CLASSIC ROCK JAM 2012 <後編>
前半9曲を終えて大いに盛り上がっているCLASSIC ROCK JAM 2012。今年で18年目を迎えた名実ともに日本を代表するロック・イベントだ。野外で大騒ぎするのもいいけど、いいロックをイスにすわってゆっくり「鑑賞」する。まさに「原点回帰」の名イベントだ。
そんなに音楽に合わせて踊りたければダンパ(これは死語ですね?今はクラブっていうのか?)か盆踊りへ行けばいい。キチッと器楽演奏の鍛錬を積んだ芸術家たちの至芸を見る機会があまりにも埋もれすぎているとは思いませんかね?CRJはそうした正当な音楽や音楽の楽しみ方を教えてくれる(我々年寄には思い出させてくれる)素晴らしいイベントだ。(CITTA'もCLUBだけど…)
さて、CLASSIC ROCK JAM 2012の後半戦に移る前、これまたCRJ名物のプレゼント・コーナーだよ~!シート番号が抽選された札の番号とミートすれば豪華プレゼントがもらえちゃう。
このコーナーの担当はおなじみ東海林のり子さん。楽屋をご一緒させていただいたんだけど、明るくてかわいくて、とてもチャーミングなお方!いっしょにいて実に楽しい。
アシスタントでSHUSEさん、LEVINさん、それに後から呼ばれて恵子さんが加わる。
プレゼントのひとつ、恵子さんの似顔絵ポスター!よく描けてる?!こういうカリカチュライズは実におもしろい。
そして、弊社が提供させていただきましたマーシャル50周年記念限定ヘッドフォン、「MAJOR50」!
こういうヤツ。
左右の留め金には「Golden Jubilee」を示すゴールド・プレートで左側には「50 YEARS」…
「シャチョ~ッ!日本にはこんなにいいイベントがあるんスよ~!」と今回のCRJ用にイギリスの本社に頼んで送ってもらったんよ。
東海林さんが「今年創立50周年を迎えたイギリスのマーシャル社からヘッドフォンのプレゼント」とアナウンスすると会場は「オ~!」の歓声とともに「欲しい~、欲しい~」と阿鼻叫喚のマーシャル・ヘッドフォン欲望地獄!…そりゃオーバーか。でも、皆さんによろこんでいただけて鼻タ~カダカ!うれしいです。
で、今回はアラ不思議…ナゼか引く札、引く札、み~んな2階席。こんなことってあるんだね~。
さて後半、バックがまた変わる。
ベースは満園庄太郎。かれもこのイベントの看板ベーシスト。
ドラムは宮脇JOE知史。カッコいい~!
キーボードが高梨康治に変わる。このバンドをバックにボーカルに大槻ケンヂ、小野正利が登場。Syu、K-A-Zが務める。
そして、坂本英三登場!待ってました!
ギターにSHARAさん!ホッとするわ~。今日もご覧の通りJVM410Hを使用。キャビはMF400B。
曲はRAINBOWの「Man on the Silver Mountain」。「銀嶺の覇者」ってヤツやね。まるでジャン・クロード・キリーかトニー・ザイラー。初めてこの曲を聴いたとき、「お、ナンダこりゃ?何て読むんだ?」とドキッとした、子供だったからね。
えいぞうさんにピッタリな曲だな。
SHARAさんの分厚いマーシャル・サウンドさく裂!やっぱ、ハッキリいってこういう音楽は、マーシャルだってば!
2曲目はVAN HALENの「On Fire」。「On Fire」といえば個人的には完全にBarney Kesselなんだけど、VAN HALENのもいいもんだ!
えいぞうさんのものすごいエキサイティングぶりに大盛り上がり!えいぞうさん、突然倒れてくるからうまく撮れなかった!でも、エキサイティングぶりは十分伝わるでしょ?!
バンドはそのままでいよいよトリのボーカリストを迎える。
ギター、石原SHARA慎一郎。
ドラムは宮脇JOE知史。
ベースは満園庄太郎。加えて高梨康治のキーボードともうひとりのギターにK-A-Z。
トリはデーモン閣下!
曲はJOURNEYの「Who's Crying Now」。
この日、恵子さんのHEARTに続く2曲目のバラード。ジックリと歌いこむ閣下。
それにしても閣下のMCは楽しいナァ。
そして、ガラリと雰囲気が変わって「移民の歌」。しかし、「移民の歌」って変なタイトルだナ、今考えると…。でも原題が「Immigrant Song」、つまり「移民」と「イミ(ン)グラント」でシャレになってるんでしょ?エ、「意味」わかんないって?スミマセン、今考えました。
それにしても、この曲もいつの間にか、ロックを代表するような存在になった感じがするネェ。
そういえば、ウチの子なんか小さい時、すっかり王様の曲だと信じてたからね。「さ~むい国からやってきた~」ってよく歌ってた。
やはりこのあたりのネタがシックリ来るよね~!
SHARAさんだけでなく閣下も水を得た魚のように「♪ア~ア~」を決める!
猛然とソロをブチ込むSHARAさん!
閣下はドラムの腕も披露!しかも歌いながら!
アンコールはもちろんCRJ名物「Rock'n'Roll」。閣下が「長いアンコール」と呼んでいるヤツ。全員参加、全員12小節のソロまわしだ!
そしてドラムソロまわしでしめる!
宮脇JOE知史!
LEVIN!
今回も楽しんだ~。
やっぱりこうして続けることって大切だ。何年も何回も続けることによって「定番」とか「名物」が生まれてくるからね。回を重ねるとますますお楽しみが増える。
今回18曲中、60年代の曲が2曲、70年代が8曲、80年代が同じく8曲。ま、個人的にはもっと70年代にスポットを当ててもらいたいような気もしますが…ア、言っちゃった!たとえば「そんなに知られていない曲まだまだいっ ぱいあります。なんたって70年代はロックの頂点をなした黄金の時代なんですから!あの感動を次世代に教えてあげようよスペシャル!」みたいのどうですかね?ちょっと長い、タイトル?選曲会議でもあれば呼んでもらいたいナァ~。
それと、このイベントはいつも時間厳守でうれしい。絶対ダラダラやらない。巻くことはあっても、よほどのトラブルがない限り押すことがない。これは立派です。やっぱり、こういうとことろ、お客さんを楽しませようというサービス精神に根付いているのではないかと信じている。
あと2年で20周年。25周年、30年と続いていって欲しい。あ、ネタは変えないでね!
CLASSIC ROCK JAMの詳しい情報はコチラ⇒CLASSIC ROCK JAM OFFICIAL WEB SITE
(一部敬称略 2012年10月7日 CLUB CITTA'にて撮影 ※本ブログにはご本人の了解を得た方のみご登場願っております。) 23