【Marshall Museum Japan Open!!】<前編>~オープニング・セレモニー・レポート
祝!Marshall Museum Japan開館1周年!
早いものでもう1年!ちょうど1年前の5月3日には弊社Jonathan Ellery(ジョナサン・エラリー)社長も合流してミュージアムの開館を祝ったのだった!
各展示アイテムの解説の制作作業に開館の直前まで奮闘していたのを思い出すナァ。来る日も来る日も朝から晩まで色々な文献を読み漁り、イギリスのMarshallの友人に事実関係の確認を取って書き上げた。
その後、昨夏にはマー本『Marshall Chronicle』の取材で再訪。調べを進めていくうちに、さらに明らかになった事実も発見した。そのあたりは同書に詳しい。
Marshall Museun Japanのますますのご発展をお祈り申し上げます。
Shige Blog 2012年5月7日初出
柳井市。山口県東部に位置する人口34,000人の街。ハワイのカウアイ島の姉妹都市だ。
何と言ってもこの街の観光名所は国が「重要伝統的建造物群保存地区」に指定した「白壁の町並み」だろう。
1997年には映画『ときめきメモリアル』がここがロケ地に選ばれた。
それほどの長い距離ではないにしても古く美しい家並みが続くさまは圧巻だ。
また、名物の甘露醤油もうれしい。ここは有名な醤油蔵だ。
この醤油蔵を利用し、ライブも開催されている。
梁にぶら下がっているのは「金魚ちょうちん」という柳井の名物。冒頭の写真の駅前の風景の中にも見ることができる。
ここは何しろ魚がウマイ!とにかくウマイ!ヤケクソにウマイ!それをこの甘露醤油につけて食すのだが、ほんのり甘く深い醤油の味わいが、極限まで魚のウマさを引き立ててくれる。「日本人でヨカッタ~!」と心から思える瞬間だ。
そして駅前の通りを背にして少し行った角を曲がると、オオッ!見えるではないか!Marshallのあのスクリプト・ロゴがッ!
これがマーシャル・ミュージアム・ジャパンの全景。新しい柳井の名物だ。
本家マーシャルの工場にあるミュージアムを除き、世界に例を見ないマーシャルの博物館だ。
ポストもマーシャル。
去る2012年5月3日、オープニングのセレモニーが開催された。
セレモニーでは、会長、館長といったミュージアム関係者の挨拶の他、柳井市長をはじめ、近接の町長、地元商工会議所会頭が来賓として参列されお言葉を頂戴した。
デモンストレーションで参加してくれた石原SHARA慎一郎さんもご紹介!大歓声が湧きあがった!
2階&3階のマーシャル展示フロアに誘うレッド・カーペット、「Marshall Road」!
そして、イギリスから弊社のジョン・エラリー社長が参席。
このセレモニーに参加できたことを喜び、このミュージアムがマーシャルの遺産のひとつとして末永く発展することを望む…と挨拶した。イングランドの国花であるバラと柳井のシンボル、金魚ちょうちんのコラボレーションだ!
2階はマーシャルの専門展示スペースとなっている。
どれもがかつて『T氏のコレクション』として紹介されたアイテムだが、こうしてキチンと並べてみると、言葉にならないほど圧倒的な存在感を示す。
また、新しい情報やエピソードを交えた各アイテム毎の解説も楽しみのひとつとなっている…と、我ながら思っている。
ハイライトはこのJTM45コレクションということになるだろう。1962年のオリジナルJTM45、サンドイッチ、ホワイト・フロント、キッチン、等などレアなJTM45が勢ぞろい。
NARBやPark、CMIなどのノン・マーシャル・マーシャル(?)もスゴイ。
エラリー社長は地元メディアのインタビューに、サインに、記念写真にと大忙し!
マーシャル・ミュージアム・ジャパンの詳しい情報はコチラ⇒Marshall Museum Japan公式ウェブサイト
<中編に続く>
※「白壁の町並み」はミュージアム・オープン時の来訪とは別の日に撮影したものです。いくらイギリスのブランドの博物館だからといって、柳井はこれほどイギリスのように天気がコロコロ変わるような土地柄ではありませんのでご心配なく!
(一部敬称略 2012年5月3日 マーシャル・ミュージアム・ジャパンにて撮影)