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2026年7月

2026年7月17日 (金)

YETI VALHALLA~ROCK FOREVER

もうMarshall Blogではスッカリおなじみの「Yeti Valhalla」。
2026年6月6日…コレ、悪魔の皆さんだったら大喜びだったな…しかも6つのバンドが出演する『ROCK FOREVER』というイベントにお邪魔してきた。10v屋台村のようす。
品揃えがドンドン増えてきているようだ。20会場でオリジナルTシャツを着ている人も俄然多くなった。
30主催者であるYeti Valhallaはトリでの登場。40会場はギッチギチの超満員。
おかげで思うような写真が撮れやせん!
ま、写真を撮るためにライブをやっているワケではないことは百も承知はしているのだが…。
まずはいつも通りのヤツ。
「♪オ~オ~オオ」
Yeti Valhallaのライブのオープニングの儀式とでも言うべきお客さんとのコール&レスポンスだ。50そしてキラー・チューンというかテーマ曲というか「Party Tonight In Valhalla」がスタート。
この鉄壁のルーティンで即座に会場が「ヴァルハラ」と化すのだ!60Adam Jang70v山路けーじぇい清司(以下「KJ」さん)80v多時(Taji)90v2曲目は「Obliteration」。100多時さんの鋭いツーバスが鳴り響く。110v猛シャウトするアダム。
この声が曲調にベストマッチ!120vヘヴィなバンド・アンサンブル・パートからワウワウ・ペダルを踏みながら深めにディレイをかけたギター・ソロへと突入。130アダムはもちろん今日もMarshall。
「JCM900 4100」と「1960A」の他、写真には写っていないが(撮れないのよ!)、「JCM2000 DSL100」も使用した。140vもう「ロックのカタマリ」のようなハード・チューン。
それだけにアダムは最近この曲のビデオを制作した。
ちなみに「obliteration」は「消滅」とか「抹消」が本来の意味で、現代では「記録や記憶、都市などを跡形もなく完全に消し去る」という意味を持つ言葉として使われている。150vココでもお客さんとコール&レスポンス。
お客さんもアダムのパワーに負けていないからね。160KJさんも「♪オ~オオ!」180v打てば響くようなお客さんの反応がとにかくスゴイ。
「ホイホイ」と客席がにバンドをアオっちゃう。
心からYeti Valhallaのショウを楽しんでいるのがわかるというものだ。170アダムのすさまじいシャウトから…「Cowboy Shit」が続く。
しかしスゲエ声だ。
まさにロックを歌うための声。
ホントにカッコいい。
245「Cowboy」といえば「テキサス」。
アダムには「Texas Tornado」というカッコいい曲があるのだが今回も取り上げられなかったのが残念!
しかし「Cowboy Shit」のギター・ソロはまさにHoly Shit!(失礼)210vアダムのギター・ソロ・コーナー。
まずはア・カペラでボトルネックを使ったアーシーなプレイを聴かせる。220そしてディレイやワウワウ・ペダルを使ったタッピング・プレイで思う存分弾き込むと…
「♪My brothers and sisters」とギターと交互にシャウトして客席をアオった。
ここは大きな見どころだよ。240vアダムのタッピング・フレーズと…230ベース…260vドラムスがトリッキーなキメで入り込んで来て「We Are One」。270vハードな曲調にココでもアダムの歌声が冴えまくる!280vこのあたりの濃厚な流れはショウのハイライト的なパフォーマンスだった!250次のMCではアダムがメンバーを紹介して…290いかにもYeti Valhalla調のハードな「Brutalizer」。
190KJさんのベース・ソロも飛び出した!310vアダムは再びボトルネックを装着して押しの強いソロを繰り出してくる。320v曲が終わると場面が替わり、アダムがソロで愛らしいメロディを奏でる。330多時さんがバスドラムで「ドコドコ」とアダムのギターに合の手を入れると…450v曲は「Speed Demon」へ。
460そのタイトルから容易に連想される超ド級のハード・チューン!470vツーバスの連打が炸裂し…480v重低音がウネりまくる。118a01833人の重厚感あふれるパフォーマンスが客席を圧倒して本編を終了した。500vアンコール。
まずはアダムのギター・ソロ。510これまでアンコールでは「Voodoo Chile」や「Cocaine」といったロックのスタンダードを取り上げてきたが今回はオリジナル曲を並べた。
まずは「Lucifer Rising」 。520vそして「Thunder Child」。
530今回もロックが本来持っているような熱気に満ちた演奏を聴かせ…540今回もますますファンを増やしたことは間違いないであろうYeti Valhallaなのであった!550Yeti Valhallaの詳しい情報はコチラ⇒Yeti Vsalhalla Official Website560上で触れたとおり、「Obliteration」のビデオが出来し、好評を博している。
ゼヒご覧あれ!
 ↓  ↓  ↓

 200_2(一部敬称略 2026年6月6日 四谷OUTBREAKにて撮影)

2026年7月15日 (水)

米山大輔のザ還暦ロック~BAD SCENE&FLOWER-CHILD

今回のライブ・レポートは町田から。
町田はウチから遠くてネェ。
よほどのことがない限り足を向けることがない。
今まで生きてきた中で恐らく10回は行っていないのではなかろうか?
イヤ、今回で10回目ぐらいかも。
そんなに滅多に行かない場所にはるばるやって来たのは大切な祝儀があったから。
現場は初めてお邪魔する「The Play House」。10入口に飾られていた祝い花。30vこの日は「ザ還暦ロック」と銘打ったギタリスト「米山大輔」の還暦を祝うイベントだった。
出演は大輔さんのギタリスト人生で関わってきた8組の皆さん。
そのウチの2組のステージのもようをレポートする。20vひとつは1992年に日本クラウンからメジャー・デビューした「FLOWER-CHILD」。
最近は「メジャー・デビュー」なんて言葉を耳にすることも滅多になくなったが、「1990年代前半」ということであればそれは大変なことだった。40川上真樹(以下「マッキーさん」)50v曽我"JETTSOUL"将之60v佐藤浩一70vそして本日の主役、米山大輔。008a0676相変わらず伸びやかな歌声のマッキーさん、Marshall Blogへは久しぶりのご登場。90vそのマッキーさんの歌をフィーチュアした明るく楽し気な曲がバンバン飛び出してくる。
ステージ前方で暴れまくる2人のイキはピッタリだ。008a0680 ボトルネックも披露した大輔さん。
その図太いギター・サウンドを出しているのは…100もちろんMarshall。
ヘッドはJCM800シリーズの「1959」。
キャビネットは「1960A」。110v大輔さんのトレードマークの花柄の1959。
実にいい感じだ。
大輔さんはコレをジャンプして使用している。120マッキーさんがフラット・マンドリンを提げて歌う「Hey! Hey ! Hey!」。130FLOWER-CHILDのファースト・アルバムのタイトル曲。
コレが実にカッコよかった!140タイトで…160フレキシブルなリズム隊をバックに…170マンドリンが効果的に使われて…150大輔さん猛ハッスル!…という寸法で徹頭徹尾にぎやかなステージだった!180v去年の9月ぐらいだったかな?
夜、秋葉原のあたりを車で走っていると、大輔さんから電話が入り「来年の5月30日は空いていますか?」とお尋ねになる。
そんなに先の予定は入っていないことを伝えると、その用向きを説明してくれた。
「ボクの還暦祝いのイベントでBAD SCENEをやるんですよ!」
「おお!それは楽しみだ!」
とお誘いを受けて、アッという間にこの日がやって来た。
そもそも大輔さんと知り合ったのは2015年3月に開催された『RHYTM FEAR』というイベントの時のこと。
大輔さんが登板した「BIG☆X PROJECT」というチームのもうひとりのギタリストが杉山勝彦、ドラムスが三根生啓の元BAD SCENEメンバー両氏だった。
その後、大輔さんとは昔のBAD SCENEの音源を交換したりして仲良くさせて頂いてきたというワケ。190vこの日の屋台村のようす。
マッキーさんのアイテムや…
200大輔さん関連のアイテムが並んだ。210そして、「BAD SCENE」がトリでステージに姿を現した。
オープニングは「Machinegun Gig」。
 
BAD SCENEについては過去2度にわたるMarshall Blogの記事で私の思い出を絡めて詳しく言及しているので今回は細かくやらない。
代わりにその2つの記事をリンクしておくので是非ご覧ください。
   ↓    ↓    ↓
①RHYTHM OF FEAR <前編>~BIG☆X PROJECT
②杉山勝彦校長の「かっちゃん感激‼︎」還暦ライブ!~BAD SCENEを見た!220金子光則230v杉山勝彦240v三根生啓250v以上の元のBAD SCENEのメンバーに加え…
 
FLOWER-CHILDから引き続き登板した曽我"JETTSOUL"将之。260vそして本日の主役、米山大輔。270v共演を重ねているだけあってノッケからギター2人がピッタリとイキの合ったところを見せる。280曲が終わるやいなやお待ちかねだったお客さんたちから大きな歓声が沸き上がった!290コレは上の屋台村のところでチラリと紹介したBAD SCENEの新しい3曲入りのCD。
この日、限定で販売された。
3002曲目はそのCDから「No Where」。
曽我さんのヘヴィなベースで曲はスタート。320その低音が三根生さんのドラムスと抜群のコンビネーションを見せるミディアム・ファスト・チューン。330v金子さんのパワフルなシャウト!340vギター2人のソロがそれぞれフィーチュアされて…350ゴキゲンなことこの上なし!
元来「ロック」という音楽はこういうモノを指す。360「♪No where」のコーラスもとても印象的だ。370「サンキュー!
今日は…大輔、60歳だって?
大丈夫、大丈夫。オレ72歳だから!
ドンドン近づいてるね~」
大輔さんが金子さんと知り合ったのは14歳の時だそうだ。
私が小岩の「音曲堂」のホールで初めてBAD SCENEを見たのは1978か1979年…16か17歳の時だった。
私の方が少し早かったのね?…歳を取っているから。
高校生だった私もこの時出演させてもらってUFOのコピーを演った。
チョット記憶が曖昧なのだが、かつて「オレたち『浦和のツェッペリン』じゃなくて『世界の是夢』を目指しているんだ」というキャッチ・コピーでヤマハの広告に出ていた「是夢」という浦和のトリオ・バンドも出演した。
是無はこの時はシンガーを加えたカルテット編成になっていたが、「ラスト・パーティ」という曲や「Dr.ペッパーのナントカ」という曲を演奏した。
コレがとても良い曲だったんですよ。
我ながら50年も前のことをよく覚えていると思うが、ホントにロックが好きだったんです。380v_2 続いて杉山さんが奏でるリフで始まった曲は1981年にシングルでリリースされた「SAHARA」。390v今でも大切に保管しているシングル盤。
発売されてすぐに買った。455シングル・レコードが目の前でそのまま再現されて…400杉山さんのソロが続く。118a0537 杉山さんももちろんMarhall。
「JCM900 4100」と「1960A」。
昔、杉山さんが使っていたMarshallは「1987」のハーフ・スタックだった。
今でいう「1987X」と「1960AX」。
「アンプのナチュラル・ディストーションで弾きたいので50Wのモデルにした」…という話を新宿ロフトかどこかで高校生の私にしてくれたように記憶しているが、その時に話の意味を理解していたかどうかは記憶にない。
その後、そんなヤツが30年近くMarshallでメシを食って来たんだから世の中恐ろしい。440v三根生さんのドラムスが裸になって…460v「♪Sail on burning sand」450_2「♪Keep on looking for the promised land」と客席とのコール&レスポンスが展開した。430「Sahara」は私が覚えている限り、シングル盤が出るまで一度もBAD SCENEのライブで耳にしたことがなかった。
要するに当時の新曲だった…ハズ。
で、その新曲のタイトルが「サハラ」と知った時に真っ先に頭に浮かんだのがコレだった。
『サハラ戦車隊』という1943年のアメリカ映画。
原題は『Sahara』。
ハンフリー・ボガートとその仲間がオンボロ戦車の「ルル・ベル号」とともにサハラ戦線でドイツ軍に立ち向かう話。
水がなくて、水がなくて…観ている方もノドが乾いてしまうオモシロい作品だった。440fそれとテレビのコマーシャルのロケでやたらと使われているのが千葉県の「佐原」。
ココは「伊能忠敬」が住んでいた実に美しい町なのだが、残念ながら読み方は「サハラ」ではなく「さわら」だ。470蛇足ながらジャズではこんなアルバムもあるよ。
「アーマッド・アブダルマリク」というベーシストがウードを弾いているアルバム『Jazz Sahara』。
タイトル通りサウンドはもろにアラビアというのかエジプトというのか…コレが実に良いのです。Img_5120BAD SCENEはもちろんLPも大事に保管している。Sbs 「ウチは『イエーイ!』とか『のろうぜ!』っていう感じはもう齢なんで止めています」
昔さんざんやられていましたからね。
私は渋谷の屋根裏やまだオープンしたばかりの吉祥寺のシルバー・エレファントあたりで小声で「イエ~イ」とやっていたクチでした。
しかし、あの自前のPAシステムを持ち込んで演奏したシルバー・エレファントのライブはホントにスゴかった!480v1983年のシングル「Stoned Night」。
TVKテレビの「Music Shotgun」という番組のテーマ・ソングとなったAABAのサビつきブルース。
大輔さんがリフを弾く。490もちろん大輔さんはFLOWER-CHILDの時から引き続いてMarshallを使用している。110v大輔さんのリフに杉山さんが加わり…500vリズム隊が入りこんでくる。510vロック・ミュージックの常套手段にして醍醐味だ。520vそして金子さんの激唱!530v杉山さんと大輔さんのギター・バトルも飛び出した!540その後には杉山さんによる強力なアオリが待っていた。
「OK!Are you ready?
♪イエーイイエイ…
全員で元気よくいきましょうよ!大輔の還暦のために!」560v「♪イエイイエーイ」
「♪イエイイエーイ」
杉山さんのパワフルなリードで大いに盛り上がった!570続いても今回のCDに収録されている「Crazy Club」。
コレも密度の濃いミディアム・テンポのヘヴィ・チューンだ。580ツイン・リード・パートもバッチリと決まって…600ステージ前で四者揃い踏み!610見せどころ聴きどころ満載!620v曲が終わるやいなや三根生さんのドラム・ソロが始まった!630鮮やかなスティックさばきを存分に見せてからそのまま…118a0454「Birds of Fire」へとつなげた。
この曲も今回のCDに収録された。650上に書いた通り47、48年前に小岩の「音曲堂」で初めてBAD SCENEを見た時に最初に耳にした思い出深き曲。
昔はよくライブのオープニングで取り上げていた。
そのBAD SCENEのキラー・チューンのひとつで本編を締めくくった5人!660 670 680 690 700盛り上がりに盛り上がって本編の幕を下ろした。705やっぱりこういう自分の青春がらみのバンドが登場するとなると、どうしても昔のことを思い出しながら記事を書いてしまうのが人情というモノであろう。
それで思い出した。
上でリンクした過去の記事の中ですでに書いたことなのだが、昔「Plumage(プルーミッジ)」という民間の音楽サークルがあって、その集まりにBAD SCENEがゲスト参加したことにより私はこのバンドを知った。
つまり初めて見た小岩の音曲堂のステージがそれだったワケだ。
私が通っていた学校にはまだロックを聴いている連中が少なく、高校2年生の頃、ロック仲間を求めて私は足繁くPlumageの集会に通った。
ある時、そこに出入りしているバンドを集めて杉並公会堂で自主コンサートを開催することになった。
確か『フェイント・カーニバル』とかいうタイトルだったと思う。
そこにもBAD SCENEが出演した。
私はこのコンサートかぎりのバンドでギターを弾かせてもらうことになった。
当時流行していたディスコ系の曲を演奏することになり、生まれて初めてファンク・ストラミング(カッティング)なるものの練習をした。
下は生まれて初めて買ったエレキギターを提げて舞台に上がったその時の写真。
「朝日無線」で買った6万円のグレコのストラトキャスター・モデルだ。720vトリはBAD SCENEで、最後にその日の出演者数人がステージに上がることになって、私もギターを提げて登壇したのだがアンプがないので弾くマネをしていた。
するとその私の姿に気づいた杉山さんが、6弦の3フレットを人差し指で押える大ゲサな仕草をしながらしきりに口を横に広げ、私に向かってナニか叫んでくれている。
曲は「Tush」だったのかな?
杉山さんが叫んでいた言葉は「ジー!ジー!」だった。
つまり曲のキーが「G」であることを懸命に私に伝えようとしてくれていたのだ!
私がギターにケーブルがささっていないことを杉山さんに見せると、納得したご様子になった。
そして、コンサートが終わった時、杉山さんは私に「キミ、いいね~、BAD SCENEのローディやらない?」とお声をかけてくださった。
こんな50年近く前のことを杉山さんは絶対に覚えていらっしゃらないであろうが、私にとってはとても楽しい思い出となった。
この頃のPlumageの皆さんは今どうしているだろうナァ。710さて、アンコールの部。
「ありがとうございました。
もっと演って欲しいって…どうする?やる?やめる?」
客席からは「やる~!」という大きな反応。
「オーライ!みんな、ハードロックは好きかい?
オレたちダ~イ好きだよね」730vと、アンコールでまず演奏したのは「Sahara」のB面でもあった「In the City」。740私は金子さんがこの曲を「新しい曲」として紹介した時のライブにいたような記憶がある。
それまでの「風に向かってぶっとばせ」とか「Rising Dream」とか等とは異なり「Whole Lotta Rosie」のようなエラくシンプルでストレートなハード・ロックぶりに驚いたのだ。
「♪ベイビー いつもの酒でも飲もう」…この曲とはゼンゼン雰囲気が異なる「ペルシャの女」なんてスゴく好きだった。008a0918そして最後はマッキーさんがステージに上がった!750大先輩に心から敬意を示したマッキーさん。118a0572とてもうれしそうだ!760_2マッキーさんを迎えて演奏したのはステッペン・ウルフの「Born to be Wild」。770パートを分け合い、絶妙な押し引きで歌いこなす2人。780金子さんも最後まで気力のこもった歌を聴かせてくれた。790いよいよクライマックス!800曲が終わると大きな大きな歓声が沸き上がった!810そして、ステージにひとり残った大輔さんから〆のごあいさつ。
「今日はありがとうございました。
1年かけて計画して、これだけの皆さんに集まって頂いて本当に感謝します」
この日は大輔さんの誕生日であったが、出演者の中には他にも還暦を迎えた方々がいらっしゃって大輔さんからお祝いの言葉が贈られた。820「本当に…ステージの皆さん、お客さま方、それからスタッフの皆さん、この場をお借りしてもう一度お礼を言わせてください。
ありがとうございました!」
大輔さん、ご還暦おめでとうございました!
そしてお誘いありがとうございました。830v米山大輔の詳しい情報はコチラ⇒Official Facebook118a0527 200_2(一部敬称略 2026年5月30日 町田THE PLAY HOUSEにて撮影)

2026年7月13日 (月)

ドイツ大使館のMarshall 2026 <後編>

ドイツ大使館の「チャリティ・ガーデン・パーティ」のレポートの<後編>は前回触れた通り、再び大使館に隣接する「有栖川宮記念公園」のシンボルである「有栖川宮熾仁親王」の周辺から。008a0674下が熾仁親王。
有栖川宮家9代目の当主にして軍人であり、政府の様々な役職を歴任した政治家でもあった。
でもこの方について世間一般で広く知られていることと言えば、婚約していた「和宮親子内親王(かずのみやちかこないしんのう)」が「公武合体」を目的とした幕府の動きにより第14代将軍徳川家茂(いえもち)に降嫁してしまったことだろう。Trhコレはいつも不思議に思うのだが、家茂だけどうして下のマンガのような肖像画なのか?
家茂は大の甘いモノ好きで、31本の永久歯の内、30本が虫歯だったそうだ。
それが原因で栄養が偏って脚気に罹り、21歳の若さで大阪で客死した。
私が小学生だった頃は健康診断の時にゴムの槌でヒザを軽く叩いてその反応を見る「脚気」の検査をしていたが今はどうなんだろう?
脚気はビタミンB1の不足が起こす恐ろしい病気で、明治時代の軍隊から夥しい数の死者を出した。
とりわけ陸軍が顕著だった。
それは当時の陸軍軍医のトップでドイツ医学を修めた「森鴎外」が脚気の原因を細菌としたためと言われている。
一方、海軍も脚気の罹患者をたくさん出したが、海軍軍医のトップでイギリス医学を学んだ「高木兼寛」は西洋人に脚気の患者が1人もいないことに着目し、脚気の原因を「栄養のバランスの不均衡」と説いた。
要するに米の食べ過ぎだったワケね。
そして、海軍は麦の食餌を取り入れ、脚気の患者をほぼゼロにした。
ちなみに兼寛は「東京慈恵医大病院」の創設者のひとりだ。Mochiそしてコチラが和宮親子内親王。
色々あったものの、2人はとても仲が良かったらしい。
しかし、世の中が大きく変わり始めたタイミングで2人も大変な苦労を強いられた。Kzm有吉佐和子の『和宮様御留』という「和宮身代わり説」をテーマにした長編小説があるが、この和宮の降嫁を描いた1957年の大映映画に『朱雀門(しゅじゃくもん)』という作品がある。
原作は「川口松太郎」の『皇女和の宮』。
川口松太郎は「三益愛子」のご主人で探検隊の「川口浩」のお父さんね。
「世界の溝口健二」の「台東区立石浜小学校」時代の同級生。
映画の中では「市川雷蔵」が熾仁親王を、「若尾文子」は和宮を、そして山本富士子が和宮の侍女を演じている。
上に挙げた写真との誤差を認めざるを得ないナント美男美女ぞろいの宮家だことよ!
Szmところで和宮が江戸へ下る際、行列は東海道を行かずに中山道を進んだ。
これは道が狭い中山道の方が外部からの暴挙を防ぎやすかったということと、大井川を渡る時の事故を避けるためだった。
しかし、この行列の規模たるや、総勢2~3万人、長さ50~77kmにも及び、すべての行列が通り過ぎるのに4日かかったというのだから笑える。
下は中山道43番目の宿場の木曽の「馬籠宿」。
京都から210km、江戸まで322km…一行はココを歩いた。0r4a7631   ♪まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき
    前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり
これだけ覚えるのにタップリ10日はかかったわ。
この『初恋』を書いた「島崎藤村」の実家は馬籠宿の本陣/庄屋だった。
下は江戸の昔のまま残っているという「一石栃(いちこくとち)」という場所。
この石畳の道が「中山道」よ。
こんなところを2、3万の人が一時に通過したなんてにわかには考えられん!0r4a7710他方、和宮様との結婚が実現しなかった熾仁親王は「徳川貞子」と結婚した。
下が貞子…このあたりがまたスゴイ。
貞子は水戸藩主徳川斉昭と側室の「万里小路睦子(までのこうじむつこ)」の間に生まれた第11女。
同じお母さんの兄弟として「徳川昭武」がいる。
また慶喜はお母さん違いのお兄さんだ。
慶喜のお母さんの「吉子女王」も有栖川宮家の方で、水戸徳川家と有栖川宮は縁戚関係にあったのだそうだ。
ところが、貞子は熾仁親王と結婚後、たった5年で病死してしまう。
ナニかとツイていない熾仁親王。
そして熾仁親王は「溝口菫子(みぞぐちただこ)」という新発田藩主の家系の皇族と再婚した。Sdk下は松戸にある「戸定邸(とじょうてい)」。
ココは貞子の弟の「徳川昭武」の邸宅跡。Img_0760広大な庭がひたすら美しい。
慶喜は16歳年下の異母兄弟である昭武のことをとてもかわいがって、この家に時折遊びに訪れたのだそうだ。
元「征夷大将軍」が来る家なんてスゴくない?
2人もカメラに夢中だったんだって。
ま、こうして歴史をチョビっとカジったり、関連する本を読んで史跡を見て歩くことほどオモシロいことはない。Img_0765ドイツ大使館のお庭もすこぶる素晴らしい。
相変わらず盛り上がっている中…605ボール・ルームでは2回目のセットが始まった。610「内田百閒」のような丸メガネをかけて登場したスチュアート。
セカンド・セットの1曲目はデュラン・デュランの「Hungry Like a Wolf」。620vサングラスにかけかえ、センスを手にした続いての曲はワイルド・チェリーの「Play That Funky Music」。630ジェイムス・ブラウンの「I Feel Good」なんて意外な選曲も!008a1043さぁ、セカンドステージも思いっきり暴れちゃおう!640関ちゃんも遠慮なくエキサイト!650そんな関ちゃんのギター・プレイングを支えるのはMarshall。008a1002Marshallのラインナップでは珍しいステレオ2x12"コンボの「Valvestate 8280 BI-CHORUS 200」と1x12"のスピーカー・キャビネット「1912」を2台ステレオでつないで使用した。008a0656simoの盟友、為人さんもMarshall。008a0759「JCM800 2203」と「1960A」を使用。440 「Love is in the Air」…660セカンド・ステージでも様々な曲をよどみなく演奏するバンドの皆さん。680v「In the Navy」から…670みんなで輪になってグロリア・ゲイナーの「I Will Survive」へ。690もうこの頃になるとアルコールも十分に回ってナニをやっても「恥ずかしい」ということはない。700もう完全にディスコ状態。
私はディスコなるものは人生で2回ぐらいしか行ったことがないが、その時の光景はまさにコレだった!710ヴォルフガングさんも大ノリ!760前の人の肩に手を乗せて…720グルグルと回って…730今度はロビーに飛び出した!740コラ!
早く帰って来なさい!008a1122 「♪ア~チ~チ~アチ~」でさらに盛り上がって…118a0204 セカンド・セットの最後はアースの「September」。750v締めくくりのジャ~ンプ!770それこそ宴もたけなわ。790ヴォルフガングさんの仕切りで皆さんお待ちかねの大抽選会。
悲喜こもごもの歓声が上がって盛り上がった後は…800最後のバンド・パフォーマンスだ。810再びお召し替えをして登場したスチュアート。
835vサード・セット1曲目のこのジェスチャーは…820もちろん「♪ワ~イエムシ~エ~」。
ナニがナンでも盛り上がるにキマっているヤツ。830「1999」から…940アバの「Dancing Queen」。
コレも盛り上がったわ~。008a1205「♪シェキロ、シェキロ!」
テイラー・スウィフトの「Shake it Off」が飛び出して…118a0350 A-haの「Take on me」。008a1176 為人さんが奏でるこの有名なイントロ・リフはヴァン・ヘイレンの「Jump」。118a0184ギターを持ち替えた関ちゃんのソロ・もバッチリとキマって…950v_2いよいよ最後の曲!960v今年のパーティを締めくくったのはボン・ジョビの「Livin' on a Prayer」だった。970vものスゴい盛り上がりよう!
皆さんコレがホントに好きね~。850そしてスチュアートがこの日一番の大ジャンプをして演奏を締めくくった。990月が明るい気持ちのいい夜。
アンコールのリクエストが来ないワケがない。1020もちろんバンドがアンコールに応えないワケもなし。
ということで再びアース・ウインド&ファイヤ―の「Let's Groove」をプレイ。008a1147すると…とうとうトレインで庭に出て行っちゃった!870スチュアートに先導されてゾロゾロと庭に出て来るお客さん。880庭中を練り歩くスチュアート号!
皆さんとても楽しそう!890一方、ボール・ルームでは…900移動ができない為人さんと…
008a0759二神さんが演奏に集中していた。910あ~、帰って来た、帰って来た!930そして今日のすべてのプログラムを3人がキレイにシンクロするジャンプで締めくくった!860スチュアート、会心のガッツ・ポーズ!
そりゃもうファースト・ステージからスロットル全開だったからね。
さすがプロ中のプロ、なかなか日本人ではこうはできない。
やったとしてもこうはサマにならないものだ。
改めてスチュアート・オーが生粋のエンターティナーであることを見せつけた3つのステージだった。
 
スチュアート・オーの詳しい情報はコチラ⇒Stuarto.jp1000そして膨大なレパートリーをミスひとつなく完璧にこなしたバンドの皆さんもアッパレ!008a1212 それとMarshallね。
 
関雅樹の詳しい情報はコチラ⇒Seki's Web008a10022 あ~、楽しかった。
だからこの会は好きだよ。
 
チャリティ・ガーデン・パーティの詳しい情報はコチラ⇒一般社団法人 在日ドイツ人支援基金公式ウェブサイト008a0612<おしまい>
 

200_2(一部敬称略 2026年5月29日 ドイツ連邦共和国大使館にて撮影)

2026年7月10日 (金)

ドイツ大使館のMarshall 2026 <前編>

久しぶりに来たドイツ連邦共和国…と言うか、麻布のドイツ。
「マー索くん」で調べてみると、初めてお邪魔したのは2016年のこと。
あの時からすでに10年の時が経過しているなどとはにわかに信じがたい。
そして前回が4回目で、コロナ期の2022年のことだった。105回目にお邪魔する今回も「一般社団法人在日ドイツ人支援基金(BDF=Bund Deutscher Fürsorgea、英語名はGerman Charity Fund)」主催のチャリティ・ガーデン・パーティをMarshallでお手伝いするため。Img_67494年ぶりに訪れるドイツ大使館。
個人的にとても好きなイベントなのでこの日が来るのを指折り数えていた。60庭のようすは以前と全く変わっておらず、とても懐かしく感じた。30大使館や庭園については過去の記事で触れているので今回は特に取り上げないが…。40チョット気になったので、江戸の昔にはこの辺りがどうなっていたのかを自慢の古地図のソフトを取り出して調べみた。
コレが現在のようす。Smap そしてこっちが江戸時代後期のようす。
表記を見ると現在大使館がある場所には…
 *酒井内蔵助 御小姓組番頭:「小姓組番頭」とは将軍の親衛隊のトップの酒井さんの家。
 *松平大和守 上地:「松平大和守」家は徳川家康の次男「結城秀康」を家祖としていて、移封が多く 
  「引越し大名」の異名を取った家柄。「上地」とは幕府が家臣から没収した土地のこと。
 *平野兵庫助 交代寄合:「交代寄合」は武家の家格のひとつで譜代大名並みの厚遇を受けたらしい。
  そんな平野さんの家。
があった。
江戸の昔の東京は7割が武家地だったが、この辺りもギシギシにお武家さんの家々が立ち並んでいた。
見てみたかったネェ。70コレが現在のドイツ大使館の入り口。
平野さんの家があったあたりだろう。90傍らの「南部坂」を挟んだところにあるのが…100「有栖川宮記念公園」…今回はこっちを見てみよう。110駒込の「六義園」には及ばないかも知れないが、素晴らしい眺望だ。120坂についている「南部坂」という名前や上に掲載した古地図が示す通り、ココは「盛岡藩主南部家」の下屋敷があった。
20万石の大藩ともなると下屋敷でもこのスケールよ。
後に明治29年に以前は世襲親王家だった「有栖川宮(ありすがわのみや)」家の御用地となり、昭和9年に公園として一般開放された。
今、世間では「皇室典範」の件でモメにモメているが、「世襲親王家」というのは天皇家に世継ぎが出なかった時に次の天皇を立てる宮家のこと。
徳川の治世であれば「御三家&御三卿」みたいなものか?
制度自体は明治22年の皇室典範の改正により廃止したが、「世襲親王家」は有栖川宮の他に「伏見宮」、「桂宮」、「閑院宮(かんいんのみや)」があったが、平成16年を最後にすべて断絶した。
もういないのよ。
テレビで喧伝している通り、コレを見ただけでも皇室のメンバーが減少していることがわかる。
130そうだ、「閑院宮」で急に思い出した…下は「神宮外苑」の入り口に立っている当該施設の完成を寿ぐ石碑。
撰文(碑にグジャグジャと彫り込まれた文章のこと)を書いたのは、德川家第16代当主の「德川家達(いえさと)」。
一方、篆額(てんがく:石碑の上の方にあるタイトル)を書いたのがその世襲親王の「閑院宮載仁親王(かんいんのみやことひとしんのう)」だ。
私はこうした石碑に出くわすと必ず誰が篆額と撰文を書いたのかをチェックするようにしている。
コレが実にオモシロいんですよ。Img_41162_2有栖川宮記念公園に戻って…
下は公園の高台に設置されている有栖川宮家のひとりの銅像。140この方は「有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみやたるひとしんのう」。
有栖川宮家の第9代目の当主だ。
150vついでやっておくと、下は谷中霊園にある「佐藤尚中(たかなか)」の顕彰碑。
尚中はシーボルトやポンぺの薫陶を受けた「順天堂病院」の創設者のひとり。
そして、この篆額を書いているのが有栖川宮熾仁親王なのだ。
イヤ、それよりも熾仁親王といえば、幕府が推し進める「公武合体」により徳川家茂に降嫁した「和宮親子内親王」の元々の婚約者として知られているよね。
この辺りのことは<後編>で取り扱いたいと思う。
今回は公園を見る。200v近くには「新聞少年の像」という塑像が立っている。
毎朝毎晩元気に働く勤労少年を称えて1958年に「青少年の保護育成」を願って設置された。
作者は「朝倉響子」。160v朝倉響子は「東洋のロダン」の異名をとった日本を代表する塑像家「朝倉文夫」のお嬢さん。
早稲田大学の「大隈重信像」なんかは朝倉先生の作品だ。
谷中には元の自宅が「朝倉彫塑館」として一般公開されている。
ココはとてもいいですよ。
いつもあるとは限らないようなのだが、日露戦争後にロシアの「ウィッテ」と戦後補償の激烈な交渉を展開した時の外務大臣「小村寿太郎」の高さ4メートル近い塑像は超ド迫力。
作品だけでなく、朝倉先生が凝りに凝って作らせた家中の細かい造作が非常に素晴らしい。
私はココが好きで何回か見学に訪れているが、下の写真の中ほどにあるようにこの時はホラ…ちょうど「朝倉響子」の特別展を開催していた。
もちろん見て来た。Img_4244コレも園内の風景。180本当に東京のど真ん中にいることを忘れてしまうような落ち着いた風情だ。190さて、大使館に戻って…。
日も暮れ始めてソロソロ「チャリティ・ガーデン・パーティ」がスタートする時間になった。200例年通り庭に集まった来館者に大使館の方々からご挨拶。210まずは大使の「ペトラ・ジグムント」さんが会の趣旨を述べ、集まったお客さんやスポンサーに厚い謝辞を送った。220v続いて登壇した「ドイツ人支援基金(BDF)」の「ヴォルフガング・ビーラー」会長は、60年以上もの長きにわたりBDFが日本で困難な境遇にあるドイツの方々の支援に取り組んできたことを説明。
今年初めには基金が「一般社団法人」として正式に法人化されたことを報告して、今後はご家族を亡くされたご遺族の支援、ドイツ語学習支援、教育助成、日本在住のドイツ人高齢者の方々へのサポートなど、体制をさらに強化いていくという。
そうした活動やイベントを支えてくれている大使や大使館の皆さん、多くのボランティアの方々やスポンサーに対する感謝の言葉がつづられた。230vそしてコレも恒例のビヤ樽の鏡開きをして…240「Prost!」…実際には「乾杯!」ってやったかな?250この頃には食事の準備も完了し、ビュッフェが用意されたテントには長蛇の列ができる。
今回の参加者は500人だとか…庭があまりにも広いからそんなにたくさんの人がいる感じがゼンゼンしない。260ほどなくしてこのイベントの主軸であるダンス・パーティが大使館建屋1階のボールルームでスタートした。270今回のバンド・メンバーは…
 
スチュアート・オー280v関雅樹290v石井為人300vのまぐちひろし310v二神浩志320vこれでもか!というぐらいに80年代の曲を中心とした一大ヒット・パレード。
1曲目はピーター・ガブリエルの「Sledgehammer」。330スチュアートはこのパーティのレポート以外にも何度かMarshall Blogにご登場頂いているが、前回はコレに出演しなかったので2018年以来、実に8年ぶりのMarshall Blogへのご登場となった。
相変わらずの…イヤ、以前にも増してのショウさばきの鮮やかさ!340R.E.M.の「Losing my Religion」、トム・ペティの「Cabin Down Below」と曲が続く。
それぞれの曲で的確に仕事のギターをこなしていく関ちゃん。350v関ちゃんはどんな時でもアンプはMarshall。
そしていつもステレオ。360今日は今となっては珍しいヤツを持ち込んだ。
Marshallが1993~1996年に製造していた初代「Valvestate」シリーズのステレオ・モデル「8280 BI-CHORUS 200」。370vそれを1x12"のスピーカー・キャビネット「1912」2台に接続してステレオで鳴らした。
ベース用のスピーカーユニット「Clestion B150」を搭載したこのキャビネットはすこぶる音が良いね。380グレン・フライの「The Heat is on」。
ウ~ム、カウント・ベイシーの「Heats on」ならよく知っているんだけどな。410最初のセットはまだ庭で食事をしている人が多いのと、恥じらいでボール・ルームに踊りに来る人はまだ少ない。
だから反対に踊りたい人は周囲に気兼ねなく思う存分ステップを踏むことができる。
「Shall we Dance?」
ちなみに「Shall We Dance」の挿入歌ばかりが有名だが、『王様と私』には「I Whistle a Happy Tune」とか「Hello, Young Lovers」とか「Getting to Know You」などケタ違いに良い曲がテンコ盛りなのよ。
なにせ音楽を担当しているのが「リチャード・ロジャース」と「オスカー・ハマースタインII」世の必殺コンビだからね。420素敵なパートナーを見つけて華麗にステップを踏むスチュアート。
スチュアートのルックスからしてまさに「ドイツ大使館のユル・ブリンナーとデボラ・カー」!
400以前はツイン・ギターでキーボーズが入らないバンドだったが、今回は関ちゃんのバンド「simo」でおなじみの為人さんが参加して鉄壁の名人芸を見せてくれた。430為人さんもMarshall。
「JCM800 2203」と「1960A」を使用した。450vプリテンダーズの「Don't Get me Wrong」。
Marshallとのミーティングでこのセリフを連発するのはワタシ。
英語がヘタなものだから「あ、誤解しないでね」としょっちゅうこのセリフを言わなければならないのだ。4601回目のセットのダンスフロアはほぼバンド・メンバーのモノ。470もうやりたい放題!480INXSの「Never Tear us Apart」。
肩を組んで練り歩くスチュアートと関ちゃん。
ワイアレスのシステムに大感謝。390のまちゃんも付いて行った~!4903人が向かったのは隣のバー・ルーム。500おかまいなしにどこででも歌って…510踊っちゃう!520とうとうバルコニーまで出て行っちゃった!530オアシスの「Wanderwall」。
大分お客さんが集まって来たね。540次から次へと繰り出される有名曲を…550抜群のノリで弾きこなしていくリズム隊の2人。560vジャケットを脱いでますますハッスルするスチュアート。
曲はグッと古くなって「Satisfaction」。590関ちゃんはセミアコに持ち替え。118a0220 そしてザ・スミスの「There is a Light That Never Go Out」を演奏し…580v最初のセットを終了した。
ハナからこの調子だと残りの2回のステージはスゴいことになりそうだ。008a0913<後編>につづく
 200_2(一部敬称略 2026年5月29日 ドイツ連邦共和国大使館にて撮影)

2026年7月 8日 (水)

CALAVERAS:BUZZ FACRORY~Let's Rock As One vol.24~

『BUZZ FACTORY~Let's Rock As One vol.24~』のレポートもいよいよ最終回。10vこの日のトリを務めたのはMarshall Blog常連。
いつだって筋金入りのアメリカン・ロックを聴かせてくれる「CALAVERAS」!20_2ヘヴィなミディアム・テンポのオリジナル曲「Burn」で幕を開けた今回のCALAVERASの布陣は…
Doug Wilson(以下「ダグ」)30vKen Kishi(=キシケン、以下「ケンちゃん」)40vAndy Hewitt(アンディ・ヒューイット、以下「アンディ」)50vWalker Peterson(ウォーカー・ピーターソン、以下「ウォーカー」)60vいつものようにノッケからパワーを全開にして…70ケンちゃんのハードなリフで2曲目の「Waste」へとつなげる。80もちろんケンちゃんはMarshall。
愛用の「JCM800 2203」を持ち込んだ。
スピーカー・キャビネットは「1960A」。90v切れ味の良いドライビング・ナンバーを情熱的に歌いこなすダグ。100v曲調にマッチしたシャープなギター・ソロもバッチリきまった!110v最初のMCでは、「トリ」ということでこの日に出演したバンドを紹介して皆さんの労をねぎらい、CALAVERASのメンバーを紹介した。120v続いての曲はいかにもアメリカン・ロックなリフでスタートする「Enemy」。130ウォーカーのドラムスが熱っぽくケンちゃんのギターにカラんでいく。
今回参加しているウォーカーはシカゴの出身で、そもそもはギタリストなのだそうだ。
にもかかわらずとても気持ちのよいロック・グルーヴを聴かせてくれた。140「♪Enemy~!」150この曲のギター・ソロは特においしいフレーズがテンコ盛りだよ。160続いてはシングル曲の「Sick」。
ウォーカーのドラムスに乗ってアンディの低音が鳴り響く。
自身では「LONDON」というバンドをやっているアンディはかつて「Yeti Valhalla」のレポートで過去に何度かMarshall Blogにご登場頂いている。
見た目はドラムのソフトケースでよく見かけるオジさんっぽくてチョット近寄りがたいかも知れないが、ニコニコととてもやさしくて感じのいい人だ。
一番最初に会った時、昔務めていた会社で私が担当していたベースをアンディが使用してくれていて、それで私が話しかけて仲良くなった。 170「Sick」はCALAVERASのレパートリーの中ではハードな部類だ。180だからハードに展開するギター・ソロがシックりくる!
鬼神のごとく弾きまくるケンちゃん。190vその激しいパフォーマンスに客席も大いにエキサイト!200「次の曲はセカンド・アルバム『Skulls on Fire』に入っている曲です。
ナゼこの曲を作ったのかというと………Mad about you~!!!!!」210vケンちゃんのリフからスタートしたのは…220ダグが絶叫した通りの人気ナンバー「Mad about U」だ!230ウォーカーのドラムスが容赦なくバンドをプッシュ。240アンディの傍らに移動したケンちゃんが胸のすくようなソロをブチかましてくれた!250場面は替わって…ア・カペラでダグが猛シャウト。
セカンド・アルバムの出だしがコレでビックリしちゃうヤツ。260v「♪オ~オ~オウオオゥ!」
勇ましいコーラスのパートが耳に残る「Fear」。270アンディのベースが深~いところで鳴っていて実に気持ちがいい!280vイントロ・パートのテンションをそのままに轟然と声を張り上げるダグ。290vキメに続くケンちゃんのソロがまたすさまじかった!300vダグが物販の案内をしてから「グッドバイ・ソング」と本編の締めくくりの曲を紹介したのは「XXX」。310v飛び切りカラっとしたアメリカン・ドライビング・ナンバー。320この曲のギター・ソロのメロディも実に濃いのよ!
まるでカカオ成分88%のブラック・チョコレートのようだ。
アレは血糖値を上げないから実にありがたい。330「♪kiss, kiss, kiss, kiss me all night long」
大盛り上がりで本編終了!350アンコールは「Raining in Hell」。
この曲、好きなのよ~。
メッチャ、カッコいいと思わない?360このブリティッシュ・テイストが色濃いドライビング・チューンをこの上なく堅固なアンサンブルで攻撃的に仕上げた4人!370v 380v 390v 400vこうしてCALAVERASの激演で『BUZZ FACTORY』のプログラムがすべて終了した。
とても中身の濃い楽しいイベントだった!
 
CALAVERASの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook410お帰りの際には「ダグの屋台村」へ是非お寄りくださいまし!420v<おしまい>

200_2(一部敬称略 2026年5月16日 渋谷ROSSOにて撮影)

2026年7月 6日 (月)

WENDY & FALLING DOVES:BUZZ FACRORY~Let's Rock As One vol.24~

国際色豊かな内容となったイベント『BUZZ FACTORY』のレポート第2弾。Bfc3番目に登場したのはLAからやって来た「FALLING DOVES」。
これまでチープ・トリックやエコー&ザ・バー二ーメン、ガンズ&ローゼズらといったロック・アイコンとの共演を果たしてきた実力派。
1曲目に演奏したのは「She's Gone」。
なるほど自らが標榜する「スタジアム・ロックとサンセット・グラムの電気的フュージョン」とは言いえて妙。20メンバーは…
Christopher Leyva(クリストファー・レイヴァ)30vKaitlynn Harold(ケイトリン・ハロルド)40vPablo Santana Cantua(パブロ・サンタナ・カントゥア)50vJamie Gore(ジェイミー・ゴア)60v続いてはケイトリンの歌で「Screaming for Light」。
ベースの弦を指で軽く叩くように弾きながらアンニュイなイメージで歌うスタイルがカッコいい。
120vリード・ギターのパブロはWENDYのPaulさんのMarshall「JCM800 2203」を拝借してプレイ。
キャビネットは「1960A」。
この方、ミドル・ネームを「Santana」さんとおっしゃるが、ご想像の通りこの「サンタナ」は「カルロス・サンタナ」の「サンタナ」さん。
甥っ子さんだそうです。
カルロス・サンタナには「ホルヘ」という弟さんがいらっしゃって、70年代の前半にサンフランシスコを拠点に「Malo」というバンドをやっていたハズだ。
調べてみるとそのジジイ記憶は正しく、その後Maloは再結成をして現在も活動を続けているようだ。80vMarshallサウンドでガンガン弾きまくってくれたパブロ。240_2短いMCをはさんで3曲目は最新アルバム『37 Aighburth Drive』収録のシングル曲「Slowly」。90曲はゼンゼン「Slowly」ではなく、ストレートなロック・チューンに乗ったギター2人のアンサンブルでドンドン盛り上がっていく。100前作『Darker Side of Blue』から「Sober」。
クリストファーと…110vケイトリンが歌い分けるヴォーカルズが雰囲気満点!
70vパブロはアコースティック・ギターに持ち替えてソフトに、そしてソロ・パートでは激しく2人の歌を包み込んだ。
ちなみに「sober」とは「素面」という意味ね。130vMCでクリストファーがロサンゼルスという街の魅力を語って続けた曲は「City of Dreams」。150ギター・ソロにも情感がこもる!160v雰囲気が替わって「Into Psychosis」。170ケイトリンのパワフルな歌声が響く!180ギター・チームも膝を折って向かい合いエキサイト!1902025年のアルバム『Darker Side of Blue』のタイトル・チューンが続く。200パブロのソロが炸裂して…210ココでもギター2人が激突!
2人とも革ジャンを脱ぐ素振りすら見せない。
コレはFALLING DOVESのひとつの信念なのか?220クリストファーがこのイベントに参加したことに対する感謝の言葉を述べて最後の曲に取り掛かった。118a0414 FALLING DOVESの出番の最後はアルバム『Mirrors & DreamWaves』から「Paris」。
短いながらも自分たちの音楽を明確に打ち出した4人!230v 008a0557 240v 118a0352FALLING DOVESの詳しい情報はコチラ⇒Official Website260はい、転換お願いします。
1974年に「ダブ(The Dove)」という映画が公開された。
中学1年生だった私は「『ダブ』って一体ナンだろうな?」と思って意味を調べたことがあった。
映画では主人公が世界一周を試みるための1本マストのヨットの名前なんだけど、「dove」という英単語が「鳩」を意味することはこの時に初めて知った。
ん?英語で鳩といえば「pigeon(ピジョン)」じゃないの?と少々納得がいかなかったが、52年も前のこと、「インターネットでひと調べ」などということは当然不可能だったのでそのままになっていた。
どう違うのか?
「dove」はよくお祝いの式典などで使われる白く小さな鳩で、「鳩は平和の象徴」となるとコチラを指すらしい。
一方の「pigeon」はそこらの地面を嘴で突っついている普通の黒っぽいヤツ、いわゆる「土鳩」のことなのだそうだ。Doveところで、一体どういう経緯でこの土鳩なるモノが存在しているのか?
吉村明先生の『鳩』という短編小説を読んで知ったことなのだが、土鳩は伝書鳩のレースで帰巣できなかった鳩…すなわちレースの落伍者やその末裔なのだそうだ。
「どんだけレースをやってんのっ?」と思わざるを得ないぐらいスゲエ増えたものだ。
ちなみに上野に「一般社団法人 日本鳩レース協会(Japan Racing Pigeon Assn.)」という施設がある。
やっぱり「dove」ではなくて「pigeon」なのね。
決して私に鳩の興味があるワケではなく、偶然見つけただけなのだがやはり屋上が鳩舎になっていたことは確認してある。Jrpa_2 鳩の帰巣本能の優秀性はよく知られているところだが、第二次世界大戦中、イギリス軍は正式な通信手段として鳩を使っていたんだよ。
向島の「鳩の街」についてはまたいつか別の機会で触れることにしましょう。
はい、次のステージの方もそろそろ準備が出来たようだ。Pigeon 4番目に登場したのはWENDY。
スリリングなキメのイントロからまずは「SCREAM」。270_2Skye McKenzie280v_2Paul290vSena300vサポートで大桃俊樹。
モモさん、お久しぶりのご登場!310v凄まじいパワーでしょっぱなからテンション上がりまくり!
ああ~ピュアでストレートな「ロック」を感じるわ~!320続けてPaulくんのリフから「Pull Me In」。330PaulくんはMarshall。
今日は愛用の限定生産「JCM800 2203」のフル・スタックからヘッドだけ持ち込んでいる。340vハードな曲調にSkyeくんのシャウトが実によく映える。350v「このままいっちゃっていいですか?」とさらに曲をつなげる。
Senaくんが繰り出すイキのよいプリミティヴなビートはボ・ディドリーを彷彿とさせる。360v曲は「Pretty in Pink」。
贅肉を限界までそぎ落としたかのようなシャープなサウンドが素晴らしい!
ロックはコレでいい!370「こう見えて日本語しゃべれるんですよ。皆さん、楽しんでますか?」と挨拶をはさんでシングル曲の「Take Your Time」。380vテリーを手にしたSkyeくんが様々な表情を見せる曲を巧みに歌い上げた。390そのまま続けて「Sweet Temptation」へ。
400「ありがとうございます。改めまして、WENDYです!
今日はメチャクチャ楽しい!WENDYを初めて観たよって人はどれくらいいます?
ガンバっているので応援よろしくお願いします!」
バンドの「パパ的存在」である大先輩のモモさんを引き合いに出してバンドの平均年齢の話で盛り上がる。
WENDYの3人は22、23歳だからね。410MCの後はこのイベントのひと月前にシングルで発表した新しい曲「Tatoo」を熱演。420vそして早くもWENDYの出番もいよいよ終盤さしかかる。
ココからがスゴかった!
「Devil's Kiss」でみんなでジャンプをして…430WENDYの最初のシングル曲「Rock n Roll is Back」へとつなぎ…440キラー・チューンのひとつ「Born to Run」でステージを締めくくった。450vん~、もっと観たい!460vWENDYの詳しい情報はコチラ⇒WENDY OFFICIAl SITE470v<つづく>

200_2(一部敬称略 2026年5月16日 渋谷ROSSOにて撮影) 

2026年7月 3日 (金)

BERED:BUZZ FACRORY~Let's Rock As One vol.24~

初めてお邪魔した『BUZZ FACTORY』というイベント。
5つの国際色豊かなバンドが集まって自分たちの音楽を思う存分発信したゴージャスなショウだった。Img_6666まず最初にステージに上がったのはフランスから「THE FRENCH TOAST」。
パリが熱波で大変なことになっているねェ。
続いてアメリカがその熱波で苦しんでいるとか。
でも「日本は涼しくて助かった!」なんて言っていられない。
もうすぐ我々の番がやって来るからね。イヤだナァ。
パリでは景観の保護を目的に法律でエアコンが設置できないという話を聞いたが、それはあまりにも辛いよナァ。10Aurelien(オレリアン)20vLucas(ルーカス)30vGuillaume(ギョーム)40vStefan(ステファン)50v「日本人が知らない、でもフランス人が好きなフランスの曲のカバー」に取り組んでいるチーム。
とても良いことだと思います。60そこに加わったのがサラ(Sarah)。70vなるほど「オー・シャンゼリゼ(Les Chams-Elysees)」なんかを取り上げていた。
ま、コレは多くの日本人も知っているだろうけど…。80バラエティに富んだレパートリーでとても楽しいステージを聴かせてくれた。90転換の間、しばし休憩。
何の努力もしていないので当然なんだけど、しかし…読めんなフランス語は。
キーボーズ方のファースト・ネームの「Guillaume」なんてローマ字感覚で読めば「ギロウム」ぐらいになってしまうのが必定だろう。
でも知っていれば簡単…「Guillaume(ギョーム)」というのは英語圏で言うところの「William」なんだよね。
「William」はスペインでは「Guillermo(ギジェルモ)」、イタリアでも「Guhlielmo(グリェルモ)」となる。
11世紀にイングランド王国を征服してノルマン朝を開いた「征服王(Willan the Conqueror)」こと「ウィリアム1世」はフランス名の「ギョーム」と呼ばれていたんだよね。Williamとにかく読めない言葉は当然口にすることもできない。
フランスのロック・バンドといえば…Gong、Magma、Zao、Tai Phong、Atoll、Heldon、Pulserなどなどプロッグ・ロック系に個性の強い猛者が揃っていてなかなかにオモシロい。
1978年、私が高校の時に「日本フォノグラム」が「Rock Super Collection」というシリーズを展開して、その中にフランスのバンド「Ange(アンジュ)」の1974年の『Au-delà du délire(放題は「新ノア記」)』という作品がラインナップされていた(下の写真)。
「アンジュ」たって「森鴎外」じゃござんせんよ。
どうしてこのアルバムを買ったのかは覚えていないが、おそらく石丸電気のレコード館のロックのフロアで流れていたのを耳にして気に入ったのであろう。
当然歌詞はフランス語。
コレがヒックリ返るほどオモシロかった。
普段、英語の歌詞の曲に慣れ切っているので、ロック・ビートに乗せて歌うフランス語の音がナニをどう聴いてもキテレツにしか聞こえないのだ。
そのアルバムの中に「Si J'Etais Le Messie」という曲が入っていて、「救世主だったなら…」という邦題が付けられていた。
コレ…読める?
音としては「シジュテリミッシ」という風に聞こえる。
よほどこのアルバムが気に入ったのか、私はこの「シジュテリミッシ」を40年以上の間ズ~っと覚えていた。
そして7、8年前、山谷の居酒屋で隣り合わせになったフランス人姉弟と意気投合し、その後も彼女たちが古着の買い付けで来日するたびに一緒に食事をするようになった。
そこである時やってみた…「シジュテリミッシ」を。
自分としてはAngeの音源を思い出してかなり流暢に発音したつもりではあったのだが…テコでも通じなかった。
英語に変換して意味自体は伝わったものの、40年以上もの間温めていた私のフランス語は完全に粉砕されたのであった。
はい、ソロソロ次のステージの準備ができたようだ。Sange「BEREDです!よろしくお願いしま~す!」
この日、2番手で登場したのは「BERED」。
昨年の11月に初めて拝見して一発で気に入ってしまい、今回Marshall Blogには2回目のご登場となる。120REINA130vLUIS140vJIN150vNAOTO160vMATTHEW170v早速JINさんのソロが飛び出してきた。190JINさんはMarshall。
「DSL100H」と「1960A」を使用。200v「まだまだイケますか~!」
ダイジョブ、ダイジョブ、まだ始まったばかりだから!
ジャンジャンやっちゃって!180続いては「Bad Boys' Beats」。210v_3このドスドスと迫って来る独特のグルーヴがいかにもBEREDらしい。220そしてこのコーラスもBEREDの大きな特徴。
ものスゴイ一体感なのだ。230LUISさんのソロもバッチリとキマった!240v「BEREDです。よろしくお願いします!
普段は東京を中心にライブをしているロック・バンドでございます。
最近ほとんどの出演者が海外の方っていうイベントが多いんですよね。
『ワタシニホンゴハナセマセン』ってやったらわかんないかも?
MCが日本語の方がいいと思う人います?…誰も手が上がってないよ。
スパニッシュは?(お客さん:イエ~イ!)
英語よりスペイン語の方が多かったですね。
ヨカッタ~、ご縁に感謝します。
私ももっと勉強しないと!」
♪Una poca de gracia Pa, mi oatina Y arriba, y arriba
Yo no soy marinero…なんてね。
へへへ、実は私はリッチー・ヴァレンスの「La Bamba」なら全部原語で歌えるのです。
ナンのことはない、昔、長野のパブでハコバンをやっていた時に私が歌を担当していた1曲なのです。250vファンク・ストラミングと…260メロディのギターのアンサンブルで始まる3曲目は「Do Not Call Me」。270vREINAちゃんが悲しげなメロディを情感豊かに歌い上げ…280vその歌声に呼応するJINさんのソロが哀愁のメロディを紡いだ。290v雰囲気が替わってMATTHEWさんがゴキゲンなロック・ビートを繰り出すと…118a0196ヘヴィなリフが加わる。
BEREDのキラー・チューンのひとつ「Back to the Action」だ!320NAOTOさんが出す低音がバンドをグイグイとドライブさせる!118a0280疾駆するバンド・アンサンブルに乗ってREINAちゃんがシャウト!330前回初めてBEREDのステージを拝見して最も印象に残った曲かな?
ナンカこう…うまく言えないけど独特ですごくいいんだよね。
340「♪Back… back to the action!」
客席に向かってマイクを向けるREINAちゃん。
もちろんレスポンスは上々!360LUISさんと…370vNAOTOさんのコーラスがココでも大活躍。008a0088 JINさんのギターをバックにしたREINAちゃんの歌で曲が始まるのは「Wanderer In The Wilderness」。380vストレートなロック・ビートに乗って展開するマイナー・チューン。395キャッチ―めなサビのメロディがとても印象的だ。396vそしてギター2人が向かい合った!400ソロのリレーから…410vスリリングなギター・アンサンブルへと続けて曲を大いにドラマティックに彩った。420vMATTHEWさんが吹くホイッスルが場内に鳴り響く。430vこれまた他とは異なる3連のリズムでグルーヴするのは「So Lucky Man」。440NAOTOさんとJINさんのギターの掛けあいをバックに…450REINAちゃんがイナセな歌を聴かせてくれた。460v「♪Lucky, lucky!」
凝ったバンド・アンサンブルのパートを経て最後まで曲は軽快に過ぎていった。470「ありがとうございます!なんとかココまで来れたかな?
ココまで結構ロックなナンバーをお送りしました。
すべてオリジナル曲となっております。
実はバラードもございます。
騒いでるだけの曲もいいんですが、ココでしっとりと…照明も落としてもらえるとうれしい感じです。
暗めでピンスポみたいな感じでお願いします」480vと、本番中にREINAちゃんが照明の指定までして臨んだバラードは「Thinkin' About You」。490vテンポを落とした神妙なパフォーマンスで観客の耳を奪う。
バラードといってもグっと1本芯の通ったスロー・ナンバーだ。500こうした曲調には泣きのギター・ソロが付き物だろう。510感情をタップリと込めて歌い切ったREINAちゃんに客席から大きな喝采が送られた。520BEREDの『BUZZ FACTORY』も残すところあと1曲。
ライブの告知をして…
「ラストはす~ごく、ス~ゴクス~ゴク楽しい曲で終ろうと思います!
ありがとうございました!」530vルパートのREINAちゃんの歌い出しから…535v「ス~ゴクス~ゴク楽しい曲」とは「Burning」。540問答無用のドライビング・チューン!
楽しくないワケがない!550vNAOTOさんのベース・ソロも飛び出した!560v本日最後のシャウトに…
570客席の反応も大エキサイト!575コーラスや…580vギター・ソロもテンコ盛りで…590vBEREDの魅力が燃え上がった!…要するに「Burning」ね。600イヤ~、よう盛り上がったわ~。
ロック度満点のステージは素晴らしいのひと言だった!008a0469「どうもありがとう!」
大きな歓声を浴びながらBEREDの5人はステージを後にした。

BEREDの詳しい情報はコチラ⇒BERED Official Site

620<つづく>

200_2(一部敬称略 2026年5月16日 渋谷ROSSOにて撮影)

2026年7月 1日 (水)

マーシャル・ブログ博物館  第10回:マーシャル・タイムマシン<その4>

先回は「Marshallを最初に日本に輸入したのは誰か?」という謎を解きほぐし、日本のMarshall史に大きな衝撃を与えたワケだが(←ウソこけ!)、そのことに因むオモシロい話をお聞きした。
「オイオイ、一体ナンの話だ?」という方にはコチラをご覧頂きたい。
   ↓    ↓    ↓
マーシャル・ブログ博物館  第9回:マーシャル・タイムマシン<その3>
 
その「オモシロい話」の主は先週末に開催された田川ヒロアキさんのバースデイ・ライブでドラムスをご担当された「そうる透」さん。
ご存じの通り透さんは1991年から「外道」のドラマーとして「加納秀人」さんと活動を共にしてきた「筋金入りの外道」だ。
118a0203だから当然秀人さんが所有している「神田商会から購入した日本に最初に入って来たMarshall」の話は勝手知ったるところ。
下がその実物。
1971年製の「1959」と「1960AX」だ。56v_2透さんが上のMarshallのことを知っていることを承知の上、「1971年にMarshallが発行した古い新聞を読んでいたところ、日本に最初にMarshallを輸入したのはヤマハでも神田商会でもなく、実は荒井貿易だったことを突き止めた」という話をしたところ、楽器好きの透さんは興味津々の様子で私の話を聞いてくれた。そして、先回もココに掲載した下の写真の「ミッキー・カーティス&ザ・サムライ」に話が及ぶと、「だからか~ッ!」と驚き交じりの大きな反応を頂戴した。
「だからユージンさんはMarshallのことをよく知っていたのか!」
さすが透さん、即座にザ・サムライのドラマーである「原田裕臣」さんのお名前を口にされた。
それというのも、原田さんは初期の「東京おとぼけキャッツ」のディレクションをされていたことがあったというのだ。
今度は私がビックリ。
ついでに確認してみると、写真にはヘッドしか写っていないが、ベースの「Jimmy Tetsu」というのはやはり「山内テツ」さんのことだそうだ。1971_8_3下はかつては「イモ判」として親しまれていた外道が1974年に発表したファースト・アルバム。
横浜野外音楽堂(現横浜スタジアム)でライブ収録されたギターのサウンドは上の写真のMarshallが出している。
そして、透さんに言われてハッとしたのだが、この日本のロック史に残るアルバムの音源を録音し、プロデュースをしたのがミッキー・カーティスさんなのだ。
この透さんとのおしゃべりをもってして全部がキレイにつながったような気がした。
透さん、ありがとうございました!Gdさて、今回の「タイムマシン」は1971年8月発行の『The Marshall WORLD』のつづき。
第6面から見ていくことにする。P6「Marshallづくりの達人たち」と称して紹介されているのは…
左からケン・ブラン、M・ゴージ、K・フレッグ、ビル・ミドウクロフト、ドリーン・ターナー。
製造部門の責任者というポジションの皆さんだが、さすがの私もケン・ブランしか知らないナァ。
ターナーさんという右端の女性はすべての女性の工員の訓練と実際の作業の監督をしていた人らしい。
女性がキャビネットを取り扱ったりするのは無理だろうから、恐らくは電気関係の仕事の監督をされていたんだろうね。Sstaff で、「こんな風にして製造していますよ~」という説明があって、最後は下の出荷のシーン。
Marshallが積み込まれたコンテナーがアメリカに向かって出発するところ。
その出荷の様子を見に来たのが左の写真の黒いスーツの方。
この方は当時アメリカでMarshallの輸入代理店を務めていた「Unicord(ユニコード)」の社長さん。
熱心だな~。
Unicord社は「Univox」というブランドを持っていて「KORG」や「マツモク」製品の海外ディストリビューションをしていた。
ジミ・ヘンドリックスが愛用していたことで知られる「Uni-Vibe」は元は三枝文夫(みえだふみお)さんというエンジニアが開発し、日本のメーカー「新栄電気」が生産していた「Vibro Chorus」というエフェクターにペダルを接続してモジュレーションの周期を足で可変できるようにした商品。
それがアメリカに渡り「Unicode」社が扱うことにより「Uni-Vibe」という商品名で流通した。
自分の会社が扱う商品には「Uni-」という接頭辞を付けていたんだね。
私はこの辺りについては全く詳しくないので気の利いた文章を書くことはできないが、概ねこんな流れだと思う。
やがて、Unicord社やUnivoxというブランドは80年代にKORGに買収され、現在のKORGのアメリカ現地法人である「KORG USA」の前身となった。
ところで1970~80年代にアメリカ向けに出荷されたMarshallには「EL34」ではなく「6550」が搭載されていたことは好事家の間では有名な話。
この出荷方法を指示したのもUnicordだった。
主な理由は音質ではなく、パワー管を抜いてイギリスから出荷させ、輸送中に発生する真空管の故障を減らすためだった。
ちなみに戦時中、日本海軍はドイツが開発した高性能のレーダーを引き取りにはるばるドイツまで潜水艦で行ったことがあった。
苦心惨憺、首尾よくそのレーダーを日本に持ち帰ったが、残念ながらレーダーは故障していて役に立たなかった。
その原因は輸送中の振動による真空管の故障だったらしい。
もしかしたらUnicord社はこのことを知っていたのかもしれない…そんなことはないか?Sproduction_2 第7面もMarshallを使っているバンドの紹介。
右上は1969年にカーディフで結成された「Shakin' Stevens and the Sunsets」というチームが出ている。
1977年に活動を停止したようだが、現在もオリジナル・メンバーで活動を続けているそうだ。
ムズカシイこと一切抜きのストレートなロケンローが実に心地よい。
左の中段、「Dawn」というエセックスのバンドらしいのだが、コレは全然わからなかった。
その下の「Edison Lighthouse」は「Love Grows(Where my Rosemary Goes)」というヒット曲を持つ1969年結成のロンドンのポップ・バンド。
ウ~ム、この「Love Grows」という曲はゴージャスなストリングスが入っていたりしてなかなかにいいゾ。
このバンドも今でも活動をしているそうだ。
下段のサーリーのバンド「Grants Tomb」もわからなかった。
右の「Marshall for Middle」という見出しは「Chirpy Chirpy Cheep Cheep」という最初のレコードを1970年にヒットさせた「Middle of the Road」というグラスゴーのバンド。
この曲、後に何とポール・モーリアがカバーしている。
一番下にはナンだか知らんが「NOLL 31」というスウェーデンのバンドが写真と簡単なキャプションだけで紹介されている。P7この新聞が発行された1971年8月というと、オールマン・ブラザーズ・バンドが『フィルモア』をリリースした2ケ月後。
それほどオールマンの人気がガツンと来ていたのかしらん?
やたらと「オールマンがMarshallを使ってツアーをしています」と喧伝している。
他にもイギリスのグループがMarshallを携えてアメリカでツアーをしているということが書かれている。
つまり、いかに急速にMarshallの製品がアメリカで広がっているかということを騒いでいるワケ。Am8面もバンドの紹介。
左のタテ長のスペースでは「AGD」、すなわちTony Ashton、Kim Gardner、そしてRoy Dykeからなるキーボーズのトリオ。
このチームは「ブラックプール」の出身なのか…ブラックプールというのはイングランド北部のリゾート地で、社交ダンスコンテストの世界大会が開かれる場所…だったように記憶している。
なんて知ったような口をきいているが、この3人のウチで名前を知っているのは「トニー・アシュトン」だけ。
しかも「ジョン・ロード」や「イアン・ペイス」と組んだ「Paice Ashton & Load」の活動だけだので知っているウチには入らんか?
このAGDがロンドンの「Speakeasy」他でガンガン活躍している…という話から始まって、「ディープ・パープル」と3週間にわたってアメリカをツアーして「Whisky-A-Go- Go」他、名だたるクラブで演奏したということをレポートしている。
P8コレがThe Whoの『Sell Out』のジングルにも出て来る「Speakeasy」が入っていたビル。30_2ココにPink Floyd、ジェフ・ベック、Yes、Thin Lizzy、エルトン・ジョン、Cockney Rebel、The Rolling Stones、The Crazy World Of Arthur Brown、The Mothers of Invention、デヴィッド・ボウイ、The Velvet Underground、ボブ・マーリーなんてのが出ていたというのだから…いい時代でしたナァ。40v そのお隣にディープ・パープルのことが出ている。
ナニかオモシロそうなことが書いてあるのかと思いきや…書いてあるのは完全にバンドのプロフィールと近況だけ…残念でした。
ディープ・パープルの下にはイギリスの「テリー・デュヴァル」という人やアイスランドのレイキャビク出身の「Nattura」というバンドが紹介されている。Dp_2さらにその下、「Stop Press」というのはイギリス英語の表現で「新聞の印刷開始後に飛び込んで来た最新ニュース」という意味。
ココでは「付けたし」ぐらいのイメージなのかな?
ブラジルのディストリビューターから「ブラジル国内でもたくさんのバンドがMarshallを使っている」という知らせが入った…という情報と「Strife」というイギリスのバンドの人気が急上昇しているということを伝えている。
そしてその右。
「美女とMarshallは切っても切れない関係にあります」なんて言ってやがる。
イタリアの「ボローニャ」の展示会でMarshallをバックに「THE Marshall WORLD」を読んでいるところを捉えました…だそうです。Mb関係がないけど井上先生にこんな本がある。
このボローニャというのは住民の自治意識が発展した素晴らしい街なんですってネェ。Img_5105 次の号は1971年12月に発行されたモノ。
この号は2ページ分しか残っていなかった。2301面に「勇ましく新しきインディアン・ロック」という見出しの元で紹介されているのは「Redbone」というバンド。
Marshallのフル・スタックをズラリと並べた様は確かに勇ましそうだ。
インドのバンドにしてはシタールやタブラを演奏するメンバーがいないな…と思ったらこの「インディアン」というのは「嘘をつかない」方のインディアン。
いわゆる「ネイティブ・アメリカン」の血を引いた皆さんが結成したチームなのだ。
チラっと音を聴いてみると…「♪ドンダタッタドンダッタッタ、アババババババババ」なんてインディアンのステレオタイプできな要素が全くない実に耳障りのよいソフトなロック・サウンドだった。
この記述によると、創設者のロリーとパットの兄弟は独学でそれぞれギターとベースをマスターし、エルヴィス、グレン・キャンベル、ソニー&シェール、オデッタ、ジョン・リー・フッカーのバックを務めた経験があるというんだけど、ホンマかいな?
ちなみに私は中学校2年生の時に本物の「オデッタ」の演奏を観たことがあります。240その下は「Bob Miller and The Millermen」という楽団でもMarshallが活躍しているという記事。
ボコッと床におかれた「1959」がオモシロい。
何の変哲もない、また毒にも薬にもなりそうにないビッグバンド・スタイルのオーケストラ。
「シュープリームス」のUKツアーのバックをやっているという話題。
他にもボビー・ダーリン、デュアン・エディ、シャーリー・バッシ―、クリフ・リチャードといった大御所との共演を果たした由緒正しいオーケストラなのだそうです。250白地に2色の「Super Sound」のプリントTシャツ出来!
Marshall取り扱い店または直接ローズ・モーリスでお買い求めください。
1枚50p(50ペンス)だというから当時の為替レートでは425円ぐらいか?
55年前の話ですよ。260vそして第4面。
また世界のディストリビューターがドバっと紹介されている。
「フェロー諸島(Faroe Islands)」なんて知ってる?
デンマークの自治領で現在の人口は55,000人。
じゃ「クック諸島(Cook Islands)」は? 
ニュージーランド王国を構成する立憲君主国家なんだって。
現在の人口は15,000人。
50年以上前にそんなところでもMarshallを売っていたんだねェ。
オモシロいけどキリがないのでコレで止めておく。
270またディープ・パープルのことが出ている。
今度はMarshallが新たに開発したPAアンプをディープ・パープルが工場に取りに来たという記事。
何でも250Wのパワー・アンプを8台使って2000Wの出力を実現したシステム。
12チャンネルのミキサーと15インチのスピーカーとホーン・スピーカーが搭載されたキャビネット8台で鳴らしたのだそうだ。
このアンプについてイアン・ギランがどう言っていたかということには触れていない。
しかし、この写真のホーンつきのキャビネット、何回か前の回で紹介したイアン・ギランのキャビネット盗難騒ぎと符合するのではないか?…なんて想像するとオモシロいね。
280「"A Tee break" ---- not a warming cuppa but a chance for Marshall staff show off the company's new trendy white tee shirts」
この従業員のグループ写真に付けられたキャプション。
「ティー・ブレイク----温かいお茶の時間ではありませんが、Marshallのスタッフが会社の新しいトレンディな白いティー・シャツを披露するチャンスなのです」ぐらいの意味。
一生懸命シャレているワケね。
「cuppa」と言うのは「a cup of tea」のこと。Gp名盤の誉れ高いキンクスの1971年の『Muswell Hillbillies(マスウェル・ヒルビリーズ)』には「Have a Cuupa Tea」という曲が収録されている。
ん?この曲はシングル・カットされているな…発売したのはこの新聞の1ケ月前。
もしかしてこの記事の筆者はキンクスを意識してこのキャプションを書いたのかも?…いくらなんでも考えすぎか?
Marshallの事務所にいると「Shige, have a cuppa tea?」とか「Cuppa tea?」なんてよく声をかけてくれたものだった。
コレをもっと省略すると「Cuppa?(カッパ?)」だけになる。
本当にイギリス人は紅茶が好きだからね。
かつてはそれで戦争をしちゃったぐらいだから。
私も紅茶が大好き。
イギリスの硬水で入れた本場の紅茶はホントにおいしいからね。
しかもスーパーで売っているような庶民のための安い紅茶がおいしい。Mh 下は夥しい数の調理器具や食品サンプルの店が立ち並んでいることで世界的に知られる浅草合羽橋。

Img_0007江戸の昔、私財を投じてココの掘割を整備した「合羽屋喜八」に心を打たれたホンモノの河童がその工事を手伝った…という伝説がある。
その河童の像がコレ。
手にしているのは紅茶ではなく魚。Img_0002 アメリカのギター・プレイヤーからのお便り。
「親愛なるMarshall
ボクはメリーランド州のアナポリスというところのハード・ブルース・ロックンロール・バンドでリード・ギターを弾いています。
そして御社の顧客でもあり、貴社は最高のアンプ・メーカーであるという賛辞を送りたいのです。
ボクがMarshallの製品を意識したのは1967年、ワシントン・ミュージック・センターでジミ・ヘンドリックスのポスターを目にした時でした。
そのポスターに『ジミ・ヘンドリックスはMarshallを使っています』とあったんです。
ボクはジミがファースト・アルバムであの突風のようなサウンドをどうやって出していたのか不思議に思っていました。
そして今ではその答えを得ています。
その後、著名なギタリストたちがドンドンMarshallを携えてコンサートに臨むようになり、やはり最良の人たちは最良の物を使うということがごく自然であることを知りました。
ジェフ・ベック・グループ、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス、テン・イヤーズ・アフター、クリーム他、みんなMarshallを使っています。
そのギタリストたちはスタイルは異なれど、観客の心を揺さぶり感動させるに十分なトーン、バランス、そしてさっき書いたようにな『突風のようなサウンド』を持っているのです。
ギタリストには生まれ持った才能や技術が必要ですが、全ての観客を感動させるためには、信頼するに足る高品質のギター・アンプが不可欠です。
私が100Wの『Super Lead』を手に入れてから8ケ月が経ちました。
ボクのバンドは6ケ月ほどルイジアナのニューオーリンズに滞在し、サザン・ブルースとロックンロールにドップリと浸かって来ました…」
みたいなお手紙。
コレね、オモシロいと思ったのは、この青年がMarshallを意識したキッカケが『Are You Experienced?』というところ。
1967年、このアルバムが出た瞬間にあのギターのサウンドを耳にしたワケ。
ビックリしただろうね~。
それでギターを嗜んでいればジミがどんな機材を使っているのか気になることは必定でしょう。
「この音はMarshallというイギリスのギター・アンプが出しているのか!」
なんて感動してその4年後にこの彼は「1959」を手に入れた。
リアル・タイムでのヘンドリックス仕込み。
いいナァ。
一部では「アルバムのレコーディングではフェンダーのアンプを使った」説もあるようだけど、Marshallでいいじゃない!
そして、このアナポリスの彼がデジタル機器まみれの今のロック・コンサートのステージの光景を目にしたら一体ナンというだろうか?
お便りお待ちしています!300vまたカタログが出来しました。
ローズ・モーリスから送ってもらいましょう!410<つづく>
 

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