第一人者、松川純一郎。
以下、スティーヴィー・レイ・ヴォーンは「SRV」ね。

30vSRV風のプレイをするなら、ギター・アンプはかつてMarshallが手本にしたアメリカ製のブランドと相場がキマっていそうなものだが、松川さんはMarshall ASTORIA CUSTOMをご指名。

40Marshall Blogで何度も紹介した通り、松川さんは伊藤広規さんのKoki Tetragonのライブ・レコーディングでASTORIAを使用しており、大のお気に入りなのだ。

50vコレがそのASTORIAサウンドがテンコ盛りに収録されているKoki Tetragonのライブ・アルバム『The Classy Rock Gig』。

60cd_2ASTORIAにはコンボ・タイプとスタック・タイプがラインナップされているが、上の写真の通り、松川さんはコンボタイプのAST-1Cを愛用している。

70もう音作りはできているので、若干のカメラ・テストをしてすぐ本番。
ゼンゼン緊張していない感じはサスガ!…と思ったら緊張してたんだって!
丸っきりそうは見えない。80ブルージーなフレーズが次々に繰り出されていく。
ク~、わかっちゃいるけどいい音だな~。
SRVは後年、MarshallのMAJORなんかも使っていたんだってね。

90v監督と打ち合わせをしながら演奏するフレーズをキメて収録していく。

100実は私はSRVはゼンゼン門外漢でしてな。
商売柄あんまり言わない方がいいんだろうけど、Marshall Blogで時折触れている通り、私は大学に入った時分、すなわち1980~1981年あたりから急速にロックを聴かなくなり、20歳になると音楽の興味は完全にジャズに移行した。
それでも耳に入って来るロック系ギタリストの名前がふたつあった。つまり世の中がお熱だったギタリストたち。
ひとりは「イングヴェイ・マルムスティーン」。
そして、もうひとりは「スティーヴィー・レイ・ヴォーン」だった。
この2人ってスゴイよね。
アッという間に自分の音楽を広めて世界中に数え切れないぐらいのフォロワーを作ってしまった。
イングヴェイなんかは、そりゃテクニックはすスゴイけど、それよりも本当にスゴイのは、自分の音楽を確立して後進のギタリストに計り知れない影響を与えたことだ。
かつてベンチャーズがそうであったように、今の若手のシュレッド系はすべてイングヴェイの子供といって差し支えないだろう。
そして、ブルース・ロックの分野に目をやると、全く同じことがSRVに言えるのではなかろうか?

110vそれと…イングヴェイの方はわかるんだけど、SRVのようなブルース系のギタリストが大スターになるっていうところがまたおもしろいと思うんだ。
もちろん、コレはアメリカでの話ね。
日本発信でブルース・ギタリストがスター扱いされることはまずあり得ない。
ナゼなら、日本にはブルースのルーツが皆無だからだ。
アメリカもイギリスも「ブルース」を下地にロックを発展させたので、ブルースあるいはブルース・ロック系の音楽、それとそれらとかかわりが深い70年代のハードロックのような音楽が、時代を超えていつでも返り咲く機会がある…という風に私は見ている。
日本のロックのルーツはグループ・サウンズだからね(大二さんの受け売り)。
日本はクラシックもジャズもこれほど盛んなのに、こと軽音楽の分野に関して言えば、一般大衆はブルースに最も距離を置いているように感じる。
ま、私もどちらかと言えばそのクチなんだけどね。

120真剣にフレーズの構想を練る松川さん。
コワイぐらいの迫力だ。

130vホラ!
影がSRVになってる!

75v

冒頭の「お盆」は冗談にしても、「Vaughan」という名前だと誰を思い出す?
私ならSarahとRobert…以上。
この綴り、知らなかったら「ヴォーン」なんて絶対読めないよね。
「ヴォウグハン」か?
「Vaughan」という姓は、元々イギリス南西部の地域、Walesの姓なのだそうだ。
ケルト民族をルーツに持つWalishはケルト語の一派である「ウェールズ語」を長年使って来た。
英語が公用語として定着したのは18世紀のことだというから驚きだ。
それだけに今でもウェールズ語をルーツに持つ単語を交え、独特な英語が使われている…とか。
Marshallにもウェールズ出身の人がいて、「彼の英語が聞き取れない」と第三者に相談したところ「ああ、彼はウェリッシュだからね。オレもわからない時があるよ」…なんてことがあった。
で、「vaughan」というのはウェールズ語で「small」という意味を表すのだそうだ。

140次から次へと紡ぎ出されるSRV風のフレーズ!
この手のギター・スタイルを目指している人のはこの動画が最高の贈り物になることだろう。
  
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150vヤングギター9月号は8月10日の発売です。
  
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(一部敬称略 シンコーミュージックにて撮影)