ライブイコーゼ Presents 「Amplifier vol.5」 <前編>~犬神サアカス團
80~90 年代に活躍したバンドやミュージシャンの情報を提供するウェブサイト、「ライブイコーゼ」主催のシリーズ・イベント「Amplifier」に犬神サアカス團が出演した。
犬神サアカス團は昨年10月にニュー・アルバム『ここから何かが始まる』をリリース。
バンド名の出自である寺山修司のイベントにも出演し、レコ発ツアーも大成功。
まさに「進撃の犬神」の様相を呈しているのだ。
会場は満員!
いつもの1曲目は「黒い花が嗤う」。
さっそくニュー・アルバム、『ここから何かが始まる』から。
15秒にも及ぶシンフォニックなキメに導かれて凶子姉さんが歌い上げる人生哀歌。
「♪恋人ができました だけど今朝死にました」…何て歌詞!
この歌詞を聞くといつもNazarethを思い出す。
不吉な予感満歳のハード・ドライビング・チューンはいつ聴いてもカッコいい!
PVも面白かったよね。
「今日はヘンなバンドばかり集まったイベントです。ヘンなのが好きな人は全部楽しめると思います」…とMCで自己紹介。
2005年のアルバム、『スケ番ロック』からタイトル・チューン。
目も覚めるようなストレートなハード・ロック。
凶子姉さんの巻き舌唱法で歌われる歌詞がベスト・マッチする。
しかし、「スケ番」って言葉も死語だな~。
今の若い人は聞いたこともなければ、何の略で、何の意味かも知らないでしょうな~。
コレもシンプルなハード・チューン。
しかし、犬神サアカス團を歌詞の意味がわからない欧米の人が聴いたらどう思うんだろうナァ。
こんなソリッドでハードなサウンドで、まさかこんなこと歌ってるとは思わないでしょう。
Alice Cooperなんてもんじゃないからね。今度、外人が家に来たら試してみよっと!
GSのような懐かしくやさしいサウンド。
こうした曲に凶子姉さんの美しい声が乗るのも犬神サウンドの魅力のひとつ。
後半のMCでは明兄さんフィーチュア。
「そうだね。ハロウィンだから無礼講だね」…でこの出で立ち。
似合ってる!…のはいいんだけど、ハロウィンは前の日でした!
近作『玉椿姫』から「虚像の誓い」。コレは配信シングル・カットされた。
オープニングSEのヤツね。
典型的な演歌タイプの犬神サウンド。
ジン兄さんのスラップで盛り上がる!
しかし、ジン兄さんのヘアスタイル、強烈だな~。
そして、情次兄さんのソロ!
2203って犬神サアカス團の曲によく合うな~。そう、犬神サウンドはチャンとした肉食系ハード・ロックだから。
伝統のロック・サウンドにはMarshallは絶対に不可欠なのだ。
明兄さんノッテるゾ!
「せっかくなので新曲をもうひとつ」と演奏したのは、ゴキゲンな犬神ツイスト「死ねばいい」!
「♪口にセメント詰め込んで、呼吸器官を完全にふさぎたい」…コレもかなりスゴイ。
この一節だけでも普通の歌ではお目にかかれない単語ばかり。
また、エイトビートに乗せた言葉のリズム(符割り)がすごく気持ちいいのね。
日本語が母国語でうれしいと思うロック・バンドのひとつ。
日本語がわかるばっかりにイライラしちゃうのは…「ありがとう」&「がんばれ」の草食系ロック。
止めどもなく疾駆するドライビング・ナンバー!ブリティッシュ・ハード・ロック、池袋で健在!
「♪でも本当はバカなんだろッ!」
スカっとするナァ~。
…と大盛り上がりで充実の8曲を演奏。この後、『ここから何かが始まる』のレコ発ワンマンがあったんだけど、犬っこの皆さんゴメンね、行かれなかったの。
また次回のMarshall Blogへの登場をお楽しみに!
犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁
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(一部敬称略 2015年11月1日 池袋手刀にて撮影)