Concerto Moon Dos a tres caids!~Concerto Moon 炎の三番勝負~<vs. UNITED>
人間椅子、EARTHSHAKERと続いていよいよ第三局を迎えたConcerto Moonの三番勝負『Dos a tres caids!』。
相変わらずのブッチギリ選曲でチョー豪快なステージをカマしてくれた!
まずはノンちゃんの機材チェッ~ク!今回、シリーズを通じてメインに使用したのは向かって左側の1967MAJORだ。200WヘッドMAJORの第二世代モデル。
アタッチメント類。ステージ袖にセットされている。以前には足鍵盤用のアンプが置かれていた場所だが、今日はそれがない。
で、足元はこれだけ。ディレイ…イヤ、エコー・チェンバーと呼んでおこう。そのオン/オフ・スイッチだ。これだけ。
コチラはステージ下手のマーシャル類。向かって右は耕作のベース・アンプ…といっても1959だが…。キャビネットはマーシャルではない。
その隣、向かって左側はキーボード用に使用された4100と1960A。そう、今日は5人目のメンバーがいるんよ。
ショウがスタート!
またいつもの通りメンバー紹介からいくゼイ!
島紀史!
長田昌之。
久世敦史。
三谷耕作。
1曲目は2008年発表の『After the Double Cross』から「Find the Key」。Concerto Moonらしい込み入ったギター・リフが印象的なアップ・テンポのストレートなメタル・ナンバーでいきなり客席大爆発!
2曲目は2003年発表の『Life on the Wire』のオープニングを飾った「Stranger」。
これもストレートなメタル・チューン…なんて言ってると今回は全部同じになっちゃうな…ってなぐらい密度の濃い体力を極端に消耗するようなタフな曲が並べられた。
今回、終演後の楽屋でのメンバーの憔悴ぶりはいつもより明らかに激しかったもんね~。こんな曲ばっかりやってたらそりゃボロボロになるわ~!
全部A面の1曲目みたいなヤツだからね。でも私は大賛成!よくさ、ものすごい人気のある人のコンサートでも予告で「今度は僕の知られていない曲を集めてみました」とか「シングルのB面曲をメドレーでお送りします」とかいうことになると、みんな一応「ヒュ!ーヒュー!」って歓声は上げるけど、顔はガッカリしてるもんね。
ライブはこれでよし!「Live」なんだから!「生」なんだから!イキのいい、人気のある曲を並べて聴かせるのはコンサートの絶対条件だと子供のころから思ってる。
3曲目も『After the Double Cross』から「30 Minutes into the Darkness」。
でもこれだけこの手の曲を並べるのは、演ってる方にしてみりゃタマッタもんじゃないですわね~。
今回のシリーズで存在感を一足飛びにデカくして見せた久世ちゃん!
「久世ちゃんじゃないよ、久世だよ!」という存在感!(スミマセン、これは何のことやら久世ちゃん自身にもわからないと思いますわ~)
「イデ~、釘ふんじゃった~」 普通の人はこんな顔するのはそんな時ぐらいなものでしょう。ノンちゃんはズッとそしていつもコレだからね~!
子供のころ、よく釘踏んだナァ~。最近はめっきり踏まなくなった。そういえば私の父は大工なんだけど、職業柄よく釘を踏んだ。私も学生のころはよく父を手伝ったもので、ヨコで釘を踏んでしまった父を見て驚いたことがある。釘を踏んでしまった時、プロはどうするか知ってる?足の裏の釘を踏んだ箇所を金づちでガンガン叩くのです。「ちょっと何やってんのよ?!」と父に訊くと「ん?治療」とか言ってた。もちろん、消毒作用にも何にもならないのだが、痛みは和らぐらしい。皆さんも今度釘を踏んだ時、試してみてください。
ノンちゃんのこの姿は何物にも代えがたいカッコよさがあるね!やっぱりノンちゃんの孤高のソロはConcerto Moonのハイライトだ。
1998年発売の『From Father to Son』から「Into the Fire」が続く。
久しぶりのキーボード入りのConcerto Moon。小池さんが離れてからもうずいぶん経つ。
4人編成になって、それはそれでまた違うConcerto Moonの魅力が発揮された。そして、キーボードなしのConcerto Moonにも慣れて鍵盤楽器の存在を忘れかけていた時にこうしてキーボードが加わるとまたおっそろしく新鮮なんだよね~。世界がガラリと変わった。
今日もスゴイよ~!耕作さんのベース!ホント、こういう音のベースって最近いないからね。マジでカッコいいわ~。
あまりにもヒート・アップしてしまい、舌での体温調節に入った長田ちゃん。ホント、鬼気迫るドラミング、まったく休む瞬間がない!
お~と!ノンちゃんも!ベロっとした!
「マネせんといてや~」と長田ちゃん!
そしてまるっきりペースを崩さないまま後半に突入!
「Angel of Chaos」、「From Father to Son」、「Climb Up」と新旧取り混ぜた選曲。
そして最新アルバムから「Savior Never Cry」だ。これは久世ちゃんが参加した初の同名のアルバムから。ふつうボーカルが変わってアルバムを発表すれば選曲はそこからが中心になるのが自然なのだが、Concerto Moonはそんなことしない。
すべてのファンを満足させることのみに集中するのだ!
最後は2002年のアルバム『Destruction and Creation』から「Change my Heart」。
ま~、最後の最後まで全員が怒涛の演奏で走り抜けたのであった!
さて、今年ももう後わずか、ということで、Concerto Moonの2012年最後のライブがもうすぐやってくる。
12月21日、会場は目黒鹿鳴館。Concerto Moonのふるさと的会場だ。今回はCONCERTO MOONからファンの皆さんへ「ありがとうの気持ちを込めて贈るファン感謝祭」という企画なのよん!「REQUEST OF THE MOON」 と題して、 皆様からの投票によるリクエスト上位19曲と最下位1曲を演奏しちゃおうという内容。歴史のあるバンドだからこんなことができるのね?
で、お越し頂いたお客様全員に、2013年発表予定の10thアルバム用のデモ音源(1曲)と演奏曲の順位表をプレゼントする。
さらに、この日会場では特製2013年Concerto Moonカレンダーを販売する。後日、通販も実施するかもしれないが、とりあえずは鹿鳴館での限定販売となる。来年はConcerto Moonと過ごしませんか?ナンチャッテ~。使用されている写真のほとんどを私が撮影しやした~。
下の写真はカレンダーに入っているオマケ。実際の商品はCDサイズで1か月1枚という構成。
それから、明日12月12日発売のマーシャル本『Marshall Chronicle』…世間では「マーボン、マーボン」と話題になっていますが(ナニ?なっていない?じゃ、あしたはマーボンに関する記事だ!)、ここでもノンちゃん大活躍されております。
コレ、私もかなりの部分で内容に携わらせていただきましたが、実はこっそりノンちゃんにも助けてもらったパートがあるのですわ。是非見てくださいね!
もろもろ頼むゼ!21日、目黒で会おう!
Concerto Moonの詳しい情報はコチラ⇒Official Website
過去の勝負の内容は以下↓
<Shige Blog> Dos a tres caids!~CONCERTO MOON 炎の三番勝負~<vs. 人間椅子:前編>
<Shige Blog> Dos a tres caids!~CONCERTO MOON 炎の三番勝負~<vs. 人間椅子:後編>
<Marshall Blog> Dos a tres caids!~Concerto Moon 炎の三番勝負~<vs. EARTHSHAKER:前編>
<Marshall Blog> Dos a tres caids!~Concerto Moon 炎の三番勝負~<vs. EARTHSHAKER:後編>
これにて三番勝負、う~ち~ど~め~!
(一部敬称略 2012年10月28日 渋谷BOXXにて撮影) 34