BERED:BUZZ FACRORY~Let's Rock As One vol.24~
初めてお邪魔した『BUZZ FACTORY』というイベント。
5つの国際色豊かなバンドが集まって自分たちの音楽を思う存分発信したゴージャスなショウだった。
まず最初にステージに上がったのはフランスから「THE FRENCH TOAST」。
パリが熱波で大変なことになっているねェ。
続いてアメリカがその熱波で苦しんでいるとか。
でも「日本は涼しくて助かった!」なんて言っていられない。
もうすぐ我々の番がやって来るからね。イヤだナァ。
パリでは景観の保護を目的に法律でエアコンが設置できないという話を聞いたが、それはあまりにも辛いよナァ。
Aurelien(オレリアン)
Lucas(ルーカス)
Guillaume(ギョーム)
Stefan(ステファン)
「日本人が知らない、でもフランス人が好きなフランスの曲のカバー」に取り組んでいるチーム。
とても良いことだと思います。
そこに加わったのがサラ(Sarah)。
なるほど「オー・シャンゼリゼ(Les Chams-Elysees)」なんかを取り上げていた。
ま、コレは多くの日本人も知っているだろうけど…。
バラエティに富んだレパートリーでとても楽しいステージを聴かせてくれた。
転換の間、しばし休憩。
何の努力もしていないので当然なんだけど、しかし…読めんなフランス語は。
キーボーズ方のファースト・ネームの「Guillaume」なんてローマ字感覚で読めば「ギロウム」ぐらいになってしまうのが必定だろう。
でも知っていれば簡単…「Guillaume(ギョーム)」というのは英語圏で言うところの「William」なんだよね。
「William」はスペインでは「Guillermo(ギジェルモ)」、イタリアでも「Guhlielmo(グリェルモ)」となる。
11世紀にイングランド王国を征服してノルマン朝を開いた「征服王(Willan the Conqueror)」こと「ウィリアム1世」はフランス名の「ギョーム」と呼ばれていたんだよね。
とにかく読めない言葉は当然口にすることもできない。
フランスのロック・バンドといえば…Gong、Magma、Zao、Tai Phong、Atoll、Heldon、Pulserなどなどプロッグ・ロック系に個性の強い猛者が揃っていてなかなかにオモシロい。
1978年、私が高校の時に「日本フォノグラム」が「Rock Super Collection」というシリーズを展開して、その中にフランスのバンド「Ange(アンジュ)」の1974年の『Au-delà du délire(放題は「新ノア記」)』という作品がラインナップされていた(下の写真)。
「アンジュ」たって「森鴎外」じゃござんせんよ。
どうしてこのアルバムを買ったのかは覚えていないが、おそらく石丸電気のレコード館のロックのフロアで流れていたのを耳にして気に入ったのであろう。
当然歌詞はフランス語。
コレがヒックリ返るほどオモシロかった。
普段、英語の歌詞の曲に慣れ切っているので、ロック・ビートに乗せて歌うフランス語の音がナニをどう聴いてもキテレツにしか聞こえないのだ。
そのアルバムの中に「Si J'Etais Le Messie」という曲が入っていて、「救世主だったなら…」という邦題が付けられていた。
コレ…読める?
音としては「シジュテリミッシ」という風に聞こえる。
よほどこのアルバムが気に入ったのか、私はこの「シジュテリミッシ」を40年以上の間ズ~っと覚えていた。
そして7、8年前、山谷の居酒屋で隣り合わせになったフランス人姉弟と意気投合し、その後も彼女たちが古着の買い付けで来日するたびに一緒に食事をするようになった。
そこである時やってみた…「シジュテリミッシ」を。
自分としてはAngeの音源を思い出してかなり流暢に発音したつもりではあったのだが…テコでも通じなかった。
英語に変換して意味自体は伝わったものの、40年以上もの間温めていた私のフランス語は完全に粉砕されたのであった。
はい、ソロソロ次のステージの準備ができたようだ。
「BEREDです!よろしくお願いしま~す!」
この日、2番手で登場したのは「BERED」。
昨年の11月に初めて拝見して一発で気に入ってしまい、今回Marshall Blogには2回目のご登場となる。
REINA
LUIS
JIN
NAOTO
MATTHEW
早速JINさんのソロが飛び出してきた。
JINさんはMarshall。
「DSL100H」と「1960A」を使用。
「まだまだイケますか~!」
ダイジョブ、ダイジョブ、まだ始まったばかりだから!
ジャンジャンやっちゃって!
続いては「Bad Boys' Beats」。
このドスドスと迫って来る独特のグルーヴがいかにもBEREDらしい。
そしてこのコーラスもBEREDの大きな特徴。
ものスゴイ一体感なのだ。
LUISさんのソロもバッチリとキマった!
「BEREDです。よろしくお願いします!
普段は東京を中心にライブをしているロック・バンドでございます。
最近ほとんどの出演者が海外の方っていうイベントが多いんですよね。
『ワタシニホンゴハナセマセン』ってやったらわかんないも?
MCが日本語の方がいいと思う人います?…誰も手が上がってないよ。
スパニッシュは?(お客さん:イエ~イ!)
英語よりスペイン語の方が多かったですね。
ヨカッタ~、ご縁に感謝します。
私ももっと勉強しないと!」
♪Una poca de gracia Pa, mi oatina Y arriba, y arriba
Yo no soy marinero…なんてね。
へへへ、実は私はリッチー・ヴァレンスの「La Bamba」なら全部原語で歌えるのです。
ナンのことはない、昔、長野のパブでハコバンをやっていた時に私が歌を担当していた1曲なのです。
ファンク・ストラミングと…
メロディのギターのアンサンブルで始まる3曲目は「Do Not Call Me」。
REINAちゃんが悲しげなメロディを情感豊かに歌い上げ…
その歌声に呼応するJINさんのソロが哀愁のメロディを紡いだ。
雰囲気が替わってMATTHEWさんがゴキゲンなロック・ビートを繰り出すと…
ヘヴィなリフが加わる。
BEREDのキラー・チューンのひとつ「Back to the Action」だ!
NAOTOさんが出す低音がバンドをグイグイとドライブさせる!
疾駆するバンド・アンサンブルに乗ってREINAちゃんがシャウト!
前回初めてBEREDのステージを拝見して最も印象に残った曲かな?
ナンカこう…うまく言えないけど独特ですごくいいんだよね。
「♪Back… back to the action!」
客席に向かってマイクを向けるREINAちゃん。
もちろんレスポンスは上々!
LUISさんと…
NAOTOさんのコーラスがココでも大活躍。
JINさんのギターをバックにしたREINAちゃんの歌で曲が始まるのは「Wanderer In The Wilderness」。
ストレートなローク・ビートに乗って展開するマイナー・チューン。
キャッチ―めなサビのメロディがとても印象的だ。
そしてギター2人が向かい合った!
ソロのリレーから…
スリリングなギター・アンサンブルへと続けて曲を大いにドラマティックに彩った。
MATTHEWさんが吹くホイッスルが場内に鳴り響く。
これまた他とは異なる3連のリズムでグルーヴするのは「So Lucky Man」。
NAOTOさんとJINさんのギターの掛けあいをバックに…
REINAちゃんがイナセな歌を聴かせてくれた。
「♪Lucky, lucky!」
凝ったバンド・アンサンブルのパートを経て最後まで曲は軽快に過ぎていった。
「ありがとうございます!なんとかココまで来れたかな?
ココまで結構ロックなナンバーをお送りしました。
すべてオリジナル曲となっております。
実はバラードもございます。
騒いでるだけの曲もいいんですが、ココでしっとりと…照明も落としてもらえるとうれしい感じです。
暗めでピンスポみたいな感じでお願いします」
と、本番中にREINAちゃんが照明の指定までして臨んだバラードは「Thinkin' About You」。
テンポを落とした神妙なパフォーマンスで観客の耳を奪う。
バラードといってもグっと1本芯の通ったスロー・ナンバーだ。
こうした曲調には泣きのギター・ソロが付き物だろう。
感情をタップリと込めて歌い切ったREINAちゃんに客席から大きな喝采が送られた。
BEREDの『BUZZ FACTORY』も残すところあと1曲。
ライブの告知をして…
「ラストはす~ごく、ス~ゴクス~ゴク楽しい曲で終ろうと思います!
ありがとうございました!」
ルパートのREINAちゃんの歌い出しから…
「ス~ゴクス~ゴク楽しい曲」とは「Burning」。
問答無用のドライビング・チューン!
楽しくないワケがない!
NAOTOさんのベース・ソロも飛び出した!
本日最後のシャウトに…
客席の反応も大エキサイト!
コーラスや…
ギター・ソロもテンコ盛りで…
BEREDの魅力が燃え上がった!…要するに「Burning」ね。
イヤ~、よう盛り上がったわ~。
ロック度満点のステージは素晴らしいのひと言だった!
「どうもありがとう!」
大きな歓声を浴びながらBEREDの5人はステージを後にした。
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