Marshall Blog: GRANRODEO 2015 G10 ROCK☆SHOW　RODEO DECADE DAY1 ＜後編＞

GRANRODEOの10周年を記念するコンサート『G10 ROCK☆SHOW　RODEO DECADE』、二日間のうちの第一日目のレポートの＜後編＞。
ところで、このコンサートのタイトルにある「decade」という単語。もちろん「10年間」という意味なんだけど、この言葉のどこに「10」という意味が入っているか知ってる？
そう、「deca」ね。ギリシャ語で「10」という意味。
「デカメロン」なんて聞いたことがあるでしょ。高校の時に「デカメロン」というアダ名の古文の先生がいた話を以前書いたことがあったが、こっちは「デカいメロン」という意味。
ホンモノのボッカチオの「デカメロン」は、イタリアのフィレンツェ郊外に集まった10人の紳士淑女がヒマつぶしに10日間の間に知っている限りの話を語るという設定。「デカ」は「10」で「メロン」もギリシア語で「日」という意味。したがって「デカメロン」は「10日間」ということになる。
ちなみにdl（デシリットル）の「デシ」もその仲間。

…なんてことは関係なしに興奮のソロ・コーナーが終了するやいなやKISHOWさんが再びステージに現れる。

今度はダンサーを大勢引き連れての登場だ。壮観！

『ヤッホー　ワンダホー』思い出すな。あの時は女性ダンサーじゃなかったけど…。

曲は「バラライ」。
10周年を記念した9月にリリースしたベスト・アルバムに収録されている新曲。

軽快なテンポと親しみやすいメロディはGRANRODEOのポップな魅力に満ち溢れている。
ダンスもバッチリ！

転換中、しばし映像を楽しんだ後はe-ZUKAさんとKISHOWさんの出張タイム！

フロートに乗って会場中を行進する。

曲は「僕だけの歌」と「チキン・ヒーロー」。
KISHOWさんファンの皆さんゴメンね。あまりにも会場が広いのでe-ZUKAさんを追いかけると、KISHOWさんは撮影できないのね。

再びダンサーが登場。

「ロンリーファイター」。コレもポップ感が疾駆するGRANRODEOらしい曲だ。

ここでKISHOWさん、ダンサーを引き連れてランウェイを闊歩！

ダンサブルな「Y・W・F」で会場が揺れる～！

曲は続けて「SEA OF STARS」。

富士急ハイランドではe-ZUKAさんがフルアコを持ってバリバリのジャズ・フレーズで固めたアコースティック・バージョンを披露してくれた。
今日はに～ぎやか～！

ひとしきり盛り上がった後、GRANRODEOの2人はセンターステージへと移動する。

しばし、トーク。
KISHOW「色んなことがあったけど、本当にこんな日が来るとはね～。本当に10年やって来たんだ～、感極まるね。10年間という時間の重みを感じます」
e-ZUKA「48になってこんなことやってるとはおもわなかった。でも、やめるワケにはいかない」…と10周年記念への感想を語った。
そういえば、チョット前までe-ZUKAさん、しきりに「♪あったかいんだから～」やってたのにね～。もはやそれもなつかしい。ホント、時の流れの速さに驚かざるを得ない。

定番のアコースティック・コーナー。
まずは「delight song」をしっとりと。

VALさんと瀧田さんが合流する。

曲はアコースティック・バージョンの「変幻自在のマジカルスター」。

当然（?）ステージがセリ上がる。

「セリ上がり」はGRANRODEOのトレードマークなのだ！いいな～一回でいいから乗っかってみたいな～。

みんなしてステージに戻っていよいよ終盤だ！

「カルマとラビリンス」のSEから「silence」。

今度は上手のVIP席に闖入！

ギャルたちも大よろこび！イヤ、どっちかっていうとe-ZUKAさんの方が大よろこびかッ?!

続けて「カナリヤ」。

今度はランウェイに出て弾きまくるe-ZUKAさん。

魅力的なサビを持つこの曲はコンサートのクライマックスにピッタリだ。

しかし、クライマックスにはまだまだ早い。

間髪入れずに「The Other Self」。

もうイントロだけで割れんばかりの大歓声が沸き起こる。

ナンカ、すごい瞬間にカメラを持って立ち会っているのを実感するな～！興奮するわ～。

ここで人気の「Go For It ”style EDGE"」。

もちろん「IGPX」で最高潮!!
コンサートのハイライトだ！

でもハイライトはココだけじゃない。

「modern strange cowboy」でブッ飛ばす！

もはや4人にとってはこのステージすら狭すぎるゾ！

VALさんもラスト・スパート！

本編最後の曲で締めくくる前に、ふたりからもう一度10周年の感動とファンへのお礼の言葉が述べられ、「今より先を」を演奏した。

以上17曲で本編を終了。
え～、17曲しか演ってない？ナンカその倍は聴かせてもらった感じの充実感だわ！

そしてアンコール。
ふたりともTシャツ姿で登場した。KISHOWさんは白。

e-ZUKAさんは「G10」印の黒。

アンコールの1曲目は「デタラメな残像」。

ギター・ソロでは華麗なタッピングが炸裂。

続いて「Rose Hip Bullet」。

ここでも華麗なシュレッディング。
めくるめくテクニックを使っていながらもあくまでも曲になじむソロを弾くのがe-ZUKAさん流。

「ダブル・アンコールも待ってま～す！」なんて言いながらアンコールの最後に演奏したのはホッコリと「HAPPY LIFE」。

以上の3曲をプレイしてアンコールを終えた。

当然これで終わるワケはなくダブル・アンコール。

曲は予想通りの「Can Do」！

お客さんも「Can Do」を待っていたかのような凄まじいレスポンス。

会場に銀テープが飛び交う。

これが正真正銘のクライマックス！
GRANRODEOの10周年だ～！

KISHOWさんのジャンプも鮮やかにキマった！

イヤ～、今回も面白かったな～。
GRANRODEOのコンサートはホント、「いいもん見たわ～」って気にさせてくれる。
KISHOWさんの声といい、e-ZUKAさんのギターといい、ロックに対する愛情と情熱が実にいい形の化学反応を起こしていると思う。
「Rock Show」の名に恥じない最高のエンターテインメントなのだ。