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2014年12月 3日 (水)

摩天楼オペラ~AVALON TOUR DAY at 日比谷野外音楽堂<前編>

ズッと先だと思っていたのに、早いものでアッという間にこの日になっちゃった。

摩天楼オペラの日比谷野音。
9月にリリースされたサード・アルバム『AVALON』を携えた全国16か所のツアーの千秋楽。
もちろん会場は超満員!

10オープニングは30人の合唱隊を背後に4人でインスト曲、「journey to AVALON」をプレイ。

1_img_0051 そして、ステージに摩天楼オペラのシンガーが登場し、5人が揃う。

20苑 ~sono~

40彩雨 ~ayame~

50燿 ~yo~

70悠 ~yu~
60
そして、Marshallに映ったこのシルエット…

80Anzi ~anzi~

100堰を切ったように日比谷の街に溢れ出す音の洪水!

30
「天国の扉」~「隣に座る太陽」…と、冒頭はアルバム『AVALON』と同じ展開。

110苑、MCの第一声…「クソ!最高じゃねぇか!」…なんて口の悪い!
「オレの歌声がこの空に吸い込まれていくんだよ!」と野音で演奏することの爽快さを隠しきれない。

130
でも本当にそういいたい気持ちがよくわかる雰囲気なのだ!

2_img_0269

「RUSH!」…

150「Psychic Paradise」と続き…

160『AVALON』にもどって「輝きは閃光のように」と「3時間」をプレイ。

170彩雨以外のメンバーがステージを降り、そのままキーボード・ソロへ…。
静まりかえった日比谷の夜空に響くキーボードの音色。スゲェ緊張感!暗めの照明と相まって幽玄の世界が目の前に広がった。

2_img_0218 めくるめくAnziのテクニック。

2_img_0186

でもやたらと弾き過ぎない。ギター・ソロが完全に曲の一部にドラマチックに溶け込んでいる。絶妙のバランス。それが摩天楼オペラのサウンド。
やっぱり「ロック」にはカッコいいギター・ソロは絶対に必要なんだよ。
なぜかって?それはね、「ロック」だからなんですよ。これしか説明できません。そして、これが最も適切な説明であることを若い人たちに理解して欲しい。
120v
そして、このMarshallの壁。コレでロックギターはパーフェクトになる。
昨日、イギリスBBCが制作したMarshallのドキュメンタリーをジックリ見たせいか、このAnziさんのMarshallに一段と萌えるわ~。
180
手前味噌にはなるけど、本当にMarshallの音楽の業績というものは空恐ろしいぐらい大きいことを再認識できた。
ロックを築いたあまりにも偉大なミュージシャンがこぞってMarshallを愛で、自分たちの音楽をクリエイトした。
ステージ上の彼らの背後には、必ずMarshallの壁があった。コレがロック・ギターの歴史なのだ。
そして、その延長線上にAnziがいる。
うれしい限りである。
2_img_0282

もう子供のころから何回見たことだろう…Marshallの壁は野音の大舞台にベストマッチする。
Anziさんも必ずやこのコーディネーションにインスパイアされていたハズだ。
140v
同じく『AVALON』から「Stained Glass」。

210鉄壁のリズム隊。もちろんオペラ・サウンドの要。

220v開演直前「もうゼンゼン大丈夫っスよ!」と胸を張っていた悠。その言葉に全くウソはなかった。

230「Jolly Rogerに杯を」…

190
得意のサオ回しがキマる!しかし、この光景!美しい!

240摩天楼オペラの詳しい情報はコチラ⇒摩天楼オペラOFFICIAL WEBSITE

250vここまでが中盤。<後編>つづく。

260(一部継承略 2014年10月18日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

***** お 知 ら せ *****

1993 年に出版され、当時もっとも詳しかったマーシャルに関する書籍『THE HISTORY OF Marshall(日本語未訳)』を、マーシャルの創業50周年を記念し大幅に改訂・増補して2013年に出版されたのが『THE HISTORY OF Marshall THE FIRST FIFTY YEARS』。

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そして、その日本語版がついに出来する!
レ アなアイテムを中心とした数百点にも及ぶ商品やマーシャルの歴史に名を残す重要人物のカラー写真(本邦初公開多数)、歴史的文書、ヴィンテージ・カタロ グ、販促アイテム、ミュージシャンや関係者の興味深い証言を満載してジム・マーシャルの波乱万丈の人生から、50年にわたって時代をロックし続けた名器た ちを立体的に詳述する。
マーシャル社が制作に全面的に協力したロックやギターを愛する者必携のマーシャル・バイブル!
なんて言うとカタっ苦しいけど、写真見てるだけでも十分に楽しいわ、コリャ!…という一冊。

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<内容>
ジ ム・マーシャル物語 爆音の父/Marshallサウンドの誕生/歴代のモデル(JTM45から新DSLまでを網羅)/スピーカー・キャビネット/50周年記念コンサート(コ レはマーブロが勝つな…/関連商品/Celestionスピーカーについて/マーシャル・シリアル・ナンバーの読み方…他、400ページ以上の充実したコ ンテンツ!

帯(腰巻)が付くとこんな感じ。

J_cover_with_belt アンプ大名鑑[Marshall編]
著 者:マイケル・ドイル、ニック・ボウコット
監 修:ワタシ
発 売:12月19日(金)
体 裁:B5判/並製/400頁強(オールカラー)
価 格:本体4,500円+税

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