原田喧太 Guitar Circus Vol.6
Marshall Blogでも過去に何回かレポートしている原田喧太の『Guitar Circus』。
2014年の公演が収録されてDVDにもなった。
あの時はジャケ写の撮影を担当させてもらったんだけど、もうアレから3年か!
そして『Guitar Circus』も今回で6回目。
早いな~。
そもそも私が喧ちゃんと初めて仕事をしたのが2001年に開催したZildjianのイベントの時だったから、もうかれこれ16年になるのか。
エ…、16年前ってアタシャまだ30代だったんじゃん!
ホントにこりゃアッという間に一生終わっちゃうな~。
「おばんです…」のひとことで始まった今回の『Guitar Circus』。
まずは喧ちゃんがソロでステージに上がった。
同じメンバーでイントロが「ノルウェイの森」になってる「Halleluja」。
チョット前に「ノルウェイの森」が「Norwegian Wood」の訳として適当ではない…なんてことが取り沙汰されていたネェ。
重箱の隅の隅をつつくような話に驚いたが、私はそういう話題はキライではない。
でも、ビートルズの音楽の最上の楽しみ方は、聴くことももちろんなのだが、歌詞の意味を把握した上で英語で一緒に歌うことにあると思っている。
その後に「Wood」が「森」か「家具」かを考えても遅くない。
自分も含めて日本人はビートルズの音楽を半分も楽しんでいるとは思えないのだが、この先、天変地異かなんかで日本人が英語を自国語のようにマスターして、英語を難なく聞いたり話したりするような時代が来た時、新たにビートルズのスゴさを知ることだろう。
もちろん、その時には「ツーマン」などというトンチキな和製英語は絶滅しているに違いない。
Tomoさんのことを「大好きなギタリスト」と紹介していたが、喧ちゃんはTomoさんと演奏するのが本当に楽しそうだ。
2010年リリースの『心ノ音』から「白い雨」。
決して少なくない数のお客さんが一緒に歌を口ずさんでいたのが印象的だった。
つまり、名曲なのだ。
そして、アコースティック・セットの最後を締めくくったのはPrinceの「Purple Rain」。
「さぁ~、皆さんロックンロールの時間です!」
しばしの休憩をはさんでステージに姿を見せたのはKATAMALI。
愛用のJVM410Hと今日は2x12"キャビネット、1936のコンビネーションだ。
さっそく飾り気のないプリミティブなロックが炸裂!
それがKATAMALIの魅力だ!
続けて「Criminal」。
フィンガーボードの上を縦横無尽に走り回る4本の指。
喧ちゃんのギター、絶好調!
ココでまたTomoさんと裕さんが合流する。
曲は松田優作の「天国は遠くの街」。
前の曲が終わったところで、「ノド、終わった…」なんて言っていた。
ここのところライブが10連チャン以上だったのだそうだ。
イヤイヤ、でもゼンゼン大丈夫。
この通り最後まで熱のこもった歌声を聴かせてくれた。
Tomoさんのフィーチュア・コーナー。
2010年のアルバム『Pure』から「Driving in Texas」。
当然、Tomoさんとの掛け合いで見せ場を作るよね~。
裕さんはもう何度も『NAONのYAON』でご一緒させて頂いている。
パーカッション・サウンドがすごく曲にマッチしていてカッコよかったな…。
よく歌うソロで観客の耳を奪う。
このあたりからステージは猛然と盛り上がり度を増していく。
曲は「The Good Life」。
ステージにの前面で英二さんが客席を盛り上げる光景はKATAMALIのステージのルーティン!
もう一発Tomoさんの人気チューン、「Just Funky」!
喧ちゃんもこういうの好きだからね~、ソロにも気合いが入っちゃうよ~!
Tomoさんとの共演でもう1曲。
ギターを持ち替えて 「Running Out」。
Tomoさんがステージを降り、KATAMALIに戻って庄太郎ちゃんがハーモニカを吹くのは「R&Rに溺れよう」。
コレよくできるよな~。いつも感心しちゃう。
喧ちゃんは「ノドがダメ」どころか、ますます鬼気迫る熱唱で観客を魅了した。
もちろんギターもバリバリ弾いた喧ちゃんだったけど、今回は歌の熱演がすごく印象に残ったな。
アンコール。
もう一回「Kyoto」を演奏したのだが、今度はメタル・バージョン!
ハードに迫るTomoさんは見ものだった。
次回はFlying Vで登場すること必至!
足立祐二!
ビックリ!的な…ウソ、リハの時にお会いしてるから。
曲はStevie Wonderの「Superstition」。
いつも通り独特のYOU節が炸裂!
この音と歌い回しはホントYOUさんならではのものだ。
当然ギター・バトルで盛り上がる!
アッという間に最後の曲。
いつも『Guitar Circus』の最後に演奏する曲…「生きてるうちが花なんだぜ」。
前も書いたけど、ホント年々この曲が心に沁みるようになってるわ~。
「♪生きてるうちが花なんだぜ~、花なんだぜ~」…やっぱ一緒に歌っちゃうよね~。
「オラ、スタッフも歌え~!」と喧ちゃんが指さした先で大声を出して歌ったのは…
BOOOOZEのギターの大貴くん。
今回も感動的なエンディングで充実の舞台を締めくくった。
喧ちゃん、ホントすごい熱演だったな~。
現在は大黒摩季さんのツアーで大忙し!
原田喧太の詳しい情報はコチラ⇒原田喧太Official Web Site