LOUD∞OUT FEST 2015 <前編>
LOUDNESSとOUTRAGEが激突したイベントが『LOUD∞OUT FEST 2015』。
その超へヴィ級スペクタキュラーを体験しようと開場前からたくさんのファンが現場に結集した。
LOUDNESS、OUTRAGEの他にスペシャル・ゲストとしてSADSが登場することが決定し、さらにオープニングアクトとしてHER NAME IN BLOODがラインナップに加わり、世代を超えたメタルの大集会となった!
LOUDNESSの出番は50分。
ソロ・コンサートの半分以下の持ち時間だったが、会場の雰囲気もバツグンで素晴らしいパフォーマンスだった。
せっかくなので、Marshall Blogでは写真満載の2本立てでその様子をお送りしたいと思う。
出番を待つ愛器たち。
同じシェイプがキチンと並んで気持ちいい~。
HER NAME IN BLOOD、OUTRAGE、SADSと続き、LOUDNESSが登場!
客電が落ちるとともに暴発する歓声、得も言われぬこの雰囲気!
LOUDNESSのステージに接するたびに、子供の頃武道館で観た雲の上の海外アーティストのコンサートを思い出す。
またここのところオープニングSEに使われている「Nourishment of the Mind」が実にいい。
不気味なベースのメロディがジワジワと滋養を蓄えて今にも爆発しそうな緊張感を醸し出す。
世界がうらやむTakasaki Rig。これほど美しくラウドに、そしてヘヴィにギターを鳴らすセットアップは他にあるまい。
プリアンプがJMP-1。今回は5881を搭載していた時代の100W+100Wステレオ・パワー・アンプ、9200(現EL34 100/100)が鎮座ましましている。
私の経験から言って9200(=EL34 100/100)は全Marshallの商品中もっとも単位体積当たりの重量がかさむ厄介者だ。しかし、押しの強いサウンドとゴールドのゴージャスなルックスは他の追随を許さない。
一曲目は昨年発表した『THE SUN WILL RISE AGAIN』から「Got to be Strong」。
キタキタキタキタキタキタ~!
この音!
全音下げの6弦の響きが実にクリアで気持ちがいい!
アクセルレイトしてギター・ソロ!いきなり聴きどころ満載のスーパー・ソロだ!
会場が十分に温まっているせいもあってか、観る方も演る方もすさまじいまでのノリよう!
この日は何かこう、特別な雰囲気が漂っていたような感じがするんだよね。
それはナニかと問うならば…「愛」だね。
あんまり簡単に「~に愛を感じる」なんてことは言いたくないんだけど(言われるのはうれしい)、この時は会場にいる全員のヘヴィ・メタルへの「愛情」が、最上の素材を得て良い化学反応を起こしたとしか言いようがない。
必殺のギター・ソロ!
高崎さんの一挙手一投足に「タッカ~ン!」の大きな歓声が上がる!
高崎さんのアルペジオから導かれるのは『Thunder in the East』から「Heavy Chains」。
こういう3連のヘヴィなノリがとめどもなくカッコいい。ホント、こういう曲が巷で聴かれなくなって久しい。
ここでも高崎さん、入魂のソロ。どんなに激しく、荒々しく弾いても出て来るフレーズとサウンドは端正で美しい。
やっぱりスゴイ人ってどんなジャンルのいかなる曲をどう演奏しても絶対に汚く弾かないんだよね。
それがわかりやすいのはこうしたメタルやフリージャズのようなヘヴィな音楽だ。高崎さんがフリージャズを演奏してもきっと美しくギターを奏でるよ。
鐘の音が鳴り響いて…「The Sun Will Rise Again」。
最近作のタイトル・チューン。ハードでヘヴィな音世界の中のドラマチックな展開が素晴らしい。
この曲のPVは観てくれた?
まだの方はコチラをご覧頂きたい。
やっ~ぱ高崎さんにはフル・スタックがよく似合うじゃないの~!
それとこの最新のDVD『PRIME CUT』…コレもおもしろいでね。
以前、Marshall Blogでも紹介したけど、ご覧になってない方にはコチラもゼヒおススメなのだ。
ここまでが前半。
「エ~、もう折り返し~?」と思われるかもしれないが…そうなの。
でもね、コンパクトに詰め込まれてはいるものの、LOUDNESSの魅力が全開のスーパー・ショウだった。
まだ<後編>があるからね!
つづく
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS - Official Website